2023.3.4

ライフスタイル

【北海道あるある】自転車じゃなくて“そり移動”道路の砂箱って何?道外出身ライターが驚いた

夫の転勤に帯同し、札幌に引っ越してきて早3年。自身の転勤で函館に住んでいた期間も含めると、北海道歴は今年で5年目となりました。
 
実際に北海道に住んでみると、道外出身の私から見ると独特の文化や風習がたくさんあり、驚くこともしばしば。
 
そこで今回は、道外出身の筆者が道民の方にとっては当たり前、道外の方にとってはびっくりな「北海道あるある」をご紹介します。

初雪を知らせる「雪虫」とは?


撮影:吉井庸二 気象予報士

北海道ときいてまずイメージするのが雪ではないでしょうか。
 
函館に引っ越した最初の冬、函館出身の後輩に「雪虫が飛んだら2週間以内に雪が降る」と教えてもらい、なんと風情のある言い伝えなんだろうと感動した記憶があります。
 
私は北海道に来るまで、「雪虫」の存在自体を知らなかったのですが、お腹のあたりに白い綿のようなものがついている虫で、舞っている姿はたしかに雪のよう。
 
北海道では晩秋にその姿が見られ始めることから、"秋の風物詩"となっているそうです。
 
「雪虫」とよばれている虫は数種類いるのようなのですが、そのすべてがアブラムシの仲間。SASARUでも菅井気象予報士が紹介していました。

*これ飛ぶと「まもなく初雪」"まつ毛"にも付いちゃうフワフワ雪虫…冬支度スタート
https://sasaru.media/article/weather/20221020_001/

子どもは"そり"で移動

そんな雪の時期になってまず驚いたのが、子どもたちの服装。

冬になると子供服売り場にはたくさんのスキーウェアが並び、小さい子どもは皆スキーウェアを着て道を歩いています。
また、子どもがベビーカーではなく"そり"で運ばれているのもよく見る光景。

雪道を歩くのが苦手な私は、お父さん・お母さんがそりをグングン引いて歩いているのを感動しながら見ています。

雪かきには「ママさんダンプ」が活躍

また、北海道のホームセンターには様々な形状の「雪かき道具」が売られていますが、先日、「ママさんダンプ」なるものが存在することを教えてもらいました。
 
聞きなれない言葉で、何度も聞き返してしまったのですが、ママさんたちが少しの力でも雪を運搬できる除雪道具なのだそうです。

冬になったら用意したい「冬靴」・「冬底」


年季の入った夫のスノーブーツ

私は雪が嫌いなわけではなく、いまだに初雪には感動してしまうタイプなのですが、先ほども触れたように雪道を歩くのが大の苦手。

札幌は地下街が発達しているので、そんなに苦労していないのですが、函館に住んでいた頃はツルツルの路面を歩くのが本当にストレスとなっていました。
 
北海道の靴屋には、冬になると「冬靴」と呼ばれる靴が並びます。靴底に滑り止めがついていたり、ソール自体がデコボコになっていたりする靴で、ブーツやビジネス用など種類もとても豊富。
 
さらに靴の修理屋さんでは、持っている靴に滑り止め付きの靴底(冬底)を張ってくれるサービスもあります。
しかし私はスノーブーツを履いていても滑ってしまい、どうしたものかと悩んでいました。
 
そんなときに出会ったのが靴底につけられる「アイススパイク」。

金属製のスパイクピンが氷にしっかり刺さるので、滑ることはほとんどありません。
屋内に入るとカツカツと音を立ててしまうのが少し恥ずかしいところですが、手持ちの靴に装着するだけなので、雪道や凍った道を歩くのが不安な方や旅行者の方にはおすすめですよ。

値段も1,000円程度とお手頃です。

「砂箱」の砂は自由に使える!

また、道路に置いてある「砂箱」もツルツルの道では大活躍。
道端にあるこのボックスの中には「砕石」が入っていて、滑りやすいところに自由に撒くことができます。

寒いからこそアイスを食べる?

雪が多く、最高気温が氷点下という日も珍しくない寒い北海道ですが、商業施設や部屋の中はとっても暖かいですよね。
 
ダウンを着たまま札幌の地下街やデパートの中を歩いていると、汗だくになってしまいます。
 
また、以前家探しの記事でも紹介したのですが、北海道のメインの暖房器具は「灯油ストーブ」で、北海道の物件にはあらかじめ部屋にストーブが備え付けられていることがほとんど。

さらに窓や玄関は二重になっており、部屋の中を暖かく保つことができるようになっています。

*【実録】北海道物件探し…豪雪地帯ならでは?道外出身ライターが実際に住んで分かったポイント
https://sasaru.media/article/money/20221222_001/

 

窓が二重になっています。

道民の皆さんは、そんなぽかぽかの部屋の中で半袖の服を着て過ごし、アイスを食べることも多いんだそうです。

雪国ならではの独自の文化が発達している北海道。

道外の方は、冬に旅行に来られた際にぜひ注目してみてくださいね。
 

初雪を知らせる「雪虫」とは?


撮影:吉井庸二 気象予報士

北海道ときいてまずイメージするのが雪ではないでしょうか。
 
函館に引っ越した最初の冬、函館出身の後輩に「雪虫が飛んだら2週間以内に雪が降る」と教えてもらい、なんと風情のある言い伝えなんだろうと感動した記憶があります。
 
私は北海道に来るまで、「雪虫」の存在自体を知らなかったのですが、お腹のあたりに白い綿のようなものがついている虫で、舞っている姿はたしかに雪のよう。
 
北海道では晩秋にその姿が見られ始めることから、"秋の風物詩"となっているそうです。
 
「雪虫」とよばれている虫は数種類いるのようなのですが、そのすべてがアブラムシの仲間。SASARUでも菅井気象予報士が紹介していました。

*これ飛ぶと「まもなく初雪」"まつ毛"にも付いちゃうフワフワ雪虫…冬支度スタート
https://sasaru.media/article/weather/20221020_001/

子どもは"そり"で移動

そんな雪の時期になってまず驚いたのが、子どもたちの服装。

冬になると子供服売り場にはたくさんのスキーウェアが並び、小さい子どもは皆スキーウェアを着て道を歩いています。
また、子どもがベビーカーではなく"そり"で運ばれているのもよく見る光景。

雪道を歩くのが苦手な私は、お父さん・お母さんがそりをグングン引いて歩いているのを感動しながら見ています。

雪かきには「ママさんダンプ」が活躍

また、北海道のホームセンターには様々な形状の「雪かき道具」が売られていますが、先日、「ママさんダンプ」なるものが存在することを教えてもらいました。
 
聞きなれない言葉で、何度も聞き返してしまったのですが、ママさんたちが少しの力でも雪を運搬できる除雪道具なのだそうです。

冬になったら用意したい「冬靴」・「冬底」


年季の入った夫のスノーブーツ

私は雪が嫌いなわけではなく、いまだに初雪には感動してしまうタイプなのですが、先ほども触れたように雪道を歩くのが大の苦手。

札幌は地下街が発達しているので、そんなに苦労していないのですが、函館に住んでいた頃はツルツルの路面を歩くのが本当にストレスとなっていました。
 
北海道の靴屋には、冬になると「冬靴」と呼ばれる靴が並びます。靴底に滑り止めがついていたり、ソール自体がデコボコになっていたりする靴で、ブーツやビジネス用など種類もとても豊富。
 
さらに靴の修理屋さんでは、持っている靴に滑り止め付きの靴底(冬底)を張ってくれるサービスもあります。
しかし私はスノーブーツを履いていても滑ってしまい、どうしたものかと悩んでいました。
 
そんなときに出会ったのが靴底につけられる「アイススパイク」。

金属製のスパイクピンが氷にしっかり刺さるので、滑ることはほとんどありません。
屋内に入るとカツカツと音を立ててしまうのが少し恥ずかしいところですが、手持ちの靴に装着するだけなので、雪道や凍った道を歩くのが不安な方や旅行者の方にはおすすめですよ。

値段も1,000円程度とお手頃です。

「砂箱」の砂は自由に使える!

また、道路に置いてある「砂箱」もツルツルの道では大活躍。
道端にあるこのボックスの中には「砕石」が入っていて、滑りやすいところに自由に撒くことができます。

寒いからこそアイスを食べる?


窓が二重になっています。

雪が多く、最高気温が氷点下という日も珍しくない寒い北海道ですが、商業施設や部屋の中はとっても暖かいですよね。
 
ダウンを着たまま札幌の地下街やデパートの中を歩いていると、汗だくになってしまいます。
 
また、以前家探しの記事でも紹介したのですが、北海道のメインの暖房器具は「灯油ストーブ」で、北海道の物件にはあらかじめ部屋にストーブが備え付けられていることがほとんど。

さらに窓や玄関は二重になっており、部屋の中を暖かく保つことができるようになっています。

*【実録】北海道物件探し…豪雪地帯ならでは?道外出身ライターが実際に住んで分かったポイント
https://sasaru.media/article/money/20221222_001/

 
道民の皆さんは、そんなぽかぽかの部屋の中で半袖の服を着て過ごし、アイスを食べることも多いんだそうです。

雪国ならではの独自の文化が発達している北海道。

道外の方は、冬に旅行に来られた際にぜひ注目してみてくださいね。
 

向坂沙紀

ライター

東京生まれの東京育ち。夫の転勤を機に札幌へ。 休日はラーメン屋さんをはしごし、カフェで締めるのが定番コース。 札幌だけでなく、道内各所に出かけて、フードファイトをしています。SASARUでは、道外出身者ならではの視点で、北海道の魅力をお伝えしていきたいです。

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