2023.7.17

おでかけ / 網走・知床・北見

ジップラインに真っ黒ソフト…"ここだけ!"だらけの「道の駅 遠軽森のオホーツク」

遠軽看板

北海道の短い夏が始まりました! 天気が良いとどこかにお出かけしたくてウズウズしませんか?

目的地に向かう途中、休憩がてらに寄りたくなるのが道の駅。特産品が集まっていたり、ご当地グルメが食べられたり、各地で特色を見せていておもしろいですよね。

今回は「ここだけ!」がたくさんある道東・遠軽町の「道の駅遠軽森のオホーツク」を紹介します。

「ここだけ!」がたくさんの道の駅

先月、町内で出土した黒曜石を使った石器類が、国内で最も古い国宝に指定され注目を集めている遠軽町。しかし「遠軽ってどこ?」と思っている方も多いでしょう。

オホーツク海から内陸へ約20km離れたところにある遠軽町は、森林面積が北海道で2番目の自然豊かな地域です。

旭川市と紋別市をつなぐ高規格道路の「遠軽IC」が2019年12月に開通。「道の駅遠軽森のオホーツク」は、それに合わせてICの入口に隣接してオープンしました。ご当地のお土産が買えるのはもちろんのこと、他の道の駅とは違う体験ができます。

「遠軽は北海道の中でも認知度が低く、産直市場ができるほどの農家も少ない。そこで『ここでしかできない』コンテンツを作っています」と、道の駅駅長の佐藤さん。
 
道の駅遠軽 外観

「ここだけ!」その1:夏でも滑れる道の駅のスキー場

遠軽ロックバレースキー場
「ここだけ!」その1は、道の駅にスキー場が併設されていること!スキー場がある道の駅は、なんと北海道初なんだそうです。

もともと地元の人たちから親しまれていた「遠軽ロックバレースキー場」が、道の駅オープンとともにリニューアルしました。初級から上級のコースが用意され、さまざまなレベルの人が楽しめる人気のスキー場です。

そして、夏は専用のマットが敷かれるので、サマースキーもできちゃいます! スキー選手や少年団のオフトレーニングでも使われる、本格的な設備なんだそうです。
一般の人も利用でき、レンタルも行っているので珍しい夏のスキーを体験してみては?
 

「ここだけ」その2:豊かな自然を満喫!アクティビティ

「ここだけ!」その2は、遠軽の豊かな自然の中で味わうスリル満点のアクティビティです。本格的なジップラインとツリートレッキングは、大人でもドキドキわくわくしちゃいます!

「北海道では少ない広葉樹のトドマツが、遠軽は豊富にあるんです。『自然に触れながら楽しみ、森に興味を持ってもらいたい』そういうテーマが『森のオホーツク』にあります」と、木育マイスターでもある佐藤さん。
 
リフト
ジップライン装備 
ツリートレッキングは、はしごやワイヤーを渡って木と木の間を空中散歩するアクティビティです。大自然の中で、グラグラはらはらのスリルを味わえます。

一般(中学生以上)2,800円(税込)こども(小学生)1,500円(税込)です。小学生以下のお子様には、約50mのキッズコースもありますよ。

ジップラインは、スキー場の傾斜を使ったAラインとBラインの2つのコースを、風を切りながら降りてきます。

Aラインは、なんと最大傾斜25%で日本No.1! 最速70km/hのスピードで、600mの距離を駆け抜けます。次にBラインは傾斜18%、全長535mを下ってゴール。
料金は一般・こども3,500円(税込)です。

数字を見てもピンとこないので、実際に体験してきました!

鳥になってきました!

受付で同意書を記入し、スタッフの方にハーネスを付けてもらいます。そしてリフトに乗り込み頂上へ。リフトを降りると、下界に広がる絶景にまず感動します!
撮影スポットが設けられているので、絶景とともにパシャリ! いざ、ジップラインのスタート地点へ。
頂上からの景色
ジップライン 待機
順番待ちの間、前のお客さんが体験する様子を見ていると、そのスピード感に興奮と不安でドキドキしてきました。いよいよ筆者の番に…。ハーネスに全体重を預け、足を地面から離すと宙づりの状態になります。高いところが苦手な方には恐怖かもしれません。
スタッフの合図とともに体を止めていたストッパーが外され、森に吸い込まれるように落ちていきます。スタート時点からものすごいスピードでなんとも爽快! 手を広げてみると、疾走感が気持ちよく、まさに鳥になった気分が味わえます。

距離も長すぎず短すぎずで満足感があって、これはやみつきになりそう! セクションごとにスタッフがいて、説明をしっかりしてくれるので安心です。
 
ジップライン 滑空

「ここだけ!」その3:地元グルメが味わえる「Engaru Terrace」

一日分の野菜カレー

1日分の野菜カレー 780円(税込)※写真はハーフサイズ 580円(税込)

アクティビティの緊張と興奮がおさまると、おなかが空いてきました。そこで、地元生産者協力のグルメが味わえるフードコート「Engaru Terrace」へ。

筆者は人気メニューの「1日分の野菜カレー」をいただきました。じゃがいもや人参、ブロッコリーなど8種類の野菜と豆がふんだんに入っていて、一品だけでも大満足です。
 
佐藤さんのおすすめは、「えづらファームの丸揚げインカ 450円(税込)」と「べにや長谷川商店の豆コロッケ 450円(税込)」。どちらも地元遠軽の生産者と開発した、ここだけグルメだそうです。

筆者は豆コロッケもいただきました。外はカリッと、中はホクホクで数種類の豆とごぼうが入っていてうまみが効いておいしい!
豆コロッケ

べにや長谷川商店の豆コロッケ 450円(税込)

Engaru Terraceメニュー看板
ご当地ソフトファン必見なのが「ジオソフトクリーム 450円(税込)」。
「黒曜石をイメージした、真っ黒なソフトクリームを開発したかったんです。地元のノルディックファームさんと試行錯誤して、黒ごまと竹炭でしっかりとした黒さを出せました」と、佐藤さんが教えてくれました。
「ロックバレー」は、かき氷の中にソフトクリームが入った商品。取材日は30℃を超える真夏日だったので、「ロックバレー ジオ」をいただきました!

カップからこぼれるほど山盛りのかき氷に、黒ごまの味がしっかりしたシロップがたっぷり掛かっています。これは暑い夏にピッタリです!
ロックバレー ジオ

ロックバレー 500円(税込)

「ここだけ!」その4:オリジナル商品が並ぶショップ

道の駅遠軽ショップ
道の駅に寄ったら、やはりご当地商品を買って帰りたいですよね。ここでしか買えないこだわりの商品が並ぶショップで、おすすめをうかがいました。
●遠軽蒲鉾 230円(税込)
はんぺんと笹かまの中間のような柔らかさが特徴のかまぼこです。隣町北見市の玉ねぎを使用した、道の駅オリジナル商品。冷凍販売されています。

●塩餡パイ 雪の精 878円(税込)
十勝の小豆と沖縄県宮古島の雪塩を使った塩あんを包んだパイです。オープン当初から大人気の商品で、一日40個以上を売り上げるそう!

●遠軽町産ビーツを使ったピンクのカレー 600円(税込)
カレーなのにピンク? その正体は、地元農家で作ってもらっているビーツです。全国でも有名な遠軽町のコスモス畑と、スキー場のコース内にたたずむ一本の桜の木、どちらもピンクが印象的なのでピンクのカレーを開発したとのこと。
コスモスはチキンカレー、桜はホタテカレー。次は真っ黒のポークカレーを販売予定しているそうですよ!
 
道の駅ショップ 人気商品

「ここだけ!」その5:高濃度炭酸泉の足湯

高濃度炭酸泉 足湯
道の駅に足湯があるのは珍しくはないですが「ここだけ!」がちゃんとあるんです。人工の高濃度炭酸泉の足湯が入れるのは、全国でここの道の駅だけなんだそう!

「高濃度炭酸というのは、入浴剤のバブを20個入れたのと同じ位です。15分入ると足が軽くなります。疲労回復に効くので、長距離運転やスキーの疲れを取るのに良いですよ」と佐藤さん。

「ここだけ!」だらけの「道の駅遠軽森のオホーツク」。オリジナルのものがこれからも増えていくようですよ。紹介しきれませんでしたが、一日中いても飽きないコンテンツがまだたくさんあります。
次のお休みに訪れてみてはいかがですか?
 
道の駅遠軽森のオホーツク
住所:紋別郡遠軽町野上150番地1
営業時間:
ショップ 午前9時〜午後6時
Engaru Terrace
[ソフト・ドリンク]午前9時〜午後6時(L.O.午後5時)
[食事]午前10時〜午後6時(L.O.午後5時)
定休日:年中無休(アクティビティはアクティビティカレンダーをご覧ください)
電話番号:0158-42-4536
HP:https://engaru-mori-no-okhotsk.jp/
Instagram:@morinookhotsk.official
Facebook:engaru.rockvalley

(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

「ここだけ!」がたくさんの道の駅

道の駅遠軽 外観
先月、町内で出土した黒曜石を使った石器類が、国内で最も古い国宝に指定され注目を集めている遠軽町。しかし「遠軽ってどこ?」と思っている方も多いでしょう。

オホーツク海から内陸へ約20km離れたところにある遠軽町は、森林面積が北海道で2番目の自然豊かな地域です。

旭川市と紋別市をつなぐ高規格道路の「遠軽IC」が2019年12月に開通。「道の駅遠軽森のオホーツク」は、それに合わせてICの入口に隣接してオープンしました。ご当地のお土産が買えるのはもちろんのこと、他の道の駅とは違う体験ができます。

「遠軽は北海道の中でも認知度が低く、産直市場ができるほどの農家も少ない。そこで『ここでしかできない』コンテンツを作っています」と、道の駅駅長の佐藤さん。
 

「ここだけ!」その1:夏でも滑れる道の駅のスキー場

遠軽ロックバレースキー場
「ここだけ!」その1は、道の駅にスキー場が併設されていること!スキー場がある道の駅は、なんと北海道初なんだそうです。

もともと地元の人たちから親しまれていた「遠軽ロックバレースキー場」が、道の駅オープンとともにリニューアルしました。初級から上級のコースが用意され、さまざまなレベルの人が楽しめる人気のスキー場です。

そして、夏は専用のマットが敷かれるので、サマースキーもできちゃいます! スキー選手や少年団のオフトレーニングでも使われる、本格的な設備なんだそうです。
一般の人も利用でき、レンタルも行っているので珍しい夏のスキーを体験してみては?
 

「ここだけ」その2:豊かな自然を満喫!アクティビティ

リフト
「ここだけ!」その2は、遠軽の豊かな自然の中で味わうスリル満点のアクティビティです。本格的なジップラインとツリートレッキングは、大人でもドキドキわくわくしちゃいます!

「北海道では少ない広葉樹のトドマツが、遠軽は豊富にあるんです。『自然に触れながら楽しみ、森に興味を持ってもらいたい』そういうテーマが『森のオホーツク』にあります」と、木育マイスターでもある佐藤さん。
 
ジップライン装備 
ツリートレッキングは、はしごやワイヤーを渡って木と木の間を空中散歩するアクティビティです。大自然の中で、グラグラはらはらのスリルを味わえます。

一般(中学生以上)2,800円(税込)こども(小学生)1,500円(税込)です。小学生以下のお子様には、約50mのキッズコースもありますよ。

ジップラインは、スキー場の傾斜を使ったAラインとBラインの2つのコースを、風を切りながら降りてきます。

Aラインは、なんと最大傾斜25%で日本No.1! 最速70km/hのスピードで、600mの距離を駆け抜けます。次にBラインは傾斜18%、全長535mを下ってゴール。
料金は一般・こども3,500円(税込)です。

数字を見てもピンとこないので、実際に体験してきました!

鳥になってきました!

頂上からの景色
受付で同意書を記入し、スタッフの方にハーネスを付けてもらいます。そしてリフトに乗り込み頂上へ。リフトを降りると、下界に広がる絶景にまず感動します!
撮影スポットが設けられているので、絶景とともにパシャリ! いざ、ジップラインのスタート地点へ。
ジップライン 待機
順番待ちの間、前のお客さんが体験する様子を見ていると、そのスピード感に興奮と不安でドキドキしてきました。いよいよ筆者の番に…。ハーネスに全体重を預け、足を地面から離すと宙づりの状態になります。高いところが苦手な方には恐怖かもしれません。
ジップライン 滑空
スタッフの合図とともに体を止めていたストッパーが外され、森に吸い込まれるように落ちていきます。スタート時点からものすごいスピードでなんとも爽快! 手を広げてみると、疾走感が気持ちよく、まさに鳥になった気分が味わえます。

距離も長すぎず短すぎずで満足感があって、これはやみつきになりそう! セクションごとにスタッフがいて、説明をしっかりしてくれるので安心です。
 

「ここだけ!」その3:地元グルメが味わえる「Engaru Terrace」

一日分の野菜カレー

1日分の野菜カレー 780円(税込)※写真はハーフサイズ 580円(税込)

アクティビティの緊張と興奮がおさまると、おなかが空いてきました。そこで、地元生産者協力のグルメが味わえるフードコート「Engaru Terrace」へ。

筆者は人気メニューの「1日分の野菜カレー」をいただきました。じゃがいもや人参、ブロッコリーなど8種類の野菜と豆がふんだんに入っていて、一品だけでも大満足です。
 
豆コロッケ

べにや長谷川商店の豆コロッケ 450円(税込)

佐藤さんのおすすめは、「えづらファームの丸揚げインカ 450円(税込)」と「べにや長谷川商店の豆コロッケ 450円(税込)」。どちらも地元遠軽の生産者と開発した、ここだけグルメだそうです。

筆者は豆コロッケもいただきました。外はカリッと、中はホクホクで数種類の豆とごぼうが入っていてうまみが効いておいしい!
Engaru Terraceメニュー看板
ご当地ソフトファン必見なのが「ジオソフトクリーム 450円(税込)」。
「黒曜石をイメージした、真っ黒なソフトクリームを開発したかったんです。地元のノルディックファームさんと試行錯誤して、黒ごまと竹炭でしっかりとした黒さを出せました」と、佐藤さんが教えてくれました。
ロックバレー ジオ

ロックバレー 500円(税込)

「ロックバレー」は、かき氷の中にソフトクリームが入った商品。取材日は30℃を超える真夏日だったので、「ロックバレー ジオ」をいただきました!

カップからこぼれるほど山盛りのかき氷に、黒ごまの味がしっかりしたシロップがたっぷり掛かっています。これは暑い夏にピッタリです!

「ここだけ!」その4:オリジナル商品が並ぶショップ

道の駅遠軽ショップ
道の駅に寄ったら、やはりご当地商品を買って帰りたいですよね。ここでしか買えないこだわりの商品が並ぶショップで、おすすめをうかがいました。
道の駅ショップ 人気商品
●遠軽蒲鉾 230円(税込)
はんぺんと笹かまの中間のような柔らかさが特徴のかまぼこです。隣町北見市の玉ねぎを使用した、道の駅オリジナル商品。冷凍販売されています。

●塩餡パイ 雪の精 878円(税込)
十勝の小豆と沖縄県宮古島の雪塩を使った塩あんを包んだパイです。オープン当初から大人気の商品で、一日40個以上を売り上げるそう!

●遠軽町産ビーツを使ったピンクのカレー 600円(税込)
カレーなのにピンク? その正体は、地元農家で作ってもらっているビーツです。全国でも有名な遠軽町のコスモス畑と、スキー場のコース内にたたずむ一本の桜の木、どちらもピンクが印象的なのでピンクのカレーを開発したとのこと。
コスモスはチキンカレー、桜はホタテカレー。次は真っ黒のポークカレーを販売予定しているそうですよ!
 

「ここだけ!」その5:高濃度炭酸泉の足湯

高濃度炭酸泉 足湯
道の駅に足湯があるのは珍しくはないですが「ここだけ!」がちゃんとあるんです。人工の高濃度炭酸泉の足湯が入れるのは、全国でここの道の駅だけなんだそう!

「高濃度炭酸というのは、入浴剤のバブを20個入れたのと同じ位です。15分入ると足が軽くなります。疲労回復に効くので、長距離運転やスキーの疲れを取るのに良いですよ」と佐藤さん。

「ここだけ!」だらけの「道の駅遠軽森のオホーツク」。オリジナルのものがこれからも増えていくようですよ。紹介しきれませんでしたが、一日中いても飽きないコンテンツがまだたくさんあります。
次のお休みに訪れてみてはいかがですか?
 
道の駅遠軽森のオホーツク
住所:紋別郡遠軽町野上150番地1
営業時間:
ショップ 午前9時〜午後6時
Engaru Terrace
[ソフト・ドリンク]午前9時〜午後6時(L.O.午後5時)
[食事]午前10時〜午後6時(L.O.午後5時)
定休日:年中無休(アクティビティはアクティビティカレンダーをご覧ください)
電話番号:0158-42-4536
HP:https://engaru-mori-no-okhotsk.jp/
Instagram:@morinookhotsk.official
Facebook:engaru.rockvalley

(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

鎌田絵里奈

知床在住ライター

北海道とカフェとアウトドアが大好きな、知床在住の道産子バリスタライター。
おしゃれなカフェ、美しい自然や景色の写真を撮るのが趣味。バリスタとしてコーヒーを淹れる傍ら、北海道を駆け回り全身で体感して、道内に限らず国内外の人たちへ、大好きな北海道の魅力を発信していきます!

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