2022.6.3

おでかけ

「海外旅行より夏の北海道が楽しい!」北海道の旅好きの"たまり場"で訊いた「ホットは積丹」

コロナ禍で海外旅行が難しい今、夏は地元・北海道を満喫したい人も多いのでは?

そこで今回筆者が訪れたのが、北海道の“旅好き”に定番のたまり場「サッポロッジ」。40カ国以上を渡り歩いた奈良 亘さんが経営するバー併設のゲストハウスです。

海外へ行くのが難しくなった今だからこそ知りたい、旅のプロが思う“旅とは”そして“夏の北海道の楽しみ方”とは何なのでしょうか。

世界を見てきたが、やっぱ北海道の自然が一番

世界を渡り歩き、40ヵ国以上を旅してきた奈良さん。旅の始まりは、小さな頃に冒険した近所の公園でした。

公園を冒険したときの高揚感を忘れられず、近くの川やサイクリングロードへ。そして自転車では行けない場所にも行きたいと、鉄道旅やヒッチハイクにも挑戦しました。

小学生の頃にはすでに、北海道内ほぼすべての鉄道路線を乗り尽くしたんだとか。“見たことのない場所に行きたい”という想いから、学校の授業中もずっと時刻表を眺めていたそうですよ。
社会人では、「旅をしたい」という想いから山と秘境を専門とする旅行会社に就職。毎月のようにゲストとともに世界を飛び回り、さらに年間45日間も有給休暇で自らの冒険を続けました。

約40ヵ国を旅してから「そういえば、まだ南極に行ってない!」と気づき、南極地域観測隊に参加するため会社を退職。その後、約2年間にわたり南極に住みます。

提供画像:サッポロッジ

2年間の南極生活を経て、日本へ帰国。世界中を見て帰国後に感じたのは、“北海道の自然が一番面白いし、奥深い”ということです。

「この自然をガイドとして案内したい。北海道のディープなところをガイドしたい」という想いのもと、北海道を案内するための拠点としてサッポロッジが誕生しました。

訪れるだけで、世界を旅している気分になれる

北海道民であれば、山は身近な存在に感じるかもしれません。ですが、山岳ガイドと山を登った人は少ないのでは?

奈良さんは「ガイドと一緒に行くと、見えるものも一日の充実度も違う。エゾリスが残したクルミや、たまに出会えるフクロウ、風や季節の移ろい。山岳ガイドとして、自然の波長を感じながら案内している」と話します。

コロナ禍で旅行を避ける人も多いですが、山岳ツアーは自然のなかでゆったりと過ごしたい人から根強い人気なんだとか。北海道内だけでなく、名古屋や大阪など道外から参加する人もいるそうですよ。

提供画像:サッポロッジ

サッポロッジの魅力は、ここに訪れるだけで面白い人たちと出会える点にあります。旅人や経営者、ビジネスマンのほか、札幌市内に住んでいる人も宿泊するんだとか。

旅人が集まるこのバーでは、お酒を飲んで旅の話をしていると、海外にいるかのような感覚に陥ります。まさに「旅をしていなくても、旅をしている気持ちになれる場所」なんです。
山や観光地だけではなく、食を通しても北海道を案内しています。友人農家が帯広で作った長芋や自ら収穫した山菜・行者ニンニクなど、道産食材にこだわるグルメが豊富です。

特に積丹の希少価値の高い岩海苔を使った「究極のおにぎり」は、一押しのメニュー。筆者も実際に味わってみましたが、磯の風味がとても豊かで感動しました…。通常の海苔とはまったく違うことが、すぐにわかりましたよ。
シェフは、カリブ海に面するアンティグア島で料理をふるまっていた経験のある岡田さん。取材時は、料理を作りながら岡田さんの中南米での思い出話も聞けました。

オーナーとお客さんだけでなく、スタッフも海外経験が豊富なのが面白いですね。

もうすぐやってくる夏…北海道をどう楽しむ?

そこで奈良さんに、これから夏を迎える北海道でおすすめの楽しみ方をうかがいました。

今ホットな地域として挙げられたのが、『積丹半島』です。積丹半島といえば、海が綺麗で海鮮がおいしい地域。ですが、いまいち楽しみ方がわからない人も多いはず。

海でサーフボードに乗ってパドルを漕ぐ“SUP”やカヤック、マウンテンバイクなど、実は豊富な遊びに挑戦できる一押しの地域なんですって。

提供画像:サッポロッジ


提供画像:サッポロッジ

そして2つ目が、スポーツバイクに電動アシスト機能が付いた『E-bike』です。

自分の脚力では登れない場所にも軽々と登れるので、女性や体力がない人でも安心!山道でのアクティビティとして楽しめます。

奈良さんのツアーでも、E-bikeを利用したアクティビティに挑戦できるそうですよ。
最後に「海外に行けば面白いものがあるという考えが間違い。札幌にも面白いところはたくさんある。近くの山に行けば感動や発見が得られる」と語る奈良さん。

特に札幌は、雄大な自然と都市が融合した世界でも珍しい街。いつもと同じ日常でも、モノの見方を少し変えるだけで新たな発見があるかもしれませんね。

札幌にいながら世界旅行気分を味わいたい人は、一度サッポロッジへ足を運んでみては?
ゲストハウス&ダイニングバー
SappoLodge(サッポロッジ)

住所:札幌市中央区南5条東1丁目1-4
営業時間 (Bar):午後6時~午前2時
電話番号:011-211-4314
Webサイト:https://sappolodge.com/

(上記の情報は記事作成時点でのものです。最新の情報は各店舗にお問い合わせください)

世界を見てきたが、やっぱ北海道の自然が一番

世界を渡り歩き、40ヵ国以上を旅してきた奈良さん。旅の始まりは、小さな頃に冒険した近所の公園でした。

公園を冒険したときの高揚感を忘れられず、近くの川やサイクリングロードへ。そして自転車では行けない場所にも行きたいと、鉄道旅やヒッチハイクにも挑戦しました。

小学生の頃にはすでに、北海道内ほぼすべての鉄道路線を乗り尽くしたんだとか。“見たことのない場所に行きたい”という想いから、学校の授業中もずっと時刻表を眺めていたそうですよ。
社会人では、「旅をしたい」という想いから山と秘境を専門とする旅行会社に就職。毎月のようにゲストとともに世界を飛び回り、さらに年間45日間も有給休暇で自らの冒険を続けました。

約40ヵ国を旅してから「そういえば、まだ南極に行ってない!」と気づき、南極地域観測隊に参加するため会社を退職。その後、約2年間にわたり南極に住みます。

提供画像:サッポロッジ

2年間の南極生活を経て、日本へ帰国。世界中を見て帰国後に感じたのは、“北海道の自然が一番面白いし、奥深い”ということです。

「この自然をガイドとして案内したい。北海道のディープなところをガイドしたい」という想いのもと、北海道を案内するための拠点としてサッポロッジが誕生しました。

訪れるだけで、世界を旅している気分になれる


提供画像:サッポロッジ

北海道民であれば、山は身近な存在に感じるかもしれません。ですが、山岳ガイドと山を登った人は少ないのでは?

奈良さんは「ガイドと一緒に行くと、見えるものも一日の充実度も違う。エゾリスが残したクルミや、たまに出会えるフクロウ、風や季節の移ろい。山岳ガイドとして、自然の波長を感じながら案内している」と話します。

コロナ禍で旅行を避ける人も多いですが、山岳ツアーは自然のなかでゆったりと過ごしたい人から根強い人気なんだとか。北海道内だけでなく、名古屋や大阪など道外から参加する人もいるそうですよ。
サッポロッジの魅力は、ここに訪れるだけで面白い人たちと出会える点にあります。旅人や経営者、ビジネスマンのほか、札幌市内に住んでいる人も宿泊するんだとか。

旅人が集まるこのバーでは、お酒を飲んで旅の話をしていると、海外にいるかのような感覚に陥ります。まさに「旅をしていなくても、旅をしている気持ちになれる場所」なんです。
山や観光地だけではなく、食を通しても北海道を案内しています。友人農家が帯広で作った長芋や自ら収穫した山菜・行者ニンニクなど、道産食材にこだわるグルメが豊富です。

特に積丹の希少価値の高い岩海苔を使った「究極のおにぎり」は、一押しのメニュー。筆者も実際に味わってみましたが、磯の風味がとても豊かで感動しました…。通常の海苔とはまったく違うことが、すぐにわかりましたよ。
シェフは、カリブ海に面するアンティグア島で料理をふるまっていた経験のある岡田さん。取材時は、料理を作りながら岡田さんの中南米での思い出話も聞けました。

オーナーとお客さんだけでなく、スタッフも海外経験が豊富なのが面白いですね。

もうすぐやってくる夏…北海道をどう楽しむ?


提供画像:サッポロッジ

そこで奈良さんに、これから夏を迎える北海道でおすすめの楽しみ方をうかがいました。

今ホットな地域として挙げられたのが、『積丹半島』です。積丹半島といえば、海が綺麗で海鮮がおいしい地域。ですが、いまいち楽しみ方がわからない人も多いはず。

海でサーフボードに乗ってパドルを漕ぐ“SUP”やカヤック、マウンテンバイクなど、実は豊富な遊びに挑戦できる一押しの地域なんですって。

提供画像:サッポロッジ

そして2つ目が、スポーツバイクに電動アシスト機能が付いた『E-bike』です。

自分の脚力では登れない場所にも軽々と登れるので、女性や体力がない人でも安心!山道でのアクティビティとして楽しめます。

奈良さんのツアーでも、E-bikeを利用したアクティビティに挑戦できるそうですよ。
最後に「海外に行けば面白いものがあるという考えが間違い。札幌にも面白いところはたくさんある。近くの山に行けば感動や発見が得られる」と語る奈良さん。

特に札幌は、雄大な自然と都市が融合した世界でも珍しい街。いつもと同じ日常でも、モノの見方を少し変えるだけで新たな発見があるかもしれませんね。

札幌にいながら世界旅行気分を味わいたい人は、一度サッポロッジへ足を運んでみては?
ゲストハウス&ダイニングバー
SappoLodge(サッポロッジ)

住所:札幌市中央区南5条東1丁目1-4
営業時間 (Bar):午後6時~午前2時
電話番号:011-211-4314
Webサイト:https://sappolodge.com/

(上記の情報は記事作成時点でのものです。最新の情報は各店舗にお問い合わせください)

佐藤 日和

フリーライター

札幌在住のフリーライター。進学就職を機に北海道を離れ首都圏へ。その後フリーライターとして独立し、東南アジアと日本を行き来するノマド生活を送る。国内外各地を旅するなかで「やっぱり地元北海道が最高!」と気づき札幌へ。現在、執筆や編集、翻訳業をメインに活動しています。趣味は旅行とカフェ巡り。特技はインドネシア語。SASARUでは、各地を旅してきたからこそわかる"北海道ならではの魅力"を発信していきます。

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