コロナ禍を機に、おうちラーメンブームが到来しています。
中でもラーメン店が監修したチルドラーメンは、具材を入れても1杯200円ほどと手頃でありながら、家で名店の味が楽しめるとあって人気を集めています。
一体どのように名店の味を再現しているのでしょうか。開発の裏側に潜入しました。
北海道初のラーメン店監修のチルドラーメンは純連

札幌市内のスーパーの冷蔵コーナーには、ラーメン店とコラボしたチルドラーメンがずらりと並んでいます。
人気店の味を手軽に楽しめるチルドラーメンは、好みのアレンジを楽しめるのも魅力のひとつ。実際にお店に行ったことはないけれど、チルドラーメンをきっかけにファンになるという人もいるそうですよ。
人気店の味を手軽に楽しめるチルドラーメンは、好みのアレンジを楽しめるのも魅力のひとつ。実際にお店に行ったことはないけれど、チルドラーメンをきっかけにファンになるという人もいるそうですよ。
一番人気は札幌味噌ラーメンの王道、純連の商品。「さっぽろ純連 みそ味」は2食入りで321円と手頃ながら、お店で食べたことのある人も納得の味。再現度の高さがチルドラーメンの人気の理由です。


どのようにお店の味に近づけているのか、江別市にある「製麺会社 菊水」の会長である杉野さんにお話を伺いました。菊水は、北海道で初めてラーメン店監修のチルドラーメンを商品化した会社です。
菊水が2000年に初めて名店の味を再現した第一号が「純連」でした。
「行列に並ばなくても家庭で食べられたらいいよね、と思って『お店の味を商品化させてもらえませんか?』とお願いした」と杉野さんは話します。
「行列に並ばなくても家庭で食べられたらいいよね、と思って『お店の味を商品化させてもらえませんか?』とお願いした」と杉野さんは話します。


純連といえば、じっくり煮込んだとんこつベースの濃厚な味噌スープの「みそラーメン 1,000円」が有名。常に行列ができるほどの人気店です。
杉野さんは純連の当時の社長である村中さんに、チルドラーメンの監修を依頼しました。しかし、はじめはなかなかうまくいかなかったといいます。
レシピは非公開なので、自力で再現するしかなく、何度も試作を重ね1年で100回以上もお店に通い続けたそうです。
レシピは非公開なので、自力で再現するしかなく、何度も試作を重ね1年で100回以上もお店に通い続けたそうです。


「1年間100回通われたら少しは情が出たのか『わかった、今度の休みの日にでも来なさい』と言ってくれて『この調味料足せ』みたいな形で教えてもらって。え!って思うようなものを使っていたりするんですよ」と杉野さん。
村中社長に突然紙とペンを渡された杉野さん。将来菊水を退社しても、ラーメン店はやらないと書くように告げられたそうです。
こうして門外不出のレシピを手に入れた杉野さん。そこから試行錯誤の末、ついにお店の味の再現に成功しました。
こうして門外不出のレシピを手に入れた杉野さん。そこから試行錯誤の末、ついにお店の味の再現に成功しました。


北海道初の名店監修のチルドラーメンは空港のお土産として話題になり、その後ほかのラーメン店からも商品化のオファーが殺到しました。
スーパーで気軽に買えるチルドラーメン、先駆けはらーめんてつや
一方、スーパーで購入できるチルドラーメンの先駆けとなったのが、札幌市内に5店舗を構える人気ラーメン店「らーめんてつや」です。


らーめんてつやといえば、たっぷりの背脂が溶け込んだ「正油らーめん 1,000円」が有名です。秘伝の特製しょうゆダレに濃厚でまろやかなとんこつ白湯スープを合わせた、唯一無二の一杯です。
らーめんてつやにスーパー用のチルドラーメン商品化のオファーが来たのは、今から25年前のこと。社長の内海さんは、当時の心境をこう振り返ります。
「最初はやっぱり僕が一生懸命研究した味だから他のメーカーさんで作ってもらうのは抵抗があったし、まさか同じ味を再現できるとも思っていなかった。でも、一緒に開発をしていくうちにだんだんとお店の味に近づいていって、これであればお客さまに提供してもいいのかなと商品化を承諾しました」。
「最初はやっぱり僕が一生懸命研究した味だから他のメーカーさんで作ってもらうのは抵抗があったし、まさか同じ味を再現できるとも思っていなかった。でも、一緒に開発をしていくうちにだんだんとお店の味に近づいていって、これであればお客さまに提供してもいいのかなと商品化を承諾しました」。

らーめんてつやの社長直伝!チルドラーメンアレンジ術

内海社長もチルドラーメンを使うことがあるそうで、冷蔵庫にある食材でおいしく作るプロのアレンジ術を教えていただきました。
材料
・らーめんてつや 札幌とんこつ味噌
・もやし
・白菜
・ウインナー
・玉ねぎ
てつやといえば正油ラーメンが有名ですが、今回は家庭にある食材でアレンジしやすい味噌ラーメンを使用します。
はじめに、丼はお湯で温めておきます。
材料
・らーめんてつや 札幌とんこつ味噌
・もやし
・白菜
・ウインナー
・玉ねぎ
てつやといえば正油ラーメンが有名ですが、今回は家庭にある食材でアレンジしやすい味噌ラーメンを使用します。
はじめに、丼はお湯で温めておきます。
玉ねぎ・白菜・もやしは、強火で炒めて香ばしさを出すのがポイント。玉ねぎは薄切りにした方が、ダシが出やすいのだとか。炒めた野菜にお湯を加えてスープを作ります。


ここでウインナーを入れます。カットして加えることで、短時間でダシが出やすくなるのだそうですよ。
ここに付属の味噌ダレを投入します。スープと具材をひとつの鍋で作ることで、具材のうまみがスープに溶け込むんです。


麺は必ずほぐして、お湯を沸騰させてから入れるのもポイント。麺をほぐしながら、2分ほどゆでます。
麺がゆで上がったら、しっかり湯切りして丼に移します。温め直したスープと合わせて、お好みでいりごまやネギを乗せたら完成です。
手軽にお店の味を楽しめるチルドラーメンで、自分好みの一杯を作ってみてはいかがでしょうか。
みんテレ3月5日OAのものです。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。)
手軽にお店の味を楽しめるチルドラーメンで、自分好みの一杯を作ってみてはいかがでしょうか。
みんテレ3月5日OAのものです。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。)

北海道初のラーメン店監修のチルドラーメンは純連

札幌市内のスーパーの冷蔵コーナーには、ラーメン店とコラボしたチルドラーメンがずらりと並んでいます。
人気店の味を手軽に楽しめるチルドラーメンは、好みのアレンジを楽しめるのも魅力のひとつ。実際にお店に行ったことはないけれど、チルドラーメンをきっかけにファンになるという人もいるそうですよ。
人気店の味を手軽に楽しめるチルドラーメンは、好みのアレンジを楽しめるのも魅力のひとつ。実際にお店に行ったことはないけれど、チルドラーメンをきっかけにファンになるという人もいるそうですよ。

一番人気は札幌味噌ラーメンの王道、純連の商品。「さっぽろ純連 みそ味」は2食入りで321円と手頃ながら、お店で食べたことのある人も納得の味。再現度の高さがチルドラーメンの人気の理由です。

どのようにお店の味に近づけているのか、江別市にある「製麺会社 菊水」の会長である杉野さんにお話を伺いました。菊水は、北海道で初めてラーメン店監修のチルドラーメンを商品化した会社です。

菊水が2000年に初めて名店の味を再現した第一号が「純連」でした。
「行列に並ばなくても家庭で食べられたらいいよね、と思って『お店の味を商品化させてもらえませんか?』とお願いした」と杉野さんは話します。
「行列に並ばなくても家庭で食べられたらいいよね、と思って『お店の味を商品化させてもらえませんか?』とお願いした」と杉野さんは話します。

純連といえば、じっくり煮込んだとんこつベースの濃厚な味噌スープの「みそラーメン 1,000円」が有名。常に行列ができるほどの人気店です。

杉野さんは純連の当時の社長である村中さんに、チルドラーメンの監修を依頼しました。しかし、はじめはなかなかうまくいかなかったといいます。
レシピは非公開なので、自力で再現するしかなく、何度も試作を重ね1年で100回以上もお店に通い続けたそうです。
レシピは非公開なので、自力で再現するしかなく、何度も試作を重ね1年で100回以上もお店に通い続けたそうです。

「1年間100回通われたら少しは情が出たのか『わかった、今度の休みの日にでも来なさい』と言ってくれて『この調味料足せ』みたいな形で教えてもらって。え!って思うようなものを使っていたりするんですよ」と杉野さん。

村中社長に突然紙とペンを渡された杉野さん。将来菊水を退社しても、ラーメン店はやらないと書くように告げられたそうです。
こうして門外不出のレシピを手に入れた杉野さん。そこから試行錯誤の末、ついにお店の味の再現に成功しました。
こうして門外不出のレシピを手に入れた杉野さん。そこから試行錯誤の末、ついにお店の味の再現に成功しました。

北海道初の名店監修のチルドラーメンは空港のお土産として話題になり、その後ほかのラーメン店からも商品化のオファーが殺到しました。
スーパーで気軽に買えるチルドラーメン、先駆けはらーめんてつや

一方、スーパーで購入できるチルドラーメンの先駆けとなったのが、札幌市内に5店舗を構える人気ラーメン店「らーめんてつや」です。

らーめんてつやといえば、たっぷりの背脂が溶け込んだ「正油らーめん 1,000円」が有名です。秘伝の特製しょうゆダレに濃厚でまろやかなとんこつ白湯スープを合わせた、唯一無二の一杯です。

らーめんてつやにスーパー用のチルドラーメン商品化のオファーが来たのは、今から25年前のこと。社長の内海さんは、当時の心境をこう振り返ります。
「最初はやっぱり僕が一生懸命研究した味だから他のメーカーさんで作ってもらうのは抵抗があったし、まさか同じ味を再現できるとも思っていなかった。でも、一緒に開発をしていくうちにだんだんとお店の味に近づいていって、これであればお客さまに提供してもいいのかなと商品化を承諾しました」。
「最初はやっぱり僕が一生懸命研究した味だから他のメーカーさんで作ってもらうのは抵抗があったし、まさか同じ味を再現できるとも思っていなかった。でも、一緒に開発をしていくうちにだんだんとお店の味に近づいていって、これであればお客さまに提供してもいいのかなと商品化を承諾しました」。
らーめんてつやの社長直伝!チルドラーメンアレンジ術

内海社長もチルドラーメンを使うことがあるそうで、冷蔵庫にある食材でおいしく作るプロのアレンジ術を教えていただきました。
材料
・らーめんてつや 札幌とんこつ味噌
・もやし
・白菜
・ウインナー
・玉ねぎ
てつやといえば正油ラーメンが有名ですが、今回は家庭にある食材でアレンジしやすい味噌ラーメンを使用します。
はじめに、丼はお湯で温めておきます。
材料
・らーめんてつや 札幌とんこつ味噌
・もやし
・白菜
・ウインナー
・玉ねぎ
てつやといえば正油ラーメンが有名ですが、今回は家庭にある食材でアレンジしやすい味噌ラーメンを使用します。
はじめに、丼はお湯で温めておきます。

玉ねぎ・白菜・もやしは、強火で炒めて香ばしさを出すのがポイント。玉ねぎは薄切りにした方が、ダシが出やすいのだとか。炒めた野菜にお湯を加えてスープを作ります。

ここでウインナーを入れます。カットして加えることで、短時間でダシが出やすくなるのだそうですよ。

ここに付属の味噌ダレを投入します。スープと具材をひとつの鍋で作ることで、具材のうまみがスープに溶け込むんです。

麺は必ずほぐして、お湯を沸騰させてから入れるのもポイント。麺をほぐしながら、2分ほどゆでます。

麺がゆで上がったら、しっかり湯切りして丼に移します。温め直したスープと合わせて、お好みでいりごまやネギを乗せたら完成です。
手軽にお店の味を楽しめるチルドラーメンで、自分好みの一杯を作ってみてはいかがでしょうか。
みんテレ3月5日OAのものです。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。)
手軽にお店の味を楽しめるチルドラーメンで、自分好みの一杯を作ってみてはいかがでしょうか。
みんテレ3月5日OAのものです。
(上記の情報は記事作成時点でのものです。)
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