2026.2.6

ライフスタイル / 札幌

冬の厳しさを「癒やし」に変える…柔らかなキャンドルの灯に映える北国の自然 【札幌】

 厳しい寒さや、時に大雪にも見舞われる北海道の冬。しかし、楽しさや温かさも携え、多くの人を引きつける魅力があります。 

 冷たい雪や氷の姿から着想を得て、北国の季節や自然をキャンドルで表現しているのが、札幌のキャンドルアーティスト、「candle uturano(キャンドル ウトラノ)」の永峯純さん(47)です。 

 凛としていながらぬくもりも感じさせる、独創的な作品を見せてもらいました。

北海道ならではの美しいキャンドル


「氷柱」。火を灯す前(左)と灯した後(右)の表情の変化も美しい

 凍てつくような寒さの中で現れる氷柱(つらら)をイメージしたジェルキャンドル。氷柱模様とその奥に広がる深い青色が、北海道の冬を感じさせてくれます。 

 灯してみると、まるで光のシャワーのように氷柱の模様が照らし出され、下に映る影の透明感がキャンドル全体をより華やかに引き立てます。
 樹氷は文字通り、木々が氷に包まれる冬ならではの光景。
 「樹氷」と名付けられたこの作品は、白く硬質な四角すいのキャンドルが、火を灯していくごとにろうが流れて形を変え、まるで凍りついた木の枝が現れたよう。灯りに照らされて、溶け残ったろうがそそり立つような姿が、北国の木々の生命力の強さを思わせます。
 同じ形は二度と見られない、一期一会の芸術的な灯りです。

「樹氷」。刻一刻と形が変化していく芸術的なキャンドル


「樹氷」。刻一刻と形が変化していく芸術的なキャンドル

 厳冬期にいくつもの自然条件が重なって湖の上に咲く「フロストフラワー(霜の花)」。とても薄い氷の結晶が花のように見える現象です。

 永峯さんの作品では、花のように湖面に現れた氷の結晶と凍りつく湖を表現。冷え込んだ冬の朝の冴え冴えとした空気も感じ取れるような繊細な作品ですが、灯すと氷の花の部分はまるで水になって溶けていくように、そして青色の彩り部分は照らされて輝きを増していきます。

 はかなさと力強さを感じる様子はまさに北海道の自然の在り方のようです。
  迫力ある自然の姿を捉えた作品が「氷瀑」です。
氷点下の北国では滝から流れ続ける水さえも凍り、氷瀑が生まれます。まるで時間が止まったような神秘的な自然現象を、キャンドルで表現。

 「氷瀑から削り取った氷のかけらに火がともるような、透明で幻想的な灯りです」と永峯さんは話します。

「氷瀑」。凍りついた滝の流れを繊細かつ大胆に表現


「凍星」。冬の夜空で静かに光を放つ星をイメージ

 草木が枯れて雪と氷に覆われ、空気が凍りついたように澄み渡る大地。空を見上げると、静寂の中に星々が輝いています。冬の夜空でひっそりと私たちを照らしてくれる星々をイメージし、宇宙をも思わせる深い青色が印象的な作品です。

 「氷瀑」と「凍星」は、北海道富良野市でミネラルオイルから作られた透明度の高いろうで制作しています。灯した時の火が照らす透明感は、制作している永峯さん自身も見とれてしまうそう。 

 どの作品も、スッと背筋が伸びるような静けさの中に、炎が温かくゆらぎます。

キャンドルアーティスト・永峯純さん

 永峯さんはセラピストの仕事をしていた経験から、「日々の生活で皆さんにもっと癒やしを感じてもらえたら」と考えたのだそう。
そんな時にキャンドルと出会い、火とろうがもたらす癒しを体感。自分でキャンドルを作り始めたのが、キャンドルアーティストとして独立したきっかけでした。 

 uturano(ウトラノ)は、アイヌ語で「一緒に」という意味の言葉。「ココロ・カラダ・暮らし  一緒に愉(たの)しんで癒される」をコンセプトに、永峯さんは作品を日々制作しています。

作品を手にする永峯さん


「木芯のアロマソイキャンドル」。パチパチと木芯が燃える音も愉しめる

 「キャンドルは『頭を空っぽにするスイッチ』。5分間だけでも炎のゆらぎを見ると、リフレッシ ュできますよ」と、永峯さんは話します。

キャンドル作りにもチャレンジ

 永峯さんのアトリエでは、キャンドル作りにもチャレンジできます。
 「氷柱」「フロストフラワー」はレッスンで作ることもでき、レッスン料はそれぞれ5,200円です。

 好きなドライフラワーを飾って作る「キャンドルホルダー」のレッスン(4,800 円)や、好きな花を飾って自分だけのオリジナルブレンドの香りで作る「木芯のアロマソイキャンドル」のレッスン(5,200円)もおすすめです。作っている時から、花の美しさや精油の芳香に癒やされますよ。

「キャンドルホルダー」

2月7日からはイベントを開催

 「永峯さんの作品を見てみたい!」という人にぜひ足を運んでほしいのが、2月7日から11日まで江別 蔦屋書店で開催されるイベント「雪ノ燈 -yuki no tomoshibi- 冬灯り 三人展 ~見る燈・選ぶ燈・作る燈~」です。 
 永峯さんはじめ、札幌で活動する3人のキャンドルアーティストが集結し、個性あふれる作品のポップアップショップとワークショップが開催されます。

 さらに期間中、毎日午後4時から7時まで「キャンドルナイト」も開催。動物たちの雪像とキャンドルの灯りがつくり出す幻想的な空間も見られる特別な5日間です。

 ぜひ、北海道の冬とキャンドルが織りなすイベントで、「灯りと癒し」を一緒に愉しんでみてはいかがでしょうか。 
candle uturano(キャンドル ウトラノ) 
住所:札幌市中央区宮の森2条4丁目1ー24 ドミニオン宮の森205 
HP:https://www.candleuturano.com/ 
Instagram:@candle_uturano 
メール:c.uturano@gmail.com 
キャンドル販売価格:氷柱4,070円、フロストフラワー4,290円、樹氷3,960円、凍星5,280円、氷瀑5,060円 (すべて税込み)

「雪ノ燈 -yuki no tomoshibi- 冬灯り 三人展 ~見る燈・選ぶ燈・作る燈~」
会場:江別 蔦屋書店 暮らしの棟 イベントパーク2(江別市牧場町14-1) 
開催日時:2月7日(土)-11日(水・祝)午前11時-午後7時 
(キャンドルナイトは午後4時-7時に知の棟TERRACEで )  

イベントの詳細、ワークショップの予約はcandle uturanoのInstagramかHPで確認を。

(価格はすべて税込みです。
上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

北海道ならではの美しいキャンドル


「氷柱」。火を灯す前(左)と灯した後(右)の表情の変化も美しい

 凍てつくような寒さの中で現れる氷柱(つらら)をイメージしたジェルキャンドル。氷柱模様とその奥に広がる深い青色が、北海道の冬を感じさせてくれます。 

 灯してみると、まるで光のシャワーのように氷柱の模様が照らし出され、下に映る影の透明感がキャンドル全体をより華やかに引き立てます。

「樹氷」。刻一刻と形が変化していく芸術的なキャンドル

 樹氷は文字通り、木々が氷に包まれる冬ならではの光景。
 「樹氷」と名付けられたこの作品は、白く硬質な四角すいのキャンドルが、火を灯していくごとにろうが流れて形を変え、まるで凍りついた木の枝が現れたよう。灯りに照らされて、溶け残ったろうがそそり立つような姿が、北国の木々の生命力の強さを思わせます。
 同じ形は二度と見られない、一期一会の芸術的な灯りです。

「樹氷」。刻一刻と形が変化していく芸術的なキャンドル

 厳冬期にいくつもの自然条件が重なって湖の上に咲く「フロストフラワー(霜の花)」。とても薄い氷の結晶が花のように見える現象です。

 永峯さんの作品では、花のように湖面に現れた氷の結晶と凍りつく湖を表現。冷え込んだ冬の朝の冴え冴えとした空気も感じ取れるような繊細な作品ですが、灯すと氷の花の部分はまるで水になって溶けていくように、そして青色の彩り部分は照らされて輝きを増していきます。

 はかなさと力強さを感じる様子はまさに北海道の自然の在り方のようです。

「氷瀑」。凍りついた滝の流れを繊細かつ大胆に表現

  迫力ある自然の姿を捉えた作品が「氷瀑」です。
氷点下の北国では滝から流れ続ける水さえも凍り、氷瀑が生まれます。まるで時間が止まったような神秘的な自然現象を、キャンドルで表現。

 「氷瀑から削り取った氷のかけらに火がともるような、透明で幻想的な灯りです」と永峯さんは話します。

「凍星」。冬の夜空で静かに光を放つ星をイメージ

 草木が枯れて雪と氷に覆われ、空気が凍りついたように澄み渡る大地。空を見上げると、静寂の中に星々が輝いています。冬の夜空でひっそりと私たちを照らしてくれる星々をイメージし、宇宙をも思わせる深い青色が印象的な作品です。

 「氷瀑」と「凍星」は、北海道富良野市でミネラルオイルから作られた透明度の高いろうで制作しています。灯した時の火が照らす透明感は、制作している永峯さん自身も見とれてしまうそう。 

 どの作品も、スッと背筋が伸びるような静けさの中に、炎が温かくゆらぎます。

キャンドルアーティスト・永峯純さん


作品を手にする永峯さん

 永峯さんはセラピストの仕事をしていた経験から、「日々の生活で皆さんにもっと癒やしを感じてもらえたら」と考えたのだそう。
そんな時にキャンドルと出会い、火とろうがもたらす癒しを体感。自分でキャンドルを作り始めたのが、キャンドルアーティストとして独立したきっかけでした。 

 uturano(ウトラノ)は、アイヌ語で「一緒に」という意味の言葉。「ココロ・カラダ・暮らし  一緒に愉(たの)しんで癒される」をコンセプトに、永峯さんは作品を日々制作しています。

「木芯のアロマソイキャンドル」。パチパチと木芯が燃える音も愉しめる

 「キャンドルは『頭を空っぽにするスイッチ』。5分間だけでも炎のゆらぎを見ると、リフレッシ ュできますよ」と、永峯さんは話します。

キャンドル作りにもチャレンジ


「キャンドルホルダー」

 永峯さんのアトリエでは、キャンドル作りにもチャレンジできます。
 「氷柱」「フロストフラワー」はレッスンで作ることもでき、レッスン料はそれぞれ5,200円です。

 好きなドライフラワーを飾って作る「キャンドルホルダー」のレッスン(4,800 円)や、好きな花を飾って自分だけのオリジナルブレンドの香りで作る「木芯のアロマソイキャンドル」のレッスン(5,200円)もおすすめです。作っている時から、花の美しさや精油の芳香に癒やされますよ。

2月7日からはイベントを開催

 「永峯さんの作品を見てみたい!」という人にぜひ足を運んでほしいのが、2月7日から11日まで江別 蔦屋書店で開催されるイベント「雪ノ燈 -yuki no tomoshibi- 冬灯り 三人展 ~見る燈・選ぶ燈・作る燈~」です。 
 永峯さんはじめ、札幌で活動する3人のキャンドルアーティストが集結し、個性あふれる作品のポップアップショップとワークショップが開催されます。

 さらに期間中、毎日午後4時から7時まで「キャンドルナイト」も開催。動物たちの雪像とキャンドルの灯りがつくり出す幻想的な空間も見られる特別な5日間です。

 ぜひ、北海道の冬とキャンドルが織りなすイベントで、「灯りと癒し」を一緒に愉しんでみてはいかがでしょうか。 
candle uturano(キャンドル ウトラノ) 
住所:札幌市中央区宮の森2条4丁目1ー24 ドミニオン宮の森205 
HP:https://www.candleuturano.com/ 
Instagram:@candle_uturano 
メール:c.uturano@gmail.com 
キャンドル販売価格:氷柱4,070円、フロストフラワー4,290円、樹氷3,960円、凍星5,280円、氷瀑5,060円 (すべて税込み)

「雪ノ燈 -yuki no tomoshibi- 冬灯り 三人展 ~見る燈・選ぶ燈・作る燈~」
会場:江別 蔦屋書店 暮らしの棟 イベントパーク2(江別市牧場町14-1) 
開催日時:2月7日(土)-11日(水・祝)午前11時-午後7時 
(キャンドルナイトは午後4時-7時に知の棟TERRACEで )  

イベントの詳細、ワークショップの予約はcandle uturanoのInstagramかHPで確認を。

(価格はすべて税込みです。
上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

大矢理恵

ライター

北海道新聞の元記者です。13年間、札幌や室蘭、釧路で勤務。現在は「北海道新聞デ ジタル」や地域情報紙「さっぽろ10区(トーク)」、WEBサイト「Trip Eat 北海道」 にも執筆しています。硬軟問わず、あらゆる話題を取材します! クジラ大好き歴30 年超。国内外でのホエールウオッチングのほか、タヒチでホエールスイミングも体験 。夢はメキシコでシロナガスクジラを見ること。旭川出身、札幌在住。

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