2023.2.14

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“早期発見・早期治療”の重要性訴える…「がん予防標語コンクール受賞作」に込められた子どもたちの想い

※サムネイル画像の撮影対象者
前列は受賞者。
左から、優秀賞の古川汐里さん、最優秀賞の茅原一輝さん、優秀賞の田中蒼生さん。
後列は、札幌市がん対策普及啓発キャンペーン実行委員。
左から、(公財)北海道労働保健管理協会 高橋常務理事、札幌市保健福祉局保健所 秋野成人保健・歯科保健担当部長、(独)国立病院機構北海道がんセンター 加藤院長、(公財)北海道結核予防会 飯田常務理事

標語作成者の想いに触れる…「令和4年度 がん予防標語コンクール表彰式」

街中のポスターや公共交通機関内の広告などで、目にする機会のある“標語”。何気なく目にした言葉に、ハッとさせられたり、何かを考えるきっかけになったりした経験を持つ方もいるかもしれません。

そんな一つ一つの標語は、実はじっくり考えて生み出されているもの。今回取材した「令和4年度 がん予防標語コンクール」の表彰式でも、標語を考えた方々が抱いた作品への想いや願いを感じ取ることができました。

短い言葉でがん予防の重要性を啓発

今回、応募総数697点の中から、最優秀賞1点、優秀賞3点、入選56点が選考され、
受賞作品の展示と、最優秀賞、優秀賞の表彰が行われました

表彰された標語は、どれも“がん”という病気における「検診の重要性」や「早期発見の大切さ」を働きかけたもの。短い言葉から伝わってくる、大切なメッセージを一作品ずつ見ていきましょう。

「笑顔を守りたい」という想いが込められた、最優秀作品


最優秀賞を受賞した、稲積中学校2年生の茅原 一輝(かやはら いつき)さん

見事最優秀賞に選ばれた作品を考案したのは、稲積中学校2年生の茅原 一輝さん。「がん検診 はやめの予防で 咲く笑顔 家族のために 自分のために」という標語です。

茅原さんは「親族の中にもがんになった人がいたということを、この標語の作成をきっかけに知って驚いた」といいます。「自分達と同じくらいの若い世代の人にも、早期のがん検診が自分のためにも家族のためにもなるということが伝われば」と、標語に込めた願いについても話してくれました。

優秀作品1点目、作成のきっかけは学校の授業

優秀賞に選ばれた作品の1点目は、八軒東中学校2年生古川 汐里さんの「気をつけて 『自分は平気』 がんのもと」という標語。

「がんについて学ぶ授業が標語作成のきっかけになった」という古川さん。授業の内容を振り返りながら考えた作品について「自分は平気だと油断する気持ちががんの悪化につながると感じたので、予防の大切さを伝えたいという想いで作りました」と、作成の背景を語ってくれました。

優秀賞を受賞した、八軒東中学校2年生の古川 汐里(ふるかわ しおり)さん

家族みんなでがんについて考える大切さを語る、優秀作品2点目


優秀賞を受賞した、西小学校6年生の田中 蒼生(たなか あおい)さん

続いて、優秀賞の2点目に選ばれた西小学校6年生田中 蒼生さんの作品は、「がん予防 家族みんなで 取り組もう」というもの。

田中さんは「タバコなどががんに関係すると知ったことから、自分だけでなく家族みんなでがん予防に取り組むことが大切だと感じた」のをきっかけに標語の着想を得たのだそうです。受賞した作品への想いについては「がんという病気について、自分一人でなく周りの人と一緒に考えるきっかけになると嬉しい」と、標語のメッセージに絡めて伝えてくれました。

がん検診をポジティブな言葉で捉えた、優秀作品3点目

優秀賞に選ばれた3人目は「がん検診 見つけるチャンス 怖くない」という標語を作成した、前田北小学校6年生の田村 美風優(たむら みふゆ)さん。

田村さんは表彰式参加の都合がつかなかったのですが、病気が見つかるのが怖いという検診のネガティブな側面を、”チャンス”という肯定的な言葉で表現した、がん予防をポジティブに捉えた作品でした。

最優秀賞・優秀賞作品一覧

がん予防標語…募集のきっかけは小中学生世代に対するがん知識の普及啓発


入選作品の一部

今回の標語コンクールの募集対象となったのは、札幌市の学校に在籍する小学5年生から中学3年生。北海道対がん協会の久保広報係長は「子どもたちががんについて考えるきっかけとして、今回の標語作成を機に正しいがん知識の普及啓発となれば」と募集の背景について語ります。

実際に集まった作品を見て、「子どもたちが、がんについて資料や教材を使って勉強した様子が伺えて、とてもありがたかった」と久保さん。作品を見た私たちがメッセージを感じ取ると同時に、標語作成者の考えや想いも垣間見えた、心温まる表彰式でした。

がん検診について、改めて考えてみませんか?

がんは今や、日本人の2人に1人が罹患する病気だと言われています。誰もが知る病気でありながら、どこか他人事に考えてしまっている方も多いのかもしれません。

がんは決して怖いだけの病気ではなく、早期発見・早期治療で治すことができる病気。今回の標語を目にしたことをきっかけに、改めてがん検診について考えてみませんか?


・札幌市のがん検診のページ
https://www.city.sapporo.jp/hokenjo/sapporosigankensin.html

・子宮がん検診・乳がん検診無料クーポンのページ
https://www.city.sapporo.jp/hokenjo/kupon.html

標語作成者の想いに触れる…「令和4年度 がん予防標語コンクール表彰式」

街中のポスターや公共交通機関内の広告などで、目にする機会のある“標語”。何気なく目にした言葉に、ハッとさせられたり、何かを考えるきっかけになったりした経験を持つ方もいるかもしれません。

そんな一つ一つの標語は、実はじっくり考えて生み出されているもの。今回取材した「令和4年度 がん予防標語コンクール」の表彰式でも、標語を考えた方々が抱いた作品への想いや願いを感じ取ることができました。

短い言葉でがん予防の重要性を啓発

今回、応募総数697点の中から、最優秀賞1点、優秀賞3点、入選56点が選考され、
受賞作品の展示と、最優秀賞、優秀賞の表彰が行われました

表彰された標語は、どれも“がん”という病気における「検診の重要性」や「早期発見の大切さ」を働きかけたもの。短い言葉から伝わってくる、大切なメッセージを一作品ずつ見ていきましょう。

「笑顔を守りたい」という想いが込められた、最優秀作品


最優秀賞を受賞した、稲積中学校2年生の茅原 一輝(かやはら いつき)さん

見事最優秀賞に選ばれた作品を考案したのは、稲積中学校2年生の茅原 一輝さん。「がん検診 はやめの予防で 咲く笑顔 家族のために 自分のために」という標語です。

茅原さんは「親族の中にもがんになった人がいたということを、この標語の作成をきっかけに知って驚いた」といいます。「自分達と同じくらいの若い世代の人にも、早期のがん検診が自分のためにも家族のためにもなるということが伝われば」と、標語に込めた願いについても話してくれました。

優秀作品1点目、作成のきっかけは学校の授業


優秀賞を受賞した、八軒東中学校2年生の古川 汐里(ふるかわ しおり)さん

優秀賞に選ばれた作品の1点目は、八軒東中学校2年生古川 汐里さんの「気をつけて 『自分は平気』 がんのもと」という標語。

「がんについて学ぶ授業が標語作成のきっかけになった」という古川さん。授業の内容を振り返りながら考えた作品について「自分は平気だと油断する気持ちががんの悪化につながると感じたので、予防の大切さを伝えたいという想いで作りました」と、作成の背景を語ってくれました。

家族みんなでがんについて考える大切さを語る、優秀作品2点目


優秀賞を受賞した、西小学校6年生の田中 蒼生(たなか あおい)さん

続いて、優秀賞の2点目に選ばれた西小学校6年生田中 蒼生さんの作品は、「がん予防 家族みんなで 取り組もう」というもの。

田中さんは「タバコなどががんに関係すると知ったことから、自分だけでなく家族みんなでがん予防に取り組むことが大切だと感じた」のをきっかけに標語の着想を得たのだそうです。受賞した作品への想いについては「がんという病気について、自分一人でなく周りの人と一緒に考えるきっかけになると嬉しい」と、標語のメッセージに絡めて伝えてくれました。

がん検診をポジティブな言葉で捉えた、優秀作品3点目


最優秀賞・優秀賞作品一覧

優秀賞に選ばれた3人目は「がん検診 見つけるチャンス 怖くない」という標語を作成した、前田北小学校6年生の田村 美風優(たむら みふゆ)さん。

田村さんは表彰式参加の都合がつかなかったのですが、病気が見つかるのが怖いという検診のネガティブな側面を、”チャンス”という肯定的な言葉で表現した、がん予防をポジティブに捉えた作品でした。

がん予防標語…募集のきっかけは小中学生世代に対するがん知識の普及啓発


入選作品の一部

今回の標語コンクールの募集対象となったのは、札幌市の学校に在籍する小学5年生から中学3年生。北海道対がん協会の久保広報係長は「子どもたちががんについて考えるきっかけとして、今回の標語作成を機に正しいがん知識の普及啓発となれば」と募集の背景について語ります。

実際に集まった作品を見て、「子どもたちが、がんについて資料や教材を使って勉強した様子が伺えて、とてもありがたかった」と久保さん。作品を見た私たちがメッセージを感じ取ると同時に、標語作成者の考えや想いも垣間見えた、心温まる表彰式でした。

がん検診について、改めて考えてみませんか?

がんは今や、日本人の2人に1人が罹患する病気だと言われています。誰もが知る病気でありながら、どこか他人事に考えてしまっている方も多いのかもしれません。

がんは決して怖いだけの病気ではなく、早期発見・早期治療で治すことができる病気。今回の標語を目にしたことをきっかけに、改めてがん検診について考えてみませんか?


・札幌市のがん検診のページ
https://www.city.sapporo.jp/hokenjo/sapporosigankensin.html

・子宮がん検診・乳がん検診無料クーポンのページ
https://www.city.sapporo.jp/hokenjo/kupon.html

森涼美

ライター

北海道の「美味しいモノ、楽しい場所、面白い人」がメインテーマ。文章を通して、そんな3つのテーマを届けられたらと思っています。普段は雑誌・映画・音楽が好きなインドア派ですが、食のことになるとアウトドア派。素直な直観や興味を大切に、グルメやライフスタイル情報を発信していきます。SASARUを通して、読者の方がまだ見ぬ魅力的なモノや場所に出会えることを願っています。

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