2026.5.24

グルメ / 旭川・層雲峡・空知

幻の塩チョコクッキーが復活!“大人のご褒美スイーツ”に注目「お酒にもあう」【旭川】


パンナコッタ(ブルーベリー、いちご、マンゴー)各520円

 旭川市の菓子店「パティスリーアンジュール2018」は、北海道の素材や季節の果物を生かしたケーキや焼き菓子をそろえています。
 看板商品は「塩チョコクッキー」。オーナーパティシエの田中さおりさん(52)が修業した東京の菓子店の味をそのまま継承したもので、全国から注文が入る人気商品です。
 しかし、東京ではなく、北の大地・旭川で作り続けているのはなぜなのでしょうか?

 さおりさんは、夫の浩貴さん(56)とともにこの店を経営しています。
 春にはいちごのエクレア、夏には柑橘のタルトなど、色鮮やかな果物のケーキがショーケースに並びます。

タルトフレーズ(700円)


焼き上がったフィナンシェ

 焦がしバターの風味が豊かなフィナンシェ(270円)や、道産のてん菜糖を使った優しい味わいのマドレーヌ(280円)など、焼き菓子もおすすめです。
 そんな中、さおりさんの思い入れがひときわ強いのが、「塩チョコクッキー」。
 元々は、さおりさんがパティシエとしての修業を積み、今は閉業してしまった東京・南青山の有名洋菓子店「ショコラシック」の人気商品でした。

看板商品の塩チョコクッキー


オーナーパティシエの田中さおりさん

 旭川に住んでアパレル関係の仕事をしていたさおりさんは、30歳を過ぎてから東京の製菓専門学校へ入学。パティシエとしては“遅咲き”でしたが、一念発起で腕を磨きました。
 学校を卒業後、憧れだった「パティスリー・サダハル・アオキ」のアトリエに就職。その後、2011年から「ショコラシック」へ移って働くことになりました。
 さおりさんはショコラシックでさまざまな商品を手掛ける中、特に塩チョコクッキーが大好きだったといいます。
 未精製ならではの風味豊かなフランス産ブラウンシュガー「カソナード」や、天然塩の「ゲランドの塩」など素材にもこだわり、甘味と塩味の絶妙なバランスが取れた一品。
 ヴァローナ社のココアパウダーにビターチョコレートを合わせ、カカオ本来の香ばしさと奥深いこくも引き出しています。

ザクッとした独特の食感があるカソナード

 ワインやウイスキーなど酒にも合う、まさに“大人のクッキー”。
 「奥行きのある味わいは、他にはない特別なもの。心からほれ込み、修業のころから誇りを持って作っていました」(さおりさん)
 ショコラシックを退職して2018年、満を持して地元・旭川で独立。その後まもなく、ショコラシック閉店の報を受けました。
 「塩チョコクッキーの味を途絶えさせてはいけない。自分が焼き続けたい」。ショコラシックの元オーナーに願い出たところ、塩チョコクッキーのレシピを受け継がせてもらうことに。
 修業時代にさおりさんが毎日使っていたオーブンやミキサーなどの機械も、レシピとともに譲り受けました。
 こうして、作る場所は東京から旭川へと変わりましたが、名店の味を忠実に再現しているのです。

箱入り15粒(1980円)

 手軽な袋入り4粒(420円)から、プレゼントにも最適な箱入り30粒(3400円)までの4タイプ。全国へ配送できるオンラインショップを整備したことで、道外からの注文も増えています。
 ギフトボックスや赤いリボンのたたずまいもショコラシックのころのまま。「塩チョコクッキーをまた食べられるなんて」と懐かしむ当時からのファンも多いのだそうです。
 もちろん、初めて買う人からも高評価。「時代を超えて愛される味と信じています。受け継いでよかったと、心から思います」と、さおりさんも笑顔を見せます。
 店名の「アンジュール」は、フランス語で「ある一日」の意味。 「日常を幸せにするお菓子」というコンセプトの通り、ホッとひと息つきながら気取らずに味わえる、温かみのあるお菓子をそろえています。

焼き菓子がずらり。ネコをかたどったかわいいマドレーヌも


「パティスリー・サダハル・アオキ」で製法を学んだマカロン

 「伝統の味を守りながら、新作のお菓子も生み出していきたい」とさおりさん。今後はワンハンドで味わえるひんやりスイーツも提供予定だそう。楽しみですね。
パティスリーアンジュール2018
住所: 北海道旭川市永山3条16丁目2-1
電話: 0166-74-4661
営業時間:平日は午前11時~午後6時、土・日曜・祝日は午前10時30分~午後5時
定休日:月・火曜
オンラインショップ: https://p-unjour.shop-pro.jp/
 Instagram:@p_unjour

※写真はすべてパティスリーアンジュール2018提供

タルトフレーズ(700円)

 さおりさんは、夫の浩貴さん(56)とともにこの店を経営しています。
 春にはいちごのエクレア、夏には柑橘のタルトなど、色鮮やかな果物のケーキがショーケースに並びます。

焼き上がったフィナンシェ

 焦がしバターの風味が豊かなフィナンシェ(270円)や、道産のてん菜糖を使った優しい味わいのマドレーヌ(280円)など、焼き菓子もおすすめです。

看板商品の塩チョコクッキー

 そんな中、さおりさんの思い入れがひときわ強いのが、「塩チョコクッキー」。
 元々は、さおりさんがパティシエとしての修業を積み、今は閉業してしまった東京・南青山の有名洋菓子店「ショコラシック」の人気商品でした。

オーナーパティシエの田中さおりさん

 旭川に住んでアパレル関係の仕事をしていたさおりさんは、30歳を過ぎてから東京の製菓専門学校へ入学。パティシエとしては“遅咲き”でしたが、一念発起で腕を磨きました。
 学校を卒業後、憧れだった「パティスリー・サダハル・アオキ」のアトリエに就職。その後、2011年から「ショコラシック」へ移って働くことになりました。

ザクッとした独特の食感があるカソナード

 さおりさんはショコラシックでさまざまな商品を手掛ける中、特に塩チョコクッキーが大好きだったといいます。
 未精製ならではの風味豊かなフランス産ブラウンシュガー「カソナード」や、天然塩の「ゲランドの塩」など素材にもこだわり、甘味と塩味の絶妙なバランスが取れた一品。
 ヴァローナ社のココアパウダーにビターチョコレートを合わせ、カカオ本来の香ばしさと奥深いこくも引き出しています。
 ワインやウイスキーなど酒にも合う、まさに“大人のクッキー”。
 「奥行きのある味わいは、他にはない特別なもの。心からほれ込み、修業のころから誇りを持って作っていました」(さおりさん)
 ショコラシックを退職して2018年、満を持して地元・旭川で独立。その後まもなく、ショコラシック閉店の報を受けました。
 「塩チョコクッキーの味を途絶えさせてはいけない。自分が焼き続けたい」。ショコラシックの元オーナーに願い出たところ、塩チョコクッキーのレシピを受け継がせてもらうことに。
 修業時代にさおりさんが毎日使っていたオーブンやミキサーなどの機械も、レシピとともに譲り受けました。
 こうして、作る場所は東京から旭川へと変わりましたが、名店の味を忠実に再現しているのです。

箱入り15粒(1980円)

 手軽な袋入り4粒(420円)から、プレゼントにも最適な箱入り30粒(3400円)までの4タイプ。全国へ配送できるオンラインショップを整備したことで、道外からの注文も増えています。
 ギフトボックスや赤いリボンのたたずまいもショコラシックのころのまま。「塩チョコクッキーをまた食べられるなんて」と懐かしむ当時からのファンも多いのだそうです。
 もちろん、初めて買う人からも高評価。「時代を超えて愛される味と信じています。受け継いでよかったと、心から思います」と、さおりさんも笑顔を見せます。

焼き菓子がずらり。ネコをかたどったかわいいマドレーヌも

 店名の「アンジュール」は、フランス語で「ある一日」の意味。 「日常を幸せにするお菓子」というコンセプトの通り、ホッとひと息つきながら気取らずに味わえる、温かみのあるお菓子をそろえています。

「パティスリー・サダハル・アオキ」で製法を学んだマカロン

 「伝統の味を守りながら、新作のお菓子も生み出していきたい」とさおりさん。今後はワンハンドで味わえるひんやりスイーツも提供予定だそう。楽しみですね。
パティスリーアンジュール2018
住所: 北海道旭川市永山3条16丁目2-1
電話: 0166-74-4661
営業時間:平日は午前11時~午後6時、土・日曜・祝日は午前10時30分~午後5時
定休日:月・火曜
オンラインショップ: https://p-unjour.shop-pro.jp/
 Instagram:@p_unjour

※写真はすべてパティスリーアンジュール2018提供

大矢理恵

ライター

北海道新聞の元記者です。13年間、札幌や室蘭、釧路で勤務。現在は「北海道新聞デ ジタル」や地域情報紙「さっぽろ10区(トーク)」、WEBサイト「Trip Eat 北海道」 にも執筆しています。硬軟問わず、あらゆる話題を取材します! クジラ大好き歴30 年超。国内外でのホエールウオッチングのほか、タヒチでホエールスイミングも体験 。夢はメキシコでシロナガスクジラを見ること。旭川出身、札幌在住。

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