2022.3.2

ライフスタイル

3月チャンス!子どもとの片付けバトルを卒業しよう! 子育て中の片付けのプロが伝授。

こんにちは。整理収納アドバイザー川村あゆみです。
「片付けなさ~い!」と注意する日々、お母さんにも子どもにもとてもストレスですよね。
実は、日々の暮らしの中にはたくさんのヒントがあり、片付けを通じて生きる力を学ぶことができます。楽しみがながら子どもの片付けの芽を育てましょう。

【片付けで身につく3つの力】

子どもとの片付けで悩むこと…
「いつもぐちゃぐちゃ」
「片付けている途中でまた遊んでいる」
「将来片付けられない子になったらどうしよう」
「いつも私ばっかり…」
お母さんの頭の中ではこんな悩みでいっぱいなのではないでしょうか。

突然ですが「子育てのゴール」について考えたことはありますか?
就職・結婚・義務教育の終了などと思う人もいるかもしれません。
私は「子どもの自立」を目標に子育てをしています。
実は片付けには、子どもの自立に繋がる力がたくさん詰まっているのです。


整理では、モノを取捨選択しながら選ぶ力を鍛えます。
収納では、使いやすさなどを考えながら工夫する力を鍛えます。
片付けでは、使ったモノを元に戻す、続ける力を鍛えます。

このような力は、すぐに身につくものではないので焦る心配もありません。
暮らしの中でコツコツとつけていきましょう!

選ぶ力、工夫する力、続ける力は子どもが自分で自分の人生を切り開いていくことに大切な力です。進路、結婚、就職など私たちは人生の岐路に立つときには必ず選択を迫られます。他力本願ではなく自分で選び向かいたい方向へ進んで欲しいですよね。
そして、大きな選択以外でも私たち人間は、一日「60,000回」もの選択をしているとのこと。日々の悩みもこのような力を育むための行為だと思えば、少しはお母さんの気持ちも楽になるのではないでしょうか。
 

判断する力を磨いていこう!

ぜひ、子どもにたくさんの整理を経験させてあげてください。
とはいえ、毎日? 毎週末? そんなコンスタントにする必要もありません。オススメは春・夏・冬の「長期休み」です。
1日ゆっくり時間のとれる日に親子で一緒にやってみましょう!

幼稚園(保育園)のお子さんは、おもちゃや絵本。
小学生のお子さんは、学習用品からはじめてみるのが良いでしょう。
毎日よく使う、遊ぶものが整理されていると暮らしが整いはじめます。
 
片付け 子ども 習慣 おもちゃ 学習用具

出す→選ぶ→分ける→しまう

片づけ おもちゃ 整頓 子供部屋
整理収納には正しい手順があり、その通りに進めると上手くいきます。
今回は息子の「本棚」を例に説明していきます!

①本棚の本を全て出す。
②読む・保留(捨てないけれど読む頻度は低い)・読まない(さようなら)に選び、分ける
③取り出しやすいようにしまう

②の時にはお母さんは横にいて「見守りましょう」。
「おばあちゃんに買ってもらった本だからまだとって置いたら・・・」
「その仕掛け絵本、高かったのよね。」
「そろそろ習い事があるからはやく決めて~」

これらは「お母さんの理由」です。
あくまでも選ぶ本人は子どもたち。口を挟んだり、誘導したり、焦らせたりすることは我慢してくださいね!(私もはじめは耐えるのが辛かったです笑)
子どもがこれはどうしたらいいかな? と頼ってきたときにはアドバイスをしてあげてくださいね。
 

子どもの想像力は無限大!

息子と選んで残すと決めた本を本棚に戻していた時のことです。通常、このタイプの本棚は表紙を表にして収納すると便利です。
しかし、息子は収納時に少しだけ斜めに本を重ねながら収納し始めました。

どうしてそんな風にしまうの?と私が聞くと…
「この方がたくさん並ぶから!」と答えが返ってきました。
確かに表紙が全て見えるように並べるのは、美的な収納好きな私の固定概念です。
息子は大好きな本がすぐに読めるように全部並べたい気持ちを収納に反映させたのです。

実は、子どもの方が収納のアイデアはたくさんヒラメキます!
ぜひお子さんを観察して、想像力を引き出してあげてくださいね。
 
片づけ おもちゃ 整頓 子供部屋 本棚

仕組みづくりの後は声掛けで成功!

片づけ おもちゃ 整頓 子供部屋
片付けの仕組みはSNSの流行とともにネット上にたくさんのアイデアがあります。
収納方法を真似したり、参考にしてみるのもとても良いことです。
しかし、仕組みをつくったら明日から片付けられるようには残念ながらなりません。

仕組みづくりが終わったら関わり方のスタートです。
冒頭でも書いた「片付けなさい!」という指示が一番子どもには難しいことはご存じでしょうか。そもそも子どもは片付けに困っていないので命令口調で言われるたびに怒られるからやる行為=片付けになってしまいます。
そんなときはぜひ声掛けを変えてみましょう!

①具体的な指示
例)読み終わった絵本を本棚に戻して欲しいな
②自分で決める
例)何時までに片付けるか自分で決めてみてね
③驚き(片付けた後)
例)えっ!びっくり!すごくきれいになったね


片付けなさい! の一言よりも、お互いにストレスのかからない方法が声掛け変換です。
そして、片付けた後はしっかりと認めて褒めてあげてくださいね。
当たり前ができることは素晴らしいことです。

今年の春休みは、ゆっくり時間をとってお子さんとお片付けをしてみませんか。
日々忙しいお母さんも子どもとコミュニケーションをとるチャンスです。
家事の時短はOKですが、育児の時短はNG! 一緒に子どもの生きる力を育んでいきましょう。
(ライター:川村あゆみ)

判断する力を磨いていこう!

片付け 子ども 習慣 おもちゃ 学習用具
ぜひ、子どもにたくさんの整理を経験させてあげてください。
とはいえ、毎日? 毎週末? そんなコンスタントにする必要もありません。オススメは春・夏・冬の「長期休み」です。
1日ゆっくり時間のとれる日に親子で一緒にやってみましょう!

幼稚園(保育園)のお子さんは、おもちゃや絵本。
小学生のお子さんは、学習用品からはじめてみるのが良いでしょう。
毎日よく使う、遊ぶものが整理されていると暮らしが整いはじめます。
 

出す→選ぶ→分ける→しまう

片づけ おもちゃ 整頓 子供部屋
整理収納には正しい手順があり、その通りに進めると上手くいきます。
今回は息子の「本棚」を例に説明していきます!

①本棚の本を全て出す。
②読む・保留(捨てないけれど読む頻度は低い)・読まない(さようなら)に選び、分ける
③取り出しやすいようにしまう

②の時にはお母さんは横にいて「見守りましょう」。
「おばあちゃんに買ってもらった本だからまだとって置いたら・・・」
「その仕掛け絵本、高かったのよね。」
「そろそろ習い事があるからはやく決めて~」

これらは「お母さんの理由」です。
あくまでも選ぶ本人は子どもたち。口を挟んだり、誘導したり、焦らせたりすることは我慢してくださいね!(私もはじめは耐えるのが辛かったです笑)
子どもがこれはどうしたらいいかな? と頼ってきたときにはアドバイスをしてあげてくださいね。
 

子どもの想像力は無限大!

片づけ おもちゃ 整頓 子供部屋 本棚
息子と選んで残すと決めた本を本棚に戻していた時のことです。通常、このタイプの本棚は表紙を表にして収納すると便利です。
しかし、息子は収納時に少しだけ斜めに本を重ねながら収納し始めました。

どうしてそんな風にしまうの?と私が聞くと…
「この方がたくさん並ぶから!」と答えが返ってきました。
確かに表紙が全て見えるように並べるのは、美的な収納好きな私の固定概念です。
息子は大好きな本がすぐに読めるように全部並べたい気持ちを収納に反映させたのです。

実は、子どもの方が収納のアイデアはたくさんヒラメキます!
ぜひお子さんを観察して、想像力を引き出してあげてくださいね。
 

仕組みづくりの後は声掛けで成功!

片づけ おもちゃ 整頓 子供部屋
片付けの仕組みはSNSの流行とともにネット上にたくさんのアイデアがあります。
収納方法を真似したり、参考にしてみるのもとても良いことです。
しかし、仕組みをつくったら明日から片付けられるようには残念ながらなりません。

仕組みづくりが終わったら関わり方のスタートです。
冒頭でも書いた「片付けなさい!」という指示が一番子どもには難しいことはご存じでしょうか。そもそも子どもは片付けに困っていないので命令口調で言われるたびに怒られるからやる行為=片付けになってしまいます。
そんなときはぜひ声掛けを変えてみましょう!

①具体的な指示
例)読み終わった絵本を本棚に戻して欲しいな
②自分で決める
例)何時までに片付けるか自分で決めてみてね
③驚き(片付けた後)
例)えっ!びっくり!すごくきれいになったね


片付けなさい! の一言よりも、お互いにストレスのかからない方法が声掛け変換です。
そして、片付けた後はしっかりと認めて褒めてあげてくださいね。
当たり前ができることは素晴らしいことです。

今年の春休みは、ゆっくり時間をとってお子さんとお片付けをしてみませんか。
日々忙しいお母さんも子どもとコミュニケーションをとるチャンスです。
家事の時短はOKですが、育児の時短はNG! 一緒に子どもの生きる力を育んでいきましょう。
(ライター:川村あゆみ)

2019年初夏に誕生した「SASARU」編集部では北海道民や北海道外に住む道産子、北海道が大好きな方…多くの人の心に刺さる北海道の話題や、つい押ささってしまう情報を集めています。編集部では、読んでくれる皆さんの日常生活に「SASARU」が染み入るように、日々企画を考え取材をしています。 読まさる記事、見ささる記事が、皆さんの心にささりますように。

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