2026.1.10

グルメ / 札幌

布袋の巨大ザンギは不滅!本店が2月にも移転オープン…札幌市民のソウルフード誕生秘話

 「中国料理 布袋」のザンギは、拳ほどの巨大サイズ。ザンギといえば布袋、布袋といえばザンギと言われるほど、札幌市民に愛されている逸品です。
 創業から27年間、布袋の歴史を刻んできた本店店舗での営業が2025年末に終了しました。「布袋の本店がなくなるの?」と驚がくしたあなたに朗報! 2026年2月に本店が移転オープン予定です! さらに、本店とは別の新店舗もお目見えしましたよ。

3度揚げが生む「カリッ、じゅわっ」の黄金比

 外はカリッカリ、中はジューシーな「布袋式ザンギ」(1個260円)の特徴は3つ。

1、油の温度を変え、3度揚げでカリッカリ食感に。
2、鶏肉は大きくカットし、しっとりジューシーに。
3、皮を身から少しはがして、皮と身の間の食感もよく揚げるべし。

 こうして生み出されたザンギは食べ応え満点!
 特製のタレでさっぱりと味変できるので、気付けばペロリと完食してしまいます。
 「肉厚で、めちゃくちゃおいしいです」「ここの(ザンギ)を食べたらもう、他の(店のザンギ)を食べられないような感じ」と口々に話す客が引きも切らず、本店だけで1日1500個以上売れます。
 まさに、“札幌市民のソウルフード”です。

「味変」の裏に親子の絆…磨き上げた究極のザンギ

 布袋は、現在会長を務めている佐藤勲さんが創業しました。
 札幌グランドホテルで29歳までの10年間勤務した後、さまざまな店で中華料理人として腕をふるい、50歳のころに独立して布袋をオープン。
 創業当時からザンギはメニューに並び、人気もありました。ただ、今のような形とは違ったそうです。
 ザンギが爆発的な人気を博したのは、勲さんの長男で、現在布袋の社長を務める佐藤郁文さんのある行動がきっかけでした。
 郁文さんが東京での中国料理の修業を終えて札幌へ戻ったのは、布袋の創業から10年ほど経ったころ。勲さんの仕事を手伝い始めました。
 郁文さんが布袋のザンギ定食を食べた時、量が多いと感じました。「味変して食べたい」。そこで、特製のタレを考案しました。
 勲さんは、自分が若かった頃に自由に仕事をさせてもらえなかった経験を踏まえ、「やりたいようにやっていいよ」と郁文さんに仕事を任せたそう。
 郁文さんは「タレも原価がかかるじゃないですか。それなのに、(父は)『それ、いいな』とやらせてくれて、すごくありがたかった」と振り返ります。
 こうして、タレを客へ提供するようになり、ザンギの形も徐々に大きくなりました。

「蓋が閉まらない」で話題に

 2012年9月にオータムフェストへ出店したのも、ザンギの人気が加速した理由の一つ。容器のふたが閉まらないほどのボリュームが話題となりました。
 父の味が息子へ引き継がれ、「バカみたいに出る」と勲さんが笑うほどの人気メニューに成長しました。

まかないから看板メニューへ!「マーボーメン」

 布袋のもう1つの名物「マーボーメン」(1000円)には、こんな裏話が。
 布袋の創業当時、勲さんのいとこの佐藤卓巳さんが余った麻婆豆腐をラーメンにかけてまかないとして食べていました。
 何度も同じ物を食べている卓巳さんを見て、勲さんが「飽きないのか」と尋ねたところ、卓巳さんは「飽きないよ。意外といけるんだよね。勲さんも食べてみたら?」と勧めました。
 勲さんが試しに食べてみたところ、「いけるなって感じた」。そこで、メニューとして採用することになったのです。
 一緒に働く仲間のアイデアを柔軟に取り入れる勲さん。こうして店は大きく発展していきました。

2025年末にいったん営業終了…でも斜め向かいへ移転!

 創業から27年以上。建屋の老朽化に伴い、2025年12月末で本店の営業をいったん終了しました。
 勲さんは「あと2年間、何とか頑張って30周年をここ(旧店舗)で迎えたい」という思いがあったそう。「やっぱり、さみしい気持ちですよね」と名残惜しそうに語ります。
 マーボーメンの生みの親、卓巳さんも「建物がなくなるのがやっぱりさみしい」と、創業当時を思い返します。
 客たちも、「(建物の)風情もあったので、残念な気持ちとさみしい気持ちがありますね」「食べ納めに来ました」などと話しました。
 しかし、布袋本店がなくなってしまうわけではありません。新しい店舗が、旧店舗の斜め向かいに2月ごろにオープンする予定なのです。

家族連れにも優しい掘りごたつ

 工事中の新店舗を特別にのぞかせてもらうと、子ども連れもくつろげる掘りごたつ席があったり、10人ほど入れる個室があったりと、今までになかった楽しみ方をできるよう工夫されています。
 勲さんを中心に27年以上営業を続けてきた布袋本店は、思い出の地から踏み出し、新たなスタートを切ります。
 布袋ファンにとってはもう一つ、うれしい知らせが。
 旧店舗の裏手にある「アパホテル札幌大通駅前西」の中に2025年12月、布袋が新たに出店しました。

初の朝食提供!布袋の新境地

 こちらの店舗では、ホテルの宿泊者限定で朝食メニューを提供しているのが大きな特徴です。
 布袋の店舗で朝食を提供するのは初めてなのだそう。布袋にとって新たな挑戦です。
 勲さんは「みんなによく頑張ってもらっている。若いやつらが一生懸命やってくれている」と後進の奮闘ぶりに目を細めます。
 しかし、勲さんの調理人生はまだまだ現役です。
 ある日の取材では、スイーツを販売している布袋の別店舗で、勲さんが中華まん作りに励んでいました。
 みそ味の肉まんが手際よく、次々と包まれていきます。
 熟練の技。大きく成長した布袋のブランド。
 申し分ないように見受けられますが、勲さんは「まだこれで完成だと思っていない。常に前を見て、先輩から教わったものを若い人に伝えていければいいなと思っています」と熱く語ります。そして、満面の笑みでこう言い切ります。「まだ78歳です」
 これからまだまだ進化する布袋。2026年も目が離せません。
中国料理 布袋 アパホテル札幌大通駅前西店
住所:札幌市中央区南1条西9丁目1-5
営業時間:ランチは午前10時〜午後1時30分、ディナーは午後5時〜午後8時30分(朝食は宿泊者限定)

布袋スイーツ 毘沙門天
住所:札幌市西区山の手1条12丁目6-18
営業日・営業時間:土日のみ、午前11時~午後6時30分

みんテレ12月19日OAのものです。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)
 

3度揚げが生む「カリッ、じゅわっ」の黄金比

 外はカリッカリ、中はジューシーな「布袋式ザンギ」(1個260円)の特徴は3つ。

1、油の温度を変え、3度揚げでカリッカリ食感に。
2、鶏肉は大きくカットし、しっとりジューシーに。
3、皮を身から少しはがして、皮と身の間の食感もよく揚げるべし。

 こうして生み出されたザンギは食べ応え満点!
 特製のタレでさっぱりと味変できるので、気付けばペロリと完食してしまいます。
 「肉厚で、めちゃくちゃおいしいです」「ここの(ザンギ)を食べたらもう、他の(店のザンギ)を食べられないような感じ」と口々に話す客が引きも切らず、本店だけで1日1500個以上売れます。
 まさに、“札幌市民のソウルフード”です。

「味変」の裏に親子の絆…磨き上げた究極のザンギ

 布袋は、現在会長を務めている佐藤勲さんが創業しました。
 札幌グランドホテルで29歳までの10年間勤務した後、さまざまな店で中華料理人として腕をふるい、50歳のころに独立して布袋をオープン。
 創業当時からザンギはメニューに並び、人気もありました。ただ、今のような形とは違ったそうです。
 ザンギが爆発的な人気を博したのは、勲さんの長男で、現在布袋の社長を務める佐藤郁文さんのある行動がきっかけでした。
 郁文さんが東京での中国料理の修業を終えて札幌へ戻ったのは、布袋の創業から10年ほど経ったころ。勲さんの仕事を手伝い始めました。
 郁文さんが布袋のザンギ定食を食べた時、量が多いと感じました。「味変して食べたい」。そこで、特製のタレを考案しました。
 勲さんは、自分が若かった頃に自由に仕事をさせてもらえなかった経験を踏まえ、「やりたいようにやっていいよ」と郁文さんに仕事を任せたそう。
 郁文さんは「タレも原価がかかるじゃないですか。それなのに、(父は)『それ、いいな』とやらせてくれて、すごくありがたかった」と振り返ります。
 こうして、タレを客へ提供するようになり、ザンギの形も徐々に大きくなりました。

「蓋が閉まらない」で話題に

 2012年9月にオータムフェストへ出店したのも、ザンギの人気が加速した理由の一つ。容器のふたが閉まらないほどのボリュームが話題となりました。
 父の味が息子へ引き継がれ、「バカみたいに出る」と勲さんが笑うほどの人気メニューに成長しました。

まかないから看板メニューへ!「マーボーメン」

 布袋のもう1つの名物「マーボーメン」(1000円)には、こんな裏話が。
 布袋の創業当時、勲さんのいとこの佐藤卓巳さんが余った麻婆豆腐をラーメンにかけてまかないとして食べていました。
 何度も同じ物を食べている卓巳さんを見て、勲さんが「飽きないのか」と尋ねたところ、卓巳さんは「飽きないよ。意外といけるんだよね。勲さんも食べてみたら?」と勧めました。
 勲さんが試しに食べてみたところ、「いけるなって感じた」。そこで、メニューとして採用することになったのです。
 一緒に働く仲間のアイデアを柔軟に取り入れる勲さん。こうして店は大きく発展していきました。

2025年末にいったん営業終了…でも斜め向かいへ移転!

 創業から27年以上。建屋の老朽化に伴い、2025年12月末で本店の営業をいったん終了しました。
 勲さんは「あと2年間、何とか頑張って30周年をここ(旧店舗)で迎えたい」という思いがあったそう。「やっぱり、さみしい気持ちですよね」と名残惜しそうに語ります。
 マーボーメンの生みの親、卓巳さんも「建物がなくなるのがやっぱりさみしい」と、創業当時を思い返します。
 客たちも、「(建物の)風情もあったので、残念な気持ちとさみしい気持ちがありますね」「食べ納めに来ました」などと話しました。
 しかし、布袋本店がなくなってしまうわけではありません。新しい店舗が、旧店舗の斜め向かいに2月ごろにオープンする予定なのです。

家族連れにも優しい掘りごたつ

 工事中の新店舗を特別にのぞかせてもらうと、子ども連れもくつろげる掘りごたつ席があったり、10人ほど入れる個室があったりと、今までになかった楽しみ方をできるよう工夫されています。
 勲さんを中心に27年以上営業を続けてきた布袋本店は、思い出の地から踏み出し、新たなスタートを切ります。
 布袋ファンにとってはもう一つ、うれしい知らせが。
 旧店舗の裏手にある「アパホテル札幌大通駅前西」の中に2025年12月、布袋が新たに出店しました。

初の朝食提供!布袋の新境地

 こちらの店舗では、ホテルの宿泊者限定で朝食メニューを提供しているのが大きな特徴です。
 布袋の店舗で朝食を提供するのは初めてなのだそう。布袋にとって新たな挑戦です。
 勲さんは「みんなによく頑張ってもらっている。若いやつらが一生懸命やってくれている」と後進の奮闘ぶりに目を細めます。
 しかし、勲さんの調理人生はまだまだ現役です。
 ある日の取材では、スイーツを販売している布袋の別店舗で、勲さんが中華まん作りに励んでいました。
 みそ味の肉まんが手際よく、次々と包まれていきます。
 熟練の技。大きく成長した布袋のブランド。
 申し分ないように見受けられますが、勲さんは「まだこれで完成だと思っていない。常に前を見て、先輩から教わったものを若い人に伝えていければいいなと思っています」と熱く語ります。そして、満面の笑みでこう言い切ります。「まだ78歳です」
 これからまだまだ進化する布袋。2026年も目が離せません。
中国料理 布袋 アパホテル札幌大通駅前西店
住所:札幌市中央区南1条西9丁目1-5
営業時間:ランチは午前10時〜午後1時30分、ディナーは午後5時〜午後8時30分(朝食は宿泊者限定)

布袋スイーツ 毘沙門天
住所:札幌市西区山の手1条12丁目6-18
営業日・営業時間:土日のみ、午前11時~午後6時30分

みんテレ12月19日OAのものです。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)
 

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