2019.8.30

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熱烈!ファイターズファンが集う 50年続く名店「北海ぼん太」

熱烈なファイターズファンが集うことで有名な江別市野幌にある居酒屋「北海ぼん太」。実は、2019年で50周年を迎えた野幌で最も古いお店なんです。老舗の隠れメニューや家庭でもおいしくなる豆知識も教えてくれましたよ♪

「とりあえず、これ食べて!」 運ばれてきたのは…注文していない料理?!

まず店内に入ると、撮影に関係なく盛り上がるファイターズファンの熱気が!
「毎晩こんな感じなんだけど、お客さんお金払わないんですよ~」と冗談を交えながら話すのが、店主の荒木英助さん(78)。
荒木さんはなんと、【札幌の韓国料理店→浅草の定食屋や洋食店→箱根の高級レストラン→札幌の料亭→江別】を渡り歩き、フグの免許まで持っている多彩な経歴の持ち主。
 
そんなこちらのお店には、和・洋・中のバラエティーに富んだメニューがずらりと書かれてあります。そんな中から廣岡アナがまず気になったのが「世界一のザンギ」。
早速注文し、調理をしに行ったかと思いきや出てきたのはなんと別の料理!
荒木さん:「とりあえずね、松前焼き食べて。ザンギはね、作るのに3日かかるから(笑)」
 
こちらの松前焼きは、茶碗蒸しにヒントを得て、創業時から作られている海鮮たっぷりのご主人オリジナルメニュー。道南・松前産の昆布の上にたくさんのエビと野菜を乗せ、特製のダシを混ぜた15個もの玉子で包んで焼いているんです。せっかくなので温かいうちに頂く2人。
 
廣岡アナ:「昆布のダシがすごい!中にゴロゴロ海老が入っている…贅沢すぎる!」
 
荒木さん:「北海道は海産物が多いでしょ。昆布の香りを出して何かないかな~と思って考えていて。どうせ焼くなら、江別のキノコとアスパラを入れたらどうかなと思ったんですよ。茶碗蒸しは誰でも食べているけど、塩味で作るとお酒に合うんだよね」

ファンの声から生まれた「世界一のザンギ」とは?

さて、気になっていたザンギも3日経たずに運ばれてきました(笑)
北川さん:「衣にしっかり味がついていて、いい味ですね~!鶏もふわっと柔らかい。これ、結構漬け込んでいるんですか?」
 
荒木さん:「みんなそう言うんだわ(笑)でも、変に漬け込むとしつこくてくどい味になっちゃうから、(ザンギの衣は)卵は黄身を入れると焼けこげるから白身だけ使って、そこに、ニンニク・ショウガ・こしょう・酒・しょうゆ・片栗粉を入れて作っているんです」
 
揚げる前に衣を少し味見し、濃度によって時間や温度を計算しているという荒木さん。熟練された技によって作られるザンギの秘密を知った2人。「これ教えたら2万円ずつお金もらってるんだよ~」という冗談に一同大笑い!
そんな気さくな荒木さんが、このメニューに「世界一」と命名したのはこんな心温まるエピソードがあるんです。
 
荒木さん:「友達の家で法事があった時に料理を作って持っていったら、そこのお孫さんが“今日なんでぼん太さんのザンギこないの!?”と言ったと親から連絡があったんです。そこでもう一度作って持っていったら“ぼん太さんのザンギ世界一!”って言ってくれて。それがすごくうれしくて、勝手に「世界一」と付けたんです」

老舗の隠れメニュー登場!お家で出来ちゃう隠し技も…♪

「予定だったら、このテーブルの上は、ザンギしか乗っていないはずだった(笑)」と話しながら食べていると…。
荒木さん:「そこのまな板の上にできたやつなかったか?」
なんと隠しメニューの「ハンバーグ」が運ばれてきました!次から次へと運ばれてくる料理に廣岡アナも「予想外のことが起こってる!」と大興奮。早速ハンバーグをいただきます♪
 
北川さん:「ふわふわどころじゃないぐらいふわふわ!」
 
北川さんもびっくりのふわふわハンバーグには、嬉しいことに家庭でもすぐに真似できるわざが…!
 
荒木さん:「ウチはパン粉じゃなくて、食パンの耳を取った角食を牛乳に10分ほど浸して水気を切って加えるんです。そうすると、食べたときにジューシーでおいしいんですよ」

江別で初!特製ダレで食べる「ラムしゃぶ」が絶品!

待っている間も楽しんでもらおうと次々と提供してくれる荒木さん。そのため、2~3品頼む!と言われるのが大好きなんだそう。そこで、北川さんと廣岡アナに出してくれたのは、55年前に始めた前身の店からの人気メニュー、そして江別で初めて出されたという、北海道ならではのスペシャルな一品!
廣岡アナ:「タレが甘いゴマダレとは違う、さっぽりとしていて最高にあう!」
 
荒木さん:「店を始める前にススキノのしゃぶしゃぶ店に行ったんですけど、タレがポン酢で。じゃあ別ので考えるか!と思って作ったんです」
 
創業以来ずっと作っているという「ゴマみそだれ」、実は長年試作を重ねてようやく完成したものなんです。隠し味として、細かく砕いたピーナッツを加えることで、甘みと香ばしさを出し、味に深みを出しています。
 
また、江別産の「はるゆたか」という小麦を使ったシメのラーメンは、味噌ラーメンの親戚のような味わいになり絶品なんだとか♪
最後に、荒木さんが50年、店を支えてきてくれた江別の皆さんへの思いを語ってくれました。
 
荒木さん:「みんなが来てワイワイ応援して…。この江別が私の第2の故郷。本当に感謝しています。元々ファイターズファンは野球を全然知らない人たちだったけど、今ではその人たちが夢中になっていて“いいな~”と思っている。だからお金とかの問題じゃないんです。“今日は飲み食い無料でいいよ~!”とかもやっているからね。いまだにビルが建てられなくてここにいるんですよ(笑)」
ちなみに撮影当日は見事勝利!店内も大盛り上がりでした♪「ファイターズと仲間の人生とマスターと一緒の店。なくてはならないね!」と言わせるほど地元に愛される名店。
 
荒木さん:「奥さんは“100歳まで頑張りなさい”と言ってますね」
 
100歳まで頑張って、皆さんが楽しく集えるお店を守っていってくださいね。
【北海ぼん太】
住所:江別市野幌町57-9
営業時間:午後5時~午後11時
TEL:011-384-0422
定休日:なし
 
★松前焼き 4人前 3400円(1人前:850円)
★世界一のザンギ 3人前 1650円(1人前:550円)
★ハンバーグ 2人前 1800円(1人前:900円)
★ラムしゃぶ 2人前 2200円(1人前:1100円)
 
(2019年8月8日放送「みんテレ」より)

「とりあえず、これ食べて!」 運ばれてきたのは…注文していない料理?!

まず店内に入ると、撮影に関係なく盛り上がるファイターズファンの熱気が!
「毎晩こんな感じなんだけど、お客さんお金払わないんですよ~」と冗談を交えながら話すのが、店主の荒木英助さん(78)。
荒木さんはなんと、【札幌の韓国料理店→浅草の定食屋や洋食店→箱根の高級レストラン→札幌の料亭→江別】を渡り歩き、フグの免許まで持っている多彩な経歴の持ち主。
 
そんなこちらのお店には、和・洋・中のバラエティーに富んだメニューがずらりと書かれてあります。そんな中から廣岡アナがまず気になったのが「世界一のザンギ」。
早速注文し、調理をしに行ったかと思いきや出てきたのはなんと別の料理!
荒木さん:「とりあえずね、松前焼き食べて。ザンギはね、作るのに3日かかるから(笑)」
 
こちらの松前焼きは、茶碗蒸しにヒントを得て、創業時から作られている海鮮たっぷりのご主人オリジナルメニュー。道南・松前産の昆布の上にたくさんのエビと野菜を乗せ、特製のダシを混ぜた15個もの玉子で包んで焼いているんです。せっかくなので温かいうちに頂く2人。
 
廣岡アナ:「昆布のダシがすごい!中にゴロゴロ海老が入っている…贅沢すぎる!」
 
荒木さん:「北海道は海産物が多いでしょ。昆布の香りを出して何かないかな~と思って考えていて。どうせ焼くなら、江別のキノコとアスパラを入れたらどうかなと思ったんですよ。茶碗蒸しは誰でも食べているけど、塩味で作るとお酒に合うんだよね」

ファンの声から生まれた「世界一のザンギ」とは?

さて、気になっていたザンギも3日経たずに運ばれてきました(笑)
北川さん:「衣にしっかり味がついていて、いい味ですね~!鶏もふわっと柔らかい。これ、結構漬け込んでいるんですか?」
 
荒木さん:「みんなそう言うんだわ(笑)でも、変に漬け込むとしつこくてくどい味になっちゃうから、(ザンギの衣は)卵は黄身を入れると焼けこげるから白身だけ使って、そこに、ニンニク・ショウガ・こしょう・酒・しょうゆ・片栗粉を入れて作っているんです」
 
揚げる前に衣を少し味見し、濃度によって時間や温度を計算しているという荒木さん。熟練された技によって作られるザンギの秘密を知った2人。「これ教えたら2万円ずつお金もらってるんだよ~」という冗談に一同大笑い!
そんな気さくな荒木さんが、このメニューに「世界一」と命名したのはこんな心温まるエピソードがあるんです。
 
荒木さん:「友達の家で法事があった時に料理を作って持っていったら、そこのお孫さんが“今日なんでぼん太さんのザンギこないの!?”と言ったと親から連絡があったんです。そこでもう一度作って持っていったら“ぼん太さんのザンギ世界一!”って言ってくれて。それがすごくうれしくて、勝手に「世界一」と付けたんです」

老舗の隠れメニュー登場!お家で出来ちゃう隠し技も…♪

「予定だったら、このテーブルの上は、ザンギしか乗っていないはずだった(笑)」と話しながら食べていると…。
荒木さん:「そこのまな板の上にできたやつなかったか?」
なんと隠しメニューの「ハンバーグ」が運ばれてきました!次から次へと運ばれてくる料理に廣岡アナも「予想外のことが起こってる!」と大興奮。早速ハンバーグをいただきます♪
 
北川さん:「ふわふわどころじゃないぐらいふわふわ!」
 
北川さんもびっくりのふわふわハンバーグには、嬉しいことに家庭でもすぐに真似できるわざが…!
 
荒木さん:「ウチはパン粉じゃなくて、食パンの耳を取った角食を牛乳に10分ほど浸して水気を切って加えるんです。そうすると、食べたときにジューシーでおいしいんですよ」

江別で初!特製ダレで食べる「ラムしゃぶ」が絶品!

待っている間も楽しんでもらおうと次々と提供してくれる荒木さん。そのため、2~3品頼む!と言われるのが大好きなんだそう。そこで、北川さんと廣岡アナに出してくれたのは、55年前に始めた前身の店からの人気メニュー、そして江別で初めて出されたという、北海道ならではのスペシャルな一品!
廣岡アナ:「タレが甘いゴマダレとは違う、さっぽりとしていて最高にあう!」
 
荒木さん:「店を始める前にススキノのしゃぶしゃぶ店に行ったんですけど、タレがポン酢で。じゃあ別ので考えるか!と思って作ったんです」
 
創業以来ずっと作っているという「ゴマみそだれ」、実は長年試作を重ねてようやく完成したものなんです。隠し味として、細かく砕いたピーナッツを加えることで、甘みと香ばしさを出し、味に深みを出しています。
 
また、江別産の「はるゆたか」という小麦を使ったシメのラーメンは、味噌ラーメンの親戚のような味わいになり絶品なんだとか♪
最後に、荒木さんが50年、店を支えてきてくれた江別の皆さんへの思いを語ってくれました。
 
荒木さん:「みんなが来てワイワイ応援して…。この江別が私の第2の故郷。本当に感謝しています。元々ファイターズファンは野球を全然知らない人たちだったけど、今ではその人たちが夢中になっていて“いいな~”と思っている。だからお金とかの問題じゃないんです。“今日は飲み食い無料でいいよ~!”とかもやっているからね。いまだにビルが建てられなくてここにいるんですよ(笑)」
ちなみに撮影当日は見事勝利!店内も大盛り上がりでした♪「ファイターズと仲間の人生とマスターと一緒の店。なくてはならないね!」と言わせるほど地元に愛される名店。
 
荒木さん:「奥さんは“100歳まで頑張りなさい”と言ってますね」
 
100歳まで頑張って、皆さんが楽しく集えるお店を守っていってくださいね。
【北海ぼん太】
住所:江別市野幌町57-9
営業時間:午後5時~午後11時
TEL:011-384-0422
定休日:なし
 
★松前焼き 4人前 3400円(1人前:850円)
★世界一のザンギ 3人前 1650円(1人前:550円)
★ハンバーグ 2人前 1800円(1人前:900円)
★ラムしゃぶ 2人前 2200円(1人前:1100円)
 
(2019年8月8日放送「みんテレ」より)

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