2023.4.25

ライフスタイル

給与明細の見方…知っとこう「控除ってなに?」どうして引かれる?…初任給が出たら知っておきたい

ファイナンシャルプランナーの大川真理子です。

新入社員の方にとって、一生に一度しかない初任給の時期がやってきました。会社によっては、初任給は5月という方もいらっしゃいます。

いずれにしても、お給料を手にするようになったら、知っておきたいのが「給与明細」の見方です。
給与明細は、支給・控除・勤怠の3つの項目に分けられています。

支給とは

支給のところには、基本給をはじめ、時間外労働・休日出勤等をした場合の賃金、そして、通勤手当などの各種手当が記載されます。

これらを合計した額が「総支給額」です。日常会話の中では「額面」と呼ばれることもあります。

なお、総支給額=給与として振込まれる額ではありませんので、勘違いしないように気をつけましょう。
財布

控除って何?

デスク
総支給額から控除される(差し引かれる)社会保険料等の額が記載されています。

初任給では、健康保険料、雇用保険料、厚生年金保険料、所得税などが控除されます。

お給料が少しでも少なくなると残念な気持ちになりますが、これら各種社会保険料は、万が一のときや将来のために使われます。

健康保険料、雇用保険料、 厚生年金保険料、所得税とは?

健康保険料を支払うことによって、健康保険証が使用でき、病院窓口での自己負担は3割で済みます。保険証がない場合は、医療費は全額自己負担になります。

雇用保険料は失業した時だけではなく、出産や介護などで働けなくなったときの生活保障にも使われます。

厚生年金保険料は、老後の年金のイメージを持たれがちですが、それだけではなく、病気やけがなどで仕事ができなくなった場合に受け取る障害厚生年金にも使われます。

なお、社会人2年目からは、1年目のお給料の額を元に算出した住民税が引かれます。住民税は、住んでいる地域の行政サービスに使われます。

また、給与明細の欄にある介護保険料ですが、40歳から控除対象となりますので、しばらくは空欄のままです。
人形

勤怠は要確認

お金 計算
勤務した日数や欠勤、休出、残業時間など勤務状況全体が記されています。

給与計算のもとになりますので、間違いがないかどうか確認しておきましょう。

 

実際に手にするお金(手取り)はいくら?

「総支給額-控除額合計=実際に手にする金額」です。
給与明細の「差引支給額」のところに表記されています。

手取り額を見て、どのような印象をもちましたか? どのような額であっても「1か月よく頑張った」と、ご自分をねぎらってあげてくださいね。

社会人1か月目、お疲れ様でした。
 
テーブル

支給とは

財布
支給のところには、基本給をはじめ、時間外労働・休日出勤等をした場合の賃金、そして、通勤手当などの各種手当が記載されます。

これらを合計した額が「総支給額」です。日常会話の中では「額面」と呼ばれることもあります。

なお、総支給額=給与として振込まれる額ではありませんので、勘違いしないように気をつけましょう。

控除って何?

デスク
総支給額から控除される(差し引かれる)社会保険料等の額が記載されています。

初任給では、健康保険料、雇用保険料、厚生年金保険料、所得税などが控除されます。

お給料が少しでも少なくなると残念な気持ちになりますが、これら各種社会保険料は、万が一のときや将来のために使われます。

健康保険料、雇用保険料、 厚生年金保険料、所得税とは?

人形
健康保険料を支払うことによって、健康保険証が使用でき、病院窓口での自己負担は3割で済みます。保険証がない場合は、医療費は全額自己負担になります。

雇用保険料は失業した時だけではなく、出産や介護などで働けなくなったときの生活保障にも使われます。

厚生年金保険料は、老後の年金のイメージを持たれがちですが、それだけではなく、病気やけがなどで仕事ができなくなった場合に受け取る障害厚生年金にも使われます。

なお、社会人2年目からは、1年目のお給料の額を元に算出した住民税が引かれます。住民税は、住んでいる地域の行政サービスに使われます。

また、給与明細の欄にある介護保険料ですが、40歳から控除対象となりますので、しばらくは空欄のままです。

勤怠は要確認

お金 計算
勤務した日数や欠勤、休出、残業時間など勤務状況全体が記されています。

給与計算のもとになりますので、間違いがないかどうか確認しておきましょう。

 

実際に手にするお金(手取り)はいくら?

テーブル
「総支給額-控除額合計=実際に手にする金額」です。
給与明細の「差引支給額」のところに表記されています。

手取り額を見て、どのような印象をもちましたか? どのような額であっても「1か月よく頑張った」と、ご自分をねぎらってあげてくださいね。

社会人1か月目、お疲れ様でした。
 

大川真理子

ファイナンシャルプランナー

グッドライフプランニング代表。 関西出身、札幌在住。テニスと犬が好き。 北海道新聞主催資産運用フェア相談員。 道立高校などで投資の授業も担当し、 金融リテラシー(金融に関する知識や判断力)の向上に力を入れています。 保険や金融商品の紹介はせず、皆さんの生活に役立つ情報を発信します。

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