2025.6.11

おでかけ / 札幌

札幌近郊の“ミニ登山”ハマる人が増えている!ウルシ・熊対策やマナー「高確率でリスに会える」

標高差の少ない低山を上る『ミニ登山』が、いま全国でブームになっているのをご存じでしょうか。

その魅力や安全対策についてプロ山岳ガイドの方に伺い、遠藤リポーターが実際に登ってきましたよ。

コロナ禍をきっかけにブーム到来

そもそも、なぜ今ミニ登山者が増えているのか?

山岳・アウトドア情報誌『山と渓谷』の五十嵐編集長にお話しを伺うと、きっかけは“コロナ禍”なんだとか。
五十嵐編集長「コロナ禍の制限をきっかけに、近所の散歩や「ついでに低い山に登ってみよう」という方が増えた。道具や体力、技術もいらないし、ミニ登山の面白さに気づいたことが一番大きい理由だと思います。」
「正しい知識や準備、ルールーやマナーを学んで、ミニ登山を楽しんでくださいね」と、五十嵐編集長。

初心者でも、山頂からの景色を見て、ミニ登山の面白さが実感できるのか…?さっそくリポーターが体験してみましたよ。

いざ円山登山!プロ直伝の安全対策も

遠藤リポーターがミニ登山に初挑戦するのは、札幌の円山。地下鉄東西線 円山公園駅から徒歩10分ほどの、八十八ヶ所登入口から山頂を目指します。

下りは動物園側コースで下山する、周遊コースが人気なんだとか。
同行してくれるのが、山岳ガイドの青木倫子さん。

山岳ガイド歴は10年以上で、春夏秋冬、国内外を問わず山に登り続けるプロフェッショナルです。
札幌の円山は、標高は約225m、ふもとから山頂までの距離が1㎞ほど。

のんびり登っても40分ほどで山頂へたどり着けるという、子どもにも人気の低山です。
まず、青木さんに服装をチェックしてもらいましたよ。

体温調整しやすいよう、半袖で臨んで長袖をリュックに持ち歩くという青木さん。熱中症対策にもなり、服装や装備も身軽にできるというのがミニ登山の魅力なんだとか。
マダニ対策という点では長袖がベストですが、円山の場合、マダニが生息している藪の中に入らない限りは比較的安心なんだそうですよ。

油断は禁物なので、目視でマダニが付いていないか確認することも重要だと教えてくださいました。

円山ミニ登山スタート!注意点は

登り方のコツは、“小さいステップで、登りだしはゆっくり”がポイントなんだとか。

青木さん「いきなりギアを上げると途中でエンストしてしまうので、歩幅は小さく、段差も低いところから歩いて、疲れないようにします。」

自然を感じ、景色を見ながら、のんびりゆっくり散歩のように楽しめるのもミニ登山の魅力です。
青木さんが「絶対に触らないで」と注意するよう教えてくれたのが、ウルシ。

ツタウルシは登山道沿いにも生えているため、絶対に触らないよう注意しましょう。
青木さん「人によっては、触らなくても空気中の“ウルシオール”というかぶれ成分に反応してしまうので、近寄らないよう気を付けてください。」

肌の弱い方は、長袖を着るようにしましょう。
ほかにも、ミニ登山をするときに気になるのがクマ対策。

青木さんは「クマに会わないように、日没や早朝の登山は避けます。まず登山者がクマに遭遇しないような環境を作ることが一番大事です。」と話します。
もしクマの足跡やフンなどの痕跡を見つけたら、熊鈴をつける、ホイッスルを鳴らすなどの対策も大切。

青木さんが「なにもなければ手を叩いて音を出したり、声を出したりするなどもいいと思います。」と教えてくださいました。
街から近く自然が豊かな円山ですが、開拓時代から“原始林”と呼ばれ、天然記念物として保護されています。

カツラやミズナラの巨木、約380種類の植物や、エゾリスなどと出会えるのも円山ミニ登山の魅力の一つです。

山頂で食べるおにぎり格別!登山のマナーは

登山開始から40分ほどで、いよいよ山頂標識が見えてきました。

山頂に立つと、そこからは札幌の街並みが一望できる絶景が!天気がいい日は、奥にエスコンフィールドHOKKAIDOなども見えますよ。
運動した後、達成感とともに山頂で食べるおにぎりは格別!

自分の足で登ったあとの山頂からの景色は、最高のおかずです。
クマ対策などの注意点と併せて忘れてはならないのが、登山者としてルールやマナーを守ること。

青木さんは「円山は登山道がせまく、人の行き来も多いので、お互いにゆずり合いながら登りましょう」と話します。
山頂も広くはないので、お昼ご飯なども他の人の邪魔にならないよう済ませるのも大切です。

「なによりも、山をキレイに保つことが大事。ゴミはすべて持ち帰り、なにも残さないようにしましょう。」と教えてくださいました。
山頂で記念撮影をしたら、帰りは動物園側コースで40分かけて下山。食事を含めて、約1時間30分で無事にゴールしました!

遠藤リポーターは「豊かな自然を感じ、改めて札幌がどれだけ恵まれた場所にあるのかという気づきがありました!」と達成感に溢れていましたよ。
「札幌にはまだまだミニ登山が楽しめる山があります。安全対策をして、楽しんでくださいね」と、青木さん。

スタジオの宇野澤さんからは「何度も円山に登っていますが、かなりの確率でリスに会えますよ」との情報も。
「ちょっとツラくなってきたな…と思ったら、山頂に着く」という円山へ、一度の登ってみてくださいね。

みんテレ6月4日OAのものです。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

コロナ禍をきっかけにブーム到来

そもそも、なぜ今ミニ登山者が増えているのか?

山岳・アウトドア情報誌『山と渓谷』の五十嵐編集長にお話しを伺うと、きっかけは“コロナ禍”なんだとか。
五十嵐編集長「コロナ禍の制限をきっかけに、近所の散歩や「ついでに低い山に登ってみよう」という方が増えた。道具や体力、技術もいらないし、ミニ登山の面白さに気づいたことが一番大きい理由だと思います。」
「正しい知識や準備、ルールーやマナーを学んで、ミニ登山を楽しんでくださいね」と、五十嵐編集長。

初心者でも、山頂からの景色を見て、ミニ登山の面白さが実感できるのか…?さっそくリポーターが体験してみましたよ。

いざ円山登山!プロ直伝の安全対策も

遠藤リポーターがミニ登山に初挑戦するのは、札幌の円山。地下鉄東西線 円山公園駅から徒歩10分ほどの、八十八ヶ所登入口から山頂を目指します。

下りは動物園側コースで下山する、周遊コースが人気なんだとか。
同行してくれるのが、山岳ガイドの青木倫子さん。

山岳ガイド歴は10年以上で、春夏秋冬、国内外を問わず山に登り続けるプロフェッショナルです。
札幌の円山は、標高は約225m、ふもとから山頂までの距離が1㎞ほど。

のんびり登っても40分ほどで山頂へたどり着けるという、子どもにも人気の低山です。
まず、青木さんに服装をチェックしてもらいましたよ。

体温調整しやすいよう、半袖で臨んで長袖をリュックに持ち歩くという青木さん。熱中症対策にもなり、服装や装備も身軽にできるというのがミニ登山の魅力なんだとか。
マダニ対策という点では長袖がベストですが、円山の場合、マダニが生息している藪の中に入らない限りは比較的安心なんだそうですよ。

油断は禁物なので、目視でマダニが付いていないか確認することも重要だと教えてくださいました。

円山ミニ登山スタート!注意点は

登り方のコツは、“小さいステップで、登りだしはゆっくり”がポイントなんだとか。

青木さん「いきなりギアを上げると途中でエンストしてしまうので、歩幅は小さく、段差も低いところから歩いて、疲れないようにします。」

自然を感じ、景色を見ながら、のんびりゆっくり散歩のように楽しめるのもミニ登山の魅力です。
青木さんが「絶対に触らないで」と注意するよう教えてくれたのが、ウルシ。

ツタウルシは登山道沿いにも生えているため、絶対に触らないよう注意しましょう。
青木さん「人によっては、触らなくても空気中の“ウルシオール”というかぶれ成分に反応してしまうので、近寄らないよう気を付けてください。」

肌の弱い方は、長袖を着るようにしましょう。
ほかにも、ミニ登山をするときに気になるのがクマ対策。

青木さんは「クマに会わないように、日没や早朝の登山は避けます。まず登山者がクマに遭遇しないような環境を作ることが一番大事です。」と話します。
もしクマの足跡やフンなどの痕跡を見つけたら、熊鈴をつける、ホイッスルを鳴らすなどの対策も大切。

青木さんが「なにもなければ手を叩いて音を出したり、声を出したりするなどもいいと思います。」と教えてくださいました。
街から近く自然が豊かな円山ですが、開拓時代から“原始林”と呼ばれ、天然記念物として保護されています。

カツラやミズナラの巨木、約380種類の植物や、エゾリスなどと出会えるのも円山ミニ登山の魅力の一つです。

山頂で食べるおにぎり格別!登山のマナーは

登山開始から40分ほどで、いよいよ山頂標識が見えてきました。

山頂に立つと、そこからは札幌の街並みが一望できる絶景が!天気がいい日は、奥にエスコンフィールドHOKKAIDOなども見えますよ。
運動した後、達成感とともに山頂で食べるおにぎりは格別!

自分の足で登ったあとの山頂からの景色は、最高のおかずです。
クマ対策などの注意点と併せて忘れてはならないのが、登山者としてルールやマナーを守ること。

青木さんは「円山は登山道がせまく、人の行き来も多いので、お互いにゆずり合いながら登りましょう」と話します。
山頂も広くはないので、お昼ご飯なども他の人の邪魔にならないよう済ませるのも大切です。

「なによりも、山をキレイに保つことが大事。ゴミはすべて持ち帰り、なにも残さないようにしましょう。」と教えてくださいました。
山頂で記念撮影をしたら、帰りは動物園側コースで40分かけて下山。食事を含めて、約1時間30分で無事にゴールしました!

遠藤リポーターは「豊かな自然を感じ、改めて札幌がどれだけ恵まれた場所にあるのかという気づきがありました!」と達成感に溢れていましたよ。
「札幌にはまだまだミニ登山が楽しめる山があります。安全対策をして、楽しんでくださいね」と、青木さん。

スタジオの宇野澤さんからは「何度も円山に登っていますが、かなりの確率でリスに会えますよ」との情報も。
「ちょっとツラくなってきたな…と思ったら、山頂に着く」という円山へ、一度の登ってみてくださいね。

みんテレ6月4日OAのものです。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

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