2023.7.11

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札幌観光の人気もの"観光幌馬車"「だいちゃん」」コロナ禍乗り越え復活

6年前に惜しまれつつも姿を消した札幌観光幌馬車が6月20日6年ぶりに復活しました。
軽快なリズムを刻みながら走る幌馬車は、新たな札幌観光の目玉となるのか。1年に及ぶ馬と人の奮闘を追いました。

観光幌馬車 ダイちゃん
1978年から始まった札幌観光幌馬車は、大通公園や時計台などの中心部を回る夏の風物詩でした。
 
しかし、2017年。経営者の高齢化を理由に惜しまれつつもその姿を消しました。
 
その観光幌馬車が復活に向けて動き出していました。
幌馬車を引くのはばんえい競馬の競走馬だった「ダイちゃん」こと「キタノダイナミック号(8)」。体重1トンを超える大型のばん馬です。
「ダイちゃん」の訓練を担当する石川洋一さん(66)。ばん馬の生産やばんえい競馬の馬主も経験した熟練者です。
 
幌馬車を引く馬に必要不可欠なのはスタミナ。石川さんは「もっと心臓作らないとダメ。時間かけないとダメです」と話します。
 
2022年9月から始まったトレーニングでは、毎日700キロのそりを引いて心臓を鍛えたんですって。
蹄の足音幌馬車は軽車両扱いとるため「ダイちゃん」もしっかりと交通ルールを守らないといけません。
 
夜明け前の都心部で赤信号でしっかり止まったりする訓練を重ね徐々に慣らしていきました。
年が明け、トレーニングを兼ねてお客さんを乗せたチューブそりを引く仕事をすることになったダイちゃん。
 
実際にソリに乗った人は「すごい力持ちだなと思って。途中走っていたしね。子どももキャーキャー言って喜んでました」と、坂道も力強く歩くダイちゃんの姿に感心していました。
 
夏から秋、冬も続くトレーニング。そして春を迎えました。
今回復活する観光幌馬車のコースは、これまでの大通公園から「創成イーストエリア」に変わります。
 
サッポロ不動産開発の湯浅秀樹さんは「創業の地である創成イーストに着目をした。開拓の歴史のあるエリアに、馬車を走らせた方が絵になる」と話します。
 
開拓当時の名残を残した建物が今も残る創成イーストエリアを、開拓で活躍したばん馬でめぐる。それが新たな観光のコンテンツになると考えられたのです。
そして6月20日6年ぶりに観光幌馬車が復活しました。
 
調教師の石川洋一さんは「馬ってこんなに暖かいんだって、馬に触れあってもらいたい」と話します。
「今回復活するとインスタグラムで知って、予約しました。(Q:復活すると聞いたときは?)めちゃくちゃうれしかった」と話す人も。
 
調教師の石川さんの「出発しまーす」の声とともに、いよいよ第一便が動き出します。
 
町を歩くダイちゃんは、赤信号でもしっかりと停止。
コースのひとつである二条市場では、たくさんの観光客に出迎えられました。
 
約1時間の運行は無事に終わりました。
 
「めっちゃ楽しかった。みんなスマホをもって、笑顔でダイちゃんを見ていて、私たちも笑顔になった」とうれしい声も。
 
調教師の石川さんも「無事楽しめました。やっとはじまったなって。これからもっと気合が入る」と新たなスタートに気持ちが高まります。
かつて札幌市の町で愛された観光幌馬車がコロナ禍を越えて復活。
 
これからも人々の希望を背負って、ダイちゃんの足音は鳴り響きます。
 
*みんテレ6月20日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。)
観光幌馬車 ダイちゃん
1978年から始まった札幌観光幌馬車は、大通公園や時計台などの中心部を回る夏の風物詩でした。
 
しかし、2017年。経営者の高齢化を理由に惜しまれつつもその姿を消しました。
 
その観光幌馬車が復活に向けて動き出していました。
幌馬車を引くのはばんえい競馬の競走馬だった「ダイちゃん」こと「キタノダイナミック号(8)」。体重1トンを超える大型のばん馬です。
「ダイちゃん」の訓練を担当する石川洋一さん(66)。ばん馬の生産やばんえい競馬の馬主も経験した熟練者です。
 
幌馬車を引く馬に必要不可欠なのはスタミナ。石川さんは「もっと心臓作らないとダメ。時間かけないとダメです」と話します。
 
2022年9月から始まったトレーニングでは、毎日700キロのそりを引いて心臓を鍛えたんですって。
蹄の足音幌馬車は軽車両扱いとるため「ダイちゃん」もしっかりと交通ルールを守らないといけません。
 
夜明け前の都心部で赤信号でしっかり止まったりする訓練を重ね徐々に慣らしていきました。
年が明け、トレーニングを兼ねてお客さんを乗せたチューブそりを引く仕事をすることになったダイちゃん。
 
実際にソリに乗った人は「すごい力持ちだなと思って。途中走っていたしね。子どももキャーキャー言って喜んでました」と、坂道も力強く歩くダイちゃんの姿に感心していました。
 
夏から秋、冬も続くトレーニング。そして春を迎えました。
今回復活する観光幌馬車のコースは、これまでの大通公園から「創成イーストエリア」に変わります。
 
サッポロ不動産開発の湯浅秀樹さんは「創業の地である創成イーストに着目をした。開拓の歴史のあるエリアに、馬車を走らせた方が絵になる」と話します。
 
開拓当時の名残を残した建物が今も残る創成イーストエリアを、開拓で活躍したばん馬でめぐる。それが新たな観光のコンテンツになると考えられたのです。
そして6月20日6年ぶりに観光幌馬車が復活しました。
 
調教師の石川洋一さんは「馬ってこんなに暖かいんだって、馬に触れあってもらいたい」と話します。
「今回復活するとインスタグラムで知って、予約しました。(Q:復活すると聞いたときは?)めちゃくちゃうれしかった」と話す人も。
 
調教師の石川さんの「出発しまーす」の声とともに、いよいよ第一便が動き出します。
 
町を歩くダイちゃんは、赤信号でもしっかりと停止。
コースのひとつである二条市場では、たくさんの観光客に出迎えられました。
 
約1時間の運行は無事に終わりました。
 
「めっちゃ楽しかった。みんなスマホをもって、笑顔でダイちゃんを見ていて、私たちも笑顔になった」とうれしい声も。
 
調教師の石川さんも「無事楽しめました。やっとはじまったなって。これからもっと気合が入る」と新たなスタートに気持ちが高まります。
かつて札幌市の町で愛された観光幌馬車がコロナ禍を越えて復活。
 
これからも人々の希望を背負って、ダイちゃんの足音は鳴り響きます。
 
*みんテレ6月20日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。)

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