2022.11.16

おでかけ

大満足がっつり海鮮!秋の夜長にフォトジェニックなスポット「小樽出抜小路」食べ歩き

明治・大正時代をイメージした石造りの建物が並ぶ小樽出抜小路。堂々と佇む火の見櫓に引き寄せられ、食べ歩きを楽しんできました。

映える小樽の屋台村・出抜小路で食べ歩き

小樽運河に面した臨港線沿い、日銀通りと交差する区画にある「小樽出抜小路」は、「白い恋人」で知られる石屋製菓が2005年に建設した屋台村。約200坪の敷地内で、コロッケや肉まんなどの屋台、海鮮丼やラーメン、ジンギスカンなどの飲食店が20店舗営業しています(2022年10月現在)。
まず最初に立ち寄ったのは「金賞コロッケ 小樽運河本店」。全国食肉産業展「全国手づくりコロッケコンテスト」で金賞を受賞した「金賞コロッケ」をいただきます。
外側はサクッと、中身は想像よりもトロトロ。しっかりめの味付けで牛肉の存在感も抜群。

店員さん曰く「ホクホク感ととろとろ感を出すために北海道の男爵いもと、もうひとつ別の道産品種じゃがいも(企業秘密!)の2種類を使っている」のだとか。

昔なつかし「お肉屋さんのコロッケ」を思い出す味。大変おいしゅうございました。

金賞コロッケ 小樽運河本店
住所:北海道小樽市色内1丁目1
営業時間:午前10時〜午後6時
定休日 :不定休
続いて訪れたのは株式会社山商が運営する「運河家」。「ぶた饅」や「かに饅」などの中華饅が食べられるお店です。
ここではズワイガニと紅ズワイガニの身がたっぷり入った「かに饅」をいただきます。皮はふっくら中身はぎっしり、サイズ感以上の食べごたえあり。餡にしっかり味がついているので、何もつけずにそのままおいしく食べられます。

これからの寒い季節、ますます食べたくなるホカホカ中華饅。冬にまた訪れて、長沼ジンギスカンが入った「ジンギスカン饅」や、小樽地鶏を使った「小樽地鶏カレー饅」を食したいと思います。

運河家
住所:北海道小樽市色内1丁目1−12
営業時間:4月〜9月 午前10時〜午後6時
10月〜3月 午前11時〜午後5時
定休日 :不定休
電話番号:080-2872-4419

小腹が満たされたところで、出抜小路を散策

コロッケとかに饅で小腹が満たされたので、運動がてら出抜小路を隅から隅まで歩いてみました。狭い路地裏の雰囲気がとってもいい感じ。
出抜小路の屋台群がある場所には、かつて「小樽銀行協会」(旧銀行集会所)があった場所。石造りの建物や和洋折衷の雰囲気は、小樽が「北のウォール街」と呼ばれた時代を彷彿とさせます。
出抜小路のシンボルタワー「火の見櫓」は、その昔、小樽入船町にあった望楼「火の見やぐら」を模して造られました。
商売繁盛・立身出世を叶えてくれるという「うだつ小僧」。
火の見櫓には誰でも無料で上がることができます。正面入口のアーチ左側にある螺旋階段から上がって…
中はこのように明治・大正レトロな雰囲気。小樽の昔の風景を記録した写真や「小樽銀行協会」で使用されていたプレート、火の見櫓の模型などが展示されています。
ここからさらに階段を登って火の見櫓へ。
櫓からは360度ぐるりと小樽の街並みを見渡せます。青銅製の半鐘は、1910年に鋳造されたもの。警防団や消防団、道警備詰所が実際に使用していたそうです。
小樽運河と、さらに向こう側には小樽の海を一望できます。

小樽出抜小路 火の見櫓
営業時間:午前11時~午後7時(多少前後する場合あり)
定休日 :不定休(天候やイベントなどによって閉鎖する場合あり)

あふれんばかりの海の幸!ボリューム満点海鮮丼

日も落ちてきたところで、本日のメインディッシュ・海鮮丼を食べに「澤崎水産 3号店」へ。お店は入り口のアーチのすぐ右手にあります。
「澤崎水産」は経験豊富な店主が目利きして仕入れた新鮮な魚介のみを提供しています。

「カニは冷凍しない!(味が落ちるから)というのが店主の考えなんです。だからうちの海鮮丼のカニは、すべて冷凍ではなく活ガニを使用しています」(店長 小山祐介さん)

写真は1号店の店先に貼られた店主のポスター。この言葉通り、カニを筆頭にすべての魚介類は「ホンモノ」だけを厳選しているのだとか。
7種類の新鮮魚介があふれんばかりに乗った「特選ちらし丼」堂々登場!花咲ガニのお味噌汁付きです。

正直、観光地の海鮮丼なんて…と甘く見ていましたが、この海鮮丼は格が違いました。

あまりのおいしさに思わず取材を忘れるほど。
①エゾバフンウニ(産地は時期により異なる):ミョウバン処理された板ウニではなく、塩水ウニを使用しているので臭みがまったくなく、甘くてコクがあります。

②タラバガニ(産地は時期により異なる):朝茹での活ガニを使っているので、とにかく新鮮。水っぽさがなくふわっとした食感で身の甘さも際立っています。

③道産ホタテ(産地は時期により異なる):ホタテも冷凍ではなく活ホタテを使用。貝ひもも丼の中に入っています。

④サーモン:人気のサーモンは、脂がさっぱりしたものを厳選。

⑤甘海老と⑥とびっ子も、良質なものだけを仕入れて使用しているそう。

⑦自家製イクラ: マスではなく秋鮭の卵を使用した自家製のイクラ。取材時はちょうど漬けたばかりの時期で鮮度抜群のイクラを食べられました。
あっという間に完食。今まで食べたどの海鮮丼より満足感がありました。花咲ガニのお味噌汁もカニの出汁が出ていておいしかった〜。

澤崎水産 3号店・1号店
住所:北海道小樽市色内1丁目1−17
営業時間:午前11時〜午後8時
定休日 :無休
電話番号:0134-23-2112
Instagram:@sawasakisuisan

夜になると一層レトロな雰囲気が楽しめる

海鮮丼を食べ終えて店の外に出ると、辺りはすっかり暗くなり、出抜小路もライトアップされていました。
せっかくなので、再び火の見櫓に登って小樽運河を眺めます。夜の風景もきれい…。
路地裏にあかりが灯る出抜小路。
小樽に来たときに立ち寄りたい場所が、またひとつ増えました。

小樽出抜小路
住所:北海道小樽市色内1丁目1
アクセス:JR函館本線「小樽駅」より小樽運河方面へ徒歩約10分
北海道中央交通、小樽散策バス「小樽運河」停留所で下車し、
小樽運河方面へ徒歩約1分
公式HP:https://otaru-denuki.com/

(上記の情報は記事作成時点のものです。
最新の情報は各店舗にお問い合わせください)

映える小樽の屋台村・出抜小路で食べ歩き

小樽運河に面した臨港線沿い、日銀通りと交差する区画にある「小樽出抜小路」は、「白い恋人」で知られる石屋製菓が2005年に建設した屋台村。約200坪の敷地内で、コロッケや肉まんなどの屋台、海鮮丼やラーメン、ジンギスカンなどの飲食店が20店舗営業しています(2022年10月現在)。
まず最初に立ち寄ったのは「金賞コロッケ 小樽運河本店」。全国食肉産業展「全国手づくりコロッケコンテスト」で金賞を受賞した「金賞コロッケ」をいただきます。
外側はサクッと、中身は想像よりもトロトロ。しっかりめの味付けで牛肉の存在感も抜群。

店員さん曰く「ホクホク感ととろとろ感を出すために北海道の男爵いもと、もうひとつ別の道産品種じゃがいも(企業秘密!)の2種類を使っている」のだとか。

昔なつかし「お肉屋さんのコロッケ」を思い出す味。大変おいしゅうございました。

金賞コロッケ 小樽運河本店
住所:北海道小樽市色内1丁目1
営業時間:午前10時〜午後6時
定休日 :不定休
続いて訪れたのは株式会社山商が運営する「運河家」。「ぶた饅」や「かに饅」などの中華饅が食べられるお店です。
ここではズワイガニと紅ズワイガニの身がたっぷり入った「かに饅」をいただきます。皮はふっくら中身はぎっしり、サイズ感以上の食べごたえあり。餡にしっかり味がついているので、何もつけずにそのままおいしく食べられます。

これからの寒い季節、ますます食べたくなるホカホカ中華饅。冬にまた訪れて、長沼ジンギスカンが入った「ジンギスカン饅」や、小樽地鶏を使った「小樽地鶏カレー饅」を食したいと思います。

運河家
住所:北海道小樽市色内1丁目1−12
営業時間:4月〜9月 午前10時〜午後6時
10月〜3月 午前11時〜午後5時
定休日 :不定休
電話番号:080-2872-4419

小腹が満たされたところで、出抜小路を散策

コロッケとかに饅で小腹が満たされたので、運動がてら出抜小路を隅から隅まで歩いてみました。狭い路地裏の雰囲気がとってもいい感じ。
出抜小路の屋台群がある場所には、かつて「小樽銀行協会」(旧銀行集会所)があった場所。石造りの建物や和洋折衷の雰囲気は、小樽が「北のウォール街」と呼ばれた時代を彷彿とさせます。
出抜小路のシンボルタワー「火の見櫓」は、その昔、小樽入船町にあった望楼「火の見やぐら」を模して造られました。
商売繁盛・立身出世を叶えてくれるという「うだつ小僧」。
火の見櫓には誰でも無料で上がることができます。正面入口のアーチ左側にある螺旋階段から上がって…
中はこのように明治・大正レトロな雰囲気。小樽の昔の風景を記録した写真や「小樽銀行協会」で使用されていたプレート、火の見櫓の模型などが展示されています。
ここからさらに階段を登って火の見櫓へ。
櫓からは360度ぐるりと小樽の街並みを見渡せます。青銅製の半鐘は、1910年に鋳造されたもの。警防団や消防団、道警備詰所が実際に使用していたそうです。
小樽運河と、さらに向こう側には小樽の海を一望できます。

小樽出抜小路 火の見櫓
営業時間:午前11時~午後7時(多少前後する場合あり)
定休日 :不定休(天候やイベントなどによって閉鎖する場合あり)

あふれんばかりの海の幸!ボリューム満点海鮮丼

日も落ちてきたところで、本日のメインディッシュ・海鮮丼を食べに「澤崎水産 3号店」へ。お店は入り口のアーチのすぐ右手にあります。
「澤崎水産」は経験豊富な店主が目利きして仕入れた新鮮な魚介のみを提供しています。

「カニは冷凍しない!(味が落ちるから)というのが店主の考えなんです。だからうちの海鮮丼のカニは、すべて冷凍ではなく活ガニを使用しています」(店長 小山祐介さん)

写真は1号店の店先に貼られた店主のポスター。この言葉通り、カニを筆頭にすべての魚介類は「ホンモノ」だけを厳選しているのだとか。
7種類の新鮮魚介があふれんばかりに乗った「特選ちらし丼」堂々登場!花咲ガニのお味噌汁付きです。

正直、観光地の海鮮丼なんて…と甘く見ていましたが、この海鮮丼は格が違いました。

あまりのおいしさに思わず取材を忘れるほど。
①エゾバフンウニ(産地は時期により異なる):ミョウバン処理された板ウニではなく、塩水ウニを使用しているので臭みがまったくなく、甘くてコクがあります。

②タラバガニ(産地は時期により異なる):朝茹での活ガニを使っているので、とにかく新鮮。水っぽさがなくふわっとした食感で身の甘さも際立っています。

③道産ホタテ(産地は時期により異なる):ホタテも冷凍ではなく活ホタテを使用。貝ひもも丼の中に入っています。

④サーモン:人気のサーモンは、脂がさっぱりしたものを厳選。

⑤甘海老と⑥とびっ子も、良質なものだけを仕入れて使用しているそう。

⑦自家製イクラ: マスではなく秋鮭の卵を使用した自家製のイクラ。取材時はちょうど漬けたばかりの時期で鮮度抜群のイクラを食べられました。
あっという間に完食。今まで食べたどの海鮮丼より満足感がありました。花咲ガニのお味噌汁もカニの出汁が出ていておいしかった〜。

澤崎水産 3号店・1号店
住所:北海道小樽市色内1丁目1−17
営業時間:午前11時〜午後8時
定休日 :無休
電話番号:0134-23-2112
Instagram:@sawasakisuisan

夜になると一層レトロな雰囲気が楽しめる

海鮮丼を食べ終えて店の外に出ると、辺りはすっかり暗くなり、出抜小路もライトアップされていました。
せっかくなので、再び火の見櫓に登って小樽運河を眺めます。夜の風景もきれい…。
路地裏にあかりが灯る出抜小路。
小樽に来たときに立ち寄りたい場所が、またひとつ増えました。

小樽出抜小路
住所:北海道小樽市色内1丁目1
アクセス:JR函館本線「小樽駅」より小樽運河方面へ徒歩約10分
北海道中央交通、小樽散策バス「小樽運河」停留所で下車し、
小樽運河方面へ徒歩約1分
公式HP:https://otaru-denuki.com/

(上記の情報は記事作成時点のものです。
最新の情報は各店舗にお問い合わせください)

笹山浅海

ライター・編集者

十勝出身、札幌在住。2007年より東京都内の編集プロダクションに編集者として勤務し、オールジャンルの書籍やムック本の制作を手がける。 2012年株式会社マニュブックスを設立。 書籍・雑誌・Web・イベントなど、媒体を問わず幅広く企画制作している。

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