2023.9.3

おでかけ / 網走・知床・北見

”日本最大のカルデラ湖”でリラックスSUP体験…パワースポットでゆで卵も!【弟子屈】

お盆も過ぎ、秋の気配を感じるようになってきました。しかし、北海道もまだまだ残暑が厳しい日が続いていますね。そんな暑い日には、川や湖へ行きたくなりませんか?

道東・弟子屈(てしかが)町にある、日本最大のカルデラ湖の「屈斜路湖」では、全国的に人気急上昇中の水上アクティビティ、SUP(サップ)「Stand up paddle board(スタンドアップパドルボード)」が体験できるんです!

今回は、屈斜路湖でSUPツアーをしている「SAWAKKA(サワッカ)TESHIKAGA」を紹介します。SUP初心者の筆者も体験してきました。

水の上に立っているみたい…屈斜路湖SUPツアーの魅力

グリーンビーチ
SUPとは、水上でサーフィンのようなボードに乗って、パドルでこぎ進むスポーツです。SUP歴9年のツアーガイド奥田さんに、魅力を教えていただきました。

「カヌーなど座ってこぐ他のアクティビティでは、水面が反射して水中が見えにくいことがあります。SUPは立ってこぐため、水の中の魚や湖底を上からの視点で見られるんです。まるで、水の上に立っているような感覚が楽しめますよ!」

 
また「屈斜路湖では『大自然を味わいながらSUPを楽しめる』その相乗効果が魅力なんです。SUPでしか行けない、大地の鼓動を感じられるパワースポットにも行けちゃいます!」と、教えていただきました。

SUPの動力は自分のこぐ力だけで、立ってバランスを取るのに体幹も使います。楽しいだけでなく良い運動にもなるんです。
SUP 屈斜路湖

今がベストシーズン!秋の紅葉もおすすめ

SUP グリーンビーチ
基本的にボードの上にいるとはいえ、水につかることもあるSUP。楽しめるシーズンについてうかがいました。

「ここ屈斜路湖では、6月〜10月くらいがシーズンです。気温とウェットスーツで対応できる水温かどうかを見て、シーズンイン/アウトを調整しています」と奥田さん。

とくに、夏の今はウェットスーツを着なくていいのでSUPのベストシーズンだそうです。しかし、奥田さんおすすめは秋の紅葉シーズンなんだとか。「色づいた森や秋空がきれいで良いですよ」と教えてくれました。
また、SAWAKKAでは、SUP経験者を対象としたサンライズ/サンセットツアーもあります。特に奥田さんのおすすめは、サンライズツアーなんだそう。

「朝イチは凪になることが多いので、初心者の方にもおすすめ。今の時期、ここのエリアでは雲海が見られやすく、その雲が晴れてきた瞬間はとても幻想的なんです!今なら朝でも水温が高いので、湖に落ちても寒くありません。早朝は動物との遭遇率も高いですよ」と、奥田さん。
屈斜路湖 湖面反射

初心者でも立てた!鏡のような湖で絶景クルーズ

SUPボード 先端
筆者も人生初SUPにチャレンジしてきました!服装は、速乾性のある服と下着(水着)上下と帽子で、ライフジャケットと水温が低い場合のウェットスーツは貸してもらえます。果たして、初心者でもボードに立ってこいで目的地にいけるのか…。

まずは、浅瀬でパドルのこぎ方や立ち上がり方、入水の仕方など丁寧に教えてもらいます。すると、なんと開始約10分でボードの上に立つことができちゃいました!今回お借りしたボードは幅が広くて安定しやすく、初心者でも乗りやすいそうです。

 
穏やかなところではこぐ力はあまり必要なく、追い風であればこがなくても進んでくれます。ハードな動きをする訳ではないので、小さいお子さんから年配の方まで幅広い年代の方が楽しめそうです!

この日は気温30℃近くまで上がり、風もなく凪の状態でまさにSUP日和!
湖面は鏡のようで、空や雲、屈斜路湖を囲む外輪山がきれいに映し出されていました。自分がサップをこぐ姿まで見られるほど。湖と一体化して、水面に立っているような神秘的で不思議な感覚でした。
 
SUP 立ちこぎ
気が付けば行きたい方向へ進めるようにも!
昼間に見るのは珍しい「オジロワシ」が木に止まったので、近くまで行って観察できました。

森の中では、道東でここにしかいないという「ミンミンゼミ」がけたたましく鳴き、夏を感じながら目的地へ向かいます。

「オヤコツ地獄」でパワーチャージ

今回のツアーは「オヤコツ地獄」という、未だ続く火山活動を見られる場所を目指しました。そこはなんと、SUPやカヌーでしか来られない特別なエリアなんです。ぐつぐつとお湯が沸いている音を聞くと、まさに地獄のよう。水中もところどころあたたかく、天然の足湯が楽しめます。
オヤコツ地獄
温泉ゆで卵作り 卵投入
奥田さんが持ってきてくれた卵を、卵専用温泉スポットへ入れて待つこと約10分。「オヤコツ地獄温泉ゆで卵」が完成!
その場で殻をむいて、絶景をながめながらいただきます。ほんのり温泉の風味が付いていておいし〜い!!大地のパワーを全身で体感し、おなかにもしっかりと取り込みました。笑

※通常、オヤコツ地獄でのゆで卵は180分ツアーでのみの体験だそうです。SUP経験者で、自力で3km以上漕げる方が参加条件となっています。
温泉ゆで卵 屈斜路湖

追い風でゆったり帰還

SUP リラックス
絶景とゆで卵をじっくりと堪能したところで、岸へ引き返します。

追い風が吹いていたので、漕がなくても帰りの方向へ運んでくれました。座ったり、寝っ転がったり、ボードの上でゆったりくつろげちゃいます。

風向きが変わるところは頑張ってこいで進み、気付けば岸が目の前。楽しくてあっという間にツアーが終わってしまいました。
今回のツアーは、ECO SUP TOURの180分コースで料金が11,000円(税込)、120分コースだと8,800円(税込)です(レッスン料とレンタル料込み)。

奥田さんがツアー中の写真や動画を撮影し、終了時にシェアしてくれます。絶景や楽しい思い出を、後で振り返ることができますよ。また、着替えスペースも用意されているので、安心して水の中に飛び込んじゃいましょう!

愛犬とSUPを楽しんだり、ボードの上でヨガをしたり、SUPの楽しみ方はまだいろいろあるそうです。みなさんも、屈斜路湖で迫力ある自然を味わいながらSUP体験してみては?
SUPボード
SUP TOUR GUIDE SHOP SAWAKKA 
住所:川上郡弟子屈町字屈斜路413−3
TEL:070-8330-1030 
営業時間:月〜金 午前10時〜午後5時
     土日祝 午前9時〜午後4時
Instagram:@sawakka
(上記の情報は記事作成時点でのものです。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

水の上に立っているみたい…屈斜路湖SUPツアーの魅力

グリーンビーチ
SUPとは、水上でサーフィンのようなボードに乗って、パドルでこぎ進むスポーツです。SUP歴9年のツアーガイド奥田さんに、魅力を教えていただきました。

「カヌーなど座ってこぐ他のアクティビティでは、水面が反射して水中が見えにくいことがあります。SUPは立ってこぐため、水の中の魚や湖底を上からの視点で見られるんです。まるで、水の上に立っているような感覚が楽しめますよ!」

 
SUP 屈斜路湖
また「屈斜路湖では『大自然を味わいながらSUPを楽しめる』その相乗効果が魅力なんです。SUPでしか行けない、大地の鼓動を感じられるパワースポットにも行けちゃいます!」と、教えていただきました。

SUPの動力は自分のこぐ力だけで、立ってバランスを取るのに体幹も使います。楽しいだけでなく良い運動にもなるんです。

今がベストシーズン!秋の紅葉もおすすめ

SUP グリーンビーチ
基本的にボードの上にいるとはいえ、水につかることもあるSUP。楽しめるシーズンについてうかがいました。

「ここ屈斜路湖では、6月〜10月くらいがシーズンです。気温とウェットスーツで対応できる水温かどうかを見て、シーズンイン/アウトを調整しています」と奥田さん。

とくに、夏の今はウェットスーツを着なくていいのでSUPのベストシーズンだそうです。しかし、奥田さんおすすめは秋の紅葉シーズンなんだとか。「色づいた森や秋空がきれいで良いですよ」と教えてくれました。
屈斜路湖 湖面反射
また、SAWAKKAでは、SUP経験者を対象としたサンライズ/サンセットツアーもあります。特に奥田さんのおすすめは、サンライズツアーなんだそう。

「朝イチは凪になることが多いので、初心者の方にもおすすめ。今の時期、ここのエリアでは雲海が見られやすく、その雲が晴れてきた瞬間はとても幻想的なんです!今なら朝でも水温が高いので、湖に落ちても寒くありません。早朝は動物との遭遇率も高いですよ」と、奥田さん。

初心者でも立てた!鏡のような湖で絶景クルーズ

SUPボード 先端
筆者も人生初SUPにチャレンジしてきました!服装は、速乾性のある服と下着(水着)上下と帽子で、ライフジャケットと水温が低い場合のウェットスーツは貸してもらえます。果たして、初心者でもボードに立ってこいで目的地にいけるのか…。

まずは、浅瀬でパドルのこぎ方や立ち上がり方、入水の仕方など丁寧に教えてもらいます。すると、なんと開始約10分でボードの上に立つことができちゃいました!今回お借りしたボードは幅が広くて安定しやすく、初心者でも乗りやすいそうです。

 
SUP 立ちこぎ
穏やかなところではこぐ力はあまり必要なく、追い風であればこがなくても進んでくれます。ハードな動きをする訳ではないので、小さいお子さんから年配の方まで幅広い年代の方が楽しめそうです!

この日は気温30℃近くまで上がり、風もなく凪の状態でまさにSUP日和!
湖面は鏡のようで、空や雲、屈斜路湖を囲む外輪山がきれいに映し出されていました。自分がサップをこぐ姿まで見られるほど。湖と一体化して、水面に立っているような神秘的で不思議な感覚でした。
 
気が付けば行きたい方向へ進めるようにも!
昼間に見るのは珍しい「オジロワシ」が木に止まったので、近くまで行って観察できました。

森の中では、道東でここにしかいないという「ミンミンゼミ」がけたたましく鳴き、夏を感じながら目的地へ向かいます。

「オヤコツ地獄」でパワーチャージ

オヤコツ地獄
今回のツアーは「オヤコツ地獄」という、未だ続く火山活動を見られる場所を目指しました。そこはなんと、SUPやカヌーでしか来られない特別なエリアなんです。ぐつぐつとお湯が沸いている音を聞くと、まさに地獄のよう。水中もところどころあたたかく、天然の足湯が楽しめます。
温泉ゆで卵作り 卵投入
奥田さんが持ってきてくれた卵を、卵専用温泉スポットへ入れて待つこと約10分。「オヤコツ地獄温泉ゆで卵」が完成!
温泉ゆで卵 屈斜路湖
その場で殻をむいて、絶景をながめながらいただきます。ほんのり温泉の風味が付いていておいし〜い!!大地のパワーを全身で体感し、おなかにもしっかりと取り込みました。笑

※通常、オヤコツ地獄でのゆで卵は180分ツアーでのみの体験だそうです。SUP経験者で、自力で3km以上漕げる方が参加条件となっています。

追い風でゆったり帰還

SUP リラックス
絶景とゆで卵をじっくりと堪能したところで、岸へ引き返します。

追い風が吹いていたので、漕がなくても帰りの方向へ運んでくれました。座ったり、寝っ転がったり、ボードの上でゆったりくつろげちゃいます。

風向きが変わるところは頑張ってこいで進み、気付けば岸が目の前。楽しくてあっという間にツアーが終わってしまいました。
SUPボード
今回のツアーは、ECO SUP TOURの180分コースで料金が11,000円(税込)、120分コースだと8,800円(税込)です(レッスン料とレンタル料込み)。

奥田さんがツアー中の写真や動画を撮影し、終了時にシェアしてくれます。絶景や楽しい思い出を、後で振り返ることができますよ。また、着替えスペースも用意されているので、安心して水の中に飛び込んじゃいましょう!

愛犬とSUPを楽しんだり、ボードの上でヨガをしたり、SUPの楽しみ方はまだいろいろあるそうです。みなさんも、屈斜路湖で迫力ある自然を味わいながらSUP体験してみては?
SUP TOUR GUIDE SHOP SAWAKKA 
住所:川上郡弟子屈町字屈斜路413−3
TEL:070-8330-1030 
営業時間:月〜金 午前10時〜午後5時
     土日祝 午前9時〜午後4時
Instagram:@sawakka
(上記の情報は記事作成時点でのものです。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

鎌田絵里奈

知床在住ライター

北海道とカフェとアウトドアが大好きな、知床在住の道産子バリスタライター。
おしゃれなカフェ、美しい自然や景色の写真を撮るのが趣味。バリスタとしてコーヒーを淹れる傍ら、北海道を駆け回り全身で体感して、道内に限らず国内外の人たちへ、大好きな北海道の魅力を発信していきます!

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