"1匹18円"高級魚となった「サンマ」札幌市内の鮮魚店「売れば売るほど損…」

秋の味覚「サンマ」。

かつては"庶民の味方"と言われたサンマは近年高値が続き、高級魚となりつつあります。

今年の価格はどうなるのでしょうか？

"高級魚"サンマ初水揚げ

8月19日、1300km東の公海で漁をした小型船一隻が根室市の花咲港に戻り、694㎏のサンマを初水揚げしました。

水揚げが少なかったため、花咲市場の初競りでは1kgあたり14万400円と過去最高を更新。

1匹あたりに換算すると、約1万7000円と驚きの価格になりました。

振るわない水揚げを受け、8月21日に行われた札幌中央卸売市場の初競りでも、去年の約4倍の1kgあたり23万円の値がつきました。

1匹に換算すると約2万8000円です。

店頭での価格が注目されていましたが、札幌市内の『一和鮮魚店』ではサンマに1匹18円の値札が付けられていました。

「とても嬉しいですけど、お店が大丈夫か心配になります」と、お客さんも店の経営を気遣います。

「売れば売るほど損です」と話すのは、『一和鮮魚店』の木島和哉代表取締役。

「北海道の魚なので、広くみんなに食べてもらうには安く売るのが僕らの仕事なので安くしている」といいます。

今の時期はさっぱりとしてるのでお刺身で、脂が乗ってくれば塩焼きで食べるのがおすすめだそうですよ。

水産研究・教育機構によると、来遊量は過去最低だった去年並みになりそうですが、魚体は去年よりも大きめになるとのこと。

これからに期待ですね。

＊みんテレ8月21日OAのものです
（上記の情報は記事作成時点でのものです。
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