2023.7.30

おでかけ / 網走・知床・北見

知床の定番観光地「カムイワッカの滝」…新アクティビティエリアに変わる!

カムイワッカ1の滝

知床へ来たら訪れたい観光名所の一つ「カムイワッカ湯の滝」。珍しい温泉の滝を足湯感覚で登ることができ、知床の大自然を全身で感じられると人気のスポットです。

そんな「カムイワッカ湯の滝」ですが、今年7月に利用方法が大幅に変わったのを知っていますか?以前に増して、よりアドベンチャーな体験ができるエリアになったんです!

今回は、新しく変わった「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」についてご紹介します。

国立公園の新しい楽しみ方

カムイワッカ湯の滝は、1の滝、2の滝…と複数の滝が連なっています。昔は4の滝まで行って、滝壺の温泉に浸かるのを楽しんでいたそうです。

しかし、18年前に大きな落石事故があって以降、1の滝上流には規制線が張られて通行できませんでした。

今回のルール変更では、18年ぶりに4の滝手前まで登って行けるようになったんです。とはいえ、2の滝以降は今でも落石があったり、滑落しやすかったり危険な場所ではあります。そこで、散策へはヘルメットなどのきちんとした装備が必須になりました。
カムイワッカ4の滝
沢登り装備
「国立公園の楽しみ方は変わってきていると思います。大自然の中へ誰でも行けるというよりも、リスクをしっかり理解してそれなりの装備をして来てもらいたいです。今回、地元関係者や専門家の方々と協議を重ねて、新しい知床国立公園の楽しみ方を提案することになりました」と、プロジェクトに関わる初海さん。
 

大きく変わった利用方法

また、今回の利用方法の変更で大きく変わったのは、事前予約制で有料化になった点です。カムイワッカ湯の滝へは、時期によってはマイカー規制などはあったものの、以前までは誰もが行けて気軽に散策を楽しめるエリアでした。

予約は、オンラインの予約サイトからのみとなっています。公式のWebサイトより、レクチャー動画を見てリスクなどを確認し、予約申し込み画面へ。利用したい日時を選択し、予約者情報を入力してクレジット決済をすると予約完了です。

利用料は、大人2,000円(税込)子供(小・中学生)500円(税込)で、未就学児は利用できません。時期によりシャトルバスの料金が加算されるので、ご確認ください。
※現在は、当日予約可能で決済はクレジット決済のみ

予約の時間は1時間ごと、時間ごとの定員は30名となっています。混雑緩和での設定とのことなので、30分ほど前後しても良いそうです。ゆっくり楽しみたい方は、予約した次のバスに乗っても問題ありません。
 
予約画面

よりアドベンチャーな体験が可能に!

カムイワッカ3の滝
いくつかある滝の中で一番の難所は「3の滝」だそうです。筆者も2の滝までしか行ったことがなく、未知の世界で想像がつきません…。誰でも行けるのか気になりますね。

「3の滝は、岩がゴロゴロしている所を登って降りるので、誰もが楽しいと言える場所ではないかもしれません。山登りする人には初心者レベルかもしれませんが、単純に遊びに行く場所としてはハードな場所です」と、初海さん。

場合によっては、小さいお子さんなどは1の滝までで遊ぶなど、危険性を考えて判断するのが良いでしょう。手つかずの自然の中でのアクティビティなので、何が起こるかわかりません。お子さんに限らず、大人の方でも上り下りに自信がない方は、無理は禁物です!
 

装備はしっかり!ヘルメットはレンタル可能

公式Webサイトでは、装備についてもしっかりと説明が記載されています。新しい利用方法では、ヘルメットの着用が必須となりました。
「ヘルメットなんて持っていない…」という方も心配ありません。利用者には「CAMP」というアウトドアメーカーのヘルメットを現地で無料貸し出ししています。

「実際に頭を保護する意味と、こういう物を被って楽しむところだとわかってもらいたいです。HPやYouTubeの動画にも歩き方など、基本情報をお伝えしているので事前に理解をお願いしています」と初海さん。
 
散策 服装
服装見本イラスト
ヘルメット以外にも岩場を歩くので、ウォーターシューズがあると良いそうです。知床国立公園内の知床自然センターでもレンタルを行っていますが、貸し出し数が少ないので持参する方が良いですよと教えてもらいました。

ウォーターシューズでなくても、マリンシューズなど水の中を歩けるシューズタイプのものが散策には最適です。登山靴やスニーカーだと、濡れて靴の中が不快になります。

服装は、濡れても乾きやすく、怪我を防ぐために上下とも素肌が出ない服がおすすめです。カムイワッカの泉質は強酸性で、アクセサリーも物によっては変色する可能性があります。装備や服装については、事前に公式Webサイトをしっかり読んで準備しましょう。

現地には、簡易更衣室もあるそうなので濡れてしまっても着替えができますよ!
 

水しぶきを浴びてカムイワッカを楽しもう!

名称も「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」と変更され、去年よりも利用方法がかなり変わりました。以前よりも楽しめる範囲が拡充して、カムイワッカ湯の滝の魅力をより存分に味わえるようになっています。

「ライトな観光とハードな山登りの間のような、知床の楽しみ方の選択肢が増えたのではないかと思います」と初海さん。

行ったことがある人もそうでない人も、さまざまな視点で楽しめるのではないでしょうか。体験後には、カムイワッカの記念ステッカーをもらえるそうですよ!新しくなった「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」をぜひ、体験してみてください!
 
岩の上でブレイクタイム

「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」
開園時間: 午前9時〜午後4時
開催期間:7月1日〜10月1日(2023年度)
問い合わせ電話番号
平日 0152-22-2125(知床斜里町観光協会 午前9時〜午後5時)
土日 0152-24-2639(知床観光案内所 午前9時〜午後5時)
公式HP:https://www.goshiretoko.com/kamuywakka/
予約サイト:https://reserva.be/shiretoko
YouTube:カムイワッカ湯ノ滝のぼり 公式
Instagram:@kamuywakka_goshiretoko
Twitter:@kamuywakka_
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

国立公園の新しい楽しみ方

カムイワッカ4の滝
カムイワッカ湯の滝は、1の滝、2の滝…と複数の滝が連なっています。昔は4の滝まで行って、滝壺の温泉に浸かるのを楽しんでいたそうです。

しかし、18年前に大きな落石事故があって以降、1の滝上流には規制線が張られて通行できませんでした。

今回のルール変更では、18年ぶりに4の滝手前まで登って行けるようになったんです。とはいえ、2の滝以降は今でも落石があったり、滑落しやすかったり危険な場所ではあります。そこで、散策へはヘルメットなどのきちんとした装備が必須になりました。
沢登り装備
「国立公園の楽しみ方は変わってきていると思います。大自然の中へ誰でも行けるというよりも、リスクをしっかり理解してそれなりの装備をして来てもらいたいです。今回、地元関係者や専門家の方々と協議を重ねて、新しい知床国立公園の楽しみ方を提案することになりました」と、プロジェクトに関わる初海さん。
 

大きく変わった利用方法

予約画面
また、今回の利用方法の変更で大きく変わったのは、事前予約制で有料化になった点です。カムイワッカ湯の滝へは、時期によってはマイカー規制などはあったものの、以前までは誰もが行けて気軽に散策を楽しめるエリアでした。

予約は、オンラインの予約サイトからのみとなっています。公式のWebサイトより、レクチャー動画を見てリスクなどを確認し、予約申し込み画面へ。利用したい日時を選択し、予約者情報を入力してクレジット決済をすると予約完了です。

利用料は、大人2,000円(税込)子供(小・中学生)500円(税込)で、未就学児は利用できません。時期によりシャトルバスの料金が加算されるので、ご確認ください。
※現在は、当日予約可能で決済はクレジット決済のみ

予約の時間は1時間ごと、時間ごとの定員は30名となっています。混雑緩和での設定とのことなので、30分ほど前後しても良いそうです。ゆっくり楽しみたい方は、予約した次のバスに乗っても問題ありません。
 

よりアドベンチャーな体験が可能に!

カムイワッカ3の滝
いくつかある滝の中で一番の難所は「3の滝」だそうです。筆者も2の滝までしか行ったことがなく、未知の世界で想像がつきません…。誰でも行けるのか気になりますね。

「3の滝は、岩がゴロゴロしている所を登って降りるので、誰もが楽しいと言える場所ではないかもしれません。山登りする人には初心者レベルかもしれませんが、単純に遊びに行く場所としてはハードな場所です」と、初海さん。

場合によっては、小さいお子さんなどは1の滝までで遊ぶなど、危険性を考えて判断するのが良いでしょう。手つかずの自然の中でのアクティビティなので、何が起こるかわかりません。お子さんに限らず、大人の方でも上り下りに自信がない方は、無理は禁物です!
 

装備はしっかり!ヘルメットはレンタル可能

散策 服装
公式Webサイトでは、装備についてもしっかりと説明が記載されています。新しい利用方法では、ヘルメットの着用が必須となりました。
「ヘルメットなんて持っていない…」という方も心配ありません。利用者には「CAMP」というアウトドアメーカーのヘルメットを現地で無料貸し出ししています。

「実際に頭を保護する意味と、こういう物を被って楽しむところだとわかってもらいたいです。HPやYouTubeの動画にも歩き方など、基本情報をお伝えしているので事前に理解をお願いしています」と初海さん。
 
服装見本イラスト
ヘルメット以外にも岩場を歩くので、ウォーターシューズがあると良いそうです。知床国立公園内の知床自然センターでもレンタルを行っていますが、貸し出し数が少ないので持参する方が良いですよと教えてもらいました。

ウォーターシューズでなくても、マリンシューズなど水の中を歩けるシューズタイプのものが散策には最適です。登山靴やスニーカーだと、濡れて靴の中が不快になります。

服装は、濡れても乾きやすく、怪我を防ぐために上下とも素肌が出ない服がおすすめです。カムイワッカの泉質は強酸性で、アクセサリーも物によっては変色する可能性があります。装備や服装については、事前に公式Webサイトをしっかり読んで準備しましょう。

現地には、簡易更衣室もあるそうなので濡れてしまっても着替えができますよ!
 

水しぶきを浴びてカムイワッカを楽しもう!

岩の上でブレイクタイム
名称も「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」と変更され、去年よりも利用方法がかなり変わりました。以前よりも楽しめる範囲が拡充して、カムイワッカ湯の滝の魅力をより存分に味わえるようになっています。

「ライトな観光とハードな山登りの間のような、知床の楽しみ方の選択肢が増えたのではないかと思います」と初海さん。

行ったことがある人もそうでない人も、さまざまな視点で楽しめるのではないでしょうか。体験後には、カムイワッカの記念ステッカーをもらえるそうですよ!新しくなった「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」をぜひ、体験してみてください!
 

「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」
開園時間: 午前9時〜午後4時
開催期間:7月1日〜10月1日(2023年度)
問い合わせ電話番号
平日 0152-22-2125(知床斜里町観光協会 午前9時〜午後5時)
土日 0152-24-2639(知床観光案内所 午前9時〜午後5時)
公式HP:https://www.goshiretoko.com/kamuywakka/
予約サイト:https://reserva.be/shiretoko
YouTube:カムイワッカ湯ノ滝のぼり 公式
Instagram:@kamuywakka_goshiretoko
Twitter:@kamuywakka_
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

鎌田絵里奈

知床在住ライター

北海道とカフェとアウトドアが大好きな、知床在住の道産子バリスタライター。
おしゃれなカフェ、美しい自然や景色の写真を撮るのが趣味。バリスタとしてコーヒーを淹れる傍ら、北海道を駆け回り全身で体感して、道内に限らず国内外の人たちへ、大好きな北海道の魅力を発信していきます!

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