2025.9.22

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新米の値段!去年より700円~900円高い?「10月になったら安くなるのか?」業界を取材

 高騰が続くコメ。いよいよ北海道産の新米が店頭に並び始めましたが、価格は大幅に上がっています。新米の価格は今後どうなるのでしょうか?

 札幌市内のスーパーで販売が始まった北海道産ゆめぴりかの新米。

 5キロの価格は4838円と、1年前の新米の価格より900円ほど高くなっています。

 「高くて手が出ない。本当大変」と買い物客もため息。
 5キロ5000円弱と高級品と化したコメ。9月17日、JAやホクレンが会見を開き、価格や新米の入荷見通しを説明しました。

 ホクレンの篠原末治会長は「全国の食用米の作付け状況、作柄が見えておらず、需要の動向によって変わるため、現段階では見通しがしがたい状況。作況とこれからの潤沢な小売店の販売ができれば、価格は落ち着いていくと見込んでいる」と話します。
 減農薬や生産者を表記するなどこだわりのコメが揃っう札幌市内のコメの販売店では、北海道産の新米が店頭に並び始めましたが、価格は大幅に値上がりしています。

 「去年の今時期から比べると5キロで700円から800円くらい値上がりした。原価では5キロで1000円以上上がっている」と話すのは、こめしんの徳山大介社長。
 北海道産ゆめぴりかの新米は5キロに換算すると4800円ほどで、今の価格では利益は少なくギリギリなのだそう。

 新米を購入した人も「高いよ。高いけど新米を食べてみるかという感じ。前は安い備蓄米を食べた」「3キロで買うと感覚的に高い金を払っている感覚にならない。5キロで買わなくなった」と話します。
 入荷したばかりの北海道内の新米は売り切れ間近で、10月にかけて入荷が増えてくるのだそう。

 では、今後、コメの価格は下がるのでしょうか。
 
 「今年は天候の影響なのか収量が想定よりも少ないと言っている。特に北海道産ゆめぴりかに関しては今年少ないという農家は多い。少なくとも年内は価格が下がることはないと予想している」と徳山社長。

 大幅に価格が上がった新米ショック。生活への影響ははかり知れません。
 改めて、ゆめぴりかの5キロの平均価格を見てみると、2年前の同じ時期、9月の2000円台からじりじりと上がり、現在は4351円。
 
 新米が出た時期で比べてみると、2年前が2500円。去年はコメ不足によって、前月より900円近く上がって4000円ほど。今年はさらに上がって、4800円ほどになるのではないかとみられています。
 気になるのはこの先の価格がどうなるのか。

 大手ホクレンは「10月初めに流通が安定してくれば、少し下がる可能性がある」と話しています。

 逆に小売業者のこめしんは、少なくとも年内は下がらないのではと話しています。農家からの収量が想定よりも少ないという声が上がっているため、仕入れ値が上がっている中、卸売業者、小売業者が利益を削ってまで販売価格を下げることは考えにくいというのが理由。

 今後、少しでも値段が落ち着いていくことを願いたいですね。

みんテレ9月17日OAのものです。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)
 札幌市内のスーパーで販売が始まった北海道産ゆめぴりかの新米。

 5キロの価格は4838円と、1年前の新米の価格より900円ほど高くなっています。

 「高くて手が出ない。本当大変」と買い物客もため息。
 5キロ5000円弱と高級品と化したコメ。9月17日、JAやホクレンが会見を開き、価格や新米の入荷見通しを説明しました。

 ホクレンの篠原末治会長は「全国の食用米の作付け状況、作柄が見えておらず、需要の動向によって変わるため、現段階では見通しがしがたい状況。作況とこれからの潤沢な小売店の販売ができれば、価格は落ち着いていくと見込んでいる」と話します。
 減農薬や生産者を表記するなどこだわりのコメが揃っう札幌市内のコメの販売店では、北海道産の新米が店頭に並び始めましたが、価格は大幅に値上がりしています。

 「去年の今時期から比べると5キロで700円から800円くらい値上がりした。原価では5キロで1000円以上上がっている」と話すのは、こめしんの徳山大介社長。
 北海道産ゆめぴりかの新米は5キロに換算すると4800円ほどで、今の価格では利益は少なくギリギリなのだそう。

 新米を購入した人も「高いよ。高いけど新米を食べてみるかという感じ。前は安い備蓄米を食べた」「3キロで買うと感覚的に高い金を払っている感覚にならない。5キロで買わなくなった」と話します。
 入荷したばかりの北海道内の新米は売り切れ間近で、10月にかけて入荷が増えてくるのだそう。

 では、今後、コメの価格は下がるのでしょうか。
 
 「今年は天候の影響なのか収量が想定よりも少ないと言っている。特に北海道産ゆめぴりかに関しては今年少ないという農家は多い。少なくとも年内は価格が下がることはないと予想している」と徳山社長。

 大幅に価格が上がった新米ショック。生活への影響ははかり知れません。
 改めて、ゆめぴりかの5キロの平均価格を見てみると、2年前の同じ時期、9月の2000円台からじりじりと上がり、現在は4351円。
 
 新米が出た時期で比べてみると、2年前が2500円。去年はコメ不足によって、前月より900円近く上がって4000円ほど。今年はさらに上がって、4800円ほどになるのではないかとみられています。
 気になるのはこの先の価格がどうなるのか。

 大手ホクレンは「10月初めに流通が安定してくれば、少し下がる可能性がある」と話しています。

 逆に小売業者のこめしんは、少なくとも年内は下がらないのではと話しています。農家からの収量が想定よりも少ないという声が上がっているため、仕入れ値が上がっている中、卸売業者、小売業者が利益を削ってまで販売価格を下げることは考えにくいというのが理由。

 今後、少しでも値段が落ち着いていくことを願いたいですね。

みんテレ9月17日OAのものです。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

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