2025.1.30

ライフスタイル

病院で払う金額に差?どれくらい払ってる?「社会保障」必要な理由…お金のプロがわかりやすく解説

札幌のファイナンシャルプランナー大川真理子です。
今年の冬はインフルエンザがはやりましたが、みなさんは大丈夫でしたか?

万が一、病気になっても、日本では健康保険証を持って行くだけで、基本的に病院で診察を受けることができます。
一見当たり前のように思えますが、日本のようにお気軽に病院で診察を受けることができない国もあります。

こういったことが実現できるのは、4種類(社会保険・社会福祉・公的扶助・公衆衛生)存在する社会保障制度のお陰です。

社会保険(医療・介護・年金)で万が一の備えを

病院を受診した場合、窓口で自己負担する額は年齢と所得によって決められています。

6歳までは2割、69歳までは3割、70歳から74歳までは所得に応じて2割または3割、75歳以上も所得に応じて1割から3割です。
そして、多額の医療費がかかった場合でも、負担を一定額までにする高額療養費制度があります。

この高額療養費制度は、諸外国にはなく、日本の公的医療保険制度の大きな特徴の一つとなっています。
また、要介護状態になった場合は、介護保険を利用して介護サービスを受けることができます。

年金は老後に受け取るだけではない

基本的に65歳から受給できるのが老齢年金です。

年金は老後に受け取るイメージがありますが、実はそれだけではなく、病気・けがで障害が残った場合には障害年金、世帯主が亡くなった場合には遺族年金が用意されています。

これら医療・介護・年金といったリスクに備えた「社会保険」は、強制加入の保険制度となっています。

社会福祉、公的扶助、公衆衛生で安心した社会生活をおくる

社会的に保護が必要な方が安心して生活できるように支援するのが「社会福祉」です。
例えば、保育所や障がい者支援施設の運営、児童手当、障がい者手当の支給などを行います。

「公的扶助」は生活保護を支給し、最低限度の生活を保障して自立を促す制度です。

「公衆衛生」は予防接種や健康診断、犬や猫の保護など、主に地方自治体の保健所などが中心となって行います。

社会保障制度は改正されることがある

社会保障制度は生活の安定を支えるセーフティーネットですが、少子高齢化と人口減少が進む現状では、制度を維持していくための見直しが必要です。

最近では高額療養費制度について、自己負担額の上限額が引き上げられる方針であることが話題になりました。
制度改正はニュースで取り上げられますので、「知らなくて、びっくりした」ということのないように、最新情報を確認することが大切です。

社会保険(医療・介護・年金)で万が一の備えを

病院を受診した場合、窓口で自己負担する額は年齢と所得によって決められています。

6歳までは2割、69歳までは3割、70歳から74歳までは所得に応じて2割または3割、75歳以上も所得に応じて1割から3割です。
そして、多額の医療費がかかった場合でも、負担を一定額までにする高額療養費制度があります。

この高額療養費制度は、諸外国にはなく、日本の公的医療保険制度の大きな特徴の一つとなっています。
また、要介護状態になった場合は、介護保険を利用して介護サービスを受けることができます。

年金は老後に受け取るだけではない

基本的に65歳から受給できるのが老齢年金です。

年金は老後に受け取るイメージがありますが、実はそれだけではなく、病気・けがで障害が残った場合には障害年金、世帯主が亡くなった場合には遺族年金が用意されています。

これら医療・介護・年金といったリスクに備えた「社会保険」は、強制加入の保険制度となっています。

社会福祉、公的扶助、公衆衛生で安心した社会生活をおくる

社会的に保護が必要な方が安心して生活できるように支援するのが「社会福祉」です。
例えば、保育所や障がい者支援施設の運営、児童手当、障がい者手当の支給などを行います。

「公的扶助」は生活保護を支給し、最低限度の生活を保障して自立を促す制度です。

「公衆衛生」は予防接種や健康診断、犬や猫の保護など、主に地方自治体の保健所などが中心となって行います。

社会保障制度は改正されることがある

社会保障制度は生活の安定を支えるセーフティーネットですが、少子高齢化と人口減少が進む現状では、制度を維持していくための見直しが必要です。

最近では高額療養費制度について、自己負担額の上限額が引き上げられる方針であることが話題になりました。
制度改正はニュースで取り上げられますので、「知らなくて、びっくりした」ということのないように、最新情報を確認することが大切です。

大川真理子

ファイナンシャルプランナー

グッドライフプランニング代表。 関西出身、札幌在住。テニスと犬が好き。 J-FLEC認定アドバイザー、北海道新聞主催資産運用フェア相談員。 道立高校などで投資の授業も担当し、 金融リテラシー(金融に関する知識や判断力)の向上に力を入れています。 保険や金融商品の紹介はせず、皆さんの生活に役立つ情報を発信します。

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