2023.1.14

ニュース

今年は違う「札幌の除雪事情」…“3つのフェーズ”でドカ雪対策…「去年はひどかった」

急な大雪で道路がふさがる北海道の冬…。道路の雪がいつ運ばれるのか、排雪作業が気になる人も多いはず。

昨シーズンは生活道路の排雪が後手に回りましたが、今年の札幌市の対策はどうなっているのでしょうか。



 

大雪で道路がふさがる懸念…今年の札幌市の対策は?

2022年2月、記録的な大雪で道路がふさがって困った経験をした人もいるはず。

清田中央地区町内会連合会の鈴木 亨会長は「排雪が全然入らなかった」と予定より1ヵ月遅れて排雪が終わったことに対して、市の対応に不満が残っているようです。
パートナーシップ排雪とは、町内会などと札幌市が費用を半分ずつ負担して年1回、地域の排雪を行う制度のこと。

町内会などが負担する排雪の費用は、10年前は道路1キロ当たり約40万円でしたが、516,400円にまで上がりました。

札幌市は人件費などの高騰が値上げの理由としていますが、2022年度は据え置く考えです。
鈴木会長は「これ以上上がると町内会事業を止めないと支払いができなくなる」と、費用が上がり続けていることも心配しています。

事業をつぶしてまでやるとなると、町内会をやめる人が増える懸念も…。

札幌市は2023年4月から「町内会活動への参加を促す条例」を施行しますが、町内会の加入率低下を止められるかはまだわかりません。

大雪への対策として、3つのフェーズで対処

この大雪問題への対処として、札幌市は下記の通り3段階のフェーズに基づく新たな対策を導入。1月6日夜から北区と東区の一部で、フェーズ1の対応が始まりました。

フェーズ1. 積雪が50センチに達した場合などに、排雪の作業を前倒し
フェーズ2. 応援等による体制強化
フェーズ3. 生活道路の緊急排雪
札幌市雪対策室の井上 実課長は「まずは幹線道路を優先して進めていく。幹線道路をが終わったあと、生活道路の作業に引き続き入る。

そういうタイミングで入らなければ、全体の作業がが終わらないこともある」と話します。

札幌市内の雪堆積場は75か所から80か所に増えていますが、ダンプやショベルカーなどの数は変わらないまま…。

また、札幌市はフェーズ3になった場合はパートナーシップ排雪を中止するとしており、生活道路への対応がどこまでできるかはわかっていません。

今年のドカ雪を乗り切れるのか。札幌市民の不安はまだ続きそうです。

*みんテレ1月11日OAのものです

大雪で道路がふさがる懸念…今年の札幌市の対策は?

2022年2月、記録的な大雪で道路がふさがって困った経験をした人もいるはず。

清田中央地区町内会連合会の鈴木 亨会長は「排雪が全然入らなかった」と予定より1ヵ月遅れて排雪が終わったことに対して、市の対応に不満が残っているようです。
パートナーシップ排雪とは、町内会などと札幌市が費用を半分ずつ負担して年1回、地域の排雪を行う制度のこと。

町内会などが負担する排雪の費用は、10年前は道路1キロ当たり約40万円でしたが、516,400円にまで上がりました。

札幌市は人件費などの高騰が値上げの理由としていますが、2022年度は据え置く考えです。
鈴木会長は「これ以上上がると町内会事業を止めないと支払いができなくなる」と、費用が上がり続けていることも心配しています。

事業をつぶしてまでやるとなると、町内会をやめる人が増える懸念も…。

札幌市は2023年4月から「町内会活動への参加を促す条例」を施行しますが、町内会の加入率低下を止められるかはまだわかりません。

大雪への対策として、3つのフェーズで対処

この大雪問題への対処として、札幌市は下記の通り3段階のフェーズに基づく新たな対策を導入。1月6日夜から北区と東区の一部で、フェーズ1の対応が始まりました。

フェーズ1. 積雪が50センチに達した場合などに、排雪の作業を前倒し
フェーズ2. 応援等による体制強化
フェーズ3. 生活道路の緊急排雪
札幌市雪対策室の井上 実課長は「まずは幹線道路を優先して進めていく。幹線道路をが終わったあと、生活道路の作業に引き続き入る。

そういうタイミングで入らなければ、全体の作業がが終わらないこともある」と話します。

札幌市内の雪堆積場は75か所から80か所に増えていますが、ダンプやショベルカーなどの数は変わらないまま…。

また、札幌市はフェーズ3になった場合はパートナーシップ排雪を中止するとしており、生活道路への対応がどこまでできるかはわかっていません。

今年のドカ雪を乗り切れるのか。札幌市民の不安はまだ続きそうです。

*みんテレ1月11日OAのものです

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