2022.11.4

ライフスタイル

最近元気な“地方代表”弟子屈(てしかが)カフェ・BARにも変身のコアワーキング【弟子屈】

最近では、テレワークの普及やパソコン一台でできる仕事が増えてきました。街中では「コワーキングスペース」という、作業空間を提供するところも増えつつあります。最低限Wi-Fiがあればどこでも仕事ができますが、できれば環境も選んで仕事をしたいですよね。

山・海・温泉…ダイナミックな大自然や、リラックスできる場所がたくさんある道東。しかし、落ち着いて作業ができる場所は意外に少ない。今年3月に弟子屈町にできた「弟子屈JIMBA」は、居心地の良さはもちろん、町の人たちとつながれるすてきなコワーキングスペースです。

弟子屈町のコワーキング・コミュニティスペース

北海道の難読地名クイズで良く出てくる「弟子屈(てしかが)町」は、摩周湖や屈斜路湖、硫黄山と自然に囲まれた町です。そんな自然豊かな町に、道東では珍しいおしゃれなコワーキングスペース「弟子屈JIMBA」はあります。

利用料金は、町民・一般1日利用¥500、1ヶ月だと町民¥2,500/一般¥4,000、3ヶ月だと町民¥5,000/一般¥10,000と、かなりリーズナブル!

大部屋の貸し切りも行っているそうです。開店日や貸し切り予約など、詳しくは公式HPやSNSをご確認ください。

「弟子屈JIMBAは、現代的な公民館」と、代表の川上さんは言っていました。地域おこし協力隊として活躍されている川上さんは、元UHBアナウンサー。今ではすっかり「道東の顔」にもなりつつあります!魅力的な弟子屈町の人たちと触れ合える空間や、交流の場を作りたいと、この場所を立ち上げたそうです。

がっつり仕事で利用する人もいれば、町の人たちの団体利用まで、町に開かれた場所となっています。
 

元は整骨院?町民と共同で作り上げた空間

ここ数年、コロナの影響などで弟子屈町に移住や、多拠点生活で来る人たちが増えてきています。町の人たちが移住者に寛容なのも町の魅力で、弟子屈町にコワーキングスペースを作った理由の一つになっているそうです。

弟子屈JIMBAの場所は以前、美容室と整骨院の店舗でした。よく見ると看板にも名残をとどめています。「約140名の町民に手助けしてもらい、半年かけて改装してコワーキングスペースに生まれ変わりました」と川上さん。
 
業者にやってもらったのは、なんとトイレと薪ストーブの設置だけだそうです。「作る過程から町の人たちが携わってくれたので、町民はお客さんでありながら『サブスタッフ』みたいな感覚で、いつも気にかけてくれるんです」と、川上さんは言っていました。

キッチンエリアに並ぶ、ウイスキーや日本酒などのボトルは、町の人たちからお酒好きの川上さんへの差し入れなんだそう。

カフェにBAR、エステサロン…役割いろいろ

弟子屈JIMBAは、コワーキングスペースとしての役割だけではありません。カフェやバーなどさまざまな形態に変化します。弟子屈町に移住してきた人たちや、町の奥さまが趣味でやっていることを、ビジネスにつながるよう応援もしているそうです。

「ここでトライアル営業してみて、顧客を付けてもらったり、地域の人たちと交流したりして、これからの店舗運営につなげてもらえたらうれしいです」と川上さん。

筆者が取材に行った日も「暮らしのお菓子 星月夜」がトライアルカフェを開いていました。月に2〜3回出店しているそうで、すでに常連のファンもいるようです。仕事をしている人たちや町の人たちが利用していて、にぎわいをみせていました。
また、コワーキングスペースの隣には、町の奥さまたちが共同で運営するエステサロン「espace du calm」が、今月10月22日にオープンしました。「エステに行きたいけど釧路まで行かないとサロンがない…」という”美容の貧困地”であるこの辺りの人たちには、待望だったんだそうです。

週末に開かれるBARは、2時間飲み放題で¥3,000。差し入れでもらったお酒をみんなで飲んだりお酒を持ち寄ったりと、わりと自由に川上さんが営業しています。

「再来月くらいから、トークテーマを決めて、専門のゲストを呼んで、お酒を飲みながら町のことを語れる場みたいのを作りたい」と、BARの新しい構想も考えているみたいです。川上さんが、町の人たちとのつながりをとても大切にしているのが伝わってきます。
 

「余白のある空間」を目指す

「町の人の声を実現できる場所にしていきたい」と語る川上さん。「みんなと作り上げた弟子屈JIMBAなので、町民だったり移住者だったりがやりたいことができる『余白のある空間』になれば良いな」と言っていました。

取材していると、続々と町の人たちがやってきて川上さんとあいさつを交わします。まさに「現代的な公民館」という雰囲気でした。

道東では、まだまだなじみの薄いコワーキングスペース。「弟子屈JIMBA」は、作業スペースの役割以外に「町の玄関口」として、町の人たちから弟子屈町の魅力を知る機会を生む場所になりそうです。道東へ来て「急な仕事が…」となった際は、ぜひ利用してみてください。
 
弟子屈JIMBA
住所:弟子屈町中央3丁目8−3
営業時間:ワークスペース 午前10時〜閉店は川上の仕事が終わるまで
     カフェ 午前10時〜午後3時<不定期開催>
     BAR 午後8時30分〜午後11時30分
公式HP:https://teshikaga-jimba.studio.site/
Email:teshikagajimba@gmail.com
Instagram:teshikaga_jimba
Twitter:@teshikaga_jimba
Facebook:teshikaga.jimba
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCsqngjiyWhEi1iJxCFaEyuA/featured
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は公式サイトでご確認ください)

弟子屈町のコワーキング・コミュニティスペース

北海道の難読地名クイズで良く出てくる「弟子屈(てしかが)町」は、摩周湖や屈斜路湖、硫黄山と自然に囲まれた町です。そんな自然豊かな町に、道東では珍しいおしゃれなコワーキングスペース「弟子屈JIMBA」はあります。

利用料金は、町民・一般1日利用¥500、1ヶ月だと町民¥2,500/一般¥4,000、3ヶ月だと町民¥5,000/一般¥10,000と、かなりリーズナブル!

大部屋の貸し切りも行っているそうです。開店日や貸し切り予約など、詳しくは公式HPやSNSをご確認ください。

「弟子屈JIMBAは、現代的な公民館」と、代表の川上さんは言っていました。地域おこし協力隊として活躍されている川上さんは、元UHBアナウンサー。今ではすっかり「道東の顔」にもなりつつあります!魅力的な弟子屈町の人たちと触れ合える空間や、交流の場を作りたいと、この場所を立ち上げたそうです。

がっつり仕事で利用する人もいれば、町の人たちの団体利用まで、町に開かれた場所となっています。
 

元は整骨院?町民と共同で作り上げた空間

ここ数年、コロナの影響などで弟子屈町に移住や、多拠点生活で来る人たちが増えてきています。町の人たちが移住者に寛容なのも町の魅力で、弟子屈町にコワーキングスペースを作った理由の一つになっているそうです。

弟子屈JIMBAの場所は以前、美容室と整骨院の店舗でした。よく見ると看板にも名残をとどめています。「約140名の町民に手助けしてもらい、半年かけて改装してコワーキングスペースに生まれ変わりました」と川上さん。
 
業者にやってもらったのは、なんとトイレと薪ストーブの設置だけだそうです。「作る過程から町の人たちが携わってくれたので、町民はお客さんでありながら『サブスタッフ』みたいな感覚で、いつも気にかけてくれるんです」と、川上さんは言っていました。

キッチンエリアに並ぶ、ウイスキーや日本酒などのボトルは、町の人たちからお酒好きの川上さんへの差し入れなんだそう。

カフェにBAR、エステサロン…役割いろいろ

弟子屈JIMBAは、コワーキングスペースとしての役割だけではありません。カフェやバーなどさまざまな形態に変化します。弟子屈町に移住してきた人たちや、町の奥さまが趣味でやっていることを、ビジネスにつながるよう応援もしているそうです。

「ここでトライアル営業してみて、顧客を付けてもらったり、地域の人たちと交流したりして、これからの店舗運営につなげてもらえたらうれしいです」と川上さん。

筆者が取材に行った日も「暮らしのお菓子 星月夜」がトライアルカフェを開いていました。月に2〜3回出店しているそうで、すでに常連のファンもいるようです。仕事をしている人たちや町の人たちが利用していて、にぎわいをみせていました。
また、コワーキングスペースの隣には、町の奥さまたちが共同で運営するエステサロン「espace du calm」が、今月10月22日にオープンしました。「エステに行きたいけど釧路まで行かないとサロンがない…」という”美容の貧困地”であるこの辺りの人たちには、待望だったんだそうです。

週末に開かれるBARは、2時間飲み放題で¥3,000。差し入れでもらったお酒をみんなで飲んだりお酒を持ち寄ったりと、わりと自由に川上さんが営業しています。

「再来月くらいから、トークテーマを決めて、専門のゲストを呼んで、お酒を飲みながら町のことを語れる場みたいのを作りたい」と、BARの新しい構想も考えているみたいです。川上さんが、町の人たちとのつながりをとても大切にしているのが伝わってきます。
 

「余白のある空間」を目指す

「町の人の声を実現できる場所にしていきたい」と語る川上さん。「みんなと作り上げた弟子屈JIMBAなので、町民だったり移住者だったりがやりたいことができる『余白のある空間』になれば良いな」と言っていました。

取材していると、続々と町の人たちがやってきて川上さんとあいさつを交わします。まさに「現代的な公民館」という雰囲気でした。

道東では、まだまだなじみの薄いコワーキングスペース。「弟子屈JIMBA」は、作業スペースの役割以外に「町の玄関口」として、町の人たちから弟子屈町の魅力を知る機会を生む場所になりそうです。道東へ来て「急な仕事が…」となった際は、ぜひ利用してみてください。
 
弟子屈JIMBA
住所:弟子屈町中央3丁目8−3
営業時間:ワークスペース 午前10時〜閉店は川上の仕事が終わるまで
     カフェ 午前10時〜午後3時<不定期開催>
     BAR 午後8時30分〜午後11時30分
公式HP:https://teshikaga-jimba.studio.site/
Email:teshikagajimba@gmail.com
Instagram:teshikaga_jimba
Twitter:@teshikaga_jimba
Facebook:teshikaga.jimba
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCsqngjiyWhEi1iJxCFaEyuA/featured
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は公式サイトでご確認ください)

鎌田絵里奈

知床在住ライター

北海道とカフェとアウトドアが大好きな、知床在住の道産子バリスタライター。
おしゃれなカフェ、美しい自然や景色の写真を撮るのが趣味。バリスタとしてコーヒーを淹れる傍ら、北海道を駆け回り全身で体感して、道内に限らず国内外の人たちへ、大好きな北海道の魅力を発信していきます!

Official SNS 公式SNS

フォローして最新情報を受け取る