2022.6.23

ライフスタイル

札幌発!書店のブックカバーをリメイク…“小箱が作れるDIYキット”「書店の包装紙は貴重品」

本屋さんで文庫本を買うと「カバーはおかけしますか?」と聞かれることがありますよね。海外ではペーパーバックが主流なのでカバーをかける習慣がなく、これは日本独自のことなのだそう。

そんなブックカバーを使い「小箱」としてリメイクする素敵な企画がいま話題になっています。
その名も「函文庫(はこぶんこ)プロジェクト」
 
「書店のブックカバーを残したい」という思いからDIYキットを開発。クラウドファンディングで支援を募るとすぐに上限に達し、日々支援者も増えています。

今回は本格販売を前に、プロジェクトの主要メンバーの「モリタ株式会社」代表取締役・近藤篤祐さん、クリエイター・イラストレーターの前田麦さん、グラフィックデザイナーの小島歌織さんに「函文庫プロジェクト」についてお話をうかがいました。

味のあるデザインが楽しい。本屋さんのブックカバー


左から前田さん、小島さん、近藤さん

取材場所はクリエイターとしてイラストレーターとしてもご活躍の前田麦さんのアトリエ。

アトリエにおじゃまするだけでもテンションが上がるのに、ブックカバーで作られた小箱を見てさらにテンションアップ。かわいい~!

お話もとても楽しいお三方。
こんなに素敵な方たちだから、ブックカバーへの愛情をもって小箱を作るアイディアが生まれたのだと納得いたしました。
普段、なにげなくかけてもらっているブックカバーですが、本屋さんによってデザインが異なり、昭和感のあるレトロなものから斬新なものまで、いろんな種類があることを教えていただきました。
 
残念ながら閉店してしまった人気書店「くすみ書房」の愛らしいブックカバーは娘のクスミエリカさんにご協力いただいて復刻されたそうです。
懐かしい方も多いのではないでしょうか。

画像出典:函文庫 「くすみ書房」ブックカバー

「函文庫プロジェクト」のはじまり

「函文庫プロジェクト」のはじまりは前田さんのアイディアからでした。
 
「最初は僕が個人的にこの箱を作りたいと思っていました。持っているカバーで箱を作ると面白いんじゃないかと思って。2~3年前から構想だけはあったんです。1年くらい前に仕事でお世話になっている近藤さんにブックカバーを箱にする方法はないかと相談しました」。
相談を受けた近藤さんの会社は昭和7年創業の老舗の紙箱メーカー「モリタ株式会社」。

試行錯誤しながらも、長年培ってきた製造技術とデザイン力をいかし、誰でも簡単に作れるDIYキットを提案。

そこから商品化する話が進んでいったそうです。

函文庫オリジナルのブックカバー。デザインは小島さん。

商品化するならブランドのロゴやオリジナリティが欲しいということで、グラフィックデザイナーの小島さんにお願いすることに。
 
この素敵なプロジェクトに声をかけてもらったときはどう思いましたか?と小島さんにお聞きすると

「すごく面白い試みだなと思って。すぐに、ぜひ!となりました。実家に本屋さんのブックカバーをかけたままの小説や書籍が昔からあったので親しみもありましたし。本屋さんに行くのが大好きなので、こういうものが書店に行くきっかけになったらいいな、と思いました」と笑顔で話してくださいました。

 こうして「函文庫プロジェクト」の主要メンバーがそろい、5月1日からクラウドファンディングを開始。本格的にプロジェクトがスタートしました。

リメイクの楽しさにハマりそう!DIYキットで小箱作り

小箱を作るキットには説明書も入っています。用意するのはハサミとペン。そしてブックカバー。
 
台紙に両面シールがついているので、説明書通りに厚紙を貼っていくだけで不器用な私でも簡単に作ることができました。

このDIYアイディア、本当にすごいです! 自分で作ると愛着もひとしおです。
大きさは文庫本サイズ。机の上でもじゃまにならない大きさなのがいいですね。本棚に立てて置いても違和感なしです。

 インスタで制作動画がアップされていますので、ぜひ参考になさってくださいね。
https://www.instagram.com/p/CefZARWpZqJ/
小さな箱ですが、思っていた以上に収納力があります。
ペンやマスキングテープ、付箋やシールなどが余裕で入りました。いつも使う道具を入れておくのにぴったりです。

クラウドファンディングのリターン品はレアなブックカバーも。本格販売は8月~9月の予定


画像出典:函文庫

クラウドファンディングのリターン品には、画家でありイラストレーターとしても活躍されているアジサカコウジさん、アートディレクターの大原大次郎さんのブックカバーも用意されています。

本屋さんで発売されることがないのでかなりレアなブックカバーですよ~。
クラウドファンディングは6月26日で終了です。
7月いっぱいはリターン品の発送がありますので、販売は8月~9月を予定しているそうです。楽しみですね~!

画像出典:函文庫

ワークショップも開催


画像出典:函文庫

不定期ですが、ワークショップも開催されています。
ご自分の好きな書店のブックカバーを持参される方や、7~8歳の男の子も参加しているそうですよ。
 
ワークショップではすべて用意されていますので手ぶらで参加しても大丈夫。キットを購入する前に一度ワークショップで作ってみるのも楽しそうですね。
 
リリースされてからも素敵な展開がありそうな
「函文庫プロジェクト」。

詳しい情報はインスタをご覧くださいね。
函文庫(はこぶんこ)
クラウドファンディング:https://camp-fire.jp/projects/view/578400
Instagram:@hakobunko
Twitter:@hakobunko
 
(上記の情報は記事作成時点でのものです。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

味のあるデザインが楽しい。本屋さんのブックカバー


左から前田さん、小島さん、近藤さん

取材場所はクリエイターとしてイラストレーターとしてもご活躍の前田麦さんのアトリエ。

アトリエにおじゃまするだけでもテンションが上がるのに、ブックカバーで作られた小箱を見てさらにテンションアップ。かわいい~!

お話もとても楽しいお三方。
こんなに素敵な方たちだから、ブックカバーへの愛情をもって小箱を作るアイディアが生まれたのだと納得いたしました。

画像出典:函文庫 「くすみ書房」ブックカバー

普段、なにげなくかけてもらっているブックカバーですが、本屋さんによってデザインが異なり、昭和感のあるレトロなものから斬新なものまで、いろんな種類があることを教えていただきました。
 
残念ながら閉店してしまった人気書店「くすみ書房」の愛らしいブックカバーは娘のクスミエリカさんにご協力いただいて復刻されたそうです。
懐かしい方も多いのではないでしょうか。

「函文庫プロジェクト」のはじまり

「函文庫プロジェクト」のはじまりは前田さんのアイディアからでした。
 
「最初は僕が個人的にこの箱を作りたいと思っていました。持っているカバーで箱を作ると面白いんじゃないかと思って。2~3年前から構想だけはあったんです。1年くらい前に仕事でお世話になっている近藤さんにブックカバーを箱にする方法はないかと相談しました」。
相談を受けた近藤さんの会社は昭和7年創業の老舗の紙箱メーカー「モリタ株式会社」。

試行錯誤しながらも、長年培ってきた製造技術とデザイン力をいかし、誰でも簡単に作れるDIYキットを提案。

そこから商品化する話が進んでいったそうです。

函文庫オリジナルのブックカバー。デザインは小島さん。

商品化するならブランドのロゴやオリジナリティが欲しいということで、グラフィックデザイナーの小島さんにお願いすることに。
 
この素敵なプロジェクトに声をかけてもらったときはどう思いましたか?と小島さんにお聞きすると

「すごく面白い試みだなと思って。すぐに、ぜひ!となりました。実家に本屋さんのブックカバーをかけたままの小説や書籍が昔からあったので親しみもありましたし。本屋さんに行くのが大好きなので、こういうものが書店に行くきっかけになったらいいな、と思いました」と笑顔で話してくださいました。

 こうして「函文庫プロジェクト」の主要メンバーがそろい、5月1日からクラウドファンディングを開始。本格的にプロジェクトがスタートしました。

リメイクの楽しさにハマりそう!DIYキットで小箱作り

小箱を作るキットには説明書も入っています。用意するのはハサミとペン。そしてブックカバー。
 
台紙に両面シールがついているので、説明書通りに厚紙を貼っていくだけで不器用な私でも簡単に作ることができました。

このDIYアイディア、本当にすごいです! 自分で作ると愛着もひとしおです。
大きさは文庫本サイズ。机の上でもじゃまにならない大きさなのがいいですね。本棚に立てて置いても違和感なしです。

 インスタで制作動画がアップされていますので、ぜひ参考になさってくださいね。
https://www.instagram.com/p/CefZARWpZqJ/
小さな箱ですが、思っていた以上に収納力があります。
ペンやマスキングテープ、付箋やシールなどが余裕で入りました。いつも使う道具を入れておくのにぴったりです。

クラウドファンディングのリターン品はレアなブックカバーも。本格販売は8月~9月の予定


画像出典:函文庫

クラウドファンディングのリターン品には、画家でありイラストレーターとしても活躍されているアジサカコウジさん、アートディレクターの大原大次郎さんのブックカバーも用意されています。

本屋さんで発売されることがないのでかなりレアなブックカバーですよ~。

画像出典:函文庫

クラウドファンディングは6月26日で終了です。
7月いっぱいはリターン品の発送がありますので、販売は8月~9月を予定しているそうです。楽しみですね~!

ワークショップも開催


画像出典:函文庫

不定期ですが、ワークショップも開催されています。
ご自分の好きな書店のブックカバーを持参される方や、7~8歳の男の子も参加しているそうですよ。
 
ワークショップではすべて用意されていますので手ぶらで参加しても大丈夫。キットを購入する前に一度ワークショップで作ってみるのも楽しそうですね。
 
リリースされてからも素敵な展開がありそうな
「函文庫プロジェクト」。

詳しい情報はインスタをご覧くださいね。
函文庫(はこぶんこ)
クラウドファンディング:https://camp-fire.jp/projects/view/578400
Instagram:@hakobunko
Twitter:@hakobunko
 
(上記の情報は記事作成時点でのものです。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

若森あんり

ライター・イラストレータ

輸入雑貨や化粧品。それに服飾にグルメ…幅広く取材し、記事を発信していきます。恵庭千歳のカフェなどはもちろん、SASARUでは数少ないアート記事も挑戦していきます。食べるだけじゃない、店内のインテリアなどもじっくり取材していますで皆さんの心にSASARUと嬉しいです。

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