オホーツクの冬の風物詩「流氷」。
その美しさを求め、国内外から多くの観光客が訪れます。
しかし、にぎわいの一方で"流氷の上に乗る観光客"が後を絶たず、地元の人々は困惑しています。
流氷に乗る観光客が増えている
網走海上保安署によると、「流氷に乗っている人がいる」という市民からの通報は例年1~2件でしたが、今年はすでに7件を超えています。
コロナ禍が明け、観光客が増加したことで通報が増えたとみられています。
コロナ禍が明け、観光客が増加したことで通報が増えたとみられています。
こちらは2月11日に撮影され、動画投稿サイトにアップされた映像。
チャンネルの管理人によると、約10人の観光客が写真や動画を撮るなど、流氷の上ではしゃいでいたんだそう。
日本人だけではなく中華圏からの観光客もいたといいます。
チャンネルの管理人によると、約10人の観光客が写真や動画を撮るなど、流氷の上ではしゃいでいたんだそう。
日本人だけではなく中華圏からの観光客もいたといいます。
実際に網走市の海岸を取材してみると、観光客の姿がありました。
日本語・英語・中国語での注意書きがあるにもかかわらず、次々と流氷に足を踏み入れていきます。
番組ディレクターが「戻った方が良い」と呼びかけると、観光客は「流氷の下が陸地だったため、安全と判断して乗った」と説明しました。
日本語・英語・中国語での注意書きがあるにもかかわらず、次々と流氷に足を踏み入れていきます。
番組ディレクターが「戻った方が良い」と呼びかけると、観光客は「流氷の下が陸地だったため、安全と判断して乗った」と説明しました。
「正面の大きな塊の流氷がある辺りは砂浜に打ちあがった流氷で、下は砂浜になっている」と話すのは、網走市観光商工部の田端光雄さん。
しかしそこから先は、どこまでが砂浜か海か、なかなか判断するのは難しいといいます。
落ちたら15分で致命的
安全な場所で海の水温を測ってみると、氷点下0.1度。
もし流氷から海に落ちたらどうなるのでしょうか。
もし流氷から海に落ちたらどうなるのでしょうか。
「今の海水温だと、落水してから15分もあれば致命的」と話すのは、網走海上保安署の行地明男署長。
「ヘリコプターによるつり上げが救助では基本になるが、1時間くらいは要するのでかなり厳しいと思う」と話します。
「ヘリコプターによるつり上げが救助では基本になるが、1時間くらいは要するのでかなり厳しいと思う」と話します。
さらに今は、昔に比べて落下の危険性が高まっています。
流氷の厚さは50年前には50センチから1メートルほどあったといいますが、現在は温暖化の影響により20センチまで薄くなっているところも。
流氷が崩れ、落下する危険性が高まっているのです。
流氷の厚さは50年前には50センチから1メートルほどあったといいますが、現在は温暖化の影響により20センチまで薄くなっているところも。
流氷が崩れ、落下する危険性が高まっているのです。
地元が一丸となって事故防止
民間も協力して、流氷に乗ることの危険を発信しています。
「知床では以前、悲しい観光船の事故もあったので、そういう事故を起こしたくない思いから声をかけている」と話すのは、『知床第一ホテル』の高田翔平支配人。
「知床では以前、悲しい観光船の事故もあったので、そういう事故を起こしたくない思いから声をかけている」と話すのは、『知床第一ホテル』の高田翔平支配人。
「専用のドライスーツを着用し、ガイド会社が『流氷ウォーク』を開催しており、安心安全を確保した上で(流氷に乗るのを)体験できる」と話します。
*みんテレ2月16日OAのものです
*みんテレ2月16日OAのものです
流氷に乗る観光客が増えている
網走海上保安署によると、「流氷に乗っている人がいる」という市民からの通報は例年1~2件でしたが、今年はすでに7件を超えています。
コロナ禍が明け、観光客が増加したことで通報が増えたとみられています。
コロナ禍が明け、観光客が増加したことで通報が増えたとみられています。
こちらは2月11日に撮影され、動画投稿サイトにアップされた映像。
チャンネルの管理人によると、約10人の観光客が写真や動画を撮るなど、流氷の上ではしゃいでいたんだそう。
日本人だけではなく中華圏からの観光客もいたといいます。
チャンネルの管理人によると、約10人の観光客が写真や動画を撮るなど、流氷の上ではしゃいでいたんだそう。
日本人だけではなく中華圏からの観光客もいたといいます。
実際に網走市の海岸を取材してみると、観光客の姿がありました。
日本語・英語・中国語での注意書きがあるにもかかわらず、次々と流氷に足を踏み入れていきます。
番組ディレクターが「戻った方が良い」と呼びかけると、観光客は「流氷の下が陸地だったため、安全と判断して乗った」と説明しました。
日本語・英語・中国語での注意書きがあるにもかかわらず、次々と流氷に足を踏み入れていきます。
番組ディレクターが「戻った方が良い」と呼びかけると、観光客は「流氷の下が陸地だったため、安全と判断して乗った」と説明しました。
「正面の大きな塊の流氷がある辺りは砂浜に打ちあがった流氷で、下は砂浜になっている」と話すのは、網走市観光商工部の田端光雄さん。
しかしそこから先は、どこまでが砂浜か海か、なかなか判断するのは難しいといいます。
落ちたら15分で致命的
安全な場所で海の水温を測ってみると、氷点下0.1度。
もし流氷から海に落ちたらどうなるのでしょうか。
もし流氷から海に落ちたらどうなるのでしょうか。
「今の海水温だと、落水してから15分もあれば致命的」と話すのは、網走海上保安署の行地明男署長。
「ヘリコプターによるつり上げが救助では基本になるが、1時間くらいは要するのでかなり厳しいと思う」と話します。
「ヘリコプターによるつり上げが救助では基本になるが、1時間くらいは要するのでかなり厳しいと思う」と話します。
さらに今は、昔に比べて落下の危険性が高まっています。
流氷の厚さは50年前には50センチから1メートルほどあったといいますが、現在は温暖化の影響により20センチまで薄くなっているところも。
流氷が崩れ、落下する危険性が高まっているのです。
流氷の厚さは50年前には50センチから1メートルほどあったといいますが、現在は温暖化の影響により20センチまで薄くなっているところも。
流氷が崩れ、落下する危険性が高まっているのです。
地元が一丸となって事故防止
民間も協力して、流氷に乗ることの危険を発信しています。
「知床では以前、悲しい観光船の事故もあったので、そういう事故を起こしたくない思いから声をかけている」と話すのは、『知床第一ホテル』の高田翔平支配人。
「知床では以前、悲しい観光船の事故もあったので、そういう事故を起こしたくない思いから声をかけている」と話すのは、『知床第一ホテル』の高田翔平支配人。
「専用のドライスーツを着用し、ガイド会社が『流氷ウォーク』を開催しており、安心安全を確保した上で(流氷に乗るのを)体験できる」と話します。
*みんテレ2月16日OAのものです
*みんテレ2月16日OAのものです
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