2022.1.30

グルメ

世界のカレーを地元出身シェフが解説! 美味しくてためになるインドカレー&ネパールカレー

日本でも国民食の一つとして数えられる「カレー」は、世界中で愛されています!
札幌にも、世界のカレーを楽しめるお店がたくさんありますよね。
今回は、その中でも「カレー発祥の地」とされるインドカレーと、日本人の舌にも馴染みやすいネパールカレーのそれぞれの特徴と違いについて、現地を知るシェフたちに教えてもらいました!

南北で異なる味を一軒で楽しむ/JhadPul

南円山の閑静な住宅街にあるインド料理のお店「JhadPul」。
北インドと南インドの両方の味わいを一度に楽しめる珍しいお店で、足繁く通うファンも多いお店です。
ここでは北インド料理を担当するミランさんと、南インド料理を担当するスリニワスさんの2名のシェフが腕を振るっています。

コクのあるリッチな味わいが特徴の北インド

北インドカレーの特徴は、日本でも有名なナンやチャパティという小麦粉で作ったパン類を主食にしていること。
また、菜食主義者の多いインドにおいて、北部はイスラム文化の影響を受けた歴史的背景から、お肉を使った料理が発展しているのだそう。
中には生クリームやギーなどの乳製品、カシューナッツなどを加えたリッチなものも。
ナンなどにつけて食べるように、少しとろみがあるのも特徴の一つ。
同店では「カトリ」という小皿に盛り付けたカレーやスープを、多彩な薬味とともに「タール」というお盆にのせて提供してくれます。
実はナンは「タンドール窯」という専用の窯がないと焼けないので、インドでもお店で食べるのが普通なんだとか。

「レギュラー・ターリー」1,900円 ※ライスと豆カレーはおかわりOK

ライスと混ぜて複雑な味わいを楽しむ南インドカレー


「レギュラー・ミールス」 1,900円 ※ライスとサンバル、ラサムはおかわりOK

ヴィンディ山脈の南側、デカン高原が大きな面積を占める南インドは、伝統的なインドの食文化が色濃く残っているといわれています。
米が主食の南インドは北インドに比べるとベジタリアンが多く、野菜料理が発達しているそうです。
また南部の暑い気候に合わせて、カレーはスパイシーでさらっとしたスープタイプ。
風味付けにはマスタードシードやカレーリーフ、タマリンドという酸味のあるフルーツソースなどを使うことが多いそうです。
日本で言う定食という意味の「ミールス」を食べるときには、カレーや副菜をそのまま食べたり、少しずつバスマティライスに混ぜながら食べたりと、皿の上で調理しながら楽しむのが特徴です。
野菜と豆のカレー「サンバル」と、トマトベースですっぱ辛いスープ「ラサム」は、ミールスでは欠かせない料理なんだとか。
Jhad Pul(ジャド プール)

住所:札幌市中央区南6条西24丁目3-21
電話:なし
営業時間:【ランチ】午前11時~午後2時/【ディナー】午後6時~LO午後8時 ※ディナーは変動あり
不定休
駐車場:4台
Facebook:@jhadpul

ネパールの家庭の味を届ける/イエティ キッチン

世界最高峰・エベレストでも有名なネパールは、インドやチベットなどに面した内陸国。
その土地柄、周辺地域の影響を受けながら独自の食文化が生み出されています。
料理を手がけるのはカトマンズ出身のクリシュナ・スヌワールさん。
実はネパール王族御用達の彫金師一族で、ご本人も彫金師としてアクセサリー製作にも携わっています。
クリシュナさんが営む豊平区「アトリエ ZYU」で購入できるのでぜひチェックしてみてください!

毎日食べる体にやさしい国民食


「ダサインプレート」 1,800円 ※ダルとアチャールはおかわりOK

ネパールの人は朝晩必ずこれを食べるという「ダルバート」。
「ダル=スープ」と「バート=ごはん」に、「タルカリ」というおかずが付いた定食スタイルの料理のことを指します。
香辛料が控えめなので日本人の舌にも馴染みやすいため、「世界のカレー入門編」としてもぴったり。
ネパールも菜食主義の人が多いため、「ダル」は豆や里芋など野菜を使ったスープのことが多いそうです。
また、ダルバートに欠かせないのが副菜「アチャール」。
中でも酸味と辛みのバランスが程よいトマトのアチャールは、「モモ」というネパール餃子の調味料としても使われています。
スパイス感はありつつも辛みは控えめなので、「辛いものがあまり得意ではない」という人でも安心して食べられそうです。


YETI KITCHEN(イエティ キッチン)

住所:札幌市豊平区豊平7条8丁目1-17
電話:011-827-6615
営業時間:午後6時~午後9時 LO午後8時30分
定休日:月~木曜
駐車場:2台
Instagram:@dalbhat_yetikitchen_sapporo

南北で異なる味を一軒で楽しむ/JhadPul

南円山の閑静な住宅街にあるインド料理のお店「JhadPul」。
北インドと南インドの両方の味わいを一度に楽しめる珍しいお店で、足繁く通うファンも多いお店です。
ここでは北インド料理を担当するミランさんと、南インド料理を担当するスリニワスさんの2名のシェフが腕を振るっています。

コクのあるリッチな味わいが特徴の北インド


「レギュラー・ターリー」1,900円 ※ライスと豆カレーはおかわりOK

北インドカレーの特徴は、日本でも有名なナンやチャパティという小麦粉で作ったパン類を主食にしていること。
また、菜食主義者の多いインドにおいて、北部はイスラム文化の影響を受けた歴史的背景から、お肉を使った料理が発展しているのだそう。
中には生クリームやギーなどの乳製品、カシューナッツなどを加えたリッチなものも。
ナンなどにつけて食べるように、少しとろみがあるのも特徴の一つ。
同店では「カトリ」という小皿に盛り付けたカレーやスープを、多彩な薬味とともに「タール」というお盆にのせて提供してくれます。
実はナンは「タンドール窯」という専用の窯がないと焼けないので、インドでもお店で食べるのが普通なんだとか。

ライスと混ぜて複雑な味わいを楽しむ南インドカレー


「レギュラー・ミールス」 1,900円 ※ライスとサンバル、ラサムはおかわりOK

ヴィンディ山脈の南側、デカン高原が大きな面積を占める南インドは、伝統的なインドの食文化が色濃く残っているといわれています。
米が主食の南インドは北インドに比べるとベジタリアンが多く、野菜料理が発達しているそうです。
また南部の暑い気候に合わせて、カレーはスパイシーでさらっとしたスープタイプ。
風味付けにはマスタードシードやカレーリーフ、タマリンドという酸味のあるフルーツソースなどを使うことが多いそうです。
日本で言う定食という意味の「ミールス」を食べるときには、カレーや副菜をそのまま食べたり、少しずつバスマティライスに混ぜながら食べたりと、皿の上で調理しながら楽しむのが特徴です。
野菜と豆のカレー「サンバル」と、トマトベースですっぱ辛いスープ「ラサム」は、ミールスでは欠かせない料理なんだとか。
Jhad Pul(ジャド プール)

住所:札幌市中央区南6条西24丁目3-21
電話:なし
営業時間:【ランチ】午前11時~午後2時/【ディナー】午後6時~LO午後8時 ※ディナーは変動あり
不定休
駐車場:4台
Facebook:@jhadpul

ネパールの家庭の味を届ける/イエティ キッチン

世界最高峰・エベレストでも有名なネパールは、インドやチベットなどに面した内陸国。
その土地柄、周辺地域の影響を受けながら独自の食文化が生み出されています。
料理を手がけるのはカトマンズ出身のクリシュナ・スヌワールさん。
実はネパール王族御用達の彫金師一族で、ご本人も彫金師としてアクセサリー製作にも携わっています。
クリシュナさんが営む豊平区「アトリエ ZYU」で購入できるのでぜひチェックしてみてください!

毎日食べる体にやさしい国民食


「ダサインプレート」 1,800円 ※ダルとアチャールはおかわりOK

ネパールの人は朝晩必ずこれを食べるという「ダルバート」。
「ダル=スープ」と「バート=ごはん」に、「タルカリ」というおかずが付いた定食スタイルの料理のことを指します。
香辛料が控えめなので日本人の舌にも馴染みやすいため、「世界のカレー入門編」としてもぴったり。
ネパールも菜食主義の人が多いため、「ダル」は豆や里芋など野菜を使ったスープのことが多いそうです。
また、ダルバートに欠かせないのが副菜「アチャール」。
中でも酸味と辛みのバランスが程よいトマトのアチャールは、「モモ」というネパール餃子の調味料としても使われています。
スパイス感はありつつも辛みは控えめなので、「辛いものがあまり得意ではない」という人でも安心して食べられそうです。


YETI KITCHEN(イエティ キッチン)

住所:札幌市豊平区豊平7条8丁目1-17
電話:011-827-6615
営業時間:午後6時~午後9時 LO午後8時30分
定休日:月~木曜
駐車場:2台
Instagram:@dalbhat_yetikitchen_sapporo

札幌の街をアクティブに楽しむための情報誌「poroco(ポロコ)」。グルメ、ファッション、エンタテインメントなど、多彩な情報を詳しい記事と美しいビジュアルで毎月紹介。旬で魅力的なテーマを編集部が徹底取材。毎号を保存版にしたくなるようなクオリティの高さで、札幌女子に支持されている。

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