2024.8.3

グルメ / 札幌

北海道の夏はテラス席!人気のパン屋さん2店…花に囲まれ美味しくのんびり一息【札幌南区】

 花に囲まれた人気店に季節限定のパンが話題の店…今回は街の喧騒を忘れさせてくれる自然に囲まれたテラス席が自慢のパン屋さんを紹介します。

 札幌市南区の住宅街にある「カキツバタベーカリー」。店先にはパン一筋40年という店長が作る、バリエーション豊かなパンの数々が並びます。
 お客さんを惹きつけるもう一つの魅力が季節の花々が咲き誇る庭が一望できる夏にぴったりのテラス席。

 ガーデニングが趣味の店長夫婦が、気軽な気持ちでお花を見ながらパンを食べてもらえればと作ったんですって。
 パンの種類は60種類ほど。お客さんの要望にこたえるうちに増えてしまったのだそう。

 朝9時のオープンに全部のパンが並ぶよう深夜12時から作業を始めるという店長の倉俊男さん。
 支えるのは奥さんの愛子さん。パンの販売から庭の手入れまでこなす最高のパートナーです。

 花農家で育ち、花の見えるパンさんを作りたいと結婚を機に開業したんですって。

 愛子さんが「口下手なんですけど、行動で表す誠実な人。作るパンにも表れている」と話す俊男さんが作る一番人気のパンが「あずきパン」。
 「あまりパンを食べない父親が『おいしい』と食べてくれていつも買うようになった」「ほんのりした甘みがあって、飽きない」という声も。

 ミキサーで混ぜるとあずきの粒が崩れてしまうので、手でていねいにこねて作っているのだそう。
 北海道産米の「ななつぼし」を練りこんでいるので、でんぷん質で甘くもちもち食感になるんですって。

 道産小麦と外国産小麦をブレンドして歯切れのいいパンに仕上げています。
 
 北海道民が大好きなメロンパンにもひと工夫。

 表面のクッキー生地に砂糖を多めに使い、べたつかずカリッとした食感に仕上げました。
 ザラメをつけて鉄板をのせ平らに焼き上げた「ペタメロンパン」は、ザクザクとした食感が楽しめます。
 
 今まで有名店やホテルを渡り歩いてきたご主人のパンは、ジャンルにとらわれない自由な発想が持ち味。
 ドライトマト、チーズ、オリーブが入った「トマト ブラックオリーブ チーズリュスティック」は、7月末ごろからは自家製トマトを使って作るんですって。
 「ライ麦クリームチーズいちじく」には、大きめのイチジクが丸ごと1個入っています。

 焼くとイチジクが柔らかくなって、クリームチーズとマッチします。
 自信を持ってすすめる「ウチの推しパン」は、この時期テラス席で楽しんでほしい至高の1品。「ブリオッシュ オレンジピール クリームチーズ」。

 クリームチーズと自家製オレンジピールをぎっしり詰めこんださわやかな味わいで、老若男女問わず人気。

 ブリオッシュ生地はバターを多めに入れ、一晩低温熟成させることで風味がよくカステラに似たような食感に。
 オレンジをスライスした皮の苦味がよいアクセントになっています。

 「もうけは少なくなるが、満足度大きいから」とパンに入れる具材はたっぷり。「お客さんに喜んでもらえるのが一番」と話します。
 お客さんに対するそのような思いがより強まったのは、ある出来事がきっかけといいます。

 ここ3年、冬の間は手術で休んでいたというご主人。開店したときの「待ってたよ」という言葉で「パン屋をやっていてよかった」と思ったのだそう。

 「数あるパン屋の中でうちを選んでいただけることは本当にありがたいこと。今まで通り1日でも長く続けていきたい」と話していました。
カキツバタベーカリー
住所:札幌市南区川沿4条3丁目4-15
 続いても同じ札幌市南区のお店。

 八剣山のふもと、登山口に向かっていくと自然に囲まれたおしゃれなログハウスの一軒家が。「カフェと石窯パンのお店 あゆんぐ」です。
 落ち着いた雰囲気のカフェスペースの奥にパンが並んでいます。種類は少なめですが、それぞれに創意工夫が盛り込まれた個性的なパンばかりです。
 
 店長の小路あゆみさんが「20歳ごろから人が迷ってくるような場所に店を開きたいというのが夢だった」と話すように、お店の周りには自然がいっぱい。

 テラス席は癒しの空間です。
 開業にあたり、目玉商品を作りたいと模索していた店長に、大きなきっかけをくれたのは友人が作ってくれたという石窯。遠赤外線で外側がパリッと中は水分を保ったままモチモチになるんだとか。
 試しに1ヶ月に一度、限定で販売を始めた石窯パンは、お店に出すとまたたく間に売り切れるほど話題に。
 現在は総菜をセットにしたランチプレートも販売し、わざわざ道外から訪れるお客さんも珍しくない人気店に成長しました。

 野菜は、自分の畑で採れたものを少しでも入れるようにしているんですって。
 
 「パンはずっしりしていて、お値段以上って感じ」「仕事の疲れも癒される」という声も。
 お店の一番人気は、石窯の利点が生かされたフルーツカンパーニュ。いちじく、レーズン、クランベリー、オレンジピール、クルミが入ってます。
 
 使うのは十勝の小麦。石窯で焼くと、香りが引き立つのだそう。
 開店時からこだわっているのは、道産食材のうま味を最大限引き出す自家製の天然酵母です。

 オーガニックのレーズン酵母にヨーグルトを入れて発酵させ、さらに水、砂糖、小麦粉を入れて再度発酵させて作ります。ヨーグルトを入れることで、ほどよい酸味とモチモチ感のあるパンに。
 店長が追求するハード系のパンは、多彩な食材の組み合わせが持ち味です。

 「スペルト小麦100%くるみパン」は品種改良がされていない古代小麦を使用。グルテンが少ないのでお腹にやさしく、素朴な味で、より深い小麦の香りを感じられます。
 
  「あゆんぐ」のパンは、腹持ちもよくレジャーやアウトドアに最適なのだとか。
 「チョコとオレンジビールのパン」は、甘夏が出た頃に作る自家製ピールを入れた甘さ控えめな大人っぽいパン。

 果物農家が多い場所なので、この場所にあったパンを作りたいと思ったんですって。
 ウチの推しパンは「いちごパン」。

 なんと、水分をイチゴの果汁だけで作るパンで、手に持った瞬間からイチゴの香りが広がります。近隣で採れるイチゴをぜいたくに使った今しか食べられない期間限定のパンです。

 1日に数個しか作れないので、お早めに。
 使うイチゴは週に数回、同じ地区にある果物農家さんに直接仕入れに行きます。

 八剣山のふもとにある桜井農園。「ケンタロウ」というとても甘いイチゴだけを作っているそうで、このイチゴで作るパンは最高なのだそう。
 新鮮なイチゴを引き立たせるため中にはカスタードクリームを入れ、イチゴ100%で作ったクッキー生地をのせて焼き上げています。

 さらに、食感と風味を引き出すために加えるのが、秋田のブナの木から採れる白神こだま酵母。イチゴの甘みを引き出しクセがないやさしい味になるんですって。

 イチゴ好きにはたまらない「いちごパン」は7月上旬に販売終了。
 今後は、ハスカップやサクランボ、モモなどのパンを随時販売予定です。

 「何でもやりたいことはすべてチャレンジする」という店長の小路さん。「自然の中にいるのでアイデアもわいてきて、それが形になってお客さんの手元に届けられるのは幸せ。何度でもお客さんに『落ち着ける場所だね』と来てもらえるようなお店になりたい」と話していました。
カフェと石窯パンのお店 あゆんぐ
住所:札幌市南区砥山180-8

*みんテレ6月27日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)
 札幌市南区の住宅街にある「カキツバタベーカリー」。店先にはパン一筋40年という店長が作る、バリエーション豊かなパンの数々が並びます。
 お客さんを惹きつけるもう一つの魅力が季節の花々が咲き誇る庭が一望できる夏にぴったりのテラス席。

 ガーデニングが趣味の店長夫婦が、気軽な気持ちでお花を見ながらパンを食べてもらえればと作ったんですって。
 パンの種類は60種類ほど。お客さんの要望にこたえるうちに増えてしまったのだそう。

 朝9時のオープンに全部のパンが並ぶよう深夜12時から作業を始めるという店長の倉俊男さん。
 支えるのは奥さんの愛子さん。パンの販売から庭の手入れまでこなす最高のパートナーです。

 花農家で育ち、花の見えるパンさんを作りたいと結婚を機に開業したんですって。

 愛子さんが「口下手なんですけど、行動で表す誠実な人。作るパンにも表れている」と話す俊男さんが作る一番人気のパンが「あずきパン」。
 「あまりパンを食べない父親が『おいしい』と食べてくれていつも買うようになった」「ほんのりした甘みがあって、飽きない」という声も。

 ミキサーで混ぜるとあずきの粒が崩れてしまうので、手でていねいにこねて作っているのだそう。
 北海道産米の「ななつぼし」を練りこんでいるので、でんぷん質で甘くもちもち食感になるんですって。

 道産小麦と外国産小麦をブレンドして歯切れのいいパンに仕上げています。
 
 北海道民が大好きなメロンパンにもひと工夫。

 表面のクッキー生地に砂糖を多めに使い、べたつかずカリッとした食感に仕上げました。
 ザラメをつけて鉄板をのせ平らに焼き上げた「ペタメロンパン」は、ザクザクとした食感が楽しめます。
 
 今まで有名店やホテルを渡り歩いてきたご主人のパンは、ジャンルにとらわれない自由な発想が持ち味。
 ドライトマト、チーズ、オリーブが入った「トマト ブラックオリーブ チーズリュスティック」は、7月末ごろからは自家製トマトを使って作るんですって。
 「ライ麦クリームチーズいちじく」には、大きめのイチジクが丸ごと1個入っています。

 焼くとイチジクが柔らかくなって、クリームチーズとマッチします。
 自信を持ってすすめる「ウチの推しパン」は、この時期テラス席で楽しんでほしい至高の1品。「ブリオッシュ オレンジピール クリームチーズ」。

 クリームチーズと自家製オレンジピールをぎっしり詰めこんださわやかな味わいで、老若男女問わず人気。

 ブリオッシュ生地はバターを多めに入れ、一晩低温熟成させることで風味がよくカステラに似たような食感に。
 オレンジをスライスした皮の苦味がよいアクセントになっています。

 「もうけは少なくなるが、満足度大きいから」とパンに入れる具材はたっぷり。「お客さんに喜んでもらえるのが一番」と話します。
 お客さんに対するそのような思いがより強まったのは、ある出来事がきっかけといいます。

 ここ3年、冬の間は手術で休んでいたというご主人。開店したときの「待ってたよ」という言葉で「パン屋をやっていてよかった」と思ったのだそう。

 「数あるパン屋の中でうちを選んでいただけることは本当にありがたいこと。今まで通り1日でも長く続けていきたい」と話していました。
カキツバタベーカリー
住所:札幌市南区川沿4条3丁目4-15
 続いても同じ札幌市南区のお店。

 八剣山のふもと、登山口に向かっていくと自然に囲まれたおしゃれなログハウスの一軒家が。「カフェと石窯パンのお店 あゆんぐ」です。
 落ち着いた雰囲気のカフェスペースの奥にパンが並んでいます。種類は少なめですが、それぞれに創意工夫が盛り込まれた個性的なパンばかりです。
 
 店長の小路あゆみさんが「20歳ごろから人が迷ってくるような場所に店を開きたいというのが夢だった」と話すように、お店の周りには自然がいっぱい。

 テラス席は癒しの空間です。
 開業にあたり、目玉商品を作りたいと模索していた店長に、大きなきっかけをくれたのは友人が作ってくれたという石窯。遠赤外線で外側がパリッと中は水分を保ったままモチモチになるんだとか。
 試しに1ヶ月に一度、限定で販売を始めた石窯パンは、お店に出すとまたたく間に売り切れるほど話題に。
 現在は総菜をセットにしたランチプレートも販売し、わざわざ道外から訪れるお客さんも珍しくない人気店に成長しました。

 野菜は、自分の畑で採れたものを少しでも入れるようにしているんですって。
 
 「パンはずっしりしていて、お値段以上って感じ」「仕事の疲れも癒される」という声も。
 お店の一番人気は、石窯の利点が生かされたフルーツカンパーニュ。いちじく、レーズン、クランベリー、オレンジピール、クルミが入ってます。
 
 使うのは十勝の小麦。石窯で焼くと、香りが引き立つのだそう。
 開店時からこだわっているのは、道産食材のうま味を最大限引き出す自家製の天然酵母です。

 オーガニックのレーズン酵母にヨーグルトを入れて発酵させ、さらに水、砂糖、小麦粉を入れて再度発酵させて作ります。ヨーグルトを入れることで、ほどよい酸味とモチモチ感のあるパンに。
 店長が追求するハード系のパンは、多彩な食材の組み合わせが持ち味です。

 「スペルト小麦100%くるみパン」は品種改良がされていない古代小麦を使用。グルテンが少ないのでお腹にやさしく、素朴な味で、より深い小麦の香りを感じられます。
 
  「あゆんぐ」のパンは、腹持ちもよくレジャーやアウトドアに最適なのだとか。
 「チョコとオレンジビールのパン」は、甘夏が出た頃に作る自家製ピールを入れた甘さ控えめな大人っぽいパン。

 果物農家が多い場所なので、この場所にあったパンを作りたいと思ったんですって。
 ウチの推しパンは「いちごパン」。

 なんと、水分をイチゴの果汁だけで作るパンで、手に持った瞬間からイチゴの香りが広がります。近隣で採れるイチゴをぜいたくに使った今しか食べられない期間限定のパンです。

 1日に数個しか作れないので、お早めに。
 使うイチゴは週に数回、同じ地区にある果物農家さんに直接仕入れに行きます。

 八剣山のふもとにある桜井農園。「ケンタロウ」というとても甘いイチゴだけを作っているそうで、このイチゴで作るパンは最高なのだそう。
 新鮮なイチゴを引き立たせるため中にはカスタードクリームを入れ、イチゴ100%で作ったクッキー生地をのせて焼き上げています。

 さらに、食感と風味を引き出すために加えるのが、秋田のブナの木から採れる白神こだま酵母。イチゴの甘みを引き出しクセがないやさしい味になるんですって。

 イチゴ好きにはたまらない「いちごパン」は7月上旬に販売終了。
 今後は、ハスカップやサクランボ、モモなどのパンを随時販売予定です。

 「何でもやりたいことはすべてチャレンジする」という店長の小路さん。「自然の中にいるのでアイデアもわいてきて、それが形になってお客さんの手元に届けられるのは幸せ。何度でもお客さんに『落ち着ける場所だね』と来てもらえるようなお店になりたい」と話していました。
カフェと石窯パンのお店 あゆんぐ
住所:札幌市南区砥山180-8

*みんテレ6月27日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

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