2020.1.30

ニュース

テレビ初登場!笑顔が素敵な夫婦が営む和食の名店「いそしぎ」

今回の主役は、笑顔が素敵なご夫婦。2人を見ているだけで、気持ちがほっこりしてしまう。
石狩市花川の住宅街にひっそりとたたずむ、今年で創業して40年という定食屋さん「いそしぎ」です。

二人の人柄に惹かれ、昼食時は常に満席です。
お客さんの大半が料理だけではなく、お父さんとお母さんとの会話を楽しみに来る人もいます。
20年以上通う客:「親しみやすいご夫婦なので、疲れた時には顔を出します。食事だけでなく気持ち的にもやすらぎを与えてくれるんです。気持ちがこもっているから味覚に伝わってくるのかな?」
この店の最大の魅力は、一級調理人の資格を持つご主人の料理の確かさと、ボリュームにあるようです。
ご主人の細田順二さんは、中学卒業後、すぐに東京の和食の名店や札幌の老舗寿司割烹のお店で修業。
そして、現在の料理スタイルの基盤となっているのが、昔あった電電公社の寮の厨房を任されたことと言います。
 
順二さん:(電電公社の)宴会は約80人いて、宴会料理を一人で作っていました。
 
それを手伝っていた一人が奥さんの“みね子さん”だったそうで…。
 
廣岡アナ:「(順二さんを)カッコいいと思って!?」
みね子さん:「そうですね」

料理の探求心を忘れない!既製品は使わず、すべて手作り

順二さん:「他の店では、やらないことをやるように心がけています。それは決して手間ではありません。時間をかけなければ仕込みにならない。地道にやること!それがおいしさにつながる」

冷蔵庫から大きな『塊』を取り出すとそれは…!?

豚肉ロースでした。
 
順二さん:「特製焼き肉を作りましょう!焼肉の場合、自分でカットした方がおいしいんです。1回ごと(250g)にカットするんですよ。」
北川さん:「お肉に細かく切り込みを入れるんですね。」
順二さん:「何かに漬けたら柔らかくなるという考えは捨てたほうがイイ!」
北川さん:(調理中に)「焼肉に“おろし?”え~っ」
 
二人はもうすっかり、順二さんの動きに興味津々。果たしてどんな焼肉ができるのでしょうか?
 
大根は、季節や部位によって料理で使い分けていて、冬から春にかけては「雪の下大根」、夏から秋にかけては「青首大根」を使っています。
順二さん:「お肉を美味しく食べるんだったら、甘みのある上の部分を使うし、下の部分は辛みがあるので『焼き魚』に合うんですよ」
 
北川さん:「すごいボリュームですね。これはどんな思いで?」
順二さん:「2人でやっているので、料理を出すのが遅いことへの“お詫びの気持ち”です。お客さんに喜んでもらいたくて…」
順二さんとみね子さんの優しさが料理から伝わってきますね。
 
北川さん:「(食べてみると)甘い!そして、さっぱりと食べられる。250gもペロッとイケちゃうかも…。大根おろしも絶妙な甘じょっぱさで脂に合う。パクパクいっちゃう。恐ろしいメニューですね。」
順二さん:「だから脂身のある部分を使いたいんです。大根おろしと混ぜるタレは、しょう油ベースで…あとは企業秘密!」
 
そりゃそうですよ。順二さんが生み出した秘伝の味ですからね。
でも順二さんは、なぜこういう食べさせ方を思いついたのでしょう。じつは和食をずっとやってきたからのようです。
こちらの小鉢の三つ葉も絶品!自ら山に登って採ってきてるんですって。華がつおでとったダシに、しょう油とみりんを混ぜ、沸騰させ、冷ましたものに湯がいた三つ葉を加え、1日浸しているので、塩分が控えめだから美味しさが出ている。小鉢一つにも手間をかけているんですね。

廣岡アナに和食店らしからぬ専門店顔負けの名物料理が!

廣岡アナに提供されたのは、「カツカレーライス」。さっそく食べてみると…
 
廣岡アナ:「香りがスパイシー!スパイスも良いけど、甘さ、酸味、そして辛い!本格的過ぎてスゴイ」
順二さん:「辛くすれば、あまり注文がないのでは?と思ったんだけど…。これも100%手作りですよ!」
 
それもそのはず。このカレーが生まれたのには、こんな努力があったんです。料亭で見習いだった若い頃、空き時間を使って洋食屋さんに習いに行って覚えたというんです。
カレーのルーを作るのに混ぜているのは、カレー粉、小麦粉のほかに、韓国とうがらし、ケチャップ、中濃ソースなど。そして…
 
順二さん:「隠し味も入っている…(中身は秘密だけど)これを入れると味が変わるんですよ!」
 
その隠し味は、“カレーには欠かせない食材のタレ”とだけ明かすことを許して
もらいました。
スープを作るのはみね子さんが担当。カレーを作るには、まず“ラーメンのスープを作らないとダメ!”という、みね子さん。
 
アク抜きと殺菌をするために、あらかじめ煮だした、豚骨、鶏ガラ、鶏の骨と、タマネギ、ニンニク、生姜を合わせ、3時間ほど中火でコトコト煮て作ります。これも手間がかかっているんですね。
廣岡アナ:「カツカレーのカツは、衣のサクサク感が残るくらいの厚さにしているのも美味しさを引き立ててる。驚きです!」
 
こちらは、油で揚げるので、先程の豚ロースの塊肉の”脂身の少ない方”を使っています。こちらも分厚い!
廣岡アナ:「カレー好きの方、『石狩に集まれ』って感じですね!」(笑)
順二さん:「ありがたいです。」
 
北川さん:「これだけ、いろいろやってて、まだ何かしたいことありますか?」
順二さん:「変わった食材が入ったとき、『さあ、何をしようかな』と、スイッチが入りますね」
 
新しい料理に取り組むときは、まず自分で作って食べてみて、お客さんにも感想を聞いてみることを心掛けているんですって。
じつは、ガンを患ってから疲れるのが早いなと感じるという順二さん。それでも「一生懸命、何か考えていられればいいんです!それで満足です。」
 
みね子さん:「(順二さんに)いつまでも元気でいてもらって、お客さんに喜んでもらえる料理を長く作り続けて欲しいです。」
 
これからも、ワクワクするような料理で、お客さんを喜ばせてください。
 
 
★いそしぎ特製 焼肉定食 940円
★名物料理 カツカレーライス(辛口) 820円
※税込価格
 
 
 
【お食事の店 いそしぎ】
住所:石狩市花川南4条2丁目102
営業時間
ランチ:午前11時~午後2時30分
ディナー:午後5時~午後7時30分
TEL:0133-73-0709
定休日:日曜日
 
(2020年1月9日放送「みんテレ」より)
二人の人柄に惹かれ、昼食時は常に満席です。
お客さんの大半が料理だけではなく、お父さんとお母さんとの会話を楽しみに来る人もいます。
20年以上通う客:「親しみやすいご夫婦なので、疲れた時には顔を出します。食事だけでなく気持ち的にもやすらぎを与えてくれるんです。気持ちがこもっているから味覚に伝わってくるのかな?」
この店の最大の魅力は、一級調理人の資格を持つご主人の料理の確かさと、ボリュームにあるようです。
ご主人の細田順二さんは、中学卒業後、すぐに東京の和食の名店や札幌の老舗寿司割烹のお店で修業。
そして、現在の料理スタイルの基盤となっているのが、昔あった電電公社の寮の厨房を任されたことと言います。
 
順二さん:(電電公社の)宴会は約80人いて、宴会料理を一人で作っていました。
 
それを手伝っていた一人が奥さんの“みね子さん”だったそうで…。
 
廣岡アナ:「(順二さんを)カッコいいと思って!?」
みね子さん:「そうですね」

料理の探求心を忘れない!既製品は使わず、すべて手作り

順二さん:「他の店では、やらないことをやるように心がけています。それは決して手間ではありません。時間をかけなければ仕込みにならない。地道にやること!それがおいしさにつながる」

冷蔵庫から大きな『塊』を取り出すとそれは…!?

豚肉ロースでした。
 
順二さん:「特製焼き肉を作りましょう!焼肉の場合、自分でカットした方がおいしいんです。1回ごと(250g)にカットするんですよ。」
北川さん:「お肉に細かく切り込みを入れるんですね。」
順二さん:「何かに漬けたら柔らかくなるという考えは捨てたほうがイイ!」
北川さん:(調理中に)「焼肉に“おろし?”え~っ」
 
二人はもうすっかり、順二さんの動きに興味津々。果たしてどんな焼肉ができるのでしょうか?
 
大根は、季節や部位によって料理で使い分けていて、冬から春にかけては「雪の下大根」、夏から秋にかけては「青首大根」を使っています。
順二さん:「お肉を美味しく食べるんだったら、甘みのある上の部分を使うし、下の部分は辛みがあるので『焼き魚』に合うんですよ」
 
北川さん:「すごいボリュームですね。これはどんな思いで?」
順二さん:「2人でやっているので、料理を出すのが遅いことへの“お詫びの気持ち”です。お客さんに喜んでもらいたくて…」
順二さんとみね子さんの優しさが料理から伝わってきますね。
 
北川さん:「(食べてみると)甘い!そして、さっぱりと食べられる。250gもペロッとイケちゃうかも…。大根おろしも絶妙な甘じょっぱさで脂に合う。パクパクいっちゃう。恐ろしいメニューですね。」
順二さん:「だから脂身のある部分を使いたいんです。大根おろしと混ぜるタレは、しょう油ベースで…あとは企業秘密!」
 
そりゃそうですよ。順二さんが生み出した秘伝の味ですからね。
でも順二さんは、なぜこういう食べさせ方を思いついたのでしょう。じつは和食をずっとやってきたからのようです。
こちらの小鉢の三つ葉も絶品!自ら山に登って採ってきてるんですって。華がつおでとったダシに、しょう油とみりんを混ぜ、沸騰させ、冷ましたものに湯がいた三つ葉を加え、1日浸しているので、塩分が控えめだから美味しさが出ている。小鉢一つにも手間をかけているんですね。

廣岡アナに和食店らしからぬ専門店顔負けの名物料理が!

廣岡アナに提供されたのは、「カツカレーライス」。さっそく食べてみると…
 
廣岡アナ:「香りがスパイシー!スパイスも良いけど、甘さ、酸味、そして辛い!本格的過ぎてスゴイ」
順二さん:「辛くすれば、あまり注文がないのでは?と思ったんだけど…。これも100%手作りですよ!」
 
それもそのはず。このカレーが生まれたのには、こんな努力があったんです。料亭で見習いだった若い頃、空き時間を使って洋食屋さんに習いに行って覚えたというんです。
カレーのルーを作るのに混ぜているのは、カレー粉、小麦粉のほかに、韓国とうがらし、ケチャップ、中濃ソースなど。そして…
 
順二さん:「隠し味も入っている…(中身は秘密だけど)これを入れると味が変わるんですよ!」
 
その隠し味は、“カレーには欠かせない食材のタレ”とだけ明かすことを許して
もらいました。
スープを作るのはみね子さんが担当。カレーを作るには、まず“ラーメンのスープを作らないとダメ!”という、みね子さん。
 
アク抜きと殺菌をするために、あらかじめ煮だした、豚骨、鶏ガラ、鶏の骨と、タマネギ、ニンニク、生姜を合わせ、3時間ほど中火でコトコト煮て作ります。これも手間がかかっているんですね。
廣岡アナ:「カツカレーのカツは、衣のサクサク感が残るくらいの厚さにしているのも美味しさを引き立ててる。驚きです!」
 
こちらは、油で揚げるので、先程の豚ロースの塊肉の”脂身の少ない方”を使っています。こちらも分厚い!
廣岡アナ:「カレー好きの方、『石狩に集まれ』って感じですね!」(笑)
順二さん:「ありがたいです。」
 
北川さん:「これだけ、いろいろやってて、まだ何かしたいことありますか?」
順二さん:「変わった食材が入ったとき、『さあ、何をしようかな』と、スイッチが入りますね」
 
新しい料理に取り組むときは、まず自分で作って食べてみて、お客さんにも感想を聞いてみることを心掛けているんですって。
じつは、ガンを患ってから疲れるのが早いなと感じるという順二さん。それでも「一生懸命、何か考えていられればいいんです!それで満足です。」
 
みね子さん:「(順二さんに)いつまでも元気でいてもらって、お客さんに喜んでもらえる料理を長く作り続けて欲しいです。」
 
これからも、ワクワクするような料理で、お客さんを喜ばせてください。
 
 
★いそしぎ特製 焼肉定食 940円
★名物料理 カツカレーライス(辛口) 820円
※税込価格
 
 
 
【お食事の店 いそしぎ】
住所:石狩市花川南4条2丁目102
営業時間
ランチ:午前11時~午後2時30分
ディナー:午後5時~午後7時30分
TEL:0133-73-0709
定休日:日曜日
 
(2020年1月9日放送「みんテレ」より)

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