2022.6.27

ライフスタイル

知床在住ライターがお勧め…オンラインショップ「コムヌプリ」毛並みリアルな絵本に注目【知床】

皆さんは「知床」ってどんなところか知っていますか?

筆者は今までに、仕事の関係で北海道内を転々と移り住んできました。中でも「知床」は、かなり特殊で知れば知るほど面白く、こんなにも興味深い地域は他にないのではと思います。

今回は、「知床」をまったく知らない方も、より深く知りたいという方も一度のぞいてほしい、公益財団法人知床財団が運営するオンラインショップ「コムヌプリ」と、おすすめの商品をいくつかご紹介します。

知床を伝えるショップ「コムヌプリ」

「コムヌプリ」はもともと、知床自然センターの来訪者向けのショップでした。フィールドへ出かける人が使えるグッズや、知床の自然・野生動物について学べるもの、知床財団について知れるものなどを販売しています。

知床に来れない方や、以前に訪れた方が知床に思いをはせてもらえるように、2年前にオンラインショップを開設。より多くの人に北の果て「知床」のことを、もっと知ってもらいたいという思いがあったそうです。

「コムヌプリ」での売り上げは、知床を「知り」「守り」「伝える」ために知床財団の調査やさまざまな活動に使われます。
 

「知床・自然」を考えて作られた商品

コムヌプリとは、アイヌ語で「どんぐりがたくさん採れる山」という意味。ヒグマなど野生動物たちが暮らす知床が、いつまでも「コムヌプリ」であってほしいという願いを込めて名付けられました。

「コンセプトとしては『良いものを長く使ってもらう』なので、新しい商品を続々と開発するというよりは、持続可能な商品を販売していきたい」と、財団スタッフの方。

ショップでは、環境に配慮した素材、環境保全、知床に思いをはせられるオリジナル商品が、約20種類売られています。むやみやたらに商品を増やさず、ずっと使える良いものだけを提供していきたいそうです。
また「知床にゆかりのある作家やアーティストの方たちと一緒に商品を作っていくと『知床愛』があふれる商品が生み出されていくんです」とスタッフの方は言っていました。

一点一点にこだわりあるものが多いコムヌプリの商品。「知床の自然や野生動物たちを守っていきたい!」という熱い思いが伝わってきます!
 

リアルで美しい動物が描かれた「シレトコ野帳」

「シレトコ野帳 605円 (税込)」は、スタッフイチオシの商品です。野帳とは野外調査などで使われるメモ。表紙が硬く立ったまま書くことができ、胸ポケットにも入るサイズなのでとっても便利なんです。

使い勝手が良いだけでなく、表紙の箔押しにもこだわりがあるそう。野生動物画家・田中豊美さんが描く表紙のイラストは、実際に動物たちを観察し描かれているので、毛並みや骨格までもリアル。

そんな素晴らしい絵の再現性を高めたいと、東京にある箔押し専門の町工場に依頼し作り上げているそうです。
 

公益財団法人知床財団


公益財団法人知床財団

「旅のスクラップブックとして使うのも良いですよ!旅先で行った施設のチケットだったり、記念スタンプを押したり、旅の思い出を収めてみては?」と、スタッフの方がおすすめの使い方を教えてくれました。

ヒグマやキタキツネなど現在7種類あるので、どんどん買い足して使いたくなります!

とことん素材にこだわった「ヨイトコティー」

スタッフおすすめの「ヨイトコティー 7,920円(税込)」は、素材にとことんこだわったTシャツです。

人工的なものはいっさい使わず、コットン100%で作られています。土に還すことができるサスティナブルな服なんです!ほとんどのTシャツでナイロンが使われる縫い目までも、コットンにこだわって作られています。

公益財団法人知床財団


公益財団法人知床財団

「オーガニックコットン100%素材なので、着心地が抜群に良く、洗うたびに肌になじんできますよ!」とスタッフの方。

左肩には知床連山をモチーフにしたデザインがプリントされています。シンプルなTシャツなので、どんな服にも合わせやすそうです!
 

知床の現実と未来を考えさせられる「あかしのぶこさんの絵本」

知床財団が、絵本作家・あかしのぶこさんと共作で手掛けた「しれとこのきょうだいヒグマ ヌプとカナのおはなし 2,530円(税込)」「しれとこのみずならがはなしてくれたこと 1,980円(税込)」は、子どもだけでなく、大人にも読んでもらいたい絵本です。

公益財団法人知床財団


公益財団法人知床財団

どちらの作品も最後は答えを出さずに締めくくられています。人間は自然やヒグマなどの野生動物たちと、どう共存していけば良いのか考えるきっかけになればと作られました。

20年ほど前にボランティアレンジャーをされ、現在も動植物をフィールドで見続けるあかしさんの絵は、森の雰囲気や動物の躍動感が伝わってきて引き込まれます!
 
「絵本は、子どもたちが読んだり、読んでもらったりすると記憶に残りやすいです。大人も読んだり読み聞かせたりして学ぶことができます。
森作りは100年単位の仕事。途絶えさせないためにも、今やっている活動を子どもたちに知ってもらって、続けていってもらいたいです」とスタッフの方が、絵本制作に込める思いを教えてくれました。

最近は「SDGs」という言葉が広まりつつあり、自然について考えるきっかけも増えてきています。知床のことだけではなく、自然や野生動物との関わり合いについて絵本で学んでみてはいかがですか?
 

公益財団法人知床財団

「コムヌプリ」をのぞいてみて

今回は、知床財団が運営するショップ「コムヌプリ」と、おすすめの商品をいくつかご紹介しました。

商品一つ一つにストーリーがあり、スタッフの方からお話を聞くだけでもおもしろい!どれも「知床愛」が感じられるもので魅力的でした。今後は商品に込められる思いや、こだわりも一緒に発信していきたいそうです。

普段使いできるアイテムやかわいい小物なども販売されています。「知床」のことを知らなくても、一度オンラインショップをのぞいてみてはいかがですか?そして、少しでも「知床」に興味を持ってもらえたらうれしいです!
コムヌプリ
Instagram:@shiretoko_komnupuri
Webサイト:https://www.shiretoko-komnupuri.shop/
公益財団法人知床財団HP:https://www.shiretoko.or.jp/

(上記の情報は記事作成時点でのものです。最新の情報は公式サイトでご確認ください)

知床を伝えるショップ「コムヌプリ」

「コムヌプリ」はもともと、知床自然センターの来訪者向けのショップでした。フィールドへ出かける人が使えるグッズや、知床の自然・野生動物について学べるもの、知床財団について知れるものなどを販売しています。

知床に来れない方や、以前に訪れた方が知床に思いをはせてもらえるように、2年前にオンラインショップを開設。より多くの人に北の果て「知床」のことを、もっと知ってもらいたいという思いがあったそうです。

「コムヌプリ」での売り上げは、知床を「知り」「守り」「伝える」ために知床財団の調査やさまざまな活動に使われます。
 

「知床・自然」を考えて作られた商品

コムヌプリとは、アイヌ語で「どんぐりがたくさん採れる山」という意味。ヒグマなど野生動物たちが暮らす知床が、いつまでも「コムヌプリ」であってほしいという願いを込めて名付けられました。

「コンセプトとしては『良いものを長く使ってもらう』なので、新しい商品を続々と開発するというよりは、持続可能な商品を販売していきたい」と、財団スタッフの方。

ショップでは、環境に配慮した素材、環境保全、知床に思いをはせられるオリジナル商品が、約20種類売られています。むやみやたらに商品を増やさず、ずっと使える良いものだけを提供していきたいそうです。
また「知床にゆかりのある作家やアーティストの方たちと一緒に商品を作っていくと『知床愛』があふれる商品が生み出されていくんです」とスタッフの方は言っていました。

一点一点にこだわりあるものが多いコムヌプリの商品。「知床の自然や野生動物たちを守っていきたい!」という熱い思いが伝わってきます!
 

リアルで美しい動物が描かれた「シレトコ野帳」


公益財団法人知床財団

「シレトコ野帳 605円 (税込)」は、スタッフイチオシの商品です。野帳とは野外調査などで使われるメモ。表紙が硬く立ったまま書くことができ、胸ポケットにも入るサイズなのでとっても便利なんです。

使い勝手が良いだけでなく、表紙の箔押しにもこだわりがあるそう。野生動物画家・田中豊美さんが描く表紙のイラストは、実際に動物たちを観察し描かれているので、毛並みや骨格までもリアル。

そんな素晴らしい絵の再現性を高めたいと、東京にある箔押し専門の町工場に依頼し作り上げているそうです。
 

公益財団法人知床財団

「旅のスクラップブックとして使うのも良いですよ!旅先で行った施設のチケットだったり、記念スタンプを押したり、旅の思い出を収めてみては?」と、スタッフの方がおすすめの使い方を教えてくれました。

ヒグマやキタキツネなど現在7種類あるので、どんどん買い足して使いたくなります!

とことん素材にこだわった「ヨイトコティー」


公益財団法人知床財団

スタッフおすすめの「ヨイトコティー 7,920円(税込)」は、素材にとことんこだわったTシャツです。

人工的なものはいっさい使わず、コットン100%で作られています。土に還すことができるサスティナブルな服なんです!ほとんどのTシャツでナイロンが使われる縫い目までも、コットンにこだわって作られています。

公益財団法人知床財団

「オーガニックコットン100%素材なので、着心地が抜群に良く、洗うたびに肌になじんできますよ!」とスタッフの方。

左肩には知床連山をモチーフにしたデザインがプリントされています。シンプルなTシャツなので、どんな服にも合わせやすそうです!
 

知床の現実と未来を考えさせられる「あかしのぶこさんの絵本」


公益財団法人知床財団

知床財団が、絵本作家・あかしのぶこさんと共作で手掛けた「しれとこのきょうだいヒグマ ヌプとカナのおはなし 2,530円(税込)」「しれとこのみずならがはなしてくれたこと 1,980円(税込)」は、子どもだけでなく、大人にも読んでもらいたい絵本です。

公益財団法人知床財団

どちらの作品も最後は答えを出さずに締めくくられています。人間は自然やヒグマなどの野生動物たちと、どう共存していけば良いのか考えるきっかけになればと作られました。

20年ほど前にボランティアレンジャーをされ、現在も動植物をフィールドで見続けるあかしさんの絵は、森の雰囲気や動物の躍動感が伝わってきて引き込まれます!
 

公益財団法人知床財団

「絵本は、子どもたちが読んだり、読んでもらったりすると記憶に残りやすいです。大人も読んだり読み聞かせたりして学ぶことができます。
森作りは100年単位の仕事。途絶えさせないためにも、今やっている活動を子どもたちに知ってもらって、続けていってもらいたいです」とスタッフの方が、絵本制作に込める思いを教えてくれました。

最近は「SDGs」という言葉が広まりつつあり、自然について考えるきっかけも増えてきています。知床のことだけではなく、自然や野生動物との関わり合いについて絵本で学んでみてはいかがですか?
 

「コムヌプリ」をのぞいてみて

今回は、知床財団が運営するショップ「コムヌプリ」と、おすすめの商品をいくつかご紹介しました。

商品一つ一つにストーリーがあり、スタッフの方からお話を聞くだけでもおもしろい!どれも「知床愛」が感じられるもので魅力的でした。今後は商品に込められる思いや、こだわりも一緒に発信していきたいそうです。

普段使いできるアイテムやかわいい小物なども販売されています。「知床」のことを知らなくても、一度オンラインショップをのぞいてみてはいかがですか?そして、少しでも「知床」に興味を持ってもらえたらうれしいです!
コムヌプリ
Instagram:@shiretoko_komnupuri
Webサイト:https://www.shiretoko-komnupuri.shop/
公益財団法人知床財団HP:https://www.shiretoko.or.jp/

(上記の情報は記事作成時点でのものです。最新の情報は公式サイトでご確認ください)

鎌田絵里奈

知床在住ライター

北海道とカフェとアウトドアが大好きな、知床在住の道産子バリスタライター。
おしゃれなカフェ、美しい自然や景色の写真を撮るのが趣味。バリスタとしてコーヒーを淹れる傍ら、北海道を駆け回り全身で体感して、道内に限らず国内外の人たちへ、大好きな北海道の魅力を発信していきます!

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