開店以来20年の常客も!行列は当たり前 恵庭でミシュランガイド ビブグルマンに輝く名店 帯広発祥こだわりの炭焼豚丼

UHB「みんテレ」の人気コーナー「キセキの食堂」。今回は、ラジオパーソナリティー北川久仁子さんと廣岡俊光アナウンサーが、恵庭市にある豚丼の名店「空海」を訪れました。

2019.5.10

お店の看板には"炭焼き豚丼"と"手打ちそば"の文字。2人のテンションが上がります。空腹を我慢しきれずお店に入ると…

いつも開店と同時にお客さんが入店し、昼の営業が終わるまで、列は途切れることがないという、今年で創業してから21年目を迎える名店です。


ご主人の渡邊 猛(わたなべ たけし)さん。

空海はもともと、札幌市厚別区大谷地にあった人気店で、2011年に、現在の恵庭市に移転。今では道外からもお客さんが来るほどの名店になりました。
渡邊さんのこだわりは、なんといっても"肉"と"タレ"!
かつて洋食屋さんを営んでいた経験をもとに、独学で豚丼の作り方を考えだしました。

創業時からの常連客は「豚丼が食べたいなと思ったらここに来る。ここ以外で豚丼を食べに行かない。いつもバラ肉の豚丼って決めているので。脂が多いんですけど、その脂がうまいんです。ちょっとカリッとした感じの焼き上げで、それが最高にうまいです。幸せです。単純においしくて」と、親しまれています。

北川さんは、定番のロースの豚丼を食べてみることに。

北川さん:「ん~おいしい!ギュッギュッて噛むたびに、ジュワ、ジュワって甘辛いタレがご飯に合う。お肉そのものの甘みを感じられる。」

渡邊さんは、肉のうまみを引き出すために、オリジナルのタレを作りました。良い肉を使うんだったら、その味を引き出せるタレを作ったということです。

タレには、2年熟成された無添加、丸大豆の本醸造しょう油と、さとうきびを絞っただけの素精糖(そうせいとう)を使って作っているので、お肉を包み込むように、甘味が、まろやかな味わいに仕上がります。タレの漬け方にもこだわります。

渡邊さん:「素焼きしてタレにくぐらせて、ご飯にのせるだけ。これがウチの豚丼。素材が良くなければ、絶対にできない。」

北川さんが、肉のこだわりについて聞くと…

渡邊さん:「豚が100頭いたら、100頭全部にランク付けできる。問屋さんに厳選してもらって、最も良いものを使う。ウチはスライスしてから3日しか使わない。」

とにかく渡邊さんは、肉の良し悪しを見極める力が長けているといいます。

渡邊さん:「通常は、1週間ぐらい賞味期限はあるんですけど。脂が入ってしっかりした肉は、肉質が締まっている。そういうところを見て使うかどうか判断します。最高品質の肉は、今までで数本しか入っていない。」

お肉を目利きする力を養ったのは…常に食べ続けること!すると、渡邊さんから思わず本音が…

渡邊さん:「何年も食べて、今は食べたくない心境です。」

"お肉""タレ"に続いてこだわったのが、"米"!

契約農家に何度も足を運んで、玄米のまま仕入れて、自分で選別することもあるといいます。(精米して、3日目までしか使わない)

絶体に妥協はしないという渡邊さん。続いて、廣岡アナが"特上バラの豚丼"を食べてみることに。

廣岡アナ:「久しぶりだな!ん~この脂身。豚の脂の旨味が噛んだ瞬間に爆発!ずっと噛んでいたい。無くなるのが惜しい。」

平日は16時間くらい働いているという渡邊さん。実はこだわりのメニューは、豚丼だけではないようです…

<店舗情報>
【炭焼豚丼 石臼挽手打ちそば 空海】
住所)恵庭市島松寿町1丁目10-2
TEL)0123-37-1230
休)火曜日(月曜日はランチのみ)
ランチ営業)午前11時~午後2時30分
ディナー営業)午後5時~午後8時
  ★炭焼豚丼(ロース)…950円
  ★炭焼豚丼(特上バラ)…770円

(2019年5月7日放送「みんテレ」より)

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