2019.7.11

ニュース

ススキノの社交場。師匠の代から60年以上続く伝統の味【クレメント】

札幌の繁華街、ススキノで唯一のファッションビル「ラフィラ」。 松坂屋、ヨークマツザカヤ、ロビンソン百貨店と、歴史を刻んできたビルの中には、一緒に歳を重ねて来たお店も…。
創業して32年、この場所では26年親しまれてきた老舗の喫茶店に、ラジオパーソナリティー北川久仁子さんと廣岡俊光アナウンサーが訪れました。

8時間かけてじっくりと…受け継がれる伝統の味にぶったまげる!

「本屋さんに来ることはあるけど、そのフロアに喫茶店があるのは気づかなかった」と話す廣岡アナと、「フットマッサージに行くことがある」という北川さんがやってきたのは、ラフィラ5階の喫茶店「クレメント」。
「食事がしやすいように」とこだわった、通常より奥行きのあるカウンターでお食事をいただきます。

常連気分で思わず“マスター”と呼びたくなるような、ダンディーな雰囲気を醸し出す古屋嘉章さん。実は単なる喫茶店のご主人ではなく、いけばな嵯峨御流(さがごりゅう)正教授の資格を持つ、異色のマスターなんです。
廣岡アナ:「何年くらいやられてるんですか?」

古屋さん:「ここでは26年。その前は別の場所で6年間やってました。計32年ですね」

前のお店で腱鞘炎になってしまっていったん辞めたという古屋さん。ヨークマツザカヤからロビンソンに変わるときにここに入ってきたそうです。

古屋さん:「当時はなんとなくまだバブルが残ってる時代。朝はサラリーマン、昼は奥さま方、夜はホステスとお客さんが3パターン違い、毎日忙しかった」と思い出を語ってくれました。
実は古屋さん、学生時代に通っていた喫茶店で修行。師匠の仕事ぶりや言動、人生に男気を感じてこの道に入ったと、きっかけを話してくれました。

古屋さん:「お客さんで行っていて、漫画の本を読んでたら殴られた。自分が稼いだ金で好きなことをしなさいと。いろんな父親から教わらないことを全部教わった。そうしているうちに“お前うちに入んねぇか?”という話になり、アルバイトをした。」
 
クレメントには、そんな恩師から受け継いだ大切な味があるんです。それが師匠の店から60年以上は経つという歴史を持った「ブラックカレー」。
廣岡アナ:「こういう形でやってくるんですね!香りがたまんない!スパイスの香りとフルーティーな香りもする」

北川さん:「ライスの上にかかると、より黒さが引き立ってる」
 
古屋さん:「小麦粉とバターを黒くなるまで炒めるんですよ。それは僕にしかできない」

時間と手間をかけるカレー作りのベースが、おいしさの秘訣と教えてくれました。目を離さず強火で根気よく炒め続けることにより、独特の風味とコクも生み出しています。

そして1日寝かせ、翌日、炒めた牛、豚、鶏の3 種類のミンチ、玉ねぎ、チャツネとリンゴジュース、はちみつなどを入れ、さらに秘伝の味付けをして1時間半煮込んだ鍋と合わせ練りこみます。

砂糖は使わず、野菜も玉ねぎしか入っていないシンプルな作り方に驚く2人。
8時間かけてじっくり作る伝統の味、さて、そのお味は?
廣岡アナ:「辛いよりも、深い味わい。シンプルなのにこの味がでるって初めてかもしれない。ぶったまげますよ!」
 
「私も食べたい!」と我慢できない様子の北川さんにはこのブラックーカレーも楽しめる、とっておきのメニューをご用意♪
「おいしそう~!」と2人とも大興奮!
 
北川さん:「しあわせ!いろんな歯ざわり。卵の滑らかさと、カレーのスパイシーもある。ハムが入って、チーズもすごい!」

古屋さん:「中に入ったサムソーチーズというデンマークのチーズが火を入れるとまろやかになるんです」

北川さん:「全部言っちゃうの!マスターが(笑)」

と、和気あいあいとした一場面もありました(笑)

お気に入りのカップで楽しむ、至福のひと時。

そして食後は「何かお好きなカップがあれば…」と、気に入ったカップを選ばせていただきました。常連さんは自分から選びに来る方もいるそうです。
北川さんは「丸谷焼」を、廣岡アナは一番古い83年の歴史を持つカップで、マスターが丁寧にドリップしたコーヒーをいただきます。
北川さん:「すっきりしている。あとから奥のほうに黒蜜のようなコクを感じる」
 
さらに、コーヒーにぴったりな月替わりのケーキも出してくれました。
古屋さん:「クラフティーとはフランスの焼きプリンのこと。これは焼くのに約50分かかる。」

ケーキや添えてあるソースも全部手作りなので、焼いている間はその場を離れたりできないそうです。
                                
廣岡アナ:「なめらかで。生地というよりはツルンとした食感!」
 
古屋さん:「季節のものを使っている。次のケーキは桃を使ったミルクレープ」

次回のケーキも楽しみですね♪
古屋さん:「70歳までは現役でやりたい。父親は60歳、師匠も60歳過ぎに亡くなっているので、父と師匠をまず年齢で越えたい。そのために健康管理、筋トレやヨガをしている。若い人に来てもらって、刺激をもらうのが若さの秘訣かな」
 
喫茶店は「情報発信基地」。お客さんと話をして様々なことを学び、教えるのが楽しいと話してくれました。これからもススキノの社交場として、色んなことを教えてくださいね。
<店舗情報>
【クレメント】
住所:札幌市中央区南4条西4丁目1 ススキノラフィラ 5F
電話番号:011-533-9106
営業時間:午前10時~午後9時
定休日:無休(ラフィラの営業に準ずる)
★ブラックカレー:920円(ランチタイム価格)
★クレメント風オムレツ(カレー):1110円(ランチタイム価格)
★ブレンドコーヒー(単品):530円
★今月のケーキ(単品):チェリークラフティー 420円

(2019年7月4日放送「みんテレ」より)

8時間かけてじっくりと…受け継がれる伝統の味にぶったまげる!

「本屋さんに来ることはあるけど、そのフロアに喫茶店があるのは気づかなかった」と話す廣岡アナと、「フットマッサージに行くことがある」という北川さんがやってきたのは、ラフィラ5階の喫茶店「クレメント」。
「食事がしやすいように」とこだわった、通常より奥行きのあるカウンターでお食事をいただきます。

常連気分で思わず“マスター”と呼びたくなるような、ダンディーな雰囲気を醸し出す古屋嘉章さん。実は単なる喫茶店のご主人ではなく、いけばな嵯峨御流(さがごりゅう)正教授の資格を持つ、異色のマスターなんです。
廣岡アナ:「何年くらいやられてるんですか?」

古屋さん:「ここでは26年。その前は別の場所で6年間やってました。計32年ですね」

前のお店で腱鞘炎になってしまっていったん辞めたという古屋さん。ヨークマツザカヤからロビンソンに変わるときにここに入ってきたそうです。

古屋さん:「当時はなんとなくまだバブルが残ってる時代。朝はサラリーマン、昼は奥さま方、夜はホステスとお客さんが3パターン違い、毎日忙しかった」と思い出を語ってくれました。
実は古屋さん、学生時代に通っていた喫茶店で修行。師匠の仕事ぶりや言動、人生に男気を感じてこの道に入ったと、きっかけを話してくれました。

古屋さん:「お客さんで行っていて、漫画の本を読んでたら殴られた。自分が稼いだ金で好きなことをしなさいと。いろんな父親から教わらないことを全部教わった。そうしているうちに“お前うちに入んねぇか?”という話になり、アルバイトをした。」
 
クレメントには、そんな恩師から受け継いだ大切な味があるんです。それが師匠の店から60年以上は経つという歴史を持った「ブラックカレー」。
廣岡アナ:「こういう形でやってくるんですね!香りがたまんない!スパイスの香りとフルーティーな香りもする」

北川さん:「ライスの上にかかると、より黒さが引き立ってる」
 
古屋さん:「小麦粉とバターを黒くなるまで炒めるんですよ。それは僕にしかできない」

時間と手間をかけるカレー作りのベースが、おいしさの秘訣と教えてくれました。目を離さず強火で根気よく炒め続けることにより、独特の風味とコクも生み出しています。

そして1日寝かせ、翌日、炒めた牛、豚、鶏の3 種類のミンチ、玉ねぎ、チャツネとリンゴジュース、はちみつなどを入れ、さらに秘伝の味付けをして1時間半煮込んだ鍋と合わせ練りこみます。

砂糖は使わず、野菜も玉ねぎしか入っていないシンプルな作り方に驚く2人。
8時間かけてじっくり作る伝統の味、さて、そのお味は?
廣岡アナ:「辛いよりも、深い味わい。シンプルなのにこの味がでるって初めてかもしれない。ぶったまげますよ!」
 
「私も食べたい!」と我慢できない様子の北川さんにはこのブラックーカレーも楽しめる、とっておきのメニューをご用意♪
「おいしそう~!」と2人とも大興奮!
 
北川さん:「しあわせ!いろんな歯ざわり。卵の滑らかさと、カレーのスパイシーもある。ハムが入って、チーズもすごい!」

古屋さん:「中に入ったサムソーチーズというデンマークのチーズが火を入れるとまろやかになるんです」

北川さん:「全部言っちゃうの!マスターが(笑)」

と、和気あいあいとした一場面もありました(笑)

お気に入りのカップで楽しむ、至福のひと時。

そして食後は「何かお好きなカップがあれば…」と、気に入ったカップを選ばせていただきました。常連さんは自分から選びに来る方もいるそうです。
北川さんは「丸谷焼」を、廣岡アナは一番古い83年の歴史を持つカップで、マスターが丁寧にドリップしたコーヒーをいただきます。
北川さん:「すっきりしている。あとから奥のほうに黒蜜のようなコクを感じる」
 
さらに、コーヒーにぴったりな月替わりのケーキも出してくれました。
古屋さん:「クラフティーとはフランスの焼きプリンのこと。これは焼くのに約50分かかる。」

ケーキや添えてあるソースも全部手作りなので、焼いている間はその場を離れたりできないそうです。
                                
廣岡アナ:「なめらかで。生地というよりはツルンとした食感!」
 
古屋さん:「季節のものを使っている。次のケーキは桃を使ったミルクレープ」

次回のケーキも楽しみですね♪
古屋さん:「70歳までは現役でやりたい。父親は60歳、師匠も60歳過ぎに亡くなっているので、父と師匠をまず年齢で越えたい。そのために健康管理、筋トレやヨガをしている。若い人に来てもらって、刺激をもらうのが若さの秘訣かな」
 
喫茶店は「情報発信基地」。お客さんと話をして様々なことを学び、教えるのが楽しいと話してくれました。これからもススキノの社交場として、色んなことを教えてくださいね。
<店舗情報>
【クレメント】
住所:札幌市中央区南4条西4丁目1 ススキノラフィラ 5F
電話番号:011-533-9106
営業時間:午前10時~午後9時
定休日:無休(ラフィラの営業に準ずる)
★ブラックカレー:920円(ランチタイム価格)
★クレメント風オムレツ(カレー):1110円(ランチタイム価格)
★ブレンドコーヒー(単品):530円
★今月のケーキ(単品):チェリークラフティー 420円

(2019年7月4日放送「みんテレ」より)

「働く女性」の帰宅が増える、ごご4時48分から放送!「子育てママ」「働く女性」は、夕方は忙しい!そこで、「みんテレ」は、「耳で観る」=耳で聴くだけで情報がわかる、また夕食の支度で忙しい視聴者にも短時間で情報が分かる、即効性&実用性のある情報をお届けします。

Official SNS 公式SNS

フォローして最新情報を受け取る