2025.6.1

グルメ / 札幌近郊(千歳・石狩)

産直市場の隣は温泉!米は「ななつぼし」5キロ3450円!ツウは何買う?何作る?【新篠津村】

 米どころ、新篠津村にある産直市場で買い物客に密着。旬のお得な野菜が並ぶ魅力あふれる直売所で、どんな人が何を買ってどう食べているのか、張り込みを取材しましたよ。旬の山菜を使った料理がたくさん登場します。

 札幌から車で1時間ほど、新篠津村の道の駅に隣接する産直市場。

 めずらしい山菜や新鮮な葉物野菜が豊富に並びます。
 また新篠津村は、道内でも有数の米どころ。

 おいしいお米が手に入る穴場でもあるんです。精米したてのお米が届きます。この日は「ななつぼし」が5キロ3450円でした。

 さらに隣には天然温泉もあって、宿泊して2日間買い物を楽しむ人もいるんですって。
 いち早く露地栽培のアスパラガスを並べていたのは、生産者の黒壁さん。

 おすすめの調理法は、なんと「昆布締め」。

 塩ゆでしたアスパラを昆布で挟み、ラップで包んでひと晩冷蔵庫で寝かせるだけ。素材の甘さがぐっと引き立つそうです。
 フキや行者ニンニク、ぼうふうやあまどころなど、種類が豊富で、何より値段が安い!

 生産者はほとんど米農家のお母さんたちで、米作りの合間に作っているから安く提供できるんですって。さらに情報交換が盛んで、品数や質もどんどん向上しているようです。
 開店と同時に人だかりができていたのは、アスパラのコーナー。

 手に取って根元をチェックしていたのは、もと料理人という男性。山菜を目当てに来たそうで、「天ぷらセット」という山菜の詰め合わせを購入。

 山菜でフリットを作るんですって。
 この日の一番人気はフキ。

 太くて立派なフキを皆さん次々とカゴに入れていました。
 オシャレな髪形の女性は岩見沢から来たという理容師さん。

 フキは細く切ってゆでてから、油揚げなどと一緒にゴマ油で炒めてきんぴらにするそう。

 砂糖やみりん、酒、しょうゆなどで味付けすれば完成です。
 取材2日目の開店早々、フキを大量に買い込む女性を発見。介護施設で調理の仕事をしているという女性、仕入れもかねて家族で買い物に来たんですって。

 6月で97歳になるお母さんと、フキを料理しているところを見せてくれることになりました。
 小料理屋の女将のような出で立ちで、さぞかし料理が好きなのかと思いきや、「料理はあまり好きではない」という、札幌市東区に住む中居ハツヨさん。

 夫の多助さんは32年前に他界していて、いまは息子夫婦と3人暮らし。この日は、近くに住む娘の裕子さんがアシスタントとして来てくれました。
 1品目は大好きな「フキの炒め煮」。

 ツナを入れて、砂糖、だしの素、しょうゆで味付けです。

 ハツヨさんは代々続く米農家に生まれ、小さい頃からお手伝いさんがいた、いわゆるお嬢様。料理を一切することなく、19歳で旅館を営む男性のもとに嫁ぎました。
 「米のとぎ方もわからなかった」というハツヨさん。

 「結婚したころ、うちの旦那が米をといでいた。だけど、それが良くて一緒になったならいいしょ。承知の上で一緒になったんだから」と笑います。

 なんと結婚してからも一切料理をしてこなかったそうです。
 「うちの母親は何もできなかったから、せめて私になんでもできるように父親から教わった」という娘の裕子さん。

 頑なに料理をしなかったハツヨさんですが、32年前に亡くなった夫・多助さんの手料理がふと恋しくなり、娘に作り方を教わったことがきっかけで、60歳を過ぎた頃から少しずつ料理を作るようになったのだそう。
  フキの穴にカニカマを入れて二杯酢(酢1:しょうゆ1)で漬けた「フキの酢漬け」もおいしそう!

 裕子さんは料理を仕事にするほどの腕前で、介護施設で調理を担当しています。
 こちらは、太いフキにシイタケのみじん切りとひき肉を混ぜたタネを詰めて、しょうゆとみりんで煮た「フキの肉詰め」。
 
 大きいフキを見つけたら作るメニューなのだそう。
 97歳と信じられないほどテキパキと料理をするハツヨさん。「いまのところ、なんでもやれないことはない」と話します。

 いまは毎日、家族3人の食事を作っています。

 こだわりは「暴れん坊将軍」と「水戸黄門」の間の30分でパパッと料理をつくることなんですって。
 時代に流されずに自分を貫く心の強さを持ち続ける97歳のハツヨさん。

 この日もおいしそうな料理をたくさん作ってくれました。

 お出かけの予定や家庭菜園での作業も毎日楽しみ。楽しみな予定をたくさん持っておくのが、長生きや若々しさの秘訣だと教えてくれました。
しんしのつ産直市場
住所:新篠津村第45号北2
営業:午前9時~午後5時

みんテレ5月23日OAのものです。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)
 札幌から車で1時間ほど、新篠津村の道の駅に隣接する産直市場。

 めずらしい山菜や新鮮な葉物野菜が豊富に並びます。
 また新篠津村は、道内でも有数の米どころ。

 おいしいお米が手に入る穴場でもあるんです。精米したてのお米が届きます。この日は「ななつぼし」が5キロ3450円でした。

 さらに隣には天然温泉もあって、宿泊して2日間買い物を楽しむ人もいるんですって。
 いち早く露地栽培のアスパラガスを並べていたのは、生産者の黒壁さん。

 おすすめの調理法は、なんと「昆布締め」。

 塩ゆでしたアスパラを昆布で挟み、ラップで包んでひと晩冷蔵庫で寝かせるだけ。素材の甘さがぐっと引き立つそうです。
 フキや行者ニンニク、ぼうふうやあまどころなど、種類が豊富で、何より値段が安い!

 生産者はほとんど米農家のお母さんたちで、米作りの合間に作っているから安く提供できるんですって。さらに情報交換が盛んで、品数や質もどんどん向上しているようです。
 開店と同時に人だかりができていたのは、アスパラのコーナー。

 手に取って根元をチェックしていたのは、もと料理人という男性。山菜を目当てに来たそうで、「天ぷらセット」という山菜の詰め合わせを購入。

 山菜でフリットを作るんですって。
 この日の一番人気はフキ。

 太くて立派なフキを皆さん次々とカゴに入れていました。
 オシャレな髪形の女性は岩見沢から来たという理容師さん。

 フキは細く切ってゆでてから、油揚げなどと一緒にゴマ油で炒めてきんぴらにするそう。

 砂糖やみりん、酒、しょうゆなどで味付けすれば完成です。
 取材2日目の開店早々、フキを大量に買い込む女性を発見。介護施設で調理の仕事をしているという女性、仕入れもかねて家族で買い物に来たんですって。

 6月で97歳になるお母さんと、フキを料理しているところを見せてくれることになりました。
 小料理屋の女将のような出で立ちで、さぞかし料理が好きなのかと思いきや、「料理はあまり好きではない」という、札幌市東区に住む中居ハツヨさん。

 夫の多助さんは32年前に他界していて、いまは息子夫婦と3人暮らし。この日は、近くに住む娘の裕子さんがアシスタントとして来てくれました。
 1品目は大好きな「フキの炒め煮」。

 ツナを入れて、砂糖、だしの素、しょうゆで味付けです。

 ハツヨさんは代々続く米農家に生まれ、小さい頃からお手伝いさんがいた、いわゆるお嬢様。料理を一切することなく、19歳で旅館を営む男性のもとに嫁ぎました。
 「米のとぎ方もわからなかった」というハツヨさん。

 「結婚したころ、うちの旦那が米をといでいた。だけど、それが良くて一緒になったならいいしょ。承知の上で一緒になったんだから」と笑います。

 なんと結婚してからも一切料理をしてこなかったそうです。
 「うちの母親は何もできなかったから、せめて私になんでもできるように父親から教わった」という娘の裕子さん。

 頑なに料理をしなかったハツヨさんですが、32年前に亡くなった夫・多助さんの手料理がふと恋しくなり、娘に作り方を教わったことがきっかけで、60歳を過ぎた頃から少しずつ料理を作るようになったのだそう。
  フキの穴にカニカマを入れて二杯酢(酢1:しょうゆ1)で漬けた「フキの酢漬け」もおいしそう!

 裕子さんは料理を仕事にするほどの腕前で、介護施設で調理を担当しています。
 こちらは、太いフキにシイタケのみじん切りとひき肉を混ぜたタネを詰めて、しょうゆとみりんで煮た「フキの肉詰め」。
 
 大きいフキを見つけたら作るメニューなのだそう。
 97歳と信じられないほどテキパキと料理をするハツヨさん。「いまのところ、なんでもやれないことはない」と話します。

 いまは毎日、家族3人の食事を作っています。

 こだわりは「暴れん坊将軍」と「水戸黄門」の間の30分でパパッと料理をつくることなんですって。
 時代に流されずに自分を貫く心の強さを持ち続ける97歳のハツヨさん。

 この日もおいしそうな料理をたくさん作ってくれました。

 お出かけの予定や家庭菜園での作業も毎日楽しみ。楽しみな予定をたくさん持っておくのが、長生きや若々しさの秘訣だと教えてくれました。
しんしのつ産直市場
住所:新篠津村第45号北2
営業:午前9時~午後5時

みんテレ5月23日OAのものです。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

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