2019.12.24

ライフスタイル

【美人財布#1】オッサンですか?大西千桜里さん(司法書士) の財布とお悩みは?

ファイナンシャルプランナーで社会保険労務士の川部紀子です。

美人の財布を見てみたい♡」
これは素敵な女性のお財布を見せてもらう企画です!
お金の専門家として数多くの財布を見てきた筆者が好き勝手にツッコミを入れ、お金に関する質問や悩みにも回答していきます。

SASARUライターでもある大西千桜里さんは、ヤンチャ感漂う30歳の司法書士

「司法書士」というと、超難関資格を突破して賢い人、そして、お堅い仕事のイメージです。優等生を絵に描いたようなタイプが多いと思っていましたが、大西さんからは謎のヤンチャ感が漂ってきます。個人的には、かなり親しみやすく感じました!

ポールスミスのワインレッドのがま口タイプの薄型の長財布+ガンダムジオン軍小銭入れに7,502円

まだ買ったばかりという財布で、パンパンに詰め込んでいる様子もなくスリムな状態。
開けてみると、現金は千円札が7枚で7,000円。お札の向きにこだわっているようすはなくバラバラです。
また、現在7,000円入っていることもまったく把握していなかったとのこと。お金に無頓着な予感が広がり、突っ込みたい筆者としてはワクワクします。
 
お札入れのほかに小銭入れを持っており、ガンダムのジオン軍のマーク入り。ここで大西さんの趣味趣向が垣間見えます。中身は502円。
 
トータル7,502円の現金をお持ちでした。

「オッサンか!」と突っ込みたくなる財布の中身

お札以外には、本来小銭入れであろうスペースに、診察券、車検、ダーツ店、居酒屋のポイントカード、飲食店のショップカードや名刺、金運アップ系の招き猫がファサッと無造作に入っています。
経費になり得る領収書は新しいものが多いので、経理担当にマメに提出しているようすです。それにしても、夜だけ開いている飲食店の領収書が非常に多いです!
そのほかは、司法書士会の会員証、免許証、保険証、クレジットカード1枚、キャッシュカード2枚です。
女性にはめずらしく、コンビニ、スーパー、ドラッグストアなどプライベートな生活臭の強いレシートがまったくありません。これらは、キャッシュレスで決済し、経費にもならないので、最初からレシートを受け取らないそうです。
 
夜の外出とビジネス感が色濃く見える中身で、30歳の女性というより、中小企業の社長さんのような財布といえます。
 
会社の登記を多くやっているということでしたので、恐らく経営者団体、中小企業経営者などとのつながりが多いのかなと予想します。
ある意味、非常に個性的な財布の中身でした。

支出なんて把握する必要はない!

そんな大西さんに、お金に関する質問や悩みを聞いてみました。
すると、「節税対策など、仕事のお金はちゃんとわかっているけど、生活するお金、家計のことをまったく把握していない。支出を把握する方法や家計に興味を持てる方法がないものか?」と返ってきました。
ここでも「オッサンか!」とツッコミを入れたくなります。
 
そこで、筆者は、「しっかり稼げていて、お金に困ってないからだ」と指摘しました。
すると、「いえいえ困ってますよ。食費、光熱費など、いくらかかっているのかもわかっていない。その把握ができていないのが問題だと思います」とのこと。
 
筆者は自信を持っていいました。「いや、大西さんはそんなこと把握しなくていいです。稼いでいるお金で生きていけばいいんです。人生の3大資金といわれる、住宅、将来の子どもの教育資金、老後資金を確保することを意識すれば、稼げる人は何とかなりますから」
 
「でも、把握してないから、お金を貯めてないんです」と大西さん。
 
ここで判明しました。問題は、把握しているか否かではなく、お金を貯めていないことに不安を感じていることだったのです。

短期、中期、長期に分けて、貯める「仕組み」を作ることが重要!

本当の問題が見えれば解決方法も見えてきます。「普通預金にお金があるだけじゃない?」と指摘するとその通りでした。
普通預金に稼いだお金が入るままで放置をし、残高がどんどん増え続けるなんて、多くの人にとって至難の業。そして、経験上思うことですが、会って話した印象や財布の中身を見る限り、大西さんの普通預金がどんどん増えていくとは思えません。
最初に「仕組み」を整えないと貯まらないと思われます。
 
「仕組み」とは、短期、中期、長期資金に分けて、自動的に普通預金と別なものに移るようにすること。
短期資金はATMで出せる普通預金でOKですが、これは定期的に稼げる人はそんなに多く持つ必要はありません。
中期資金は、結婚、子どもの教育資金、旅行などで引き出すお金ですが、普通預金よりは少しだけ引き出しにくいものに分けておくのが賢明です。ネット銀行の定期預金や、30歳なら積み立てNISAで投資をすることも考えてもいいでしょう。

長期資金は、老後まで引き出せないものがベスト。個人事業主はiDeCoで月に68,000円まで積み立てることができますので、自身の退職金と考えると良いでしょう。また、iDeCoは所得税と住民税が安くなる効果もあるので、稼げる人には魅力があります。

短期資金は全部使い切ってOK!

仕組みを整えて中期資金と長期資金を積み立てれば、短期資金は割り切ってすべて使い切ってOKです。1円も残さなくていいのです。
ストレスのない使い方、貯め方をするには、「使ったらダメ」の発想ではなく、引くものは引いて貯めているんだから、残りは「全部使ってOK!」と思うのがオススメです。ダメ!と抑圧されるより「使っていい」と野放しにされる方が、その範囲内でやろうとする傾向があるのです。

行動・実践のアウトプットをしなきゃ意味がない!

最後に大西さんはいいました。「聞いたことはあるけれど、内容は何も知らない単語が出てきたので、そこを知りたいです。」
 
ネット銀行、iDeCo、つみたてNISA、今の大西さんには接点のないことをいいました。確かに、iDeCo、つみたてNISAを始めるなら、投資の基礎知識は持っておいてほしいです。その点を勉強で補ってほしいと思います。

そして、知識や情報をインプットするのは、入り口として最低限必要ですが、行動や実践のアウトプットをしていかないとまったく意味がありません

笑顔がキュートな大西さん。これから「行動・実践まで」しっかりやり切りましょう!
私も応援します。

SASARUライターでもある大西千桜里さんは、ヤンチャ感漂う30歳の司法書士

「司法書士」というと、超難関資格を突破して賢い人、そして、お堅い仕事のイメージです。優等生を絵に描いたようなタイプが多いと思っていましたが、大西さんからは謎のヤンチャ感が漂ってきます。個人的には、かなり親しみやすく感じました!

ポールスミスのワインレッドのがま口タイプの薄型の長財布+ガンダムジオン軍小銭入れに7,502円

まだ買ったばかりという財布で、パンパンに詰め込んでいる様子もなくスリムな状態。
開けてみると、現金は千円札が7枚で7,000円。お札の向きにこだわっているようすはなくバラバラです。
また、現在7,000円入っていることもまったく把握していなかったとのこと。お金に無頓着な予感が広がり、突っ込みたい筆者としてはワクワクします。
 
お札入れのほかに小銭入れを持っており、ガンダムのジオン軍のマーク入り。ここで大西さんの趣味趣向が垣間見えます。中身は502円。
 
トータル7,502円の現金をお持ちでした。

「オッサンか!」と突っ込みたくなる財布の中身

お札以外には、本来小銭入れであろうスペースに、診察券、車検、ダーツ店、居酒屋のポイントカード、飲食店のショップカードや名刺、金運アップ系の招き猫がファサッと無造作に入っています。
経費になり得る領収書は新しいものが多いので、経理担当にマメに提出しているようすです。それにしても、夜だけ開いている飲食店の領収書が非常に多いです!
そのほかは、司法書士会の会員証、免許証、保険証、クレジットカード1枚、キャッシュカード2枚です。
女性にはめずらしく、コンビニ、スーパー、ドラッグストアなどプライベートな生活臭の強いレシートがまったくありません。これらは、キャッシュレスで決済し、経費にもならないので、最初からレシートを受け取らないそうです。
 
夜の外出とビジネス感が色濃く見える中身で、30歳の女性というより、中小企業の社長さんのような財布といえます。
 
会社の登記を多くやっているということでしたので、恐らく経営者団体、中小企業経営者などとのつながりが多いのかなと予想します。
ある意味、非常に個性的な財布の中身でした。

支出なんて把握する必要はない!

そんな大西さんに、お金に関する質問や悩みを聞いてみました。
すると、「節税対策など、仕事のお金はちゃんとわかっているけど、生活するお金、家計のことをまったく把握していない。支出を把握する方法や家計に興味を持てる方法がないものか?」と返ってきました。
ここでも「オッサンか!」とツッコミを入れたくなります。
 
そこで、筆者は、「しっかり稼げていて、お金に困ってないからだ」と指摘しました。
すると、「いえいえ困ってますよ。食費、光熱費など、いくらかかっているのかもわかっていない。その把握ができていないのが問題だと思います」とのこと。
 
筆者は自信を持っていいました。「いや、大西さんはそんなこと把握しなくていいです。稼いでいるお金で生きていけばいいんです。人生の3大資金といわれる、住宅、将来の子どもの教育資金、老後資金を確保することを意識すれば、稼げる人は何とかなりますから」
 
「でも、把握してないから、お金を貯めてないんです」と大西さん。
 
ここで判明しました。問題は、把握しているか否かではなく、お金を貯めていないことに不安を感じていることだったのです。

短期、中期、長期に分けて、貯める「仕組み」を作ることが重要!

本当の問題が見えれば解決方法も見えてきます。「普通預金にお金があるだけじゃない?」と指摘するとその通りでした。
普通預金に稼いだお金が入るままで放置をし、残高がどんどん増え続けるなんて、多くの人にとって至難の業。そして、経験上思うことですが、会って話した印象や財布の中身を見る限り、大西さんの普通預金がどんどん増えていくとは思えません。
最初に「仕組み」を整えないと貯まらないと思われます。
 
「仕組み」とは、短期、中期、長期資金に分けて、自動的に普通預金と別なものに移るようにすること。
短期資金はATMで出せる普通預金でOKですが、これは定期的に稼げる人はそんなに多く持つ必要はありません。
中期資金は、結婚、子どもの教育資金、旅行などで引き出すお金ですが、普通預金よりは少しだけ引き出しにくいものに分けておくのが賢明です。ネット銀行の定期預金や、30歳なら積み立てNISAで投資をすることも考えてもいいでしょう。

長期資金は、老後まで引き出せないものがベスト。個人事業主はiDeCoで月に68,000円まで積み立てることができますので、自身の退職金と考えると良いでしょう。また、iDeCoは所得税と住民税が安くなる効果もあるので、稼げる人には魅力があります。

短期資金は全部使い切ってOK!

仕組みを整えて中期資金と長期資金を積み立てれば、短期資金は割り切ってすべて使い切ってOKです。1円も残さなくていいのです。
ストレスのない使い方、貯め方をするには、「使ったらダメ」の発想ではなく、引くものは引いて貯めているんだから、残りは「全部使ってOK!」と思うのがオススメです。ダメ!と抑圧されるより「使っていい」と野放しにされる方が、その範囲内でやろうとする傾向があるのです。

行動・実践のアウトプットをしなきゃ意味がない!

最後に大西さんはいいました。「聞いたことはあるけれど、内容は何も知らない単語が出てきたので、そこを知りたいです。」
 
ネット銀行、iDeCo、つみたてNISA、今の大西さんには接点のないことをいいました。確かに、iDeCo、つみたてNISAを始めるなら、投資の基礎知識は持っておいてほしいです。その点を勉強で補ってほしいと思います。

そして、知識や情報をインプットするのは、入り口として最低限必要ですが、行動や実践のアウトプットをしていかないとまったく意味がありません

笑顔がキュートな大西さん。これから「行動・実践まで」しっかりやり切りましょう!
私も応援します。

川部紀子

ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士

ファイナンシャルプランナー(CFP®、1級FP技能士)社会保険労務士として全国で活動中。講演・セミナー、執筆、相談業務の他、テレビ、ラジオ等メディア出演も多数。初心者にも分かりやすい解説と楽しく飽きさせない語り口に定評があり、「お金」にまつわる講師依頼は年間約200件。受講者は3万人を超えた。近著『まだ間に合う 老後資金4000万円をつくる! お金の貯め方・増やし方』(明日香出版社)も好評発売中。

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