札幌のカレー専門店「カリーハウスコロンボ」。札幌駅直結のビル、地下飲食店街で53年営業を続ける、知る人ぞ知る老舗カレー店です。サラサラでスパイシーなカレーが多くのお客さんをとりこにしてきました。人気の名店に密着して、満席の秘密を探りましたよ。
ルーの仕込みに2日!満席のヒミツは―

「家庭の味にとても近いけれど、家で食べられない味。さらさらしたルーカレーがうちの特徴」と話すのはカリーハウスコロンボの代表・藤井亜生子さん。
そんなコロンボの定番が「たまごカレー(900円)」。シンプルにして王道、多くのお客さんをとりこにしてきたコロンボ名物、サラサラルーのスパイシーな味わい。飽きることなく最後の1滴までおいしい一品です。
そんなコロンボの定番が「たまごカレー(900円)」。シンプルにして王道、多くのお客さんをとりこにしてきたコロンボ名物、サラサラルーのスパイシーな味わい。飽きることなく最後の1滴までおいしい一品です。
開店3時間前の午前8時、まだ静かなコロンボのお隣にある姉妹店に人影が。
カレーのコロンボで使うルーの仕込みが始まっていました。
カレーのコロンボで使うルーの仕込みが始まっていました。


コクを出すためにカツを揚げるのに使った油を使って、大量のタマネギを炒めていきます。その量、なんと20キロ。有機栽培のタマネギを使います。
ルーの素を作る第一段階で、これがお客さんの口に入るのは2日後なのだそう。
ルーの素を作る第一段階で、これがお客さんの口に入るのは2日後なのだそう。
ルーのベース作りの一方で、本家のコロンボには代表の藤井さんも出勤。2日前に始まったカレールーの最後の調整です。
辛味のスパイスは「一味唐辛子」。「ピリッと辛いけどすっと抜けるこの辛味がクセになる味になると思う」と藤井さんは話します。
辛味のスパイスは「一味唐辛子」。「ピリッと辛いけどすっと抜けるこの辛味がクセになる味になると思う」と藤井さんは話します。


続いては、とんかつの衣付け。
カツカレーは定番メニューでは1番人気。80枚ほど仕込みました。
その後、50キロのお米が届きました。なんと50キロのお米を1日で消費してしまうのだそう。
カツカレーは定番メニューでは1番人気。80枚ほど仕込みました。
その後、50キロのお米が届きました。なんと50キロのお米を1日で消費してしまうのだそう。
大量のお米は、自動で次から次に炊飯を続けてくれるという自動炊飯マシーンに投入。
開店15分前。店内にはスタッフがすでにそろっています。
トッピングのゆで卵は事前にスライスして、開店準備は万端。
開店15分前。店内にはスタッフがすでにそろっています。
トッピングのゆで卵は事前にスライスして、開店準備は万端。


と思ったら、開店30秒前、お店の照明がつく前にカツを揚げ始めました。
素早く提供するための熟練の技です。
素早く提供するための熟練の技です。
電気がついて、午前11時に営業開始。次々と席が埋まっていきます。
「スタミナカツカレー」「野菜カレー」「カツカレー」…と立て続けに注文を口にするお客さん。席に座る前に注文する方が多いようです。
「スタミナカツカレー」「野菜カレー」「カツカレー」…と立て続けに注文を口にするお客さん。席に座る前に注文する方が多いようです。

定番メニュー1番人気は「カツカレー」

コロンボの人気No.1メニューは「カツカレー(1200円)」。
ラード100%の油で揚げたカツは、外はサクサク、中はジューシー。スパイシーなカレーとの相性も抜群です。
ラード100%の油で揚げたカツは、外はサクサク、中はジューシー。スパイシーなカレーとの相性も抜群です。
この日のお客さんの注文ランキングでも、やはりカツカレーがダントツの1位でした。
「ザクザクでおいしい。お肉も分厚い」「カツ好きで、ここのカツがおいしい」と話すお客さん。
中には「中学生ぐらいの頃から札幌市に来るとここで食べて帰る。50年来」という方もいましたよ。
「ザクザクでおいしい。お肉も分厚い」「カツ好きで、ここのカツがおいしい」と話すお客さん。
中には「中学生ぐらいの頃から札幌市に来るとここで食べて帰る。50年来」という方もいましたよ。

日替わりカレーも人気

スーツケースを引きながら来店した観光客は「日替わりカレーを注文」。北海道の友人に「コロンボ」をオススメされたのだそう。
この日の日替わりカレーは「オムレツカレー(1250円)」。甘い味の出たタマネギをやさしく卵で閉じ込めた一品です。
この日の日替わりカレーは「オムレツカレー(1250円)」。甘い味の出たタマネギをやさしく卵で閉じ込めた一品です。
日替わりメニューのラインナップを見てみると…。
月曜日は卵、金曜日はフライデーなのでフライのカレーなど、各曜日粒ぞろいです。
月曜日は卵、金曜日はフライデーなのでフライのカレーなど、各曜日粒ぞろいです。


中でも一番人気なのが毎週水曜日固定の「煮込みハンバーグカレー(1250円)」。
「歯がなくても食べられるくらいやわらかい」というハンバーグがドーンとのったカレーですが、その誕生には秘話がありました。
「歯がなくても食べられるくらいやわらかい」というハンバーグがドーンとのったカレーですが、その誕生には秘話がありました。
「最初に日替わりカレーを始めたとき、仕入れの関係で水曜日が多かった。違うものをたまたま入れたら、お客さんに『水曜日はハンバーグだと思っていた!』と言われて、水曜日はハンバーグが定番になった」と藤井さんが話してくれました。


実はコロンボでは、食べている途中にルーのおかわり、継ぎ足しがOK。
この日のルーおかわり率はなんと65%。3人に2人がおかわりしたということに。
さらに、300円プラスの「ジャンボ」はライスのおかわり自由。ルーのおかわりもOKなので、実際にはジャンボは「食べ放題」ということ!
ちなみに、今まで一番食べた人は8杯だそうです。
この日のルーおかわり率はなんと65%。3人に2人がおかわりしたということに。
さらに、300円プラスの「ジャンボ」はライスのおかわり自由。ルーのおかわりもOKなので、実際にはジャンボは「食べ放題」ということ!
ちなみに、今まで一番食べた人は8杯だそうです。
魅惑の味 誕生の秘話
1973年、現代表の藤井亜生子さんのお母さんが創業した「コロンボ」。
実は、お母さんはカレー嫌いだったのだそう。「スリランカカレーのようなサラサラとしてるルーカレーを作ったら、自分にも食べられて、嫌いな人もいないのではという発想でサラサラとしたルーカレーになった」と話してくれました。
実は、お母さんはカレー嫌いだったのだそう。「スリランカカレーのようなサラサラとしてるルーカレーを作ったら、自分にも食べられて、嫌いな人もいないのではという発想でサラサラとしたルーカレーになった」と話してくれました。


もともと喫茶店を営んでいたというお母さんがカレー屋さんを始めたのは、ビル内にすでに喫茶店が3店決まっていたため、違うお店でというビル側からの要望を受けてのもの。食べ歩きをしてカレー店に決めたそうです。
サラサラのルーカレーは当時なかったので「おじやみたいなカレー、食べられるか」と言われたこともあったのだとか。スパゲッティ屋さんとも悩んだそうですよ。
サラサラのルーカレーは当時なかったので「おじやみたいなカレー、食べられるか」と言われたこともあったのだとか。スパゲッティ屋さんとも悩んだそうですよ。
成人してから別の仕事を経由しつつも、母とともにコロンボで働く道を選んだ藤井さん。2年間栄養士として働いたあと、次の仕事の前に手伝いのつもりで働きはじめました。
「母と一緒に働いてみて、カレー屋やるのもいいかな。後を継ぐのもいいなと思って。ずっとコロンボと一緒に生きてきたので、ここにいると居心地もいいし、好きなんだなと思って」と思いを語ってくれました。
「母と一緒に働いてみて、カレー屋やるのもいいかな。後を継ぐのもいいなと思って。ずっとコロンボと一緒に生きてきたので、ここにいると居心地もいいし、好きなんだなと思って」と思いを語ってくれました。


カリーハウスコロンボ
住所:札幌市中央区北4条西4丁目 札幌国際ビルB1階
営業:平日 午前11時~午後8時30分
土日祝 午前11時~午後7時
休:第4日曜
みんテレ5月20日OAのものです。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)
住所:札幌市中央区北4条西4丁目 札幌国際ビルB1階
営業:平日 午前11時~午後8時30分
土日祝 午前11時~午後7時
休:第4日曜
みんテレ5月20日OAのものです。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)
ルーの仕込みに2日!満席のヒミツは―

「家庭の味にとても近いけれど、家で食べられない味。さらさらしたルーカレーがうちの特徴」と話すのはカリーハウスコロンボの代表・藤井亜生子さん。
そんなコロンボの定番が「たまごカレー(900円)」。シンプルにして王道、多くのお客さんをとりこにしてきたコロンボ名物、サラサラルーのスパイシーな味わい。飽きることなく最後の1滴までおいしい一品です。
そんなコロンボの定番が「たまごカレー(900円)」。シンプルにして王道、多くのお客さんをとりこにしてきたコロンボ名物、サラサラルーのスパイシーな味わい。飽きることなく最後の1滴までおいしい一品です。

開店3時間前の午前8時、まだ静かなコロンボのお隣にある姉妹店に人影が。
カレーのコロンボで使うルーの仕込みが始まっていました。
カレーのコロンボで使うルーの仕込みが始まっていました。

コクを出すためにカツを揚げるのに使った油を使って、大量のタマネギを炒めていきます。その量、なんと20キロ。有機栽培のタマネギを使います。
ルーの素を作る第一段階で、これがお客さんの口に入るのは2日後なのだそう。
ルーの素を作る第一段階で、これがお客さんの口に入るのは2日後なのだそう。

ルーのベース作りの一方で、本家のコロンボには代表の藤井さんも出勤。2日前に始まったカレールーの最後の調整です。
辛味のスパイスは「一味唐辛子」。「ピリッと辛いけどすっと抜けるこの辛味がクセになる味になると思う」と藤井さんは話します。
辛味のスパイスは「一味唐辛子」。「ピリッと辛いけどすっと抜けるこの辛味がクセになる味になると思う」と藤井さんは話します。

続いては、とんかつの衣付け。
カツカレーは定番メニューでは1番人気。80枚ほど仕込みました。
その後、50キロのお米が届きました。なんと50キロのお米を1日で消費してしまうのだそう。
カツカレーは定番メニューでは1番人気。80枚ほど仕込みました。
その後、50キロのお米が届きました。なんと50キロのお米を1日で消費してしまうのだそう。

大量のお米は、自動で次から次に炊飯を続けてくれるという自動炊飯マシーンに投入。
開店15分前。店内にはスタッフがすでにそろっています。
トッピングのゆで卵は事前にスライスして、開店準備は万端。
開店15分前。店内にはスタッフがすでにそろっています。
トッピングのゆで卵は事前にスライスして、開店準備は万端。

と思ったら、開店30秒前、お店の照明がつく前にカツを揚げ始めました。
素早く提供するための熟練の技です。
素早く提供するための熟練の技です。

電気がついて、午前11時に営業開始。次々と席が埋まっていきます。
「スタミナカツカレー」「野菜カレー」「カツカレー」…と立て続けに注文を口にするお客さん。席に座る前に注文する方が多いようです。
「スタミナカツカレー」「野菜カレー」「カツカレー」…と立て続けに注文を口にするお客さん。席に座る前に注文する方が多いようです。
定番メニュー1番人気は「カツカレー」

コロンボの人気No.1メニューは「カツカレー(1200円)」。
ラード100%の油で揚げたカツは、外はサクサク、中はジューシー。スパイシーなカレーとの相性も抜群です。
ラード100%の油で揚げたカツは、外はサクサク、中はジューシー。スパイシーなカレーとの相性も抜群です。

この日のお客さんの注文ランキングでも、やはりカツカレーがダントツの1位でした。
「ザクザクでおいしい。お肉も分厚い」「カツ好きで、ここのカツがおいしい」と話すお客さん。
中には「中学生ぐらいの頃から札幌市に来るとここで食べて帰る。50年来」という方もいましたよ。
「ザクザクでおいしい。お肉も分厚い」「カツ好きで、ここのカツがおいしい」と話すお客さん。
中には「中学生ぐらいの頃から札幌市に来るとここで食べて帰る。50年来」という方もいましたよ。
日替わりカレーも人気

スーツケースを引きながら来店した観光客は「日替わりカレーを注文」。北海道の友人に「コロンボ」をオススメされたのだそう。
この日の日替わりカレーは「オムレツカレー(1250円)」。甘い味の出たタマネギをやさしく卵で閉じ込めた一品です。
この日の日替わりカレーは「オムレツカレー(1250円)」。甘い味の出たタマネギをやさしく卵で閉じ込めた一品です。

日替わりメニューのラインナップを見てみると…。
月曜日は卵、金曜日はフライデーなのでフライのカレーなど、各曜日粒ぞろいです。
月曜日は卵、金曜日はフライデーなのでフライのカレーなど、各曜日粒ぞろいです。

中でも一番人気なのが毎週水曜日固定の「煮込みハンバーグカレー(1250円)」。
「歯がなくても食べられるくらいやわらかい」というハンバーグがドーンとのったカレーですが、その誕生には秘話がありました。
「歯がなくても食べられるくらいやわらかい」というハンバーグがドーンとのったカレーですが、その誕生には秘話がありました。

「最初に日替わりカレーを始めたとき、仕入れの関係で水曜日が多かった。違うものをたまたま入れたら、お客さんに『水曜日はハンバーグだと思っていた!』と言われて、水曜日はハンバーグが定番になった」と藤井さんが話してくれました。

実はコロンボでは、食べている途中にルーのおかわり、継ぎ足しがOK。
この日のルーおかわり率はなんと65%。3人に2人がおかわりしたということに。
さらに、300円プラスの「ジャンボ」はライスのおかわり自由。ルーのおかわりもOKなので、実際にはジャンボは「食べ放題」ということ!
ちなみに、今まで一番食べた人は8杯だそうです。
この日のルーおかわり率はなんと65%。3人に2人がおかわりしたということに。
さらに、300円プラスの「ジャンボ」はライスのおかわり自由。ルーのおかわりもOKなので、実際にはジャンボは「食べ放題」ということ!
ちなみに、今まで一番食べた人は8杯だそうです。
魅惑の味 誕生の秘話

1973年、現代表の藤井亜生子さんのお母さんが創業した「コロンボ」。
実は、お母さんはカレー嫌いだったのだそう。「スリランカカレーのようなサラサラとしてるルーカレーを作ったら、自分にも食べられて、嫌いな人もいないのではという発想でサラサラとしたルーカレーになった」と話してくれました。
実は、お母さんはカレー嫌いだったのだそう。「スリランカカレーのようなサラサラとしてるルーカレーを作ったら、自分にも食べられて、嫌いな人もいないのではという発想でサラサラとしたルーカレーになった」と話してくれました。

もともと喫茶店を営んでいたというお母さんがカレー屋さんを始めたのは、ビル内にすでに喫茶店が3店決まっていたため、違うお店でというビル側からの要望を受けてのもの。食べ歩きをしてカレー店に決めたそうです。
サラサラのルーカレーは当時なかったので「おじやみたいなカレー、食べられるか」と言われたこともあったのだとか。スパゲッティ屋さんとも悩んだそうですよ。
サラサラのルーカレーは当時なかったので「おじやみたいなカレー、食べられるか」と言われたこともあったのだとか。スパゲッティ屋さんとも悩んだそうですよ。

成人してから別の仕事を経由しつつも、母とともにコロンボで働く道を選んだ藤井さん。2年間栄養士として働いたあと、次の仕事の前に手伝いのつもりで働きはじめました。
「母と一緒に働いてみて、カレー屋やるのもいいかな。後を継ぐのもいいなと思って。ずっとコロンボと一緒に生きてきたので、ここにいると居心地もいいし、好きなんだなと思って」と思いを語ってくれました。
「母と一緒に働いてみて、カレー屋やるのもいいかな。後を継ぐのもいいなと思って。ずっとコロンボと一緒に生きてきたので、ここにいると居心地もいいし、好きなんだなと思って」と思いを語ってくれました。

カリーハウスコロンボ
住所:札幌市中央区北4条西4丁目 札幌国際ビルB1階
営業:平日 午前11時~午後8時30分
土日祝 午前11時~午後7時
休:第4日曜
みんテレ5月20日OAのものです。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)
住所:札幌市中央区北4条西4丁目 札幌国際ビルB1階
営業:平日 午前11時~午後8時30分
土日祝 午前11時~午後7時
休:第4日曜
みんテレ5月20日OAのものです。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
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