コーヒーのおいしさは焙煎にあり〜深煎りのマチ・札幌

今やコンビニでも本格的なコーヒーを楽しめる時代。
気づけば、お茶以上に飲んでいるといる人も多いようで、ある統計データでは、1人あたりの消費量が1週間におよそ11杯も飲んでいる計算になるのだとか。

2019.5.27

それだけ毎日の暮らしに欠かせないコーヒーであれば、やっぱりその味に、しっかりこだわりたいですよね。 コーヒーは豆の産地や種類に目が行きがちですが、味にこだわるのであれば、“焙煎”にも注目です。 緑色の生豆の状態で輸入されたコーヒー豆に火を入れる焙煎。コーヒー豆はこの焙煎具合(簡単に言うと焼いている時間)によって、「浅煎り」「中煎り」「深煎り」に大別されていて、それぞれ味わいが大きく異なっています。


浅煎り…酸味が強く、爽やかでフルーティ。品種によっては香りや甘みが引き立つ。


中煎り…苦味・甘味・酸味のバランスが取れている。広く好まれる味。


深煎り…苦味やコクが強くなり、酸味が消える。エスプレッソやカプチーノにも使われる。

ちなみに札幌は古くから自家焙煎の名店が多く、中でも“深煎り”のまちとして全国に知られています。かつて日本のコーヒー豆は神戸と横浜の港に入ってきたのですが、汽車で遠い北海道まで運ばれてくる間に良い豆は残っておらず、いわゆる“屑豆”しか入ってこなかったといいます。その豆をおいしく飲むために行き着いたのが、深い香りや甘さ、苦さを楽しめる深煎りで、そうして磨かれた高い焙煎技術と、北国の冷たく乾いた空気が相まって数多くの名店が北海道で育ったと考えられています。

深煎りの名店の一つ、MORIHICO.の代表・市川草介さん「札幌っ子がその甘苦いコーヒーを愛した事が最大の理由なのは間違いがない」と語っており、言われてみると深煎りのコーヒーは北海道の濃い牛乳とよく合いますし、北海道で発展したのは必然的の出来事だったのかもしれません。

27日(月)よる11時からの「石橋貴明のたいむとんねる」は、そんなコーヒーに関する知識を、さらに深めてくれそうな「見るだけで通ぶれるコーヒーの巻」。石橋貴明が、ゲストの大久保佳代子、丸山健太郎と日本のコーヒー事情についてトークします。さらに自宅で格段においしいコーヒーを淹れるマル秘テクニックやコーヒーに合う意外なNo.1スイーツなども紹介!禁断のコンビニコーヒーの飲み比べにもチャンレジしちゃいますよ。週末に専門店で深煎りのコーヒー豆を手に入れて、じっくりと味わいながら、楽しんでみませんか?


写真提供・取材協力:MORIHICO.

(UHB編成部)

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