2025.10.3

ライフスタイル

2025年10月から義務化!職場が“パパ・ママの声”を聴く時代へ…子育て世代に追い風

「言いにくいな…」を変えてくれる新ルール

2025年10月から、子育てしながら働く人にとってちょっとうれしい変化がスタートします。改正された育児・介護休業法で、会社は従業員一人ひとりの「育児と仕事の両立」に関する希望を聞く機会を設け、できる範囲で配慮しなければなりません。

これまでも育休や時短勤務の制度はありましたが、「雰囲気的に言いづらい」「制度はあっても使いにくい…」なんて声はよく聞きますよね。
新しい仕組みでは、妊娠や出産を伝えたタイミングだけでなく、配偶者が妊娠・出産した場合も対象。
つまりママだけではなく、パパも「これからどんな働き方をしたいか」を会社に伝える場が設けられるのです。勤務時間や勤務地、休業の取り方などについて、会社が本人に直接ヒアリングすることがルールになります。

ちゃんと聴いてもらえる”安心感”

育児・介護休業法 改正
もちろん「言ったことが全部かなう」わけではありません。

人手が少ない場合など、希望どおりにいかないこともあるでしょう。でも大切なのは、「声を聴いて、検討した」というプロセスが義務になること。

これまでは「上司に相談しても動いてもらえなかった」「結局、言った・言わないで終わった」といった経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

すぐに大きな変化は見えなくとも、会社側から「どんな働き方を考えてる?」と聞いてもらえるだけでも、気持ちはぐっと楽になるケースも多くなるかと思います。ママにとってもパパにとっても、「一人で抱え込まなくていいんだ」と思える安心感が広がりそうです。

会社も一緒に、よりよい働き方を考えるチャンス

一方で、会社側にも準備は必要です。誰が面談するのか、どんな項目を確認するのか、内容をどう残すのか。きちんとルールを整えておかないと「形だけ聴いたことにした」になりかねません。

もちろん、この制度だけで子育てと仕事の両立の悩みが全てなくなるわけではありません。でも「まずは声を聴く」が当たり前になれば、働く親たちの安心感はぐっと増していくはず。

2025年10月から始まるこの新ルールをきっかけに、ママもパパも、自分らしい働き方を選びやすい社会へと一歩進んでいくのではないでしょうか。そのような環境が広がっていくことを期待したいですね。

ちゃんと聴いてもらえる”安心感”

育児・介護休業法 改正
もちろん「言ったことが全部かなう」わけではありません。

人手が少ない場合など、希望どおりにいかないこともあるでしょう。でも大切なのは、「声を聴いて、検討した」というプロセスが義務になること。

これまでは「上司に相談しても動いてもらえなかった」「結局、言った・言わないで終わった」といった経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

すぐに大きな変化は見えなくとも、会社側から「どんな働き方を考えてる?」と聞いてもらえるだけでも、気持ちはぐっと楽になるケースも多くなるかと思います。ママにとってもパパにとっても、「一人で抱え込まなくていいんだ」と思える安心感が広がりそうです。

会社も一緒に、よりよい働き方を考えるチャンス

一方で、会社側にも準備は必要です。誰が面談するのか、どんな項目を確認するのか、内容をどう残すのか。きちんとルールを整えておかないと「形だけ聴いたことにした」になりかねません。

もちろん、この制度だけで子育てと仕事の両立の悩みが全てなくなるわけではありません。でも「まずは声を聴く」が当たり前になれば、働く親たちの安心感はぐっと増していくはず。

2025年10月から始まるこの新ルールをきっかけに、ママもパパも、自分らしい働き方を選びやすい社会へと一歩進んでいくのではないでしょうか。そのような環境が広がっていくことを期待したいですね。

川西菜都美

社会保険労務士

結喜(ゆき)社会保険労務士事務所 代表 人と人とを喜びでつなげられるような活動をしたいという思いを込めた事務所名です。私自身も3人の子を持つ母親なので、特に働くママや子育て家庭に役立つ情報を届けることに力を入れています。SASARUでも、人事労務やお金のことなど、暮らしに役立つ情報を発信。 自分の足で景色や空気が変わっていく瞬間が好きで、マラソンが趣味です。

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