2026.9.14

グルメ / 札幌

山鼻の住宅街にパン屋さんオープン“もっちり”湯種食パン「ウイスキーに合う」かみしめバゲットのラムレーズンサンドも【札幌】

 札幌・中央区の山鼻地区に8月、新しいパン屋さんがオープンしました。「かしのきパン」です。一番人気の「湯種食パン」をはじめ、パンの風味をしっかり感じられる素朴なパンがずらり。
 お酒好きな店主が作る「ウイスキーに合うパン」などもあり、ワクワクしながら選べますよ。

 市電の「静修学園前」電停のすぐそば。食パンやフランスパンなど、たくさんのパンが実っているような木の看板が目印です。かわいくて、遠くからでも目を引きます。
 店主の澤舘莉菜さん(28)の一番のおすすめが「湯種食パン」(1斤350円)。しっとり、もちもちの食感がたまりません。

 湯種は、小麦粉を熱湯でこねる生地のこと。通常のパン生地と合わせて使うことで、水分を多く抱え込み、独特の食感を生み出します。

 トーストなどで食べるのはもちろんおいしく、「当日はそのまま食べるのもおすすめです」と澤舘さん。

焼きたての「湯種食パン」。この1本を3斤に切り分けて販売します

 筆者もトーストせずにそのまま食べてみると、小麦の優しい甘みがもっちりとした舌触りとともに広がりました。耳の部分は程良いかみ応えと香ばしさがじんわり。
 「塩バターパン」(220円)は、澤舘さんこだわりの製法が生きている一品。パン生地にバターをたっぷり塗ってから成形するため、断面がうず巻き状になり、うずにしっかりとバターのうま味が溶け込むのだそうです。

 食べてみると、もっちりとした食感のパンからバターのおいしさがジュワーッ。それでいて、甘じょっぱさのバランスも絶妙です。

 バターの塊を巻き込んで焼く塩バターパンの場合、真ん中に空洞ができますが、この店の塩バターパンは食べ応えもありますよ。
 カスタードクリームがみっちりと入っている「クリームパン」(300円)は、コロンとかわいい見た目。

 焼き上がってからクリームを注入するため、クリームをパン生地に包んでから焼くよりも、クリームをたくさん入れることができるとのこと。よく見ると、パンの側面にクリームを注入した穴があります。

 ふんわりパンとたっぷりカスタードが口の中で溶け合い、至福のひととき…。「このクリームパンだけを毎日買いに来てくれる人もいます」(澤舘さん)というのもうなずけます。
 「ラムレーズンサンド」(330円)のポップに、「ウイスキーと!」の文字が。ワインに合うパンというのはよく聞きますが、ウイスキーに合うパンはあまり見たことがありません。気になって購入しました。
 小ぶりのバゲットに、ラムレーズンたっぷりのバタークリームが。食べる前から、ラムの香りが鼻を抜けます。バゲットは、手ごねでしっかりとしたかみ応え。クリームはうま味と甘さもしっかりあり、ウイスキーのこくを引き立ててくれます。

 「私自身、お酒が好きなので、お酒に合うパンを考えました」と澤舘さん。

 ウイスキーだけでなく、筆者はコーヒーのお供でも食べてみました。深煎りの奥深さと抜群の相性。充実のコーヒータイムになりました。
 「ソーセージドッグ」(370円)は、味が濃いめのソーセージ、たっぷりのチーズを、ラムレーズンサンドと同様の“かみしめ系”のバゲットではさんでいます。「昼下がりのビール」に絶対的に合います!
 澤舘さんの趣味の一つがランニング。愛好者の間では、パン屋さんを巡る「パンラン」もはやっているそうで、この店でもランナーにおすすめしたいパンにかわいいポップが!

 取材した日には、糖質を補給できる「あんパン」(250円)、脂質控えめの「プレーンベーグル」(200円)が並んでいました。
 歩いて10分ほどで中島公園や豊平川河川敷にも行けるので、お散歩やジョギングの合間に、屋外で食べるのも気持ちがいいですよ。

「ドライトマトとパンチェッタのフォカッチャ」(350円)。しっとり食感のパンにうま味たっぷりの具材が載っています

 これからの季節には、カボチャやサツマイモを使ったフォカッチャや、栗を使ったパンなども登場する予定。カレーパンの具材にはキノコを使うそうで、秋らしさを感じられそうです。
 澤舘さんは札幌市内の飲食店で5年ほどパン製造に携わった末、今回独立しました。パンの製造から接客まで、1人でこなしています。
 子どもも大好きなクリームパンやあんパン、大人の味わいのバゲットなど、だれが訪れてもお気に入りのパンが見つかるラインアップ。

 澤舘さんは「ご近所の皆さんに気軽にリピートしてもらえる、地域密着の店を目指したい」と笑顔で話します。

 小春日和にぜひ、“パン散歩”を楽しんでみませんか。
かしのきパン
住所:札幌市中央区南17条西7丁目1-3
営業時間:午前10時~午後5時(売り切れ次第閉店)
定休日:日・月曜
Instagram:@kashinoki.pan
駐車場:1台

(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)
 市電の「静修学園前」電停のすぐそば。食パンやフランスパンなど、たくさんのパンが実っているような木の看板が目印です。かわいくて、遠くからでも目を引きます。

焼きたての「湯種食パン」。この1本を3斤に切り分けて販売します

 店主の澤舘莉菜さん(28)の一番のおすすめが「湯種食パン」(1斤350円)。しっとり、もちもちの食感がたまりません。

 湯種は、小麦粉を熱湯でこねる生地のこと。通常のパン生地と合わせて使うことで、水分を多く抱え込み、独特の食感を生み出します。

 トーストなどで食べるのはもちろんおいしく、「当日はそのまま食べるのもおすすめです」と澤舘さん。
 筆者もトーストせずにそのまま食べてみると、小麦の優しい甘みがもっちりとした舌触りとともに広がりました。耳の部分は程良いかみ応えと香ばしさがじんわり。
 「塩バターパン」(220円)は、澤舘さんこだわりの製法が生きている一品。パン生地にバターをたっぷり塗ってから成形するため、断面がうず巻き状になり、うずにしっかりとバターのうま味が溶け込むのだそうです。

 食べてみると、もっちりとした食感のパンからバターのおいしさがジュワーッ。それでいて、甘じょっぱさのバランスも絶妙です。

 バターの塊を巻き込んで焼く塩バターパンの場合、真ん中に空洞ができますが、この店の塩バターパンは食べ応えもありますよ。
 カスタードクリームがみっちりと入っている「クリームパン」(300円)は、コロンとかわいい見た目。

 焼き上がってからクリームを注入するため、クリームをパン生地に包んでから焼くよりも、クリームをたくさん入れることができるとのこと。よく見ると、パンの側面にクリームを注入した穴があります。

 ふんわりパンとたっぷりカスタードが口の中で溶け合い、至福のひととき…。「このクリームパンだけを毎日買いに来てくれる人もいます」(澤舘さん)というのもうなずけます。
 「ラムレーズンサンド」(330円)のポップに、「ウイスキーと!」の文字が。ワインに合うパンというのはよく聞きますが、ウイスキーに合うパンはあまり見たことがありません。気になって購入しました。
 小ぶりのバゲットに、ラムレーズンたっぷりのバタークリームが。食べる前から、ラムの香りが鼻を抜けます。バゲットは、手ごねでしっかりとしたかみ応え。クリームはうま味と甘さもしっかりあり、ウイスキーのこくを引き立ててくれます。

 「私自身、お酒が好きなので、お酒に合うパンを考えました」と澤舘さん。

 ウイスキーだけでなく、筆者はコーヒーのお供でも食べてみました。深煎りの奥深さと抜群の相性。充実のコーヒータイムになりました。
 「ソーセージドッグ」(370円)は、味が濃いめのソーセージ、たっぷりのチーズを、ラムレーズンサンドと同様の“かみしめ系”のバゲットではさんでいます。「昼下がりのビール」に絶対的に合います!
 澤舘さんの趣味の一つがランニング。愛好者の間では、パン屋さんを巡る「パンラン」もはやっているそうで、この店でもランナーにおすすめしたいパンにかわいいポップが!

 取材した日には、糖質を補給できる「あんパン」(250円)、脂質控えめの「プレーンベーグル」(200円)が並んでいました。
 歩いて10分ほどで中島公園や豊平川河川敷にも行けるので、お散歩やジョギングの合間に、屋外で食べるのも気持ちがいいですよ。

「ドライトマトとパンチェッタのフォカッチャ」(350円)。しっとり食感のパンにうま味たっぷりの具材が載っています

 これからの季節には、カボチャやサツマイモを使ったフォカッチャや、栗を使ったパンなども登場する予定。カレーパンの具材にはキノコを使うそうで、秋らしさを感じられそうです。
 澤舘さんは札幌市内の飲食店で5年ほどパン製造に携わった末、今回独立しました。パンの製造から接客まで、1人でこなしています。
 子どもも大好きなクリームパンやあんパン、大人の味わいのバゲットなど、だれが訪れてもお気に入りのパンが見つかるラインアップ。

 澤舘さんは「ご近所の皆さんに気軽にリピートしてもらえる、地域密着の店を目指したい」と笑顔で話します。

 小春日和にぜひ、“パン散歩”を楽しんでみませんか。
かしのきパン
住所:札幌市中央区南17条西7丁目1-3
営業時間:午前10時~午後5時(売り切れ次第閉店)
定休日:日・月曜
Instagram:@kashinoki.pan
駐車場:1台

(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

大矢理恵

ライター

北海道新聞の元記者です。13年間、札幌や室蘭、釧路で勤務。現在は「北海道新聞デ ジタル」や地域情報紙「さっぽろ10区(トーク)」、WEBサイト「Trip Eat 北海道」 にも執筆しています。硬軟問わず、あらゆる話題を取材します! クジラ大好き歴30 年超。国内外でのホエールウオッチングのほか、タヒチでホエールスイミングも体験 。夢はメキシコでシロナガスクジラを見ること。旭川出身、札幌在住。

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