アルバイト・パートでも給付金がもらえる「教育訓練給付金制度」…せっかくの休み活用でキャリアアップ！

教育訓練給付金制度とは、資格取得を目的とするなど、スキルアップするための講座の受講費を、国が一部負担してくれる制度です。

この制度には「専門実践教育訓練給付金」「特定一般教育訓練給付金」「一般教育訓練給付金」の三つの種類があります。
 

専門実践教育訓練給付金では、受講費用の50%（年間上限40万円）が受講中６か月ごとに支給されます。

保育士、介護福祉士等、資格を持っている人だけが業務を行える「業務独占資格」などの取得を目指す講座や、MBAや法科大学院などの講義も対象となっています。

特定一般教育訓練給付金では、受講費用の40%（上限20万円）が受講後に支給されます。大型自動車第一種免許や介護職員初任者研修といった「業務独占資格」などの取得を目指す講座を受講したり、情報通信資格の取得を目標とする講座の受講ができます。

一般教育訓練では受講費用の20%（上限10万円）受講後に支給され、TOEICや宅建、ウェブクリエーターなどの資格取得を目標とする講座の受講ができます。

教育訓練給付金の対象者になるには、いくつかの条件があります。
初めて教育訓練給付金制度を利用する方は、受講する講座の開始日に在職中であり、雇用保険の加入期間が1年以上（専門実践教育訓練受講の場合は2年）あれば対象者となります。

その他、アルバイト、パートの方、失業中の方なども、一定の条件を満たせば教育訓練支援給付金が支給されます。
なお、給付金の対象者であるかどうかは、ハローワークで支給要件照会をすると確認ができます。

対象講座は約16,000講座あり、土日のみとか、通信講座などもあります。
厚生労働省のウェブサイト内に講座検索システムがありますので、興味のある講座を探してみましょう。

教育訓練給付金制度は、働く人がスキルアップを目指す際に大変有効な支援制度です。新たな知識や技術を身につけて、より充実したキャリアを築いてみませんか。