札幌に「月に一回現れる」？…“夜のパン屋さん”大行列の人気ぶり

みんテレ 2023年2月2日OAより

今年で札幌での活動2年目を迎える「夜のパン屋さん」。
もともとはホームレスの方々に仕事を提供し、自立を支援する活動団体、東京の「ビッグイシュー」が新たに始めた活動でした。

天候などの影響により、やむを得ず売れ残ってしまった美味しいパン。そんな営業時間内に売れなかったパンを回収し、仕事に困っている人たちに販売してもらう。
フードロス削減と販売スタッフの雇用が生まれる新たな社会活動です。

「ビッグイシュー」は札幌でも活動しており、2022年11月に15周年を迎えた記念イベントとして開催したのが「夜のパン屋さん☆札幌」の始まりだそうです。

もともと記念イベントとして開催したことがきっかけでしたが、初回から大盛況。現在は月に1度活動しているそうです。

前回1/26（金）は大雪の中の開催日でしたが、大行列が…！ 多くのお客さまのご来店があったそうです。
これまで12店舗のパン屋さんが参加しており、頻繁に参加してくださるパン屋さんは8店舗もあるそう。

2023年11月までの1年間で、約2,300個のパンが消費者の元へ。もともとは捨てられてしまうかもしれなかったパンが、誰かの元にしっかり届けられているのは、参加しているパン屋さんにとっても嬉しいことですね。
現在、札幌市内や近郊のパン屋さんがこの活動に参加しており、普段は遠くて行けなかった商品に出会える楽しさがあります。

たくさんのお店の美味しいパンを、一箇所で選ぶことができる、贅沢なお買い物。夜のパン屋さんだけの魅力ですね。

次回は、2/29（木）午後4時〜午後7時に、北18条駅近くにある『シーソーブックス』で開催予定。
シーソーブックスは1階は本屋さん、2階が住まいを失った人のシェルターとして活動しており、「ビッグイシュー」と繋がりのあるこちらが、「夜のパン屋さん」の販売場所となっています。

“「夜のパン屋さん」の活動には、ご協力いただけるパン屋さんの存在が不可欠。参加してくださるパン屋さんはまだまだ大募集中”とのことです。