提供写真:THINK'A
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2023.3.29

グルメ

おしゃれな農園カフェのカラフル「採れたて野菜ランチ」…温泉熱で通年栽培【弟子屈】

例年よりも早い雪解けで、畑を見ると農家の作業も始まりつつあります。北海道のおいしい野菜が待ち遠しいと思っている方も、たくさんいるのではないでしょうか?

弟子屈(てしかが)町では、近隣の活火山による地熱で沸く「温泉」を取り入れ、一年を通して野菜や果物を栽培している農園がいくつかあるんです。

今回は、通年で自社農園の新鮮な野菜が味わえる、弟子屈町のおしゃれなカフェ「THINK'A(シンカ)」をご紹介します。

食材の本質を考えるきっかけを作る

THINK'A外観
弟子屈の町から少し外れた場所にそびえる、D型ハウスと2棟のビニールハウス。一見どこかの農家かと思われますが、こちらが今回の主役「THINK'A」です。D型ハウスに一歩踏み入れると、都会的で開放感のあるおしゃれな空間が広がっています。
「THINK'Aは『think』だけじゃなく『真価・進化・新化・深化』と、いろんな意味が込められています。あたりまえだと思っていたがゆえに、見えてなかった本質的なものを探って表現していきたいです」と、店長の前田さんから店舗名の由来を教えていただきました。

ここのお店の特徴は、なんと言っても新鮮でおいしい野菜をいただけるところ。サラダの葉物野菜は全て、建物のとなりに立つビニールハウスで栽培されたものなんです。その他の食材も全て北海道産にこだわっているのだとか。
店内 ロゴ
店内キッチン
「食事するだけの飲食店ではなく、ここで野菜も育てています。私たちが提供している食事から『命(食材)をいただく』ということを考えてもらいたいです。野菜の食べ方や素材本来の味など、お客様にいろいろと感じていただけたらうれしいですね」と、前田さん。

野菜が主役になるように、なるべく素材の味を損なわないレシピで、野菜の姿がわかるよう盛り付けを意識しているそうです。見た目もカラフルで美しい食事は、写真映えも間違いなし!
 

温泉を使って安心・安全・おいしい野菜作り

お店のとなりにある2棟のビニールハウスでは、約20〜30種類の野菜を通年で栽培しています。現在は、レタスやハーブなどの葉物類と、春夏に向けてズッキーニやミニトマト、いちごなどの果菜類を育てているそうです。
スイスチャード
ビニールハウス
「極寒で雪の多い冬の北海道でも野菜が作れるのか?」と思いますよね。その秘密は、弟子屈町ならではの「温泉熱」なんです。

ハウスの中は、温泉で温めた不凍液を流すホースを張り巡らせていたり、温風を送る装置があったりと、温泉を使って温度管理をする工夫が施されています。※希望があれば、ハウスの中の見学もできるそうです。

「弟子屈の冬は他地域と比べ日照時間が長く、雪も少ない。そして温泉熱が利用できるのが特徴ですね。それでもすごく冷えるので、ハウスは二重構造の断熱を高めた特殊なものになっています」と、農業担当の伊藤さんに教えていただきました。
THINK'Aの野菜は「最終的に口に入れる時に安全でおいしい野菜。野菜自体も元気であること」を目指しているそうです。

「育てる植物として見た時に『必要なものを必要なときに与え、不要なら与えない』というのを意識して、日々向き合いながら作っています」と伊藤さん。

ちなみに、カフェの暖房にも温泉熱が使用されているそうです。ぬくぬくと居心地の良い店内にも一役買う温泉は偉大ですね!
レタス2種

全てお店で手作り!食材を活かす絶品ランチ

キッシュプレート

提供画像:THINK'A

前田さんにおすすめのランチメニューをうかがいました。「全部おすすめなんですよね…」と迷われている中で、厳選してもらったのが「ポロニさんの卵と季節野菜のキッシュプレート 1,600円(税込)」です。

サラダは全てとなりのハウスから収穫したものを使っています。江別市の契約農場の栗大豆から作った豆乳と、おからで作ったヴィーガンチーズ、標茶町の「ポロニ養鶏所」からの卵をたっぷりと使って焼き上げたキッシュ。
そして中標津町の「牧舎」からの天然酵母で作ったカンパーニュも添えられた、大満足の一皿になっています。

豆乳もヴィーガンチーズも全てお店で作っているという、素材一つ一つにもこだわりが感じられますね! 食材の味が活かされた、健康的で体もよろこぶ食事が楽しめます。季節や野菜の変わり目によって、メニューもどんどん変わっていくそうです。
 
また、一杯ずつ丁寧にいれるハンドドリップコーヒーもおすすめとのこと。コーヒー豆は、東京の「LEAVES COFFEE ROASTERS」からのスペシャルティコーヒーを使用しています。

「ここのコーヒーは、風味も香りもとても良くてお茶みたいに飲みやすいと思います。『コーヒーにはこんな一面があるんだ』と、お客様にも知ってもらいたいです」と、前田さん。
ハンドドリップコーヒー

提供画像:THINK'A

おいしかったら購入もできる!

THINK'Aマルシェ
食材一つ一つに情熱を感じるTHINK'Aでは、食事で提供されている野菜を買うことができるんです。全ての食材ではありませんが、カフェメニューで使用している米や大豆、葉物野菜を店頭で購入できます。

オンラインショップでは現在、白米・玄米と大豆のみの販売です。野菜の収穫シーズンになれば、道内の契約農家からの野菜もラインアップに加わっていきますよ!

自然のパワー「温泉熱」で特別に育てられている野菜を目で見て、その場で実際に味わってみる。食材に向き合う特別な体験ができるカフェに、ぜひ足を運んでみては?
 
THINK'A(シンカ)
住所:川上郡弟子屈町弟子屈原野465−2
営業時間:午前11時〜午後6時(フードは午前11時30分〜午後3時ラストオーダー)
定休日:月曜・火曜
公式HP:https://thinka.life/
Instagram:@thinka.life

(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗にお問い合わせください。)

食材の本質を考えるきっかけを作る

THINK'A外観
弟子屈の町から少し外れた場所にそびえる、D型ハウスと2棟のビニールハウス。一見どこかの農家かと思われますが、こちらが今回の主役「THINK'A」です。D型ハウスに一歩踏み入れると、都会的で開放感のあるおしゃれな空間が広がっています。
店内 ロゴ
「THINK'Aは『think』だけじゃなく『真価・進化・新化・深化』と、いろんな意味が込められています。あたりまえだと思っていたがゆえに、見えてなかった本質的なものを探って表現していきたいです」と、店長の前田さんから店舗名の由来を教えていただきました。

ここのお店の特徴は、なんと言っても新鮮でおいしい野菜をいただけるところ。サラダの葉物野菜は全て、建物のとなりに立つビニールハウスで栽培されたものなんです。その他の食材も全て北海道産にこだわっているのだとか。
店内キッチン
「食事するだけの飲食店ではなく、ここで野菜も育てています。私たちが提供している食事から『命(食材)をいただく』ということを考えてもらいたいです。野菜の食べ方や素材本来の味など、お客様にいろいろと感じていただけたらうれしいですね」と、前田さん。

野菜が主役になるように、なるべく素材の味を損なわないレシピで、野菜の姿がわかるよう盛り付けを意識しているそうです。見た目もカラフルで美しい食事は、写真映えも間違いなし!
 

温泉を使って安心・安全・おいしい野菜作り

スイスチャード
お店のとなりにある2棟のビニールハウスでは、約20〜30種類の野菜を通年で栽培しています。現在は、レタスやハーブなどの葉物類と、春夏に向けてズッキーニやミニトマト、いちごなどの果菜類を育てているそうです。
ビニールハウス
「極寒で雪の多い冬の北海道でも野菜が作れるのか?」と思いますよね。その秘密は、弟子屈町ならではの「温泉熱」なんです。

ハウスの中は、温泉で温めた不凍液を流すホースを張り巡らせていたり、温風を送る装置があったりと、温泉を使って温度管理をする工夫が施されています。※希望があれば、ハウスの中の見学もできるそうです。

「弟子屈の冬は他地域と比べ日照時間が長く、雪も少ない。そして温泉熱が利用できるのが特徴ですね。それでもすごく冷えるので、ハウスは二重構造の断熱を高めた特殊なものになっています」と、農業担当の伊藤さんに教えていただきました。
レタス2種
THINK'Aの野菜は「最終的に口に入れる時に安全でおいしい野菜。野菜自体も元気であること」を目指しているそうです。

「育てる植物として見た時に『必要なものを必要なときに与え、不要なら与えない』というのを意識して、日々向き合いながら作っています」と伊藤さん。

ちなみに、カフェの暖房にも温泉熱が使用されているそうです。ぬくぬくと居心地の良い店内にも一役買う温泉は偉大ですね!

全てお店で手作り!食材を活かす絶品ランチ

キッシュプレート

提供画像:THINK'A

前田さんにおすすめのランチメニューをうかがいました。「全部おすすめなんですよね…」と迷われている中で、厳選してもらったのが「ポロニさんの卵と季節野菜のキッシュプレート 1,600円(税込)」です。

サラダは全てとなりのハウスから収穫したものを使っています。江別市の契約農場の栗大豆から作った豆乳と、おからで作ったヴィーガンチーズ、標茶町の「ポロニ養鶏所」からの卵をたっぷりと使って焼き上げたキッシュ。
そして中標津町の「牧舎」からの天然酵母で作ったカンパーニュも添えられた、大満足の一皿になっています。

豆乳もヴィーガンチーズも全てお店で作っているという、素材一つ一つにもこだわりが感じられますね! 食材の味が活かされた、健康的で体もよろこぶ食事が楽しめます。季節や野菜の変わり目によって、メニューもどんどん変わっていくそうです。
 
ハンドドリップコーヒー

提供画像:THINK'A

また、一杯ずつ丁寧にいれるハンドドリップコーヒーもおすすめとのこと。コーヒー豆は、東京の「LEAVES COFFEE ROASTERS」からのスペシャルティコーヒーを使用しています。

「ここのコーヒーは、風味も香りもとても良くてお茶みたいに飲みやすいと思います。『コーヒーにはこんな一面があるんだ』と、お客様にも知ってもらいたいです」と、前田さん。

おいしかったら購入もできる!

THINK'Aマルシェ
食材一つ一つに情熱を感じるTHINK'Aでは、食事で提供されている野菜を買うことができるんです。全ての食材ではありませんが、カフェメニューで使用している米や大豆、葉物野菜を店頭で購入できます。

オンラインショップでは現在、白米・玄米と大豆のみの販売です。野菜の収穫シーズンになれば、道内の契約農家からの野菜もラインアップに加わっていきますよ!

自然のパワー「温泉熱」で特別に育てられている野菜を目で見て、その場で実際に味わってみる。食材に向き合う特別な体験ができるカフェに、ぜひ足を運んでみては?
 
THINK'A(シンカ)
住所:川上郡弟子屈町弟子屈原野465−2
営業時間:午前11時〜午後6時(フードは午前11時30分〜午後3時ラストオーダー)
定休日:月曜・火曜
公式HP:https://thinka.life/
Instagram:@thinka.life

(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗にお問い合わせください。)

鎌田絵里奈

知床在住ライター

北海道とカフェとアウトドアが大好きな、知床在住の道産子バリスタライター。
おしゃれなカフェ、美しい自然や景色の写真を撮るのが趣味。バリスタとしてコーヒーを淹れる傍ら、北海道を駆け回り全身で体感して、道内に限らず国内外の人たちへ、大好きな北海道の魅力を発信していきます!

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