2026.5.4

おでかけ / 帯広・十勝

帯広「麦音」に馬がやってきた!おいしいパンと「十勝らしさ」をまるごと味わえる場所

帯広を訪れたことがある人なら一度は耳にしたことがあるはず、十勝産小麦100%にこだわった人気ベーカリー「麦音(むぎおと)」。 その敷地内に2026年4月、話題の新スポット「麦音ホースパーク 馬と小麦の丘」が誕生しました。

「パン屋と馬」。一見すると不思議な組み合わせですが、その背景には馬とパンをひとつの輪でつなぐ、10年越しの地域循環の取り組みがありました。

日本一広いベーカリー「麦音」とは

麦音の看板
帯広駅から車で約15分。十勝平野の中心部に位置する「麦音」は、単独のベーカリーとしては日本一の敷地面積を誇ります。
運営するのは、「ますやパン」で知られる1950年創業の「株式会社満寿屋商店」。 帯広エリアに複数店舗を展開する地元の人気ベーカリーで、麦音はそのフラッグシップ店です。
こだわりは、パンに使用する小麦をすべて十勝産に限定していること。小麦だけでなく、牛乳・バター・卵・野菜に至るまで、可能な限り十勝産・北海道産の食材を使用しています。
麦音のとろーりチーズパン

共働学舎のラクレットチーズや、十勝産チーズなど5種類のチーズづくし「とろーりチーズパン」

麦音のもっちりパンピザ トマト&バジル

もちもちとした食感が人気の「もっちりパンピザ トマト&バジル」

販売されているパンは約100種類。店内にはイートインスペースもあり、天気のよい日は緑に囲まれたテラス席で味わうのもおすすめです。
敷地内には、地元の高校生たちと一緒に種から育てた小麦畑があり、さらに風車の力で水車を回し、その動力で石臼を挽く仕組みも備えています。
広いテラス席から眺める十勝の風景と、焼きたてのパンの香り。そして、パンづくりの過程そのものが、この場所の魅力です。

麦音のテラスにあるトラクター

馬→きのこ→小麦→パン。ぐるりとめぐる、おいしい循環

畑を耕す馬と人のジオラマ
「なぜ、パン屋に馬牧場が?」と感じる人も多いかもしれません。その背景には、十勝の歴史があります。
この場所は、明治時代に依田勉三率いる晩成社が、馬とともに開拓した農地の一角。馬が耕し、人の営みを支えてきた場所です。
満寿屋商店はこの土地のルーツをつなぐ取り組みとして、2015年に、あるプロジェクトをスタートさせました。
ばん馬の堆肥できのこを育て、収穫後の培地が小麦畑を豊かにする。育った小麦は麦音のパンになる。そして麦わらは「寝わら」(馬の厩舎に敷くわらのこと)として、再びばん馬の元へ。
地域資源循環プロジェクト「ばん馬toきのこto小麦の環」と名付けられたこの取り組みは、地元の事業者と協力して続けられています。
牧草とうまっしゅパン

馬の堆肥で育てた小麦「ばんえいキタノカオリ」と「とかちマッシュ」を練り込んだ「うまっしゅパン」

ますやパン麦音すごしかたマップ
「麦音ホースパーク 馬と小麦の丘」は、この循環を訪れる人に目に見えるかたちで伝えたい、という思いから生まれました。

「麦音ホースパーク 馬と小麦の丘」でできること

ホースパークには3頭の道産子と、ばんえい競馬の引退馬で「馬車BAR」でも人気のばん馬「ムサシコマ」、同じく引退馬「ピアノ」の厩舎があります。馬たちは朝から夕方まで、広い放牧地でゆったりと過ごします。
馬車をひくムサシコマ
麦音ホースパーク放牧地のイスとテーブル
放牧地の近くにはイスとテーブルも用意されており、ここでゆっくり馬をながめながら麦音のパンを味わうことができます。
ばん馬は、体重800~1200kgにもなる大型の馬。世界で唯一帯広で開催されているばんえい競馬で活躍しています。大きな体と優しい顔つきは、間近で見るとその存在感に圧倒されます。
ホースパークでは今後、馬車の乗車体験を楽しめる予定です。
馬車をひくムサシコマ
厩舎の中にいるピアノ
今後は、ばん馬のピアノもデビュー予定!
道産子は北海道和種とも呼ばれ、やや小柄ながら開拓期から人の暮らしを支えてきた馬です。麦音ホースパークにいる3頭は、まだ2歳の子どもたち。名前はこれから公募で決める予定とのこと。
他にも、馬とのふれあい体験や見学ツアーなどが予定されています。
麦音ホースパークの3頭の道産子

ホースパーク限定の商品はお土産にもぴったり

おうまのしっぽ

濃厚カスタードクリームがたっぷり入った「おうまのしっぽ」

馬の堆肥で育てた小麦「ばんえいキタノカオリ」と、マッシュルーム「とかちマッシュ」を練り込んで焼き上げた「うまっしゅパン」や、馬のしっぽの形をしたクロワッサン「おうまのしっぽ」など、ここでしか味わえない商品も登場しています。
パンと馬と十勝の大地。一見バラバラに見えるピースが、長い時間をかけてひとつにつながった場所「麦音ホースパーク 馬と小麦の丘」。
食べて、触れて、感じることで、十勝をより深く知るきっかけになるでしょう。子どもはもちろん、大人にとっても記憶に残る体験になるはず。
旅の目的地のひとつに、ぜひ加えてみてください。
麦音ホースパークの放牧地
ムサシコマ
麦音ホースパーク 馬と小麦の丘

住所:帯広市稲田町南8線西16-2 麦音(ベーカリー)敷地内
営業時間:放牧時間 午前7時30分~午後3時/ベーカリー麦音 午前6時55分~午後6時
定休日:年末年始
HP:https://www.masuyapan.com/
Instagram:https://www.instagram.com/mugioto_horsepark/
駐車場:あり

(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新情報は各店舗にお問い合わせください)

日本一広いベーカリー「麦音」とは

麦音の看板
帯広駅から車で約15分。十勝平野の中心部に位置する「麦音」は、単独のベーカリーとしては日本一の敷地面積を誇ります。
運営するのは、「ますやパン」で知られる1950年創業の「株式会社満寿屋商店」。 帯広エリアに複数店舗を展開する地元の人気ベーカリーで、麦音はそのフラッグシップ店です。
麦音のとろーりチーズパン

共働学舎のラクレットチーズや、十勝産チーズなど5種類のチーズづくし「とろーりチーズパン」

こだわりは、パンに使用する小麦をすべて十勝産に限定していること。小麦だけでなく、牛乳・バター・卵・野菜に至るまで、可能な限り十勝産・北海道産の食材を使用しています。
麦音のもっちりパンピザ トマト&バジル

もちもちとした食感が人気の「もっちりパンピザ トマト&バジル」

販売されているパンは約100種類。店内にはイートインスペースもあり、天気のよい日は緑に囲まれたテラス席で味わうのもおすすめです。
敷地内には、地元の高校生たちと一緒に種から育てた小麦畑があり、さらに風車の力で水車を回し、その動力で石臼を挽く仕組みも備えています。

麦音のテラスにあるトラクター

広いテラス席から眺める十勝の風景と、焼きたてのパンの香り。そして、パンづくりの過程そのものが、この場所の魅力です。

馬→きのこ→小麦→パン。ぐるりとめぐる、おいしい循環

畑を耕す馬と人のジオラマ
「なぜ、パン屋に馬牧場が?」と感じる人も多いかもしれません。その背景には、十勝の歴史があります。
この場所は、明治時代に依田勉三率いる晩成社が、馬とともに開拓した農地の一角。馬が耕し、人の営みを支えてきた場所です。
満寿屋商店はこの土地のルーツをつなぐ取り組みとして、2015年に、あるプロジェクトをスタートさせました。
牧草とうまっしゅパン

馬の堆肥で育てた小麦「ばんえいキタノカオリ」と「とかちマッシュ」を練り込んだ「うまっしゅパン」

ばん馬の堆肥できのこを育て、収穫後の培地が小麦畑を豊かにする。育った小麦は麦音のパンになる。そして麦わらは「寝わら」(馬の厩舎に敷くわらのこと)として、再びばん馬の元へ。
地域資源循環プロジェクト「ばん馬toきのこto小麦の環」と名付けられたこの取り組みは、地元の事業者と協力して続けられています。
ますやパン麦音すごしかたマップ
「麦音ホースパーク 馬と小麦の丘」は、この循環を訪れる人に目に見えるかたちで伝えたい、という思いから生まれました。

「麦音ホースパーク 馬と小麦の丘」でできること

馬車をひくムサシコマ
ホースパークには3頭の道産子と、ばんえい競馬の引退馬で「馬車BAR」でも人気のばん馬「ムサシコマ」、同じく引退馬「ピアノ」の厩舎があります。馬たちは朝から夕方まで、広い放牧地でゆったりと過ごします。
麦音ホースパーク放牧地のイスとテーブル
放牧地の近くにはイスとテーブルも用意されており、ここでゆっくり馬をながめながら麦音のパンを味わうことができます。
馬車をひくムサシコマ
ばん馬は、体重800~1200kgにもなる大型の馬。世界で唯一帯広で開催されているばんえい競馬で活躍しています。大きな体と優しい顔つきは、間近で見るとその存在感に圧倒されます。
ホースパークでは今後、馬車の乗車体験を楽しめる予定です。
厩舎の中にいるピアノ
今後は、ばん馬のピアノもデビュー予定!
麦音ホースパークの3頭の道産子
道産子は北海道和種とも呼ばれ、やや小柄ながら開拓期から人の暮らしを支えてきた馬です。麦音ホースパークにいる3頭は、まだ2歳の子どもたち。名前はこれから公募で決める予定とのこと。
他にも、馬とのふれあい体験や見学ツアーなどが予定されています。

ホースパーク限定の商品はお土産にもぴったり

おうまのしっぽ

濃厚カスタードクリームがたっぷり入った「おうまのしっぽ」

馬の堆肥で育てた小麦「ばんえいキタノカオリ」と、マッシュルーム「とかちマッシュ」を練り込んで焼き上げた「うまっしゅパン」や、馬のしっぽの形をしたクロワッサン「おうまのしっぽ」など、ここでしか味わえない商品も登場しています。
麦音ホースパークの放牧地
パンと馬と十勝の大地。一見バラバラに見えるピースが、長い時間をかけてひとつにつながった場所「麦音ホースパーク 馬と小麦の丘」。
食べて、触れて、感じることで、十勝をより深く知るきっかけになるでしょう。子どもはもちろん、大人にとっても記憶に残る体験になるはず。
旅の目的地のひとつに、ぜひ加えてみてください。
ムサシコマ
麦音ホースパーク 馬と小麦の丘

住所:帯広市稲田町南8線西16-2 麦音(ベーカリー)敷地内
営業時間:放牧時間 午前7時30分~午後3時/ベーカリー麦音 午前6時55分~午後6時
定休日:年末年始
HP:https://www.masuyapan.com/
Instagram:https://www.instagram.com/mugioto_horsepark/
駐車場:あり

(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新情報は各店舗にお問い合わせください)

笹山浅海

ライター・編集者

十勝出身、札幌在住。2007年より東京都内の編集プロダクションに編集者として勤務し、オールジャンルの書籍やムック本の制作を手がける。 2012年株式会社マニュブックスを設立。 書籍・雑誌・Web・イベントなど、媒体を問わず幅広く企画制作している。

Official SNS 公式SNS

フォローして最新情報を受け取る