2025.7.18

ライフスタイル

夏休みの“お金の使い方”先に知ると「お得」バーゲンで買うか体験するかプロの解説

札幌のファイナンシャルプランナー大川真理子です。

暑い日が続いていますが、みなさん夏休みやお盆休みの予定はどのような感じでしょうか?

お休みの日は疲れをいやして、心身をリフレッシュするとてもいい機会ですよね。

ここ最近はなんでも値上がりで節約ばかり考えがちですが、夏の思い出作りにお金を使うのも「あり」です。
 

「ピーク・エンドの法則」モノより体験がもたらす効果

少しだけ振り返って欲しいのですが、昨年夏のバーゲンで買った服について、思い出せることには何がありますか?

では、いつでもいいのですが家族と行った旅行や、大切な人と見た花火はどうでしょう?実は「ピーク・エンドの法則」という考え方が行動経済学にあります。

過去の経験を思い出す時「最高に楽しかった瞬間(ピーク)」と「どうやって終わったか(エンド)」で、記憶は作られるという法則です。

高価なモノを買っても、手に入れた瞬間の喜びはすぐに薄れてしまいます。

体験は、そのプロセスでの期待感や、ピークの感動、そして終わった後の余韻まで含めて記憶に残るのです。

思い出作りの予算はどうやって捻出すればいい?

子どもの頃、夏休みの宿題を最終日にまとめてやった経験はありませんか。

自分の計画を、実際よりも「きっとうまくいく!」と楽観的に見積もりすぎてしまう傾向はだれにでもあります。

お金の場合だと、気づいたら予算オーバーしているといった話になりますがこれを「計画錯誤」といいます。

計画錯誤を防ぐためにも、今年の夏「これだけは体験したい!」というものに優先順位をつけ、具体的な予算を設定しましょう。

例えば、ボーナスの一部を「夏の体験費用」として確保するなど、計画的に準備することが大切です。
 

費用の準備は心の会計を応用する方法も

「暑いからお昼に幌加内産の冷たいお蕎麦食べたいな」とか「夏は旅行で釧路湿原に行きたいな」と思ったとき、頭の中では「食費」「娯楽費」と分けて考えています。

これを「心の会計(メンタルアカウンティング)」と呼びます。心の会計を応用した貯金の方法が「天引き」です。

 

例えば、20万円のお給料が入ってきたら…

例えば、20万円のお給料が入ってきたら、1万円を別の口座へ移動させ、残りの19万円でやりくりします。

心の会計では「19万円でやりくりするんだ」という計算になっていますので、移動した1万円は計算に入っていません。

そして19万円という範囲を決めておくと、その中でなんとかやりくりしようと工夫するようになります。

別口座に移動させ続けた1万円は、どんどん積み重なって貯まっていきます。

思い出作りの費用を上手に確保して、生きたお金の使い方ができるといいですね。

「ピーク・エンドの法則」モノより体験がもたらす効果

少しだけ振り返って欲しいのですが、昨年夏のバーゲンで買った服について、思い出せることには何がありますか?

では、いつでもいいのですが家族と行った旅行や、大切な人と見た花火はどうでしょう?実は「ピーク・エンドの法則」という考え方が行動経済学にあります。

過去の経験を思い出す時「最高に楽しかった瞬間(ピーク)」と「どうやって終わったか(エンド)」で、記憶は作られるという法則です。

高価なモノを買っても、手に入れた瞬間の喜びはすぐに薄れてしまいます。

体験は、そのプロセスでの期待感や、ピークの感動、そして終わった後の余韻まで含めて記憶に残るのです。

思い出作りの予算はどうやって捻出すればいい?

子どもの頃、夏休みの宿題を最終日にまとめてやった経験はありませんか。

自分の計画を、実際よりも「きっとうまくいく!」と楽観的に見積もりすぎてしまう傾向はだれにでもあります。

お金の場合だと、気づいたら予算オーバーしているといった話になりますがこれを「計画錯誤」といいます。

計画錯誤を防ぐためにも、今年の夏「これだけは体験したい!」というものに優先順位をつけ、具体的な予算を設定しましょう。

例えば、ボーナスの一部を「夏の体験費用」として確保するなど、計画的に準備することが大切です。
 

費用の準備は心の会計を応用する方法も

「暑いからお昼に幌加内産の冷たいお蕎麦食べたいな」とか「夏は旅行で釧路湿原に行きたいな」と思ったとき、頭の中では「食費」「娯楽費」と分けて考えています。

これを「心の会計(メンタルアカウンティング)」と呼びます。心の会計を応用した貯金の方法が「天引き」です。

 

例えば、20万円のお給料が入ってきたら…

例えば、20万円のお給料が入ってきたら、1万円を別の口座へ移動させ、残りの19万円でやりくりします。

心の会計では「19万円でやりくりするんだ」という計算になっていますので、移動した1万円は計算に入っていません。

そして19万円という範囲を決めておくと、その中でなんとかやりくりしようと工夫するようになります。

別口座に移動させ続けた1万円は、どんどん積み重なって貯まっていきます。

思い出作りの費用を上手に確保して、生きたお金の使い方ができるといいですね。

大川真理子

ファイナンシャルプランナー

グッドライフプランニング代表。 関西出身、札幌在住。テニスと犬が好き。 J-FLEC認定アドバイザー、北海道新聞主催資産運用フェア相談員。 道立高校などで投資の授業も担当し、 金融リテラシー(金融に関する知識や判断力)の向上に力を入れています。 保険や金融商品の紹介はせず、皆さんの生活に役立つ情報を発信します。

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