2022.1.10

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トレンド発信の聖地「4プラ」閉店!50年の歴史…札幌中心部の“再開発 高層ビルも続々

新幹線の札幌延伸に2度目のオリンピック誘致もあり、札幌を中心とした再開発計画が進んでいます。生まれ変わろうとする札幌で、北海道の若者にトレンドを発信し続けてきた4プラが閉店することに…。

今回は、閉店まで1ヵ月を切った4プラの歴史を振り返るとともに、再開発ラッシュが進む札幌で今何が起こっているのかを見ていきます。

若者にトレンドを発信し続けた4プラ

新幹線の札幌延伸が予定されている2030年に向けて、ビルの建て替えが進む札幌中心部。

新しい建物が増える一方で、「4プラ」の愛称で親しまれた札幌・大通地区のファッションビル「4丁目プラザ」が1月末の閉店を予定しています。理由は、建物の老朽化と耐震性の問題です。

4プラ最後の初売りには、別れを惜しむように道内各地から多くの人の姿が。「行くところがなくなっちゃうので悲しい」や「なくなるのはすごく悲しいですね」など惜しむ声が寄せられました。
開業から50年を振り返る冊子の制作を手掛けた出版社社長でエッセイストの和田由美さんは下記の通り語ります。

「1972年2月の札幌冬季五輪の前、駅前通りに小さなお店が並んでいたところを全部ビル化していった。小さな店は入居する場所が少なくなるので、ビルを建てて入居する形に。それが4プラにつながっていく」

当時、喫茶店や新聞社、証券会社などが立ち並んだ十字街の一角も道路の幅を広げる工事の対象に。そこで地権者が共同でビルを建設し、当時はまだ珍しかったファッションビルの「4丁目プラザ」が誕生したのです。
雑貨店や飲食店に加え、ファッションに特化してテナントで最先端の流行を発信し、多くの若者が集まった4プラ。

和田さんは「お芝居を始めたりコンサートをしたり、ギャラリーとして使ったり。ファッションだけじゃなくて文化の集まるところでもあった」とも語ります。
1977年、1坪1万円で店を出せる自由市場を設置し「4プラホール」を併設。ここが、文化の拠点となりました。

当時4プラで働いていた飯塚優子さんは、その頃特に人気を集めていたイベントは演劇だったと振り返ります。

流行を求めて若者が集うだけでなく、芸術作品を発表する力試しの場、交流の場として幅広い年代から親しまれてきたそう。

すでに4プラの閉店まで1ヵ月を切りましたが、跡地の利用については検討が続いています。

パセオやエスタも閉店を予定

4プラだけでなく、JR札幌駅に隣接する商業施設「パセオ」も9月末の閉店が決まっています。2022年初売りのJRタワーバーゲンには、開店前から多くの人が列を作り、洋服や雑貨などを買い求める姿が見られました。

パセオに隣接するエスタも、2023年夏に閉店。やはり、北海道新幹線の新駅建設工事が影響しています。今後は大小合わせて、10件ほどのビルが新設される見通しです。

その一方で、新しい建物も続々と…

新しくできる建物としては、大通公園の南側で2022年の秋に商業施設の「イケウチゲート」が開業を予定しているほか、2023年には狸小路に建設中の水族館を併設した高層マンションも。ススキノには、映画館やホテルを整備した商業ビルが相次いでオープンします。

歴史に幕を下ろすビルがある一方で、新しく生まれ変わる建物も続々。これからどのように札幌が生まれ変わるのか、今後の動向から目が離せません。

*みんテレ1月4日OAのものです

若者にトレンドを発信し続けた4プラ

新幹線の札幌延伸が予定されている2030年に向けて、ビルの建て替えが進む札幌中心部。

新しい建物が増える一方で、「4プラ」の愛称で親しまれた札幌・大通地区のファッションビル「4丁目プラザ」が1月末の閉店を予定しています。理由は、建物の老朽化と耐震性の問題です。

4プラ最後の初売りには、別れを惜しむように道内各地から多くの人の姿が。「行くところがなくなっちゃうので悲しい」や「なくなるのはすごく悲しいですね」など惜しむ声が寄せられました。
開業から50年を振り返る冊子の制作を手掛けた出版社社長でエッセイストの和田由美さんは下記の通り語ります。

「1972年2月の札幌冬季五輪の前、駅前通りに小さなお店が並んでいたところを全部ビル化していった。小さな店は入居する場所が少なくなるので、ビルを建てて入居する形に。それが4プラにつながっていく」

当時、喫茶店や新聞社、証券会社などが立ち並んだ十字街の一角も道路の幅を広げる工事の対象に。そこで地権者が共同でビルを建設し、当時はまだ珍しかったファッションビルの「4丁目プラザ」が誕生したのです。
雑貨店や飲食店に加え、ファッションに特化してテナントで最先端の流行を発信し、多くの若者が集まった4プラ。

和田さんは「お芝居を始めたりコンサートをしたり、ギャラリーとして使ったり。ファッションだけじゃなくて文化の集まるところでもあった」とも語ります。
1977年、1坪1万円で店を出せる自由市場を設置し「4プラホール」を併設。ここが、文化の拠点となりました。

当時4プラで働いていた飯塚優子さんは、その頃特に人気を集めていたイベントは演劇だったと振り返ります。

流行を求めて若者が集うだけでなく、芸術作品を発表する力試しの場、交流の場として幅広い年代から親しまれてきたそう。

すでに4プラの閉店まで1ヵ月を切りましたが、跡地の利用については検討が続いています。

パセオやエスタも閉店を予定

4プラだけでなく、JR札幌駅に隣接する商業施設「パセオ」も9月末の閉店が決まっています。2022年初売りのJRタワーバーゲンには、開店前から多くの人が列を作り、洋服や雑貨などを買い求める姿が見られました。

パセオに隣接するエスタも、2023年夏に閉店。やはり、北海道新幹線の新駅建設工事が影響しています。今後は大小合わせて、10件ほどのビルが新設される見通しです。

その一方で、新しい建物も続々と…

新しくできる建物としては、大通公園の南側で2022年の秋に商業施設の「イケウチゲート」が開業を予定しているほか、2023年には狸小路に建設中の水族館を併設した高層マンションも。ススキノには、映画館やホテルを整備した商業ビルが相次いでオープンします。

歴史に幕を下ろすビルがある一方で、新しく生まれ変わる建物も続々。これからどのように札幌が生まれ変わるのか、今後の動向から目が離せません。

*みんテレ1月4日OAのものです

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