デジタルとは違った味わいの写真が撮れるレンズ付きフィルム(使い切り)カメラ。
道内でカメラマンとして活躍するRioさんに「写ルンです」の基本的な使い方と、かっこいい写真を撮るコツについて教えてもらいました。
「写ルンです」基本の使い方
STEP1 フィルムを巻き上げる
パッケージを開けたら、カメラ背面、向かって右にあるダイヤルを回せなくなるまで回します。
STEP2 フラッシュをセットする
STEP2 フラッシュをセットする
撮影状況に合わせ、正面のフラッシュをセットします。
STEP3 画角を確認して撮影
STEP3 画角を確認して撮影
ファインダー(のぞき窓)をのぞき、画角を確認。シャッターボタンを押します。カメラ上部のカウンターで残りの撮影可能枚数が分かります。
これだけ気をつければ失敗しない
①カメラは両手で持つ
ボディが軽量でブレやすいので、脇をしめて両手でしっかりと支えましょう。
ボディが軽量でブレやすいので、脇をしめて両手でしっかりと支えましょう。
②レンズに触らない
ファインダーでの視野と実際に写るレンズの範囲が異なるので、レンズに指がかかっていたり、汚れていたりしても気づきにくい傾向があります。
③フィルムは撮影直前にしっかり巻き上げる
巻き上げが甘いとシャッターを切れず、シャッターチャンスを逃してしまいます。逆に、撮影しない時に巻き上げておくと、カバンやポケットの中で勝手にシャッターが押されてしまう場合もあるので気を付けて。
④撮影対象に近づきすぎない
最短のピントフォーカスは1メートル。スマートフォンの要領で近づきすぎるとピンぼけしてしまいます。
⑤薄暗い場所ではフラッシュを使う
夜だけでなく室内や曇天時もフラッシュを使いましょう。フラッシュが有効な距離は1~3メートルです。ただし、充電式ではない「写ルンです」は、フラッシュを上げっぱなしにすると電池が早く切れてしまうので注意が必要です。
ファインダーでの視野と実際に写るレンズの範囲が異なるので、レンズに指がかかっていたり、汚れていたりしても気づきにくい傾向があります。
③フィルムは撮影直前にしっかり巻き上げる
巻き上げが甘いとシャッターを切れず、シャッターチャンスを逃してしまいます。逆に、撮影しない時に巻き上げておくと、カバンやポケットの中で勝手にシャッターが押されてしまう場合もあるので気を付けて。
④撮影対象に近づきすぎない
最短のピントフォーカスは1メートル。スマートフォンの要領で近づきすぎるとピンぼけしてしまいます。
⑤薄暗い場所ではフラッシュを使う
夜だけでなく室内や曇天時もフラッシュを使いましょう。フラッシュが有効な距離は1~3メートルです。ただし、充電式ではない「写ルンです」は、フラッシュを上げっぱなしにすると電池が早く切れてしまうので注意が必要です。
左下に指が入ってしまった例
プロカメラマンが伝授!誰かに見せたくなる写真の撮り方
「写ルンです」は遠景が得意。風景写真は絵画のように撮れます。日が差していない屋外や屋内はフラッシュ必須。
「写ルンです」は光の影響を受けやすいので、日が差す朝・日中・夕景や光を反射する水面、雪や氷のシチュエーションで情緒あふれる写真を撮影できます。
あえて逆光を狙うと周辺が暗くシルエットだけが写るので、トイカメラのような味のあるテイストに。
あえて逆光を狙うと周辺が暗くシルエットだけが写るので、トイカメラのような味のあるテイストに。
強い光の影響で写真が白っぽくなる「ゴーストフレア現象」や、被写体の周囲が白くぼやける「ハレーション」が起こるのも「写ルンです」ならでは。
デジタルでは出せないドラマティックな写真を撮影できます。
デジタルでは出せないドラマティックな写真を撮影できます。
雪や雨を撮影したい時は、夜、壁や傘にフラッシュを反射させて。
遠景が得意な「写ルンです」の特性を活かして人物を撮る時は、上の写真のように余白を大きくして、小さく人物を配置すると雰囲気のある写真に。
今しか撮れないその「一瞬」を写真におさめよう
使い切ったら写真専門店や家電量販店に本体を持ち込んで、現像してもらいましょう。
フィルムの現像を行う写真店や家電量販店に本体をそのまま持ち込みます。データ化してスマートフォンやPCに転送できるサービスもあります。
フィルムの現像を行う写真店や家電量販店に本体をそのまま持ち込みます。データ化してスマートフォンやPCに転送できるサービスもあります。
撮った瞬間に画面で確認ができず、何枚も再撮影ができないインスタントカメラだからこそ、「今しか撮れないその一瞬」を切り取ることができます。
どんな写真に仕上がっているのか、現像を待つワクワク感も楽しみのひとつ。
皆さんも失敗をおそれず、「写ルンです」を片手に街へ繰り出しましょう!
どんな写真に仕上がっているのか、現像を待つワクワク感も楽しみのひとつ。
皆さんも失敗をおそれず、「写ルンです」を片手に街へ繰り出しましょう!
今回取材に協力してくれたのは…
Rio
プロフィール
2018年北海道に移住。四季の移ろいや自然をフィルムカメラに収め、撮影やフィルムカメラに関する記事を執筆しています。
HP:https://hikaritooto.jp/
Instagram:@hikari_tone
画像提供:Rio(『「写ルンです」基本の使い方』以外)
(上記の情報は記事作成時点でのものです)
「写ルンです」基本の使い方
STEP1 フィルムを巻き上げる
パッケージを開けたら、カメラ背面、向かって右にあるダイヤルを回せなくなるまで回します。
STEP2 フラッシュをセットする
STEP2 フラッシュをセットする
撮影状況に合わせ、正面のフラッシュをセットします。
STEP3 画角を確認して撮影
STEP3 画角を確認して撮影
ファインダー(のぞき窓)をのぞき、画角を確認。シャッターボタンを押します。カメラ上部のカウンターで残りの撮影可能枚数が分かります。
これだけ気をつければ失敗しない
①カメラは両手で持つ
ボディが軽量でブレやすいので、脇をしめて両手でしっかりと支えましょう。
ボディが軽量でブレやすいので、脇をしめて両手でしっかりと支えましょう。
左下に指が入ってしまった例
②レンズに触らない
ファインダーでの視野と実際に写るレンズの範囲が異なるので、レンズに指がかかっていたり、汚れていたりしても気づきにくい傾向があります。
③フィルムは撮影直前にしっかり巻き上げる
巻き上げが甘いとシャッターを切れず、シャッターチャンスを逃してしまいます。逆に、撮影しない時に巻き上げておくと、カバンやポケットの中で勝手にシャッターが押されてしまう場合もあるので気を付けて。
④撮影対象に近づきすぎない
最短のピントフォーカスは1メートル。スマートフォンの要領で近づきすぎるとピンぼけしてしまいます。
⑤薄暗い場所ではフラッシュを使う
夜だけでなく室内や曇天時もフラッシュを使いましょう。フラッシュが有効な距離は1~3メートルです。ただし、充電式ではない「写ルンです」は、フラッシュを上げっぱなしにすると電池が早く切れてしまうので注意が必要です。
ファインダーでの視野と実際に写るレンズの範囲が異なるので、レンズに指がかかっていたり、汚れていたりしても気づきにくい傾向があります。
③フィルムは撮影直前にしっかり巻き上げる
巻き上げが甘いとシャッターを切れず、シャッターチャンスを逃してしまいます。逆に、撮影しない時に巻き上げておくと、カバンやポケットの中で勝手にシャッターが押されてしまう場合もあるので気を付けて。
④撮影対象に近づきすぎない
最短のピントフォーカスは1メートル。スマートフォンの要領で近づきすぎるとピンぼけしてしまいます。
⑤薄暗い場所ではフラッシュを使う
夜だけでなく室内や曇天時もフラッシュを使いましょう。フラッシュが有効な距離は1~3メートルです。ただし、充電式ではない「写ルンです」は、フラッシュを上げっぱなしにすると電池が早く切れてしまうので注意が必要です。
プロカメラマンが伝授!誰かに見せたくなる写真の撮り方
「写ルンです」は遠景が得意。風景写真は絵画のように撮れます。日が差していない屋外や屋内はフラッシュ必須。
「写ルンです」は光の影響を受けやすいので、日が差す朝・日中・夕景や光を反射する水面、雪や氷のシチュエーションで情緒あふれる写真を撮影できます。
あえて逆光を狙うと周辺が暗くシルエットだけが写るので、トイカメラのような味のあるテイストに。
あえて逆光を狙うと周辺が暗くシルエットだけが写るので、トイカメラのような味のあるテイストに。
強い光の影響で写真が白っぽくなる「ゴーストフレア現象」や、被写体の周囲が白くぼやける「ハレーション」が起こるのも「写ルンです」ならでは。
デジタルでは出せないドラマティックな写真を撮影できます。
デジタルでは出せないドラマティックな写真を撮影できます。
雪や雨を撮影したい時は、夜、壁や傘にフラッシュを反射させて。
遠景が得意な「写ルンです」の特性を活かして人物を撮る時は、上の写真のように余白を大きくして、小さく人物を配置すると雰囲気のある写真に。
今しか撮れないその「一瞬」を写真におさめよう
使い切ったら写真専門店や家電量販店に本体を持ち込んで、現像してもらいましょう。
フィルムの現像を行う写真店や家電量販店に本体をそのまま持ち込みます。データ化してスマートフォンやPCに転送できるサービスもあります。
フィルムの現像を行う写真店や家電量販店に本体をそのまま持ち込みます。データ化してスマートフォンやPCに転送できるサービスもあります。
撮った瞬間に画面で確認ができず、何枚も再撮影ができないインスタントカメラだからこそ、「今しか撮れないその一瞬」を切り取ることができます。
どんな写真に仕上がっているのか、現像を待つワクワク感も楽しみのひとつ。
皆さんも失敗をおそれず、「写ルンです」を片手に街へ繰り出しましょう!
どんな写真に仕上がっているのか、現像を待つワクワク感も楽しみのひとつ。
皆さんも失敗をおそれず、「写ルンです」を片手に街へ繰り出しましょう!
今回取材に協力してくれたのは…
Rio
プロフィール
2018年北海道に移住。四季の移ろいや自然をフィルムカメラに収め、撮影やフィルムカメラに関する記事を執筆しています。
HP:https://hikaritooto.jp/
Instagram:@hikari_tone
画像提供:Rio(『「写ルンです」基本の使い方』以外)
(上記の情報は記事作成時点でのものです)
笹山浅海
ライター・編集者
十勝出身、札幌在住。2007年より東京都内の編集プロダクションに編集者として勤務し、オールジャンルの書籍やムック本の制作を手がける。 2012年株式会社マニュブックスを設立。 書籍・雑誌・Web・イベントなど、媒体を問わず幅広く企画制作している。