北海道大学の展示といえば、北海道大学博物館を想像される方も多いのではないでしょうか。
しかし、実は北海道大学博物館のむかいの建物でも展示が行われているのです!
今回は、北海道大学文学研究院で行われている特別展の企画者である、西希さんにお話を伺いました!
「詠むことと読むこと 交錯する現代短歌」
北海道大学文学研究院の玄関スペースにある「書香の森」。
大学の建物に入らない限りは見ることのできない隠れたスポットです。
このスポットでは大学の教授が執筆した本が紹介されていますが、それとともに期間限定の企画展も開催されているんです!
今回紹介する展示は、北海道ゆかりの歌人の短歌や本を展示した「詠むことと読むこと 交錯する現代短歌」。
ユニークなパネル展示に、意匠を凝らしたショーケース。
今回はこの展示の企画者である、北海道大学博士課程に在籍中の西希さんに、企画の裏側や、注目ポイントを伺いました!
大学の建物に入らない限りは見ることのできない隠れたスポットです。
このスポットでは大学の教授が執筆した本が紹介されていますが、それとともに期間限定の企画展も開催されているんです!
今回紹介する展示は、北海道ゆかりの歌人の短歌や本を展示した「詠むことと読むこと 交錯する現代短歌」。
ユニークなパネル展示に、意匠を凝らしたショーケース。
今回はこの展示の企画者である、北海道大学博士課程に在籍中の西希さんに、企画の裏側や、注目ポイントを伺いました!
見て感じてもらう展示に
展示をすることが決まったのは、企画が始まる1年前の2023年5月。
短歌についての展示をすることは決めていたものの、「モノ」ではない短歌の展示をすることに難しさを覚えていたと言います。
当初は、お客さんに触って体感してもらうような展示を企画していましたが、時間が経つにつれて考え方に変化が。
「お客さんに見て感じてもらうことが大切」だと考えた西さんは、パネルの展示を増やし、短歌を「読む」ことでさまざまな想像を働かせるような展示を作成しました。
短歌についての展示をすることは決めていたものの、「モノ」ではない短歌の展示をすることに難しさを覚えていたと言います。
当初は、お客さんに触って体感してもらうような展示を企画していましたが、時間が経つにつれて考え方に変化が。
「お客さんに見て感じてもらうことが大切」だと考えた西さんは、パネルの展示を増やし、短歌を「読む」ことでさまざまな想像を働かせるような展示を作成しました。
北海道ゆかりの作家
大学3年生の時に短歌の研究を本格的に始めた西さんは、北海道ゆかりの作家たちが集まって作った同人誌『北十』と出会います。
『北十』は北海道で育った、平成十年生まれの作家によって作られた同人誌で、北海道で暮らしていく中で作られた短歌が収録されています。
今回の展示には、北海道ゆかりの歌人がつくった短歌が用いられています。
パネル展示には、『北十』のメンバーで、釧路で生活していた桐崎鶉(きりさきうずら)さんの短歌が飾られていて、不思議な言葉遣いと親しみのある言葉に様々なことを考えさせられます。
『北十』は北海道で育った、平成十年生まれの作家によって作られた同人誌で、北海道で暮らしていく中で作られた短歌が収録されています。
今回の展示には、北海道ゆかりの歌人がつくった短歌が用いられています。
パネル展示には、『北十』のメンバーで、釧路で生活していた桐崎鶉(きりさきうずら)さんの短歌が飾られていて、不思議な言葉遣いと親しみのある言葉に様々なことを考えさせられます。
あなたの短歌がおみくじに!
企画者の西さんのイチオシは、「おみくじ」です!
このおみくじには、展示に関わった人が作った短歌がのせられていて、日常の歌を読むことができます。
それだけではなく、グーグルフォームで自身が詠んだ短歌を送信すると、なんとその短歌がおみくじとなって展示されるんです!
このおみくじには、展示に関わった人が作った短歌がのせられていて、日常の歌を読むことができます。
それだけではなく、グーグルフォームで自身が詠んだ短歌を送信すると、なんとその短歌がおみくじとなって展示されるんです!
展示のタイトルには「読むこと」と「詠むこと」の2つが含まれていますが、このタイトルには、展示の短歌を「読むこと」と自身で短歌を「詠むこと」の二つの意味が込められているのです。
ぜひ展示を見た後は、チラシの左上にあるグーグルフォームのQRコードを読みとって、自身の詠んだ短歌を送ってみてください!
ぜひ展示を見た後は、チラシの左上にあるグーグルフォームのQRコードを読みとって、自身の詠んだ短歌を送ってみてください!
歌人のようなデスク
西さんがおすすめするもう1つのイチオシは、歌人の机をイメージして展示されたショーケースです!
ショーケースの中には、原稿用紙やペンなども飾られており、歌人の机を想像できます。
さらに、パネル展示されている短歌が収録されている本も展示されており、どのような文章のなかでできた短歌なのかを知ることができます!
展示されている本を読むことで、短歌をより深く理解できるのではないでしょうか。
ショーケースの中には、原稿用紙やペンなども飾られており、歌人の机を想像できます。
さらに、パネル展示されている短歌が収録されている本も展示されており、どのような文章のなかでできた短歌なのかを知ることができます!
展示されている本を読むことで、短歌をより深く理解できるのではないでしょうか。
西さんオススメの入門書
北海道大学文学部在籍中に短歌の研究を始めた西さん。
西さんに、これから短歌を始めようと人にオススメの本を聞いたところ、2冊の本をご紹介していただきました!
1冊目は、左右社から出版されている、榊原紘さんが執筆された『推し短歌入門』です。
オタクは推しへの豊富な語彙力があるのだから、短歌を詠むことは簡単じゃないかという趣旨で書かれている本で、とても読みやすくてオススメなんだとか。
2冊目は、笠間書院から出版されている、堀田季何(ほったきか)さんが執筆された『俳句ミーツ短歌』です。
俳人でも歌人でもある著者によって書かれた本で、自由に俳句や短歌を楽しめるような内容になっているんだとか。
興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。
西さんに、これから短歌を始めようと人にオススメの本を聞いたところ、2冊の本をご紹介していただきました!
1冊目は、左右社から出版されている、榊原紘さんが執筆された『推し短歌入門』です。
オタクは推しへの豊富な語彙力があるのだから、短歌を詠むことは簡単じゃないかという趣旨で書かれている本で、とても読みやすくてオススメなんだとか。
2冊目は、笠間書院から出版されている、堀田季何(ほったきか)さんが執筆された『俳句ミーツ短歌』です。
俳人でも歌人でもある著者によって書かれた本で、自由に俳句や短歌を楽しめるような内容になっているんだとか。
興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。
「1人では全然できない」
様々な工夫がこらされた短歌の展示ですが、苦労することも多かったと言います。
西さんは「他のメンバーの支えがあってできた」とおっしゃっており、他のメンバーによって提案された展示の工夫もあるんだとか。
パネル展示の下にあるシュレッダーにかけられた紙は、西さんの先生が提案されたもので、シュレッダーについての短歌にちなんで再生紙をシュレッダーにかけたものも展示されています。
西さんは「他のメンバーの支えがあってできた」とおっしゃっており、他のメンバーによって提案された展示の工夫もあるんだとか。
パネル展示の下にあるシュレッダーにかけられた紙は、西さんの先生が提案されたもので、シュレッダーについての短歌にちなんで再生紙をシュレッダーにかけたものも展示されています。
なかなか知ることのできない「短歌の世界」。北海道大学の隠れた展示をみることで、その世界に入りこんでみませんか?
世界に惹き込まれたあとは、ご自身で歌を詠んで送ってみてください!下の「おみくじの歌はこちらから!」のURLから送ることができます。
感想ノートもあるので、思いのたけを書いてみてくださいね。
世界に惹き込まれたあとは、ご自身で歌を詠んで送ってみてください!下の「おみくじの歌はこちらから!」のURLから送ることができます。
感想ノートもあるので、思いのたけを書いてみてくださいね。
「詠むことと読むこと 交錯する現代短歌」
会場:北海道大学 文学研究院・文学院・文学部 「書香の森」
(住所:北海道札幌市北区北10条西7丁目)
会期:2024年6月21日まで
電話:011-706-3060
公式HP:https://www.let.hokudai.ac.jp/event/24197
営業時間:一般の方は、平日 9時〜17時の時間にお越しください
おみくじの歌はこちらから!:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfjkDPX_-SOcKoS1PGwSLPEhyVcMi2puBh59wOAOFStAqmAjg/viewform
会場:北海道大学 文学研究院・文学院・文学部 「書香の森」
(住所:北海道札幌市北区北10条西7丁目)
会期:2024年6月21日まで
電話:011-706-3060
公式HP:https://www.let.hokudai.ac.jp/event/24197
営業時間:一般の方は、平日 9時〜17時の時間にお越しください
おみくじの歌はこちらから!:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfjkDPX_-SOcKoS1PGwSLPEhyVcMi2puBh59wOAOFStAqmAjg/viewform
「詠むことと読むこと 交錯する現代短歌」
北海道大学文学研究院の玄関スペースにある「書香の森」。
大学の建物に入らない限りは見ることのできない隠れたスポットです。
このスポットでは大学の教授が執筆した本が紹介されていますが、それとともに期間限定の企画展も開催されているんです!
今回紹介する展示は、北海道ゆかりの歌人の短歌や本を展示した「詠むことと読むこと 交錯する現代短歌」。
ユニークなパネル展示に、意匠を凝らしたショーケース。
今回はこの展示の企画者である、北海道大学博士課程に在籍中の西希さんに、企画の裏側や、注目ポイントを伺いました!
大学の建物に入らない限りは見ることのできない隠れたスポットです。
このスポットでは大学の教授が執筆した本が紹介されていますが、それとともに期間限定の企画展も開催されているんです!
今回紹介する展示は、北海道ゆかりの歌人の短歌や本を展示した「詠むことと読むこと 交錯する現代短歌」。
ユニークなパネル展示に、意匠を凝らしたショーケース。
今回はこの展示の企画者である、北海道大学博士課程に在籍中の西希さんに、企画の裏側や、注目ポイントを伺いました!
見て感じてもらう展示に
展示をすることが決まったのは、企画が始まる1年前の2023年5月。
短歌についての展示をすることは決めていたものの、「モノ」ではない短歌の展示をすることに難しさを覚えていたと言います。
当初は、お客さんに触って体感してもらうような展示を企画していましたが、時間が経つにつれて考え方に変化が。
「お客さんに見て感じてもらうことが大切」だと考えた西さんは、パネルの展示を増やし、短歌を「読む」ことでさまざまな想像を働かせるような展示を作成しました。
短歌についての展示をすることは決めていたものの、「モノ」ではない短歌の展示をすることに難しさを覚えていたと言います。
当初は、お客さんに触って体感してもらうような展示を企画していましたが、時間が経つにつれて考え方に変化が。
「お客さんに見て感じてもらうことが大切」だと考えた西さんは、パネルの展示を増やし、短歌を「読む」ことでさまざまな想像を働かせるような展示を作成しました。
北海道ゆかりの作家
大学3年生の時に短歌の研究を本格的に始めた西さんは、北海道ゆかりの作家たちが集まって作った同人誌『北十』と出会います。
『北十』は北海道で育った、平成十年生まれの作家によって作られた同人誌で、北海道で暮らしていく中で作られた短歌が収録されています。
今回の展示には、北海道ゆかりの歌人がつくった短歌が用いられています。
パネル展示には、『北十』のメンバーで、釧路で生活していた桐崎鶉(きりさきうずら)さんの短歌が飾られていて、不思議な言葉遣いと親しみのある言葉に様々なことを考えさせられます。
『北十』は北海道で育った、平成十年生まれの作家によって作られた同人誌で、北海道で暮らしていく中で作られた短歌が収録されています。
今回の展示には、北海道ゆかりの歌人がつくった短歌が用いられています。
パネル展示には、『北十』のメンバーで、釧路で生活していた桐崎鶉(きりさきうずら)さんの短歌が飾られていて、不思議な言葉遣いと親しみのある言葉に様々なことを考えさせられます。
あなたの短歌がおみくじに!
企画者の西さんのイチオシは、「おみくじ」です!
このおみくじには、展示に関わった人が作った短歌がのせられていて、日常の歌を読むことができます。
それだけではなく、グーグルフォームで自身が詠んだ短歌を送信すると、なんとその短歌がおみくじとなって展示されるんです!
このおみくじには、展示に関わった人が作った短歌がのせられていて、日常の歌を読むことができます。
それだけではなく、グーグルフォームで自身が詠んだ短歌を送信すると、なんとその短歌がおみくじとなって展示されるんです!
展示のタイトルには「読むこと」と「詠むこと」の2つが含まれていますが、このタイトルには、展示の短歌を「読むこと」と自身で短歌を「詠むこと」の二つの意味が込められているのです。
ぜひ展示を見た後は、チラシの左上にあるグーグルフォームのQRコードを読みとって、自身の詠んだ短歌を送ってみてください!
ぜひ展示を見た後は、チラシの左上にあるグーグルフォームのQRコードを読みとって、自身の詠んだ短歌を送ってみてください!
歌人のようなデスク
西さんがおすすめするもう1つのイチオシは、歌人の机をイメージして展示されたショーケースです!
ショーケースの中には、原稿用紙やペンなども飾られており、歌人の机を想像できます。
さらに、パネル展示されている短歌が収録されている本も展示されており、どのような文章のなかでできた短歌なのかを知ることができます!
展示されている本を読むことで、短歌をより深く理解できるのではないでしょうか。
ショーケースの中には、原稿用紙やペンなども飾られており、歌人の机を想像できます。
さらに、パネル展示されている短歌が収録されている本も展示されており、どのような文章のなかでできた短歌なのかを知ることができます!
展示されている本を読むことで、短歌をより深く理解できるのではないでしょうか。
西さんオススメの入門書
北海道大学文学部在籍中に短歌の研究を始めた西さん。
西さんに、これから短歌を始めようと人にオススメの本を聞いたところ、2冊の本をご紹介していただきました!
1冊目は、左右社から出版されている、榊原紘さんが執筆された『推し短歌入門』です。
オタクは推しへの豊富な語彙力があるのだから、短歌を詠むことは簡単じゃないかという趣旨で書かれている本で、とても読みやすくてオススメなんだとか。
2冊目は、笠間書院から出版されている、堀田季何(ほったきか)さんが執筆された『俳句ミーツ短歌』です。
俳人でも歌人でもある著者によって書かれた本で、自由に俳句や短歌を楽しめるような内容になっているんだとか。
興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。
西さんに、これから短歌を始めようと人にオススメの本を聞いたところ、2冊の本をご紹介していただきました!
1冊目は、左右社から出版されている、榊原紘さんが執筆された『推し短歌入門』です。
オタクは推しへの豊富な語彙力があるのだから、短歌を詠むことは簡単じゃないかという趣旨で書かれている本で、とても読みやすくてオススメなんだとか。
2冊目は、笠間書院から出版されている、堀田季何(ほったきか)さんが執筆された『俳句ミーツ短歌』です。
俳人でも歌人でもある著者によって書かれた本で、自由に俳句や短歌を楽しめるような内容になっているんだとか。
興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。
「1人では全然できない」
様々な工夫がこらされた短歌の展示ですが、苦労することも多かったと言います。
西さんは「他のメンバーの支えがあってできた」とおっしゃっており、他のメンバーによって提案された展示の工夫もあるんだとか。
パネル展示の下にあるシュレッダーにかけられた紙は、西さんの先生が提案されたもので、シュレッダーについての短歌にちなんで再生紙をシュレッダーにかけたものも展示されています。
西さんは「他のメンバーの支えがあってできた」とおっしゃっており、他のメンバーによって提案された展示の工夫もあるんだとか。
パネル展示の下にあるシュレッダーにかけられた紙は、西さんの先生が提案されたもので、シュレッダーについての短歌にちなんで再生紙をシュレッダーにかけたものも展示されています。
なかなか知ることのできない「短歌の世界」。北海道大学の隠れた展示をみることで、その世界に入りこんでみませんか?
世界に惹き込まれたあとは、ご自身で歌を詠んで送ってみてください!下の「おみくじの歌はこちらから!」のURLから送ることができます。
感想ノートもあるので、思いのたけを書いてみてくださいね。
世界に惹き込まれたあとは、ご自身で歌を詠んで送ってみてください!下の「おみくじの歌はこちらから!」のURLから送ることができます。
感想ノートもあるので、思いのたけを書いてみてくださいね。
「詠むことと読むこと 交錯する現代短歌」
会場:北海道大学 文学研究院・文学院・文学部 「書香の森」
(住所:北海道札幌市北区北10条西7丁目)
会期:2024年6月21日まで
電話:011-706-3060
公式HP:https://www.let.hokudai.ac.jp/event/24197
営業時間:一般の方は、平日 9時〜17時の時間にお越しください
おみくじの歌はこちらから!:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfjkDPX_-SOcKoS1PGwSLPEhyVcMi2puBh59wOAOFStAqmAjg/viewform
会場:北海道大学 文学研究院・文学院・文学部 「書香の森」
(住所:北海道札幌市北区北10条西7丁目)
会期:2024年6月21日まで
電話:011-706-3060
公式HP:https://www.let.hokudai.ac.jp/event/24197
営業時間:一般の方は、平日 9時〜17時の時間にお越しください
おみくじの歌はこちらから!:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfjkDPX_-SOcKoS1PGwSLPEhyVcMi2puBh59wOAOFStAqmAjg/viewform
中山広貴
学生ライター
紹介文:生まれは広島、育ちは東京。「北海道が俺を呼んでいる」と受験期にふと思い、北大へ。旅人気分で北海道を堪能中。あなたの食べたいものや、見たいものを、学生の視点から取り上げていきます!