2023.3.9

グルメ

“スープカレーと普通のカレー”どう違う?「カレーの一種ではないよね…」

札幌発祥の人気グルメ・スープカレー。ここ10〜20年の間に多くの名店が誕生し、道外にも進出してきました。札幌市民にとって今やスープカレーは「カレーの一種」ではなく、ラーメンやお寿司と同じように独立したメニューとして認知されています。

しかしながら、スープカレーを食べたことはあっても、正確にどのような食べ物なのか説明できる人は案外少ないのではないでしょうか。

そこで今回、数々のスープカレー専門誌の制作やスープカレーイベントやプロデュース業を手がける「玉ヴァーソン」さんに、その起源や普通のカレーとの違いなどスープカレーについて詳しく教えていただきました。

スープカレーと普通のカレーの違いとは?

一般的にカレーと言えば「ルーカレー」を指すことが多いですが、スープカレーとルーカレーの違いとはどのようなものなのでしょうか?

「ルーカレーとスープカレーでは作り方に大きな違いがあります。ルーカレーには固形ルーが入りますが、スープカレーには固形ルーは入れません。そのためカレーの味というよりも、スパイスの香りが中心となります。

またスープカレーに明確な定義はなく、それぞれの店舗によってスタイルが異なります。一般的にはオリジナルペーストと鶏ガラ・豚骨・牛骨と野菜を煮込んだスープに各種スパイスを入れて、チキンレッグを中心にゴロっとした彩り野菜を添える、といったレシピが多いですね」(玉ヴァーソンさん)

ちなみに「ルーカレー」という名称も、スープカレー店が多い札幌ならではの言い方。
地元の人たちが「カレーを食べに行く」と言う時、スープカレーなのかスープカレーじゃないのかを区別するために使われるようになったとか。
確かに道外ではあまり聞かない言葉かもしれません。

スープカレーの発祥は?いかにしてご当地グルメとなったのか?

スープカレーの起源は、いつ頃、どのお店のメニューだったのでしょうか?
紐解くと…
「1970年代初旬、『薬膳カリィ本舗アジャンタ』が発祥です。当時はスープカレーではなく『薬膳カリィ』と言っていました。アジャンタでチキンレッグをスープの出汁に使い、そのチキンレッグを捨てていたところ、見ていたお客様が『捨てるくらいなら食べたい』と言って提供したのがスープカレーの原型となります。

スープカレーという名前はそれから20年ほど経った頃、『マジックスパイス』の下村 泰山さんが考案しました」(玉ヴァーソンさん)

現在は地下鉄元町駅近くで営業する「薬膳カリィ本舗アジャンタ」


「薬膳カリィ本舗アジャンタ」の人気メニュー「とりかりぃ」

アジャンタの薬膳カリィに始まり、マジックスパイスによって名付けられたスープカレーが、どのように広まってご当地メニューになったのでしょうか?

「1990年代、北海道大学の学生によるブログ記事や口コミで、北大周辺のスープカレー店が注目されるようになったことがきっかけです。
加えて、西18丁目駅近くにあった『スリランカ狂我国』の影響力が大きかったですね。このお店が初めてスープカレーの辛さをチョイスできるシステムを作ったんです」(玉ヴァーソンさん)

スープカレーに使用されるスパイスは?

普通のカレーとは違って、固形ルーは使わずスパイスのみで作られるというスープカレー。主にどのようなスパイスが使用されているのでしょうか?

クミン・カルダモン・コリアンダー・クローブ・シナモン等の香り系スパイスや、カイエンペッパー等の辛味系スパイス、他にもさまざまな香り系スパイスが使われています。カレー粉は入れないお店が多いですね

ルーカレーは食べた時にカレーの味はしますが、スパイスの味はしません。逆にスープカレーはスパイスの味はするけれど、カレーの味はしません。つまりスパイスがスープカレーの魅力を引き立てているんです」(玉ヴァーソンさん)

その時々で流行のスパイスや味付けなどはあるのでしょうか?

「流行というか、スープにバジルを入れるお店が増えたり、海老スープが注目されたり、具材としてごぼうの人気が高まったり、スパイシー系のスープカレーが人気になったりと、時代による変化はあります」(玉ヴァーソンさん)

専門家が全力でおすすめするスープカレー店

札幌のカレー店&スープカレー店を熟知する玉ヴァーソンさんに、お気に入りのメニューを教えていただきました。

1店舗目はこちら…

提供写真:玉ヴァーソン

gop(ゴップ)のアナグラ
住所:札幌市西区山の手三条6-1-17
TEL:011-612-6208
営業時間:月・火・金・土(午前11時30分〜午後9時30分)
日・祝(午前11時30分〜午後8時30分)※ラストオーダー30分前
定休日:水、木
「チキン(辛さ111番)が最高にスパイシーでおいしい!」(玉ヴァーソンさん)

そして2店舗目は…

提供写真:玉ヴァーソン

SOUP CURRY KING(スープカリーキング)本店
住所:札幌市豊平区平岸3条16丁目1-1
TEL:011-821-0044
営業時間:
平日 午前11時30分〜午後3時30分(ラストオーダー 午後3時)、
午後5時30分〜午後9時30分(ラストオーダー 午後9時)
土日祝 午前11時30分〜午後9時30分(ラストオーダー午後9時)
定休日:なし
「本店限定メニューのラムカリー(辛さ5番)は、ラムのスープカレーでは日本一だと思います」(玉ヴァーソンさん)

今回お話をうかがったのは…

玉ヴァーソン
2002年に国内初のスープカレー専門誌「カレー賛昧(ざんまい)」を出版。以降も数多くのスープカレー及びカレー専門誌を手掛けるとともに、スープカレーイベントやプロデュース業も行う。

Instagram:@tama_verson
Twitter:@tamavarson

(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

スープカレーと普通のカレーの違いとは?

一般的にカレーと言えば「ルーカレー」を指すことが多いですが、スープカレーとルーカレーの違いとはどのようなものなのでしょうか?

「ルーカレーとスープカレーでは作り方に大きな違いがあります。ルーカレーには固形ルーが入りますが、スープカレーには固形ルーは入れません。そのためカレーの味というよりも、スパイスの香りが中心となります。

またスープカレーに明確な定義はなく、それぞれの店舗によってスタイルが異なります。一般的にはオリジナルペーストと鶏ガラ・豚骨・牛骨と野菜を煮込んだスープに各種スパイスを入れて、チキンレッグを中心にゴロっとした彩り野菜を添える、といったレシピが多いですね」(玉ヴァーソンさん)

ちなみに「ルーカレー」という名称も、スープカレー店が多い札幌ならではの言い方。
地元の人たちが「カレーを食べに行く」と言う時、スープカレーなのかスープカレーじゃないのかを区別するために使われるようになったとか。
確かに道外ではあまり聞かない言葉かもしれません。

スープカレーの発祥は?いかにしてご当地グルメとなったのか?


現在は地下鉄元町駅近くで営業する「薬膳カリィ本舗アジャンタ」

スープカレーの起源は、いつ頃、どのお店のメニューだったのでしょうか?
紐解くと…
「1970年代初旬、『薬膳カリィ本舗アジャンタ』が発祥です。当時はスープカレーではなく『薬膳カリィ』と言っていました。アジャンタでチキンレッグをスープの出汁に使い、そのチキンレッグを捨てていたところ、見ていたお客様が『捨てるくらいなら食べたい』と言って提供したのがスープカレーの原型となります。

スープカレーという名前はそれから20年ほど経った頃、『マジックスパイス』の下村 泰山さんが考案しました」(玉ヴァーソンさん)

「薬膳カリィ本舗アジャンタ」の人気メニュー「とりかりぃ」

アジャンタの薬膳カリィに始まり、マジックスパイスによって名付けられたスープカレーが、どのように広まってご当地メニューになったのでしょうか?

「1990年代、北海道大学の学生によるブログ記事や口コミで、北大周辺のスープカレー店が注目されるようになったことがきっかけです。
加えて、西18丁目駅近くにあった『スリランカ狂我国』の影響力が大きかったですね。このお店が初めてスープカレーの辛さをチョイスできるシステムを作ったんです」(玉ヴァーソンさん)

スープカレーに使用されるスパイスは?

普通のカレーとは違って、固形ルーは使わずスパイスのみで作られるというスープカレー。主にどのようなスパイスが使用されているのでしょうか?

クミン・カルダモン・コリアンダー・クローブ・シナモン等の香り系スパイスや、カイエンペッパー等の辛味系スパイス、他にもさまざまな香り系スパイスが使われています。カレー粉は入れないお店が多いですね

ルーカレーは食べた時にカレーの味はしますが、スパイスの味はしません。逆にスープカレーはスパイスの味はするけれど、カレーの味はしません。つまりスパイスがスープカレーの魅力を引き立てているんです」(玉ヴァーソンさん)

その時々で流行のスパイスや味付けなどはあるのでしょうか?

「流行というか、スープにバジルを入れるお店が増えたり、海老スープが注目されたり、具材としてごぼうの人気が高まったり、スパイシー系のスープカレーが人気になったりと、時代による変化はあります」(玉ヴァーソンさん)

専門家が全力でおすすめするスープカレー店

札幌のカレー店&スープカレー店を熟知する玉ヴァーソンさんに、お気に入りのメニューを教えていただきました。

1店舗目はこちら…

提供写真:玉ヴァーソン

gop(ゴップ)のアナグラ
住所:札幌市西区山の手三条6-1-17
TEL:011-612-6208
営業時間:月・火・金・土(午前11時30分〜午後9時30分)
日・祝(午前11時30分〜午後8時30分)※ラストオーダー30分前
定休日:水、木

提供写真:玉ヴァーソン

「チキン(辛さ111番)が最高にスパイシーでおいしい!」(玉ヴァーソンさん)

そして2店舗目は…
SOUP CURRY KING(スープカリーキング)本店
住所:札幌市豊平区平岸3条16丁目1-1
TEL:011-821-0044
営業時間:
平日 午前11時30分〜午後3時30分(ラストオーダー 午後3時)、
午後5時30分〜午後9時30分(ラストオーダー 午後9時)
土日祝 午前11時30分〜午後9時30分(ラストオーダー午後9時)
定休日:なし
「本店限定メニューのラムカリー(辛さ5番)は、ラムのスープカレーでは日本一だと思います」(玉ヴァーソンさん)

今回お話をうかがったのは…

玉ヴァーソン
2002年に国内初のスープカレー専門誌「カレー賛昧(ざんまい)」を出版。以降も数多くのスープカレー及びカレー専門誌を手掛けるとともに、スープカレーイベントやプロデュース業も行う。

Instagram:@tama_verson
Twitter:@tamavarson

(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

山口英里子

SASARU編集長

札幌生まれ札幌育ち。学生時代からリポーターなどテレビ制作に携わる。大学卒業後北海道文化放送に入社し報道記者として北海道の事件事故を取材。入社3年目で夕方帯のニュースキャスターに就き取材を続けながら夕方帯の生放送「スーパーニュース」のスタジオキャスターを務める。 退社後は、メディアリテラシーの講演活動や子ども向けアナウンス教室、雑誌の読者モデルやフリーアナウンサーとして幅広く活動。子ども2人の母親でもある。

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