2022.3.23

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札幌発祥のパン専門店「HOKUO」閉店…43年の歴史に幕 最後の店舗にファン殺到

みんテレ

2022年3月、札幌発祥のパン専門店「HOKUO」の最後の1店舗が閉店を迎えます。

「とてもショック」との声が多く、閉店が決まってからも連日多くのお客さんの姿が…。

3月22日の閉店を決めているHOKUOですが、ファンの熱意が社長の“ある決意”を後押ししました。

2022年3月、HOKUOが43年の歴史に幕

「いらっしゃいませ、北欧へようこそ。21年間ありがとうございました」と、自ら店頭に立って接客する斉藤社長。

3月、HOKUO最後の1店舗が閉店します。
味と品質にこだわった焼き立てのパンが、多くの人を虜にしてきたHOKUO。

「ここの塩パンが大好きだった。最後のお店が閉店するのは、すごいショックでした」と悲しみの声も多く、閉店が決まった後にもお客さんが途絶えません。

そんなお客さんの声が、社長の決意を後押ししました。

こだわり抜いた生地で多くの人を魅了してきた

1979年に創業したHOKUO。最大で37店舗を構え、道内を代表するパン専門店に成長しました。

多くの人を魅了してきた理由の一つに、こだわり抜いた生地があります。

HOKUOの福田 智昭 製造部長によると「主に、上級の一等粉、強力粉に薄力粉をブレンドしている。一般的な生地より卵やマーガリンが多く、業界の言葉で言うと“リッチ”な生地を作っている」とのこと。
その生地をベースに、8時間の手間をかけ生まれたミルクパンのプルニエがHOKUOの原点です。

もともとHOKUOには、この1種類のパンしかありませんでした。当時、ミルクパンを食べたほかのパン屋から「これはケーキだ。パンではない」と非難をされたそうです。

実際に味わってみると、皮も生地もふわふわで、ほんのりした甘さが癖になるHOKUOらしさが感じられました。

コロナ禍で経営が悪化、3月で閉店を決意…

しかし、競争が激しくなるなかで2001年頃から経営が悪化。店舗数を減らしましたが、新型コロナウイルスが追い打ちをかけました。

原価率を徹底的に管理したり、値上げせず接客を改善したりなどにより、落ち込んだ売り上げはわずか1年で150%にV字回復。ですが残念ながら、3月末の契約満了を機に退くこととなりました。
HOKUOの閉店を聞いたお客さんたちは

「高校生のときなど、学校帰りによく来ていた。閉店だと聞いたので寄ってみた」
「子どもが“買って帰ろう”ということで来た。丸くてトマトのピザ風のパンは、亡くなった母が好きだった」

など、それぞれの思い出を語ります。

閉店の知らせから数日でお客さんが2割増え、その週の土曜日には160%、日曜日には220%ほどに増えたんだそう。

そんなお客さんの想いを受け、斉藤社長は「お客さんと会話をして、わざわざ遠方から来た人もいた。HOKUOは潰してはいけないのかなという風に変わった」と新たなHOKUOを作り上げる決意をしたといいます。

社長の新たな決意と今後の展望は?

「ここまで苦楽をともにしたから。くじけないタイプですから社長は」と優しく笑うのは、製造部長の福田さん。

斉藤社長は新しいHOKUOのイメージについて「店をいっぱい作って、子どもの頃から食べてきたんですと言われることが願い。多くの方から少しの儲けをいただくことで、地域に貢献し喜んでもらいたい」といいます。

現在、新店舗探しと新商品開発へ向けクラウドファンディングの立ち上げなどに奔走中。4月中旬にもまた、札幌で新たなHOKUOのパンが食べられるかもしれませんね。

*みんテレ3月17日OAのものです

2022年3月、HOKUOが43年の歴史に幕

「いらっしゃいませ、北欧へようこそ。21年間ありがとうございました」と、自ら店頭に立って接客する斉藤社長。

3月、HOKUO最後の1店舗が閉店します。
味と品質にこだわった焼き立てのパンが、多くの人を虜にしてきたHOKUO。

「ここの塩パンが大好きだった。最後のお店が閉店するのは、すごいショックでした」と悲しみの声も多く、閉店が決まった後にもお客さんが途絶えません。

そんなお客さんの声が、社長の決意を後押ししました。

こだわり抜いた生地で多くの人を魅了してきた

1979年に創業したHOKUO。最大で37店舗を構え、道内を代表するパン専門店に成長しました。

多くの人を魅了してきた理由の一つに、こだわり抜いた生地があります。

HOKUOの福田 智昭 製造部長によると「主に、上級の一等粉、強力粉に薄力粉をブレンドしている。一般的な生地より卵やマーガリンが多く、業界の言葉で言うと“リッチ”な生地を作っている」とのこと。
その生地をベースに、8時間の手間をかけ生まれたミルクパンのプルニエがHOKUOの原点です。

もともとHOKUOには、この1種類のパンしかありませんでした。当時、ミルクパンを食べたほかのパン屋から「これはケーキだ。パンではない」と非難をされたそうです。

実際に味わってみると、皮も生地もふわふわで、ほんのりした甘さが癖になるHOKUOらしさが感じられました。

コロナ禍で経営が悪化、3月で閉店を決意…

しかし、競争が激しくなるなかで2001年頃から経営が悪化。店舗数を減らしましたが、新型コロナウイルスが追い打ちをかけました。

原価率を徹底的に管理したり、値上げせず接客を改善したりなどにより、落ち込んだ売り上げはわずか1年で150%にV字回復。ですが残念ながら、3月末の契約満了を機に退くこととなりました。
HOKUOの閉店を聞いたお客さんたちは

「高校生のときなど、学校帰りによく来ていた。閉店だと聞いたので寄ってみた」
「子どもが“買って帰ろう”ということで来た。丸くてトマトのピザ風のパンは、亡くなった母が好きだった」

など、それぞれの思い出を語ります。

閉店の知らせから数日でお客さんが2割増え、その週の土曜日には160%、日曜日には220%ほどに増えたんだそう。

そんなお客さんの想いを受け、斉藤社長は「お客さんと会話をして、わざわざ遠方から来た人もいた。HOKUOは潰してはいけないのかなという風に変わった」と新たなHOKUOを作り上げる決意をしたといいます。

社長の新たな決意と今後の展望は?

「ここまで苦楽をともにしたから。くじけないタイプですから社長は」と優しく笑うのは、製造部長の福田さん。

斉藤社長は新しいHOKUOのイメージについて「店をいっぱい作って、子どもの頃から食べてきたんですと言われることが願い。多くの方から少しの儲けをいただくことで、地域に貢献し喜んでもらいたい」といいます。

現在、新店舗探しと新商品開発へ向けクラウドファンディングの立ち上げなどに奔走中。4月中旬にもまた、札幌で新たなHOKUOのパンが食べられるかもしれませんね。

*みんテレ3月17日OAのものです

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