2023.10.30

ライフスタイル

一番気になる「初雪いつ?」今冬は暖かい?…知っとくだけでとても便利

17日の北海道は、上空に寒気が流入したことで中山峠(札幌市南区)では雪が積もり、手稲山(札幌市西区、1023メートル)では初冠雪が観測されました。
ただ、26日9時現在、札幌市内では初雪はまだ観測されていません。初雪の時期を含め、今年はどんな冬になるかを考えてみました。

 

札幌の初雪の平年値は? 今年は初雪が遅れるかも

北海道 雪道
札幌の初雪の平年値は11月1日。ちなみに、この平年値は気象庁の1991~2020年(平成3年~令和2年)の観測値に基づいたもので、気象(気温、降水量、日照時間等)や天候(冷夏、暖冬、少雨、多雨等)を評価する基準です。

10月19日に発表された1か月予報によると北日本の1週目(10月21日~10月27日)と2週目(10月28日~11月3日)は気温が高いと予想されています。
そのため北海道には寒気が入り込みにくい傾向が続き、初雪は平年より遅れるかもしれません。
しかし、一時的に寒気の影響を受けることで雪が降り、初雪が観測される可能性もあります。

今年の冬の寒さと降雪量は? 最近耳にするエルニーニョ現象とは?

エルニーニョ監視海域(南米ペルー沖)の海水温が基準値より高い場合、エルニーニョ現象が発生しているといいます。そして、エルニーニョ現象が発生していると日本は冷夏、暖冬になる傾向があるといわれています。
気象庁 大気海洋部が10月11日に発表したエルニーニョ監視速報によると、2023年は春からエルニーニョ現象が続いており、冬の間も続く可能性が高いそうです。実際、気象庁が10月24日に発表した3か月予報によると気温について、北日本は平年並みか高い。東日本と西日本、沖縄・奄美は高いと予想されており、日本は暖冬になりそうです。
 

説明図

平成ポプラ並木

雪と北海道大学札幌キャンパスの平成ポプラ並木

また我々北海道民が気になるのが雪。23年11月から24年1月までの北日本日本海側の降雪量は平年並みか少ないと予想されています。

ただ、これは季節全体の傾向についての予想で、低気圧が発達してドカ雪が降る可能性もあるので、注意が必要です。

初雪は遅めでも冬支度ははやめに

初雪は遅めになると予想しましたが、一晩のうちに雪が積もって、いきなり冬がやってくることも。
冬靴や除雪器具、冬用タイヤへの交換など、万全の準備をして初雪を迎えたいものです。
北海道 雪

札幌の初雪の平年値は? 今年は初雪が遅れるかも

北海道 雪道
札幌の初雪の平年値は11月1日。ちなみに、この平年値は気象庁の1991~2020年(平成3年~令和2年)の観測値に基づいたもので、気象(気温、降水量、日照時間等)や天候(冷夏、暖冬、少雨、多雨等)を評価する基準です。

10月19日に発表された1か月予報によると北日本の1週目(10月21日~10月27日)と2週目(10月28日~11月3日)は気温が高いと予想されています。
そのため北海道には寒気が入り込みにくい傾向が続き、初雪は平年より遅れるかもしれません。
しかし、一時的に寒気の影響を受けることで雪が降り、初雪が観測される可能性もあります。

今年の冬の寒さと降雪量は? 最近耳にするエルニーニョ現象とは?


説明図

エルニーニョ監視海域(南米ペルー沖)の海水温が基準値より高い場合、エルニーニョ現象が発生しているといいます。そして、エルニーニョ現象が発生していると日本は冷夏、暖冬になる傾向があるといわれています。
気象庁 大気海洋部が10月11日に発表したエルニーニョ監視速報によると、2023年は春からエルニーニョ現象が続いており、冬の間も続く可能性が高いそうです。実際、気象庁が10月24日に発表した3か月予報によると気温について、北日本は平年並みか高い。東日本と西日本、沖縄・奄美は高いと予想されており、日本は暖冬になりそうです。
 
平成ポプラ並木

雪と北海道大学札幌キャンパスの平成ポプラ並木

また我々北海道民が気になるのが雪。23年11月から24年1月までの北日本日本海側の降雪量は平年並みか少ないと予想されています。

ただ、これは季節全体の傾向についての予想で、低気圧が発達してドカ雪が降る可能性もあるので、注意が必要です。

初雪は遅めでも冬支度ははやめに

北海道 雪
初雪は遅めになると予想しましたが、一晩のうちに雪が積もって、いきなり冬がやってくることも。
冬靴や除雪器具、冬用タイヤへの交換など、万全の準備をして初雪を迎えたいものです。

野中直樹

学生ライター

数学を学ぶ北大生。グルメやグッズ、研究など北大のニュースならどんな話題でも取材します。

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