「大好きなアーティストの一曲をイメージしたケーキを」「『赤毛のアン』の世界を表現してほしい」ー。こんな依頼に応えてくれる菓子店が札幌にあります。食べるのがもったいないほどの傑作ぞろい。直径12センチの “おいしいアート”の世界をのぞいてみましょう。
白キジトラのケーキ(写真提供:菓子を仕立てるカシミヤ)
黒猫のケーキ(写真提供:菓子を仕立てるカシミヤ)
銀河ケーキ(写真提供:菓子を仕立てるカシミヤ)
パティシエで、アートディレクターでもある矢野さん
矢野さんはグラフィックデザイナーとして26年間活動してきました。企業のブランディングを手がけ、ロゴやパッケージを考案。企業からの要望を的確に聞き取って形にしていく、やりがいのある仕事でした。
一方、子供の頃の憧れの職業はお菓子屋さん。「母にドーナツやクッキーの生地を作ってもらい、粘土遊びのように型抜きしたり丸めたりするのが大好きでした」と振り返ります。
工房のロゴも矢野さんがデザイン
有名なゲームの世界観をテーマに、カラフルなチョコレートをインクに見立てた楽しい雰囲気(写真提供:菓子を仕立てるカシミヤ)
例えば、「かわいい感じにして」という依頼が来た場合。シンプルでナチュラルな雰囲気、カラフルでメルヘンっぽい雰囲気など、「その人が求めている『かわいい』の基準はいろいろと違うので、具体的なお話を聞いてイメージを膨らませます」と矢野さん。味のバランスも考えて全体のデザインをまとめていきます。
「お菓子作り用の市販の器具では細部を表現しきれないこともあり、小さなメイク道具や工作道具を工夫して使ったり、自分で道具を作ったりすることもあります」(矢野さん)というこだわりです。
三つ編みが揺れ動いているような感じも生き生きと表現した赤毛のアンのケーキ(写真提供:菓子を仕立てるカシミヤ)
「冷血」のケーキ(写真提供:菓子を仕立てるカシミヤ)
依頼主は道外在住。SNSで矢野さんのケーキを見て、北海道旅行に合わせてわざわざ注文してくれたそうです。
「このお菓子を全国へ広めるため、配送システムを整えたい」と、クラウドファンディングを9月に実施。目標金額の2.5倍の70万円以上を達成できました。水玉バターサンドのおいしさはもちろん、矢野さんの真摯な姿勢や人柄が多くの人を魅了したのでしょう。
水玉バターサンド(写真提供:菓子を仕立てるカシミヤ)
オーダーメイドの服が自分にぴったりと合うように、「自分の気持ちや理想にぴったりと寄り添ってくれる唯一無二のオーダーケーキ」を味わってみませんか。
焼き菓子販売日にはビルの入り口に立て看板があります
ビル入り口の看板。控えめに掲げられています
SASARUがオリジナルケーキをオーダーしてみました!
詳しくはこちら:オリジナルケーキ大盛況!デザイナーが作る「喜ばせケーキ」発見!【札幌】
https://sasaru.media/article/gourmet/20241114_003/
住所:札幌市中央区北4条西14丁目1-35、カネソビル2階
電話:011-590-4759
営業時間:平日は午前11時〜午後7時、土・日曜は正午〜午後6時(焼き菓子販売日はInstagramで告知)
定休日:火曜のほか、不定休
HP:https://www.kashimiya-sweets.com/
Instagram:@kashimiya_sweets
(上記の情報は記事作成時のものです。
最新情報は上記問い合わせ窓口へご確認下さい)
白キジトラのケーキ(写真提供:菓子を仕立てるカシミヤ)
黒猫のケーキ(写真提供:菓子を仕立てるカシミヤ)
銀河ケーキ(写真提供:菓子を仕立てるカシミヤ)
パティシエで、アートディレクターでもある矢野さん
矢野さんはグラフィックデザイナーとして26年間活動してきました。企業のブランディングを手がけ、ロゴやパッケージを考案。企業からの要望を的確に聞き取って形にしていく、やりがいのある仕事でした。
一方、子供の頃の憧れの職業はお菓子屋さん。「母にドーナツやクッキーの生地を作ってもらい、粘土遊びのように型抜きしたり丸めたりするのが大好きでした」と振り返ります。
工房のロゴも矢野さんがデザイン
有名なゲームの世界観をテーマに、カラフルなチョコレートをインクに見立てた楽しい雰囲気(写真提供:菓子を仕立てるカシミヤ)
例えば、「かわいい感じにして」という依頼が来た場合。シンプルでナチュラルな雰囲気、カラフルでメルヘンっぽい雰囲気など、「その人が求めている『かわいい』の基準はいろいろと違うので、具体的なお話を聞いてイメージを膨らませます」と矢野さん。味のバランスも考えて全体のデザインをまとめていきます。
三つ編みが揺れ動いているような感じも生き生きと表現した赤毛のアンのケーキ(写真提供:菓子を仕立てるカシミヤ)
「お菓子作り用の市販の器具では細部を表現しきれないこともあり、小さなメイク道具や工作道具を工夫して使ったり、自分で道具を作ったりすることもあります」(矢野さん)というこだわりです。
「冷血」のケーキ(写真提供:菓子を仕立てるカシミヤ)
依頼主は道外在住。SNSで矢野さんのケーキを見て、北海道旅行に合わせてわざわざ注文してくれたそうです。
水玉バターサンド(写真提供:菓子を仕立てるカシミヤ)
「このお菓子を全国へ広めるため、配送システムを整えたい」と、クラウドファンディングを9月に実施。目標金額の2.5倍の70万円以上を達成できました。水玉バターサンドのおいしさはもちろん、矢野さんの真摯な姿勢や人柄が多くの人を魅了したのでしょう。
焼き菓子販売日にはビルの入り口に立て看板があります
オーダーメイドの服が自分にぴったりと合うように、「自分の気持ちや理想にぴったりと寄り添ってくれる唯一無二のオーダーケーキ」を味わってみませんか。
ビル入り口の看板。控えめに掲げられています
SASARUがオリジナルケーキをオーダーしてみました!
詳しくはこちら:オリジナルケーキ大盛況!デザイナーが作る「喜ばせケーキ」発見!【札幌】
https://sasaru.media/article/gourmet/20241114_003/
住所:札幌市中央区北4条西14丁目1-35、カネソビル2階
電話:011-590-4759
営業時間:平日は午前11時〜午後7時、土・日曜は正午〜午後6時(焼き菓子販売日はInstagramで告知)
定休日:火曜のほか、不定休
HP:https://www.kashimiya-sweets.com/
Instagram:@kashimiya_sweets
(上記の情報は記事作成時のものです。
最新情報は上記問い合わせ窓口へご確認下さい)
大矢理恵
ライター
北海道新聞の元記者です。13年間、札幌や室蘭、釧路で勤務。現在は「北海道新聞デ ジタル」や地域情報紙「さっぽろ10区(トーク)」、WEBサイト「Trip Eat 北海道」 にも執筆しています。硬軟問わず、あらゆる話題を取材します! クジラ大好き歴30 年超。国内外でのホエールウオッチングのほか、タヒチでホエールスイミングも体験 。夢はメキシコでシロナガスクジラを見ること。旭川出身、札幌在住。