今年の支給額はいくら？夏のボーナス「去年より上手に使う」フィナンシャルプランナーが解説

道の調査によると、従業員が30人以上の道内事業所で支給された、令和4年夏のボーナスの平均額は311,047円。
前年に比べると1.5％増額し、給与に対する支給割合は1.07カ月分、そして85％の事業所が夏のボーナスを支給しています。

今年の支給額はいくらになるか気になるところです。

 

夏のボーナスが支給される前の準備として、おすすめしたいのが「手元にある資金の分類」です。

手元にある資金は、実は用途別に4つに分類することができます。
・生活資金「食費や水光熱費など日々の生活に使うためのお金」
・使用予定資金「住宅購入や子どもの教育費など、今後10年以内に使う予定のあるお金」
・予備費「病気や失業など、急な出費に備えるためのお金（生活費の3カ月から半年分位）」
・余裕資金「10年以内に使う予定のないお金」

次に、今年の夏のボーナスはどの分類にいくら使うか試算します。
実際に試算をしてみると、ボーナスは生活資金に補填しがち、とか、使用予定資金にほとんど費やしているとか、使い道の傾向を再認識することができます。
 

ボーナスのほとんどを、毎回、住宅をはじめとしたローン返済にあてている、というケースももちろんあります。

その場合は、ローン返済のペースはこのままでいいのか、繰り上げ返済は将来的に考えているのかなど、これからの返済予定を考え直すきっかけにしてみましょう。

また、ボーナスは生活資金に使いがちという方は、生活費の見直しが必須です。
そして万が一、予備費が全然ないという場合は、いくらか必ず補填しましょう。
最終的に余裕資金と分類されたお金は、投資用として運用に回すことのできるお金です。

夏のボーナスをきっかけに、
今までのお金の使い方と将来の予定を考えてみませんか。