2020.7.22

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幸せのケーキはこれ!2人の師匠のこだわり♡スイートハートナンポ

南保圭佐さん

今回紹介するパティシエは、少し面白い経歴を持った南保圭佐さん。

2018年に札幌市中央区の桑園で開店した「スイートハート ナンポ」のオーナーです。
18歳の時、何もやりたいことがなくて、アルバイトで「きのとや」に勤めた南保さん。
工場でベイクドチーズケーキの仕込みをやっていた時、たまたま日本スイーツ界のトップ5の一人、「エス コヤマ」の小山進さんが視察で来店していたそう。
 
その時小山さんは、南保さんがお菓子を作っている姿を見て「お前、筋がいいからパティシエになった方がいいよ」と声をかけてくれ、そのことがきっかけで、一流パティシエになりたいという気持ちになったんですって!

ワインとチーズのマリアージュが素晴らしい♡ぶどうを象ったグランプリ受賞タルト

「ちょっとの幸せをお客さんに届けるために、全力を尽くす」と、南保さん。
そんな思いを形にしたのが、こちらの「さっぽろチーズワイナリー」。
さっぽろスイーツコンペティション2014において生菓子部門でグランプリに輝いたケーキです。 
さっぽろスイーツのテーマは「道産食材を使う」こと。
「これはクリームチーズのタルトなんですけど、形が普通だったら面白くないなと思って、クリームチーズの絞り方で悩みましたね。この形は実は逆さになったぶどうのイメージなんですよ」と、当時のことを思い返しながら話す南保さん。
ラーメン屋さんで「なると」を見た時、「ギザギザにしたら形も面白いし、(上に赤ワインのジュレをかけようと思っていたので)ジュレもうまく掛けられるかも」と思いついたんですって。
それから、どう「なると」のギザギザを作るか試行錯誤して、何度も形を変えて、球状で凹凸をつけたら、ジュレがしっかり下に落ちずに掛けられると気づいたそう。
「はじめは、自らの出身地・東川町のワインを赤ワインジュレに使用するつもりでした」と、南保さん。
しかし、東川町のワインは使うことができず、飲み比べて吟味した結果、ライトだけど香りが華やかな十勝の池田町の「清見」を使用することに。チーズの香りに負けず、スイーツにいいと感じたことが決め手となりました。
赤ワインジュレには、道産のアロニアも使用しています。

背景には偉大な恩師の存在が!飛び込み修行から始まったパティシエへの道

「さっぽろチーズワイナリー」の製作で採用した絞るクリームチーズのヒントは、これまた南保さんの経歴において大きな影響を与えた、日本を代表するパティシエ、「デフェール」の初代シェフ・安食雄二さんの「プランタン」という、ベリーとレアチーズのタルトから。  
「とにかく、安食さんの作るケーキは食べた時の味のバランスが凄い」と、絶賛する南保さん。
上にのるベリーとレアチーズを一緒に食べた時に感じたマリアージュに衝撃を受け、とても感動したことは今も忘れないといいます。
南保さんのケーキ作りのスタイルは、安食さんの「味のバランス」、小山さんの「地元食材を大切にする」という、2人の恩師の考えを融合させたもの。 
 
プランタンのようなケーキが作りたいと思い、「北海道でやるならクリームチーズだな」と、構想段階から北海道らしく、自分らしくアレンジしを加えていきました。
安食さんの作るケーキは、いわば南保さんのケーキづくりの源流。
 
「ケーキを作るなら東京に行こう」と思い、あてもなく上京した南保さんは、たまたま見た雑誌に出ていた安食さんのデフェールの記事を見て、すぐにケーキを食べに行きました。
何を食べてもおいしくて、「デフェールに入れて下さい」と、南保さんは安食さんに直談判。
はじめは断られたけれど、半年間ずっと通い続けた結果、たまたま空きが出て「一週間お前の腕前を判断する」と言われ、ケーキを作らせてもらう機会がようやくやってきました。
はじめは思うように全くできず、挫折を味わいましたが、安食さんに「ウチで一から叩きなおす」と言われ、正式に雇ってもらえたそう。
その後、デフェールから安食さんが独立し「スイーツガーデン アジキ」を立ち上げるにあたり、南保さんも一緒に移籍しました。

2人の恩師から学んだこだわりを大切に♪こだわり道産食材で作るロールケーキ

日々の暮らしの中のおやつとしての定番ケーキがロールケーキだと思い、最高においしいロールケーキを作ろうと思った南保さん。
 
安食ロールという、シフォン生地に生クリーム、カスタードクリームという、シンプルながらも食べた時に感動を覚えた安食さんのケーキ。
そして、小山ロールは、地元の食材を生かしたケーキ。
こうして考案された「南保ロール」は、衝撃を受けた2つのロールケーキをリスペクトして、6年かけてアレンジして作りました。
小山イズムを継承し、可能な限り道産食材にこだわってケーキを作る南保さん。
卵は江別の純国産地鶏もみじが生む希少価値の高い赤卵を、小麦は十勝のきたほなみを使用。もちろん牛乳、バター、生クリームも十勝産です。

夏限定のおいしさ♡追分産赤肉メロンを使ったショートケーキ

良質の道産食材が詰まった、この夏限定のケーキがあります。珍しいメロンのショートケーキです。
使っているメロンは赤肉のもの。
赤肉と言えば夕張のイメージが強いのですが、南保さんがケーキにつかうのは追分産のメロンです。市場で働く方が「甘くてうまい」と絶賛する赤肉メロンで、皮の際まで甘く、糖度が高いんです。

煎茶とピスタチオの相性が抜群!トゥンカロンをイメージして作った映えスイーツ

南保さんが作るケーキの中に、道産食材と本州の食材をコラボして作ったケーキがあります。
それは、こちらの「りきゅう」というケーキ。
流行りの、韓国風マカロン・トゥンカロンをイメージして作りました。
製作するときに思い出したのが、静岡県出身の知り合いに飲ませてもらった「つゆひかり」のこと。
淹れてもらったお茶を飲んでとても美味しいと感じたため、マカロン部分にはつゆひかりの粉末を使用しています。
中身には、イタリア産ピスタチオのクリームを。緑茶の苦みとの相性も抜群です♡

ごだわるのはケーキだけじゃない☆店内ではパンも販売中

スイートハーツ ナンポでは、自家製のパンも販売しています。
南保さんはプライベートと仕事で2回フランスに行ったことがあり、フランスではどのお店でもケーキとパンが一緒に売られていることが当たり前なんですって。
桑園の地域にも、パンとケーキを一緒に販売しているお店があれば…と思い、始めたそうです。
「ケーキ屋ですけど、パンもしっかり作っています」と、南保さんは笑顔を見せていました。


 
2018年に札幌市中央区の桑園で開店した「スイートハート ナンポ」のオーナーです。
18歳の時、何もやりたいことがなくて、アルバイトで「きのとや」に勤めた南保さん。
工場でベイクドチーズケーキの仕込みをやっていた時、たまたま日本スイーツ界のトップ5の一人、「エス コヤマ」の小山進さんが視察で来店していたそう。
 
その時小山さんは、南保さんがお菓子を作っている姿を見て「お前、筋がいいからパティシエになった方がいいよ」と声をかけてくれ、そのことがきっかけで、一流パティシエになりたいという気持ちになったんですって!

ワインとチーズのマリアージュが素晴らしい♡ぶどうを象ったグランプリ受賞タルト

「ちょっとの幸せをお客さんに届けるために、全力を尽くす」と、南保さん。
そんな思いを形にしたのが、こちらの「さっぽろチーズワイナリー」。
さっぽろスイーツコンペティション2014において生菓子部門でグランプリに輝いたケーキです。 
さっぽろスイーツのテーマは「道産食材を使う」こと。
「これはクリームチーズのタルトなんですけど、形が普通だったら面白くないなと思って、クリームチーズの絞り方で悩みましたね。この形は実は逆さになったぶどうのイメージなんですよ」と、当時のことを思い返しながら話す南保さん。
ラーメン屋さんで「なると」を見た時、「ギザギザにしたら形も面白いし、(上に赤ワインのジュレをかけようと思っていたので)ジュレもうまく掛けられるかも」と思いついたんですって。
それから、どう「なると」のギザギザを作るか試行錯誤して、何度も形を変えて、球状で凹凸をつけたら、ジュレがしっかり下に落ちずに掛けられると気づいたそう。
「はじめは、自らの出身地・東川町のワインを赤ワインジュレに使用するつもりでした」と、南保さん。
しかし、東川町のワインは使うことができず、飲み比べて吟味した結果、ライトだけど香りが華やかな十勝の池田町の「清見」を使用することに。チーズの香りに負けず、スイーツにいいと感じたことが決め手となりました。
赤ワインジュレには、道産のアロニアも使用しています。

背景には偉大な恩師の存在が!飛び込み修行から始まったパティシエへの道

「さっぽろチーズワイナリー」の製作で採用した絞るクリームチーズのヒントは、これまた南保さんの経歴において大きな影響を与えた、日本を代表するパティシエ、「デフェール」の初代シェフ・安食雄二さんの「プランタン」という、ベリーとレアチーズのタルトから。  
「とにかく、安食さんの作るケーキは食べた時の味のバランスが凄い」と、絶賛する南保さん。
上にのるベリーとレアチーズを一緒に食べた時に感じたマリアージュに衝撃を受け、とても感動したことは今も忘れないといいます。
南保さんのケーキ作りのスタイルは、安食さんの「味のバランス」、小山さんの「地元食材を大切にする」という、2人の恩師の考えを融合させたもの。 
 
プランタンのようなケーキが作りたいと思い、「北海道でやるならクリームチーズだな」と、構想段階から北海道らしく、自分らしくアレンジしを加えていきました。
安食さんの作るケーキは、いわば南保さんのケーキづくりの源流。
 
「ケーキを作るなら東京に行こう」と思い、あてもなく上京した南保さんは、たまたま見た雑誌に出ていた安食さんのデフェールの記事を見て、すぐにケーキを食べに行きました。
何を食べてもおいしくて、「デフェールに入れて下さい」と、南保さんは安食さんに直談判。
はじめは断られたけれど、半年間ずっと通い続けた結果、たまたま空きが出て「一週間お前の腕前を判断する」と言われ、ケーキを作らせてもらう機会がようやくやってきました。
はじめは思うように全くできず、挫折を味わいましたが、安食さんに「ウチで一から叩きなおす」と言われ、正式に雇ってもらえたそう。
その後、デフェールから安食さんが独立し「スイーツガーデン アジキ」を立ち上げるにあたり、南保さんも一緒に移籍しました。

2人の恩師から学んだこだわりを大切に♪こだわり道産食材で作るロールケーキ

日々の暮らしの中のおやつとしての定番ケーキがロールケーキだと思い、最高においしいロールケーキを作ろうと思った南保さん。
 
安食ロールという、シフォン生地に生クリーム、カスタードクリームという、シンプルながらも食べた時に感動を覚えた安食さんのケーキ。
そして、小山ロールは、地元の食材を生かしたケーキ。
こうして考案された「南保ロール」は、衝撃を受けた2つのロールケーキをリスペクトして、6年かけてアレンジして作りました。
小山イズムを継承し、可能な限り道産食材にこだわってケーキを作る南保さん。
卵は江別の純国産地鶏もみじが生む希少価値の高い赤卵を、小麦は十勝のきたほなみを使用。もちろん牛乳、バター、生クリームも十勝産です。

夏限定のおいしさ♡追分産赤肉メロンを使ったショートケーキ

良質の道産食材が詰まった、この夏限定のケーキがあります。珍しいメロンのショートケーキです。
使っているメロンは赤肉のもの。
赤肉と言えば夕張のイメージが強いのですが、南保さんがケーキにつかうのは追分産のメロンです。市場で働く方が「甘くてうまい」と絶賛する赤肉メロンで、皮の際まで甘く、糖度が高いんです。

煎茶とピスタチオの相性が抜群!トゥンカロンをイメージして作った映えスイーツ

南保さんが作るケーキの中に、道産食材と本州の食材をコラボして作ったケーキがあります。
それは、こちらの「りきゅう」というケーキ。
流行りの、韓国風マカロン・トゥンカロンをイメージして作りました。
製作するときに思い出したのが、静岡県出身の知り合いに飲ませてもらった「つゆひかり」のこと。
淹れてもらったお茶を飲んでとても美味しいと感じたため、マカロン部分にはつゆひかりの粉末を使用しています。
中身には、イタリア産ピスタチオのクリームを。緑茶の苦みとの相性も抜群です♡

ごだわるのはケーキだけじゃない☆店内ではパンも販売中

スイートハーツ ナンポでは、自家製のパンも販売しています。
南保さんはプライベートと仕事で2回フランスに行ったことがあり、フランスではどのお店でもケーキとパンが一緒に売られていることが当たり前なんですって。
桑園の地域にも、パンとケーキを一緒に販売しているお店があれば…と思い、始めたそうです。
「ケーキ屋ですけど、パンもしっかり作っています」と、南保さんは笑顔を見せていました。


 

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