円山“隠れ家お菓子屋さん”家族喜ぶ安心おやつ…女性客の注目「若返りのスコーン」

円山に店を構えて18年になるクスクスオーブンプラスホッパーズ。「店を始めた当初はマクロビオティックという言葉もメジャーではなかったんです」と話すのはオーナーの野口典子さん。

オーガニックの素材やアルミニウムフリーのベーキングパウダーを使用し、白砂糖不使用。そんな安心安全にこだわったお菓子作りのきっかけは、お子さんの重度のアトピー性皮膚炎だったといいます。

お子さんに授乳をしていたため、野口さん自身の食事制限も厳しく「アレはだめコレはだめ、とだめなものばかり探していました」と当時を振り返ります。

制限がある中でも“食べること”を楽しめるように、と試行錯誤をしていったのが現在への出発点だったそう。

「素材へのこだわりや、添加物のないシンプルな味を気に入ってくれるお客様が多いんです」と話す野口さん。

常時20〜30種類が並ぶという焼き菓子ですが、人気は米粉を使った商品。
今の季節は「ルバーブといちごのしっとりケーキ　453円(税込)」「米粉キャロットケーキ　486円(税込)」「米粉ブルーベリーマフィン　453円(税込)」が並べられています。

秋冬に入ると「花豆とチョコのケーキ」や「さつまいものケーキ」なども出てくるとのこと。季節ごとに異なる味を楽しめるのも、素材を大切にする野口さんのお菓子ならでは。

数ある商品の中でひと際目を引いたのは、このスコーン。

なんとその名も「若返りのスコーン　248円(税込)」。女性なら心動かされるこのネーミングは「ずるい名前ね〜」とお客様から言われるそう。

この「若返りのスコーン」は自家製の玄米甘酒とローズマリーを使用した、甘くない塩味のスコーン。「ローズマリーはお肌をきれいにして、記憶力アップ。頭皮にも良いんです」と説明されると、買わずにはいられませんよね。

薬膳の世界でもローズマリーの美容効果はお墨付き！

東洋医学では、夏は暑さで「心（しん）」という部分がダメージを受けやすい季節と考えられています。

「心」とは言葉のとおり精神活動や意識をつかさどる場所。この場所が暑さでダメージを受けると、気持ちがソワソワイライラして落ち着かなくなったり、不眠の症状が出るといわれています。

夏の夜、眠りが浅かったり寝苦しく、寝ても疲れがとれないという経験はありませんか？ 特に今年の夏の暑さは厳しく、寝不足が続いていたという方も多いのではないでしょうか。
眠りの質の低下は、疲れが取れないため顔色がくすんだり、肌トラブルの増加にもつながります。最近眠れていない…そんな方にオススメのハーブなんです。

コロナ禍の今、食意識の高まりが見られています。家庭の健康を支えるママは、家族の口にするものにも気を配っていきたいと感じているのではないでしょうか。

野口さんのつくる焼き菓子は安心して食べられる、優しいお菓子。心がホッとする安心おやつで、家族そろってのティータイムはいかがですか？ ぜひママは“若返りのスコーン”を食べて、こっそり美しさに磨きをかけてみちゃいましょう。
（ライター：佐藤麻衣子）